自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

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ハーレムの男たち ネタバレ 先読み 原作166話 あらすじ サーナット卿を信じたいラティル

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166話 ラティルがサーナット卿の手のひらを切った目的は?

◇戸惑う人たち◇

サーナット卿は、固唾を飲みました。

当惑した様子でしたが、

表面上は落ち着いているようでした。

彼は、少し痛いと答えました。

彼の返事を、

ラティルは信じられないのか、

本当に痛いのかと尋ねました。

聖騎士たちは、訳が分からず

何の反応もできませんでした。

百花も戸惑い、

ラティルとサーナット卿を

交互に観察し続けました。

仲の良い2人が

こんな風にしているのを

変だと思いました。

サーナット卿は、

もう一度、痛いと答えました。

 

ラティルは、匂いについて

尋ねました。

彼は、血の匂いがすると

答えました。

 

ラティルは、にっこり笑って

彼の手を離すと、

今度は手首をつかんで、

自分の方へ引き寄せました。

サーナット卿は素直に付いて来て、

ラティルの横に立ちました。

彼女は、手首をぎゅっと握りしめ、

他の人に聞こえないように小さな声で

10分間に1度、

自分に傷を見せるようにと

サーナット卿に指示しました。

◇捕まえて欲しい◇

その時刻、

突然、ドミスの顔をした女と

対抗者かもしれないサディの登場。

長年の友達との再会で

忙しくなったギルゴールは、

本来の目的である

爆破専門の魔法使いを探すために

警察部の官吏を訪ねました。

 

初めは、

捜査を主導できる人に

会おうとしましたが、

ちょうど目に入ったのが

警察部の捜査官でした。

酒場に入って、

酔えない酒を

いじくり回しながら座っていると、

数多くの声の中から、

警察部の官吏云々という話が

聞こえてきました。

ギルゴールは、そちらを向くと

賢そうな印象の人が何人か集まって

警察部の話をしていました。

 

彼らは捜査の話をしていて、

激しい爆破事件や、

以前の馬車事件の話は

していませんでしたが、

ギルゴールは

そちらに歩いて行きました。

 

見たことのない

華麗な美男子が現われると、

捜査官たちはギルゴールを眺めながら

「どなたですか?」と尋ねました。

彼は答える代わりに

警察部かと、優しく尋ねました。

捜査官たちは、

互いに見つめ合いながら、

頷いて笑いました。

ギルゴールは、

 

良かった。

ちゃんとやって来たね。

 

と言ったので、

捜査官たちが怪しんでいると、

彼は横に手を伸ばして、

にっこり笑うと、

食べ物を持って通りかかった人を

力一杯押しました。

その人は驚いて、

他の人のテーブルの方へ倒れ

尻もちをつきました。

皿がひっくり返り、

中に入っていた食べ物は

めちゃくちゃになり

四方に散らばりました。

 

転んだ人は、怒って

ギルゴールのことを

頭がおかしいと叫びました。

捜査官たちと周りの人たちも、

ギルゴールを狂っていると思い

彼を見つめました。

 

彼らの視線を浴びる中、

ギルゴールはにっこり笑い、

手を上げながら

 

捕まえてくれますか?

 

と尋ねました。

◇捜査日誌◇

扉が開くと、

白髪のハンサムな男が

入ってきました。

手を縛られているところを見ると

捕まえられたようだけれど、

何が楽しいのか、

鼻歌を口ずさんでいました。

その後を

非番の捜査官たちが付いてきたので

勤務中の捜査官は

ギルゴールをチラチラ見ながら

誰なのかと尋ねました。

一番後ろから入って来た捜査官は

口の形で、

頭のおかしい奴だと答えました。

 

勤務中の捜査官は訳が分からず、

ギルゴールと、

しわくちゃの表情をした捜査官たちを

交互に見ました。

その間、ギルゴールを捕まえて

警察部に連れて来た捜査官は

ため息をつきながら、

ギルゴールの手に結んだ

ロープを解き始め

椅子に座って、

名前と住んでいる所と

身分証明書番号を書くように

指示しました。

そして、

警察部を見学したいという理由で、

再び、こんなことをしないようにと

小言を言いました。

 

