自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 742話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 疑われた大神官

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742話 ラナムンと大神官は、レアンの側近がウロウロしているのを発見しました。

◇説得◇

レアン皇子の腹心は

下半身を茂みの中に隠し、

上半身は木の間に隠して、

本宮の、とある窓を眺めていました。

ラナムンとザイシンも、

一緒にその窓を見ましたが、

日差しが窓に当たって

中がよく見えませんでしたが、

誰かがその中にいて、

ソファーに座っているようでした。

 

それが誰なのかは

分かりにくかったものの、彼らと

親交が深い人ではなさそうでした。

二人の側室たちは

再びレアンの腹心に視線を移しました。

 

レアン皇子の腹心は、どうしてあの人を

あんなに怪しげに見ているのだろうか?

 

そう考えたザイシンは

腹心を指差した後、

拳で叩きつけるふりをしました。

ラナムンは首を横に振って、

そうするなと止めました。

しばらくの間、腹心は身を隠しながら、

部屋の中の人を見つめ、

ラナムンとザイシンは

隠れながら腹心を見つめました。

 

約5分ぐらい経った頃、

腹心が懐から丸い玉のようなものを

取り出しました。

それが何なのか、

ザイシンとラナムンが相談してみる前に

腹心は玉を力いっぱい投げました。

 

玉は腹心が見つめていた部屋から

2部屋ほど離れた窓の下に

ぶつかって割れました。

思いがけず、玉が割れると、

そこから「ドーン」という音とともに

煙が出てきました。

ラナムンは反射的に鼻を覆いました。

ザイシンは、

再び腹心に駆けつけようとしましたが

ラナムンは彼の服をつかんで

止めました。 

 

まもなく人々が

どっとそちらに駆け寄って来ました。

ラナムンは、腹心が

煙が届く付近に立っているのを見て

手を離しました。

煙は有毒なものではなさそうでした。

 

ザイシンは小さな声で、

腹心は何をしているのだろうかと

尋ねました。

腹心は、自分も大きな音を聞いて

駆けつけて来たような態度を

取りました。

その時、腹心は

駆け寄って来る人の中の誰かを見て、

すぐにそちらに近づいて

腕をつかみました。

煙が出ている方へ近づいて来た貴族は

一瞬、驚いた表情をしました。

その貴族は、皇帝に謁見を申請した

先帝の秘密の部下である

シウォラン伯爵でした。

 

彼は、応接室で皇帝が来るのを

いらいらしながら待っていたところ

外から、けたたましい音がし、

窓の隙間から煙が入って来たため、

驚いて外へ出て来たのでした。

そこへ、突然

レアン皇子の腹心が近づいて来たので

シウォラン伯爵はびっくりしました。

 

彼は、腹心にどうしたのかと尋ねると

腹心は目で人気の少ない方向を差し

少し話がしたいと言いました。

シウォラン伯爵は、

急いでいなければ後でしようと

返事をしました。

しかし、腹心が急ぎの話だと言うので、

シウォラン伯爵は時間を確認した後、

腹心と共に、人々から離れた所へ

歩いて行きました。

 

シウォラン伯爵は、

先程の音と煙は腹心の仕業なのかと

不快な声で尋ねました。

腹心は、

伯爵を直接外に出て来させるためには

仕方がなかった。

煙も有毒ではなく、

ただ音が出ただけなので

心配しないようにと

落ち着いて答えましたが、

伯爵は依然として不快でした。

 

伯爵は、

なぜ自分を呼んだのかと尋ねました。

しかし、腹心は、

皇帝にどのような話をするのかと

逆に質問しました。

伯爵は、

どんな話をするかは、

まだ決めていない。

自分は話したいのではなく、

皇帝から話が聞きたくて来たと

答えました。

 

