自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 711話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 本当にラティルを心配しているラナムン

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711話 レアンが別宮へ来ると聞いて、大臣たちは驚きました。

◇疑いが解ける◇

聞いたところによれば、

皇子様は

来ることを拒否されたと・・・

 

そのように大臣の一人が言うと

ラティルは、

レアンは夜中に意見を変えた。

元々、人の気持ちは、

よく変わるものではないか。

慎重に考えた結果だろうと

返事をしました。

 

ラティルは、レアンが

考えを変えたことについて、

彼の支持者たちを

嘲弄しないように務めました。

落ち着かなかった大臣たちの表情が

ラティルが口を開く前より

落ち着きました。

レアンが来ることを

拒否したという知らせに、

もしかして?と疑っていたのが、

すっかり解けたようでした。

◇迎えに行け◇

会議が終わった後。

大臣たちが出て行き、侍従長まで去ると

ラティルとサーナット卿の二人だけが

残りました。

ラティルは、

わざとゆっくり体を回して、

自分の斜め後ろにいるサーナット卿を

見つめました。

彼は、ラティルと目が合うと、

 

どうしましたか?

 

と不思議そうに尋ねました。

ラティルと喧嘩する前と

少しも変わらない態度でした。

 

ラティルは、

レアンが宮殿に来ることになったからと

堂々と皮肉を言いましたが、

サーナット卿は、きょとんとして、

ラティルに向き合うだけでした。

 

サーナット卿が

 

はい、聞きました。

 

と返事をすると、ラティルは、

サーナット卿は

レアンと一番親しい友達だから

気分が格別なのではないかと思って

見ていたと皮肉を言うと、

会議中にチェックしておいたノートを

手に取りました。

 

サーナット卿は、

にやりと笑いながら

いつもと変わらないと返事をしました。

 

ラティルは彼を一度睨みつけた後、

執務室の外へ歩いて行き、

彼が付いて来ようとした時に

さっと振り向くと、

レアンを連れてくる人が

必要だけれど、

友達であるサーナット卿が行くのが

とてもいいと思うと指示しました。

サーナット卿は、

返事をしませんでした。

ラティルは、

 

いってらっしゃい。

裏切らないでくださいよ。

 

と言って、ニコニコ笑いながら

前を向くと、

後頭部からサーナット卿の視線が

強く感じられました。

もしかしたら、彼が心の中で

悪口を言うかもしれないと思い、

ラティルは、わざと軽やかに

歩いて行きました。

 

それから、ラティルは

まっすぐハーレムへ行き、

ゲスターが作ってくれた

専用の遊び場で遊んでいる

グリフィンとレッサーパンダ

両方を呼びました。

 

何事ですか!

 

グリフィンはラティルが来ると

興奮して飛んで来て、

すべり台の上に座りました。

ラティルは、グリフィンに

レアンの顔を知っているよねと

尋ねました。

グリフィンは、

知っている。ロードに関して

自分が知らないことはないと

叫びました。

一方、レッサーパンダたちは、

自分たちは知らないと戸惑いました。

 

ラティルは、

今日、サーナット卿が

迎えに行く人がレアンだ。

今日の夕方から、

宮殿の別宮で過ごすことになる。

グリフィンとレッサーパンダたちは

サーナット卿に付いて行き、

レアンの顔を見た後、3人で順番に

隙間なく彼を監視するようにと

指示しました。

 

サーナット卿と一緒に行くのかと

聞かれたラティルは、

こっそり付いて行って、

サーナット卿とレアンが

どんな話をしているのか、

聞いて来るようにと指示しました。

 

レッサーパンダ2匹は

顔を見合わせた後、頷きました。

そして、クリーミー

大きな目を輝かせながら、

ラティルはサーナット卿と

喧嘩したのかと尋ねました。

 

彼女は「いいえ」と嘘をつくと

もこもこした

レッサーパンダ2匹の頭を

むやみやたらと撫でました。

 

ロード!私は?