捜査官がロープを解いている間、

ギルゴールはニコニコ笑いながら

おとなしく立っていました。

そして、ついにロープが解け、

捜査官はもう一度、

このようないたずらは

止めるように注意し、

訓戒放免する人の身元を書く紙を

顎で示すと、

ギルゴールは笑いながら、

自分は是非ここに入って見たかったと

言いました。

 

呆れた捜査官は、

それなら、ただ訪問するだけでもと

思わず呟きましたが、

ずっと笑っていたギルゴールと

目が合うと、

彼が急に目つきを変え、

その雰囲気がとても怖くなりました。

急に顔つきが冷たくなり、

目をそらすことさえできないくらいの

視線に制圧され、

見えない無形の力に、

全身、押さえつけられるような

感じがしました。

さらに驚くべきことに、

ギルゴールと目を合わせていない

捜査官たちは、

皆元気そうに見える点でした。

ギルゴールの変化に気づいたのは、

彼と目が合った捜査官だけでした。

 

ギルゴールは、捜査官に

あそこで2人で話しましょうかと

目配せをしました。

捜査官は首を振り、

ギルゴールが身体を回して

前に歩いていく間に

同僚たちに助けを求め、

他の所へ逃げようとしました。

ただの頭のおかしい人ではないことを

知らせ、

もう少し調査をしようと

言わなければなりませんでした。

 

けれども、先ほど向き合った時の

一瞬の恐怖感に圧されて

彼はギルゴールに

付いて行ってしまいました。

 

人通りの少ない所まで

歩いてきたギルゴールは

ようやく立ち止まり、

捜査官の方を振り向くと、

闇オークション場での

爆破事件に関する捜査日誌は

どこにあるのかと尋ねました。

 

どうしてそれをと、尋ねる捜査官に

ギルゴールは、

必要だからと淡々と答えると、

持って来いと命令しました。

◇真実◇

ラティルは10分間に1度、

サーナット卿の手のひらを

広げました。

時には、5分に1回広げたり

一度、手を握らせてから

広げたりもしました。

侍従長は、

一体ラティルが何をしているのか

理解できない顔をしていましたが

彼女は、それなりに真剣でした。

 

サーナット卿とカルレインは

大神官の治療を拒否し、

非常に早くケガが治りました。

そんな中、

湖畔に埋めたお守りは

誰かが、全て掘り起こしてしまい、

湖から怪物が現れ、

湖の中へ逃げました。

突然の怪物の出現に、

ハーレム内部は

恐怖に包まれていました。

 

大神官がいるのに、

ハーレムの中に怪物が入って来たのも

不思議でしたが、

闇と手を握った人々は、

そのお守りに

触れることもできないので、

宮廷内に

黒魔術師と手を組んだ人がいるのは

確実でした。

ラティルが、

サーナット卿の手のひらを切ったのも

そのためでした。

 

ラティルは、

すでに、サーナット卿に対して。

「もしかして?、まさか」と

思ったことがありましたが、

乗り越えてきました。

彼は、自分が追い出された時に、

他の人たちと違って

信じてくれたからでした。

しかし、このような状況では

必ず確認しなければなりませんでした。

ラティルが

サーナット卿の手のひらを確認すると

彼はため息をつきました。

 

どうして、

こんなことをされるのか分かりません。

 

サーナット卿を信じたいからです。

サーナット卿は、

確実に私の味方であることを

願っているからです。

 

私は、いつも陛下の味方です。

 

私も、

サーナット卿が味方であることを

願っています。

 

サーナット卿の瞳が揺れました。

ラティルは彼の視線を避けて歩いて行き

時計を確認すると

午後3時になっていました。

最初の計画通り、

1日中、確認したわけではないけれど

少なくとも10回以上傷を確認しましたが

サーナット卿の手の状態は

普通の人と変わりませんでした。

ラティルは、

最後の確認をすることにしました。

 

侍従長を送り出し、

ラティルとサーナット卿と

2人でいる時、

彼女は、最大限感情を抑えて、

 

これから大神官の所へ行き、

サーナット卿の傷を

治療してもらうつもりです。

困るなら、今話してください。

大神官の前で怪しい姿を見せれば

聖騎士たちも知ることになるから。

 

と告げました。

 

サーナット卿の瞳が揺れました。

ラティルは、再び時計を振り返り、

サーナット卿を見つめました。

彼女自身、

サーナット卿がおかしいと分かっても

何をどうするか

見当がつきませんでした。

 

サーナット卿が

黒魔術師と関係のある人なら

彼は人間なのだろうか?