腹心は、

皇帝が真実を語るか嘘を語るか

分からないし、あるいは、

伯爵を害するかもしれないと警告すると

伯爵は、分からないから

話をしてみようとしている。

先帝は国を賭けて

冒険をすることができなかったので

選択をしなければならなかったからと

返事をしました。

それから伯爵は沈鬱な表情で

先帝が最も憂慮していた時期は過ぎた。

ラトラシル皇帝は英雄になり、

国民を救っている。

そろそろ、自分たちが

間違っているかもしれないと

考える時ではないかと言いました。

 

腹心は、

それでも一つ一つ

話していかなければならない。

自分たちも

皇帝がどのような反応をするかに

備えなければならない。

このように、いきなり一人で

皇帝を訪ねたら当惑すると

説得しました。

 

伯爵は、

もう皇帝は、レアン皇子を

許したのではないかと言うと

腹心は、

軟禁状態は解消したけれど、

依然としてレアン皇子に注目し

監視している。

先帝の秘密の部下たちが

レアン皇子を

後押ししようとしたということだけでも

皇子は再び、皇帝から

憎まれるかもしれないと言いました。

 

腹心の心配そうな表情を見ると、

伯爵は沈鬱になりました。

いつも礼儀正しく

穏やかな皇子を思い浮かべると、

彼もやはり心苦しくなりました。

 

伯爵は、 腹心の意見に同意し、

翌日、改めて皇帝と話すと

返事をすると、腹心は、

念のため、明後日にして欲しいと

頼みました。

 

伯爵は、

明後日で了承すると、腹心は

皇帝に話をするかどうかについても、

もう少し考えて欲しいと言って

手を差し出しました。

 

伯爵は、分かったと返事をし、

腹心の手を握って二、三回振った後

謁見申請を先送りするという申請を

再びするために本宮に戻りました。

 

腹心と伯爵が

それぞれ違う方向へ遠ざかると、

茂みの下にしゃがんでいたラナムンは

ザイシンに、

皇帝の所へ行って、

見たことをそのまま伝えよう。

自分は伯爵を追いかけてみると

言いました。

 

しかし、ラナムンが数歩歩いたところで

ザイシンはラナムンの足を掴みました。

ラナムンが鋭い目で見下ろすと、

ザイシンは素早く首を横に振り

自分が伯爵の後を追うので、

ラナムンは皇帝の所へ行って欲しいと

頼みました。

ザイシンは、皇女とぬいぐるみの件で

皇帝に会うのが

恥ずかしかったからでした。

 

ラナムンは舌打ちをして

回廊に入りました。

ザイシンは安堵して、

伯爵が行った方向へ歩いて行きました。

◇嬉しい知らせ◇

ラナムンが来た時、ラティルは

クラインが

バラバラになったぬいぐるみを発見し

大声を上げる姿を

想像していたところでした。

 

ラティルは自信のない声で

上手に治せば目立たないかもと

サーナット卿に尋ねると、

彼はにっこり笑って

そんなはずがないと答えました。

 

ラティルは精気のない目で

ハエを追い払うように

サーナット卿を

追い出そうとしましたが、

彼は少し離れて立つだけで、

外に出ませんでした。

 

その時、

ラナムンが扉を開けて入って来て、

自分とザイシンが見たことを

知らせました。

 

謁見申請した伯爵が

父親の秘密の部下であることを

聞いたラティルは、

すぐに応接室に行こうとして

立ち上がりましたが、

伯爵は、

謁見の申し込みを先延ばしにして

帰った。

念のため、大神官が付いて行ったと

ラナムンは説明しました。

 

浮かれたラティルは

その場で足を踏み鳴らし、

机の上の鐘を押し続けました。

あまりにも多く押し続けたので

秘書3人が同時に入って来ました。

 

ラティルは、シウォラン伯爵が

自分に謁見の申し込みをした後、

取り下げて帰ってしまったけれど、

彼を連れ戻すように。

次回は、自分が忙しくて会えないので、

今すぐ来るように伝えてと

指示しました。

 

秘書たちが出て行くと、

ラティルは嬉しそうに笑って

椅子に再び座りました。

 