 

とグリフィンが抗議しました。

◇再会◇

完全に憎まれたようだ。

 

サーナット卿は、

レアンが過ごしている邸宅へ

歩いて行くと、

苦々しく笑いました。

憎まれていても、

そばにいられるというのは

良いことなのか悪いことなのかと

考えながら、

邸宅の玄関の扉を開けて中へ入ると

サーナット卿の顔を知っている

使用人の一人が、

彼が直接来たことに感激し、

部屋の中へ駆け込みながら、

サーナット卿が来てくれたと

叫びました。

 

サーナット卿は、

さらに奥に入る代わりに

玄関の扉の近くに立って、

レアンが出て来るのを待ちました。

やがて、右側にある扉が開き、

すぐにレアンが出てきました。

自らスーツケースを持っている

レアンは、少しやつれてはいるものの

依然として美しい顔をしていました。

 

君が来てくれたんだ。

 

レアンはサーナット卿を見ると、

微笑みながら、

彼の元へゆっくり歩いて行き、

そのまま抱きしめました。

 

この様子を密かに見守っていた

グリフィンは、嘴を大きく開けて、

レッサーパンダたちに

あれが見えるかと羽ばたきました。

サーナット卿は、

気をつけの姿勢で立ったまま、

びくともしませんでした。

レアンは木片を抱えたも同然でした。

 

レアンは、

相変わらずだと言って

サーナット卿を放した後、

しばらく考えてから、

サーナット卿がここへ来た理由は

ラティルに、とても信頼されているか

憎まれているかの

どちらかではないかと尋ねました。

その質問に

サーナット卿の眉が蠢きました。

レアンはその表情を見て

ため息をつくと、

憎まれた方かと指摘しました。

 

サーナット卿は今回も

返事をしませんでした。

二人は敵だった時代より

友達として過ごした時代の方が

倍も長かったので、サーナット卿は

レアンには最初から

巻き込まれない方が良いと思いました。

 

レアンは、

準備が終わったと告げると、

サーナット卿の返事を待つ代わりに

手に持ったカバンを持ち上げて

笑いました。

 

レアンは、

これからはサーナット卿と

同じ屋根の下で過ごすけれど

時々、会うことができるかと

尋ねました。

しかし、サーナット卿は

その質問に返事をせず、

 

行きましょう。

 

とだけ言いました。

サーナット卿の冷たい返事にも

レアンは、

寂しそうな素振りも見せずに

笑いました。

レアンは、

 

そうですね。

 

と返事をすると、馬車に乗り込み、

使用人たちは馬車の後ろに

荷物を積み込みました。

 

一緒に乗らずに行くの?

 

とレアンは窓越しに尋ねましたが、

サーナット卿は

御者席に乗り込みました。

レアンは笑って窓を閉めました。

レッサーパンダ二匹とグリフィンは

そのすべての様子を、

少しも逃すことなく

目に焼き付けました。

◇振り回されるな◇

ラティルは、レアンが到着する前に

グリフィンの最初の報告を先に聞くと

さしあたり、特に何もないようだと

呟きました。

 

グリフィンは、

あの騎士が疑わしいのか。

それなら、

騎士をさせてはいけない。

自分がロードの

新しい騎士になったらどうかと

浮かれた声で尋ねました。

 

ラティルは、

疑っているわけではないと、

グリフィンのライオンの尻尾を

クルクル手に巻きながら答えました。

そして、

ただ確認してみたかっただけ。

危険な相手を、近くに引き入れたので

徹底的に備えなければならないと

説明しました。

 

グリフィンは、

ラティルの膝にうつぶせになったまま

しっぽをゆらゆらと動かしました。

ラティルと二人きりで

平和に過ごしているのが

気持ち良さそうでした。

ラティルは、グリフィンの毛を

ふんだんに撫でながら、

レアンと会ったら、

何と言えばいいのかと

悩んでいるところへ、

彼の来訪を告げる声が聞こえました。

 

ラティルはグリフィンを

膝から降ろしました。

グリフィンは姿を消して、

ラティルの隣に座ると、

尻尾でクッションを軽く叩きました。

ロードの人間の兄が

ロードに無礼を働くなら、

自分が乗り出して

グリフィンの勇猛さを

見せるつもりでした。

 

ラティルはレアンの入室を許可すると

グリフィンの尻尾を

クッションから離し、

音がするから、

そんなことはしないでと頼みました。

 

グリフィンが

尻尾を動かすのを止めると同時に

扉が開き、レアンが入って来ました。

ラティルは

ソファーから立ち上がりましたが、

レアンを迎えに

扉の方へ歩いて行きませんでした。

久しぶりの兄弟の再会は

ぎこちないものでした。

 

一方、レアンは、

昨日もラティルに会ったように

 

お元気ですか?