ラティルの敵なのか?

湖畔のお守りを掘り出したのは

サーナット卿だろうか?

サーナット卿が人間でなかったら

どうしよう。

サーナット卿は危険な時に

自分を守ってくれた。

そんなサーナット卿を

突き放すことができるだろうか?

突き放さなかったら?

黒魔術師と

手を握ったかもしれない人を

追い出さなければ、

どうすればいいのか。

必ず突き放さなければならないのか。

 

サーナット卿は、

無表情な顔をしている

ラティルの瞳が

震えていることに気づきました。

ラティルが以前のように

怒るだけで、

この問題を済ませないことにも

気づいていました。

サーナット卿は心の中で葛藤しました。

 

真実を話したらどうなるだろうか。

ラティルはまだ、

真実を受け入れる準備が

できていませんでした。

カルレインは、

覚醒しないロードは

いなかったと言っていたけれど、

サーナット卿は、

ラティルが覚醒せずに

平和に過ごす可能性もあると

思っていました。

しかし、真実を話せば

ラティルは

衝撃を受けることになります。

レアンの懸念が正しいということに

驚くだろうし、

プライドが傷つき、

いつも誇りに満ちて

堂々としている彼女が

初めて揺れるだろうと思いました。

 

運命を受け入れて

ロードとして生きようとしたり

運命を認めるものの

拒否することもできるけれど、

それまでの間に

大きな衝撃を受けるはず。

けれども、真実を話さなければ

いつか、ラティルが真実を知った時に

自分にがっかりするだろう。

彼女は、騙されていたことで

裏切られたと感じるかもしれない。

 

サーナット卿が黙っていたので

ラティルは彼を呼びました。

しばらく床を見下ろしていた

サーナット卿は、ようやく口を開き、

自分は、

ラティルが疑うような人ではない。

彼女に害を及ぼし、

彼女の脅威となり、

彼女を危険にさせる人ではないと

答えました。

 

その返答に、ラティルは

人間であることは正しいのかと

尋ねました。

サーナット卿は、ゆっくりと

しかし、はっきりと首を振りました。

ラティルは足の力が抜けて

椅子に座り込みました。

彼女は椅子のひじ掛けを

ぎゅっと握り、

ぼんやりとサーナット卿を見ました。

彼は、

 

死にかけたことがあります。

その時、通りかかった吸血鬼が

私を救うために

一度噛んだことがあります。

それが全てです。

しかし、その時も今も

私は陛下のサーナット卿です。

 

と早口で語ると、

ラティルの前に歩み寄り

腰を下げました。

 

ラティルは依然として

ひじ掛けを握っていましたが、

彼を追い出したり

悲鳴を上げたり、殴ったりは

しませんでした。

ただ、静かで重い衝撃を受けた目で

彼を見つめるだけでした。

 

ラティルは、静かそうな頭の中で

一体、何を考えているのか。

サーナット卿は、

彼女が何の反応も見せないのが怖くて

腰を下げたまま、

ラティルと視線を合わせ、

自分は彼女の敵ではないと囁きました。

 

ラティルは、返事の代わりに

サーナット卿の手のひらを見ました。

傷は跡形もなく消えていました。

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とうとうサーナット卿は

自分が吸血鬼であることを

ラティルに打ち明けました。

とても勇気のいることだったと

思います。

サーナット卿にとって、

一番の恐怖は

ラティルに突き放され、

彼女と離れてしまうことだと

思います。

本当のことを言えば、

ラティルに

嫌われるかもしれないけれど、

彼女自身がロードであると

知った時の衝撃を

少しでも軽くするために

先に自分の真実を打ち明けたのは

彼女への深い愛情ゆえだと思います。

自分は陛下の味方だと

必死でラティルに訴える姿が

切ないです。

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