クラインの

可哀そうな「陛下2」のことは

頭の中から飛んで行きました。

癇癪を起こすのは

どうしようもできないけれど

事がうまく行けば、

父親の部下が誰なのかも分かるし

彼らに、レアンではなく、

自分を支持させることもできると

思いました。

◇捕まったザイシン◇

ラティルの落ち着きがなくなったので

サーナット卿は

食べ物を持って来るために

部屋の外へ出ました。

ところが、彼が扉を閉めるや否や

再び扉が開き、

ラナムンが現れました。

二人の男は扉の前に立ち止まり、

互いに相手を嫌悪感のこもった目で

見ました。

サーナット卿は何も言わずに

彼に背を向けました。

ところが、

ラナムンが同じ方向に歩いたので、

2人は一歩歩いて、

また止まらなければ

なりませんでした。

サーナット卿とラナムンは

さらに嫌悪感のこもった目で

見つめ合いました。

 

書類を持って行き来していた

秘書と官吏たちは、

大きな二人の男がそびえ立って

睨み合っているのを見ると

彼らを避けるために遠回りました。

 

二人は、

同じ方向にもう一歩踏み出して、

またぶつかりそうになると、

サーナット卿は我慢できなくなり

何の真似かと尋ねました。

ラナムンは、

それは自分が言いたいことだと

眉をひそめて答えました。

サーナット卿は

自分に付いて来るのかと

尋ねると、ラナムンは呆れながら

すぐに否認し、自分は

皇帝のお茶を取りに行くところだと

答えました。

偶然にも、 目的地が同じだと分かると

サーナット卿は

さらに気分が沈みました。

 

サーナット卿は、

お茶は自分が取りに行くので

ラナムンは中にいるようにと

つっけんどんに言って

彼に背を向けました。

 

ラナムンは

文句を言おうとしましたが、

しばらく考えてみた後、

それも良さそうだと思い

部屋の中に入りました。

 

ラティルは、ラナムンに近づきながら

事がうまくいきそうではないかと

尋ねると、

彼は言おうとした言葉を

全て忘れて頷きました。

 

ラティルは、

ラナムンの髪の毛が揺れる姿を

笑いながら見つめていましたが、

後になって、彼の告白を思い出し、

そのまま固まってしまいました。

 

ラティルが真顔で

体をすくめると、

ラナムンは一度短く咳払いをし、

その後、ラティルの手を

そっと握りました。

 

ラナムンは、

ラティルが先帝の魂に会ったという話を

聞いて心配した。

事がうまくいって本当に良かったと

低い声で呟いている間、

ラティルは彼の手をいじりながら

柔らかい肌を

爪の先で押さえつけました。

ラナムンは皇帝の耳元が

赤いのを見ると、

思わず唇を噛みました。

 

なぜ、皇帝に話す言葉を

熱心に準備してきても、

実際に皇帝と向き合うと

すっかり忘れてしまうのかが

不思議でした。

恋愛も才能の一つなら、

ラナムンは、

自分には才能が確実にないと

思いました。

ラティルが心の中で

ラナムンは顔を武器にする詐欺師だと

思っているなんて

知る由もありませんでした。

 

部屋の中に入って来た

サーナット卿は、2人の間の

くすぐったい雰囲気に気づき、

すぐに気分が悪くなりました。

 

サーナット卿は

1人分だけ持ってきた茶とおやつを

ラティルに差し出しました。

彼女が、

サーナット卿とラナムンの分は

ないのかと尋ねると、サーナット卿は

自分はお腹がいっぱいだ。

ラナムンは・・・

と答えている途中で、ラナムンは

自分はお腹が空いていると

答えました。

しかしサーナット卿はラナムンに

帰ってから食べてと言いました。

 

ラティルはきまり悪そうに

茶を受取り、

知らんぷりして茶碗を持ち上げ、

湯気をフーフー吹きながら

茶に集中するふりをしました。

 

そして、ラティルが

熱いお茶を一口飲んだ時、

秘書が緊迫した表情で

やって来ました。

ラティルは報告を聞く前から

何か尋常