 

と、自然に挨拶しながら

近づいて来ました。

ラティルは、

2つのソファの間のテーブルを

指差しながら、

 

境界線です。

ここを越えてはダメだ。

 

と警告しました。

 

昔は、こういうことを、

やらなかったと思ったのにと

レアンは、ぼやきましたが、

ラティルは、

ここに線を引くことに

感謝した方がいいと言うと、

歯ぎしりしながら

レアンを睨みつけました。

しかし、あっという間に

目尻を下げました。 

許すと言って呼んだくせに

怒ってしまったら、

馬鹿みたいだと思ったからでした。

 

レアンは、

相変わらずラティルは

怒る時に笑うと指摘すると、

彼女は、

仲の良い兄妹のふりをするなと

言いたいところだけれど、

自分たちは兄妹だから

仲良くしなければならないと

言いました。

 

レアンは、

ラティルが自分を許して

呼んだのではないことを

知っているので、

怒りたければ怒ればいいと言うと、

ラティルは鼻で笑って

レアンを睨みつけました。

 

彼は、リラックスしているように

見えました。

前に体調が悪いというので、

大神官を送ってやったけれど

その効果があったのだろうかと

思いました。

 

レアンは、

自分の姪が生まれたようだけれど

会いたいと頼みました。

ラティルは、

レアンと似ているところがないので

会わなくてもいいと返事をしました。

 

レアンは、

ラティルに似ていればいいと

言いましたが、ラティルは

自分にも似ていないと言いました。

 

それならば、なおさら会いたいと

レアンは頼みましたが、ラティルは、

 

会わせない!

 

と、きっぱり話しているうちに、

グリフィンに蹴られたので、

あっと思い、

まだ、それほど許したわけではない。

少し、許しただけだから、

ほんの少しだけと付け加えました。

レアンは、大丈夫そうな様子で

頷きました。

 

ラティルは頬杖をついて、

冷ややかにレアンを見つめました。

そんな中でも、レアンは

ラティルを優しく見つめているので、

彼女は、もっとイライラしました。

 

ラティルは、

母親にも会えないだろう。

レアンは最後に母親も裏切ったからと

言いましたが、レアンは、

挨拶に行ってみる。

彼女が拒否すれば会えないし、

そうでなければ会えるだろうからと

返事をしました。

 

ラティルは、レアンの行動から

目を離しませんでした。

彼は落ち着いて座っていました。

ラティルは、

わざとお茶を出さなかったのに、

彼は居心地が悪そうに

見えませんでした。

 

もう行ってくれ。

私は忙しいから。

 

結局、耐えきれなくなった

ラティルが、

先に追放令を下しました。

レアンは、すぐに立ち上がり、

扉まで歩いて行きました。

しかし、いざ扉の前に立ったレアンは

すぐに出て行かず、

扉の取っ手に手を当てたまま

躊躇っていました。

 

なぜ、出て行かないのかと

ラティルは眉を顰めながら、

尋ねました。

レアンは、

サーナット卿を迎えに来させたことに

感謝しました。

ラティルは、レアンの言葉に

後頭部を一発殴られた気分に

なりました。

 

レアンは微妙に笑うと

扉を閉めました。

ラティルは閉じた扉を睨みつけると、

クッションを持ち上げて

投げつけました。

バタンという音がして扉が揺れると、

毛繕いをしていたグリフィンが

翼を下ろして、

どうしたのかと尋ねました。

 

ラティルは、

自分がサーナット卿と

喧嘩したことを知って、

わざと、からかってから帰ったと

不平を漏らしました。

グリフィンは驚きました。

ラティルは、

ゆっくりと息を整えました。

 

振り回されてはダメ。

振り回されないようにしなくては。

許すふりをしないといけない。

許すふりをしておいて、

こんなことをしたら、レアンは

すぐに変だと思うだろう。

もう気づいたようだけれど・・・

 

その時、再び扉を叩く音がしました。

ラティルは息巻きながら

扉の方へ歩いて行き、

バタンと扉を開けながら、

 

どうして、また!

