2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧
久しぶりに聖騎士会議が開かれることになりました。 ◇聖騎士団の会議◇ 2年に一度開かれる三世紀会議は まだ開催する時期が 来ていませんでしたが、 怪物の襲撃が目立って増えて来たため 再び大規模な聖騎士会議が 開かれることになりました。 しかし、今回…
735話 ギルゴールはレアンに、執拗にザイオールの行方を聞いています。 ◇相変わらず話が通じない◇ レアンは、一時揺れた心を 素早く落ち着かせました。 彼は以前、 一方的ではあったけれど きちんとギルゴールと 話をしたことがありました。 とにかく、ギル…
734話 ザイオールが捕まってしまいました。 ◇捜査官の言い分◇ 警察部本部は 副首都に位置していましたが、 東宮の3階全体に 本部と同じくらい大きな 東部支部があるので、 ラティルは、そのまま東宮3階へ 歩いて行きました。 ラティルは歩きながら、 なぜ…
733話 自分に話したいことがあるのではないかとラティルはギルゴールに尋ねましたが・・・ ◇怖がらないで◇ ギルゴールはラティルに 自分を信じているかと尋ねました、 ラティルは、訳もなく エビの殻をいじっていましたが 手を止めると、 急に何を言っている…
732話 ゲスターはランブリーに何をしているのかと尋ねました。 ◇罠の上のランブリー◇ グリフィンも 何をしているのか。 無事なのに、なぜ約束を守らず 自分たちを心配させたのかと 抗議すると、ランブリーは わざと、そうしたわけではないと 反論し、息を切…
100話 エルナとビョルンはハイネ公爵家の別荘に来ています。 ハイネ公爵家の子供たちと 遊んであげていたエルナが おもちゃを持ったまま うとうとしているのを見た ゴシップ好きな人々は、 劇場で恥をかいてから、 いくらか時間が経ったとはいえ、 あれだけ…
731話 黒林は逃げた男を捕まえました。 ◇尋問◇ タッシールが黒林であることは カルレインも知っていたので、 ラティルとタッシールと カルレインの3人は、 犯人に会うために一緒に移動しました。 宮殿の外に出ると、 タッシールは近くの家に案内しました。 …
99話 ベッドから抜け出したエルナは、応接室にいるようですが・・・ ビョルンは静かに扉を開けると、 彼の贈り物で満たされた エルナの世界が現れました。 博覧会で買い集めた物を 無造作に並べただけなので かなり見苦しく、フィツ夫人は、 直ちにインテリ…
730話 クリーミーはランブリーが帰って来ないとラティルに訴えました。 ◇ランブリーの行方◇ ラティルは、 ランブリーが帰って来ないなんて、 どういうことなのかと尋ねました。 クリーミーは、 今日はランブリーが レアンを追跡する日だったけれど 交代時間…
729話 タッシールは、怪物たちが、まるで城壁の中に入りたがっているようだと言いました。 ◇戦いの最中に?◇ タッシールが呟いている間、 ティトゥは城壁を登ろうとする 怪物たちの頭に、 小さな滝のような水を撃ちました。 水に当たった怪物たちは、 悲鳴す…
728話 タリウムの首都に怪物が現れました。 ◇レアンが向かった先◇ 城壁へ行くべき人は皆、 そちらへ向かったので、 宮殿の中を歩き回る人は ほとんどいませんでした。 レアンは誰にも会うことなく、 死者の宮殿まで歩いて行きました。 小さな家が 小さな村の…
727話 ラティルはヘウンにアイニの餌になって欲しいと頼みました。 ◇ラティルの提案◇ トゥーラとヘウンは 同時に目を大きく見開き、 信じられない話を 聞いたという表情をしました。 ラティルはきょとんとして ヘウンを見続けました。 アイニを・・・ なぜ・…
726話 レアンはカルレインに「失せろ」と言われました。 ◇ラナムンも同じ◇ レアンは、 「失せろ」と言われた衝撃が かなり大きかったのか、 氷のように固まってしまいました。 カルレインは、 一片の感情も交じらない視線で レアンを見下ろしました。 これを…
725話 ヘウンに何が起こったのでしょうか? ◇体ができた!◇ 本当にヘウンに変化が見えたので ラティルの目が、 だんだん丸くなって行きました。 ヘウンの頭の下に 木のようなものが すくすく育っていきました。 扉がパッと開き、 アナッチャも近づいて来まし…
98話 ウォルター・ハルディへのビョルンの対処法は? レチェンの王子妃の父親であり 王子の義父でもある ウォルター・ハルディは 義理の息子である ビョルン・ドナイスタの 所有する銀行で、 丁寧だけれど断固とした態度で 融資を断られると、 信じられない…