 

と叫ぶと、

 

ウェーン

 

と赤ちゃんが号泣で返事をしました。

ラナムンが

赤ちゃんを抱いて立っていて、

珍しく慌てた表情で、ラティルに、

大丈夫かと尋ねました。

 

ラティルは、

ラナムンだとは思わなかったと言って

後ろに下がると、

彼は扉を閉めて入って来ました。

 

ラナムンは、

別の方向へレアン皇子が行くのを見た。

幸いにも、行き先が違っていたので

会わずに済んだ。

来るという話は聞いていたけれど、

こんなに、すぐ来るとは

思わなかったと話しながら、

ずっと赤ちゃんをあやしていました。

しかし、赤ちゃんは

簡単に泣き止みませんでした。

 

ラティルは、

すぐに来てしまったと、返事をすると、

皇女がずっと泣いているけれど、

どうすればいいのかと尋ねました。

ラナムンは、

大丈夫、 すぐに泣き止むと答えて

赤ちゃんを軽く叩くと、

傷だらけの彼の手の甲が

より明らかになりました。

ラティルは眉をひそめて、

ラナムンの手の甲と

赤ちゃんを交互に見ました。

 

ラナムンは、それを意識したのか、

もしかしたら皇女は、皇帝のような

強い人になるかもしれない。

まだ、幼いのに

こんなに強大な力があるからと

珍しく、笑みまで浮かべて

言いましたが、ラティルは、

表情を緩めるのが困難でした。

 

ラティルは、

皇女が自分のように強くなれば、

自分の命が

さらに危険になるのではないかと

思いながら、

他の人々には、

このようなことをしていないのかと

尋ねました。

ラナムンは、

幸いにも、まだ他の人々は

影響を受けていないと答えました。

 

ラティルが手を差し出すと、

ラナムンは赤ちゃんを

ラティルに渡しました。

 

ラナムンは、

ラティルの髪の毛の飛び出た部分を

そっと手で押さえながら、

皇子が来ると聞いて

皇帝のことが心配になった。

来てみてよかったと思うと呟きました。

 

ラティルは、ラナムンが

自分のために来たのではなく、

ただ皇女を、

人々に見せるために来たと

思いました。

しかし、そんなそぶりは見せず、

皇女の背中を軽く叩きました。

そうしているうちに

ラナムンに視線を向けると、

彼が揺れる瞳で

ラティルを見つめていました。

まるで、ラティルが面と向かって、

意地悪なことを言ったような

顔をしていました。

 

ラナムンが何も言わないので、

ラティルは戸惑いながら、

彼を呼ぶと、ラナムンは

いつもの冷たい表情に戻りました。

ラティルはラナムンに

どうしたのかと尋ねました。

彼が黙っているので、ラティルは

もう一度、ラナムンを呼ぶと、

彼は、本当に、皇帝のことが心配で

来たのだと告げました。

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ラティルと愛を交わしたくせに、

礼服を燃やしてしまった

サーナット卿。

彼のラティルへの愛を失わせ、

ランスター伯爵と共存していた

ゲスター。

自分のことが好きだと言いながら

正式な側室になるのを断ったクライン。

もしかして、タッシールは

自分のことが好きなのかもしれないと

思ったけれど、やはり違った。

 

そのようなことが

立て続けに起こったせいで、

今のラティルは

人の愛を信じられない状態に

陥っているのかもしれません。

その上、自分を裏切ったレアンが

仲の良かった頃のように

自分と接したことで、

ラティルの人間不信が最高潮に達し、

ラナムンの言葉を

素直に受け止められなかったのかも

しれません。

ラティルの傷が癒されて、

素直に愛情を受け入れられるように

なればいいのにと思いますが、

そうなるためには、

ラティル自身も、

惜しみなく愛情を注ぐ必要があると

思います。

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