724話 対怪物小部隊の指導者を決める模擬戦の結果を聞いてラティルは驚きました。 ◇1位はラポレオ◇ ラティルが目を大きく見開いて 紙を見下ろすだけなので、 侍従長は、どうしたのかと尋ねると そっとラティルに近づき、 彼女の肩の後ろから 紙を一緒に見下…
97話 エルナとビョルンはシュベリンに戻って来ました。 うとうとしていたエルナは、 ノックの音に驚いて目を覚まし、 その拍子に落とした筆が 机の下に転がり落ちました。 よりによって 赤い染料が付いていたので、 エルナは慌てて返事をしながら、 布の切れ…
723話 皇女の部屋がラティルの部屋の隣に移動することになりました。 ◇祖父母の喜び◇ アトラクシー公爵は、 軽い足取りで書斎に入りながら 皇帝が孫娘の寝室を 自分の寝室の横に移したそうだと 叫びました。 親しい家門の夫人たちに送る 招待状を書いていた …
722話 カルドンが泣きながら、ラティルの所へやって来ました。 ◇血の匂い◇ 自分の主人のように 高慢な侍従が泣いているので、 ラティルは心臓がドキドキしました。 彼女はカルドンに なぜ泣いているのか。 どこかラナムンの具合が悪いのかと 尋ねました。 執…
721話 レアンはアナッチャの住居へ行くことにしました。 ◇隠れるラティル◇ ラティルが現れると、 トゥーラは反射的に後ろを見ました。 幸い、昨日のように、妹の夫たちが たくさん付いて来てはいませんでした。 今日は味方を連れて来なかったようだと トゥー…
720話 カリセンのスパイがいることに気づいたクラインは、ラティルに知らせようとしましたがアクシアンに、本当に知らせるのかと聞かれました。 ◇狙いは皇子◇ クラインは、 彼がスパイであることを 本当に皇帝に知らせると答えると おかしな話を聞いたように…
719話 タッシールは先帝の遺言について、トゥーラを問い詰めました。 ◇体を取り戻すのが先◇ 覚えていても忘れそうだ! カッとなって叫んだトゥーラは ラティルを見ながら、 みんなを座らせるか、黙らせろ! と叫びました。 皆、座るようにという ラティルの…
718話 ラティルはゲスターに父親の魂を呼び出して欲しいと頼みました。 ◇どなたですか?◇ 外が暗くなると、 ラティルはティーカップを置いて 立ち上がりました。 さあ、行きましょう。 とラティルが声をかけると ゲスターとメラディム、 ギルゴール、サーナ…
96話 エルナからプレゼントを貰ったので、ビョルンは、今度は仲良くなる番だと思いました。 エルナは再び気分が悪くなり 目をギュッと閉じました。 数字を10まで数えると、 ようやく胃が落ち着きました。 普段なら、 とっくに散歩に出かけている 時間だけれ…
717話 対怪物部隊への志願を取り消すのは嫌なのかと、ラティルはレアンに尋ねました。 ◇何もするな◇ レアンは少し間を置きました。 まるで、困った話を持ち出すかどうか 迷っているように見えました。 ラティルはレアンに 話すようにと促すと、レアンは ラテ…
95話 服を全て脱いだエルナは首にリボンだけを結んでビョルンの前に座りました。 ビョルンは、 急いで妻を横にしました。 空を見回していたエルナの瞳は、 再びビョルンの顔の上で止まりました。 深夜、ベッドの上でも恥ずかしくて 縮こまっている女性が、 …
716話 ラティルは、レアンを自由にしていいのか悩んでいます。 ◇温かい目◇ シェイト元皇后が 部屋で侍女たちと話をしていると 近衛兵から、 レアン皇子が来たと告げられ、 元皇后はビクッとしました。 侍女たちは、お喋りを止めて 互いに目配せしました。 近…
715話 アニャとレアンが出くわした時の様子を、グリフィンが見ていました。 ◇戦力増強◇ アニャが泊まっている家に ラティルが到着した時、 彼女は家の中にいませんでした。 ラティルは扉の前にしゃがんで、 アニャが戻ってくるのを待ちました。 幸いにも、 …
714話 レアンから贈り物が届き、ゲスターはどうすべきか悩んでいます。 ◇タッシールの提案◇ もちろん、レアンも、 変な目で見られるかも しれませんでした。 レアンの支持者たちは 彼が寛大だと思うだろうけれど、 逆に、レアンが側室に 自分をよく見せよう…
713話 ラナムンとゲスターがぶつかったことで、侍従たちが言い争いをしています。 ◇後ろ暗ければ・・◇ ラティルは母親とお茶を飲んだ後、 執務室へ戻る途中、 ラナムンとゲスターが 喧嘩をしていると報告を受けました。 ラティルは、 その正確な状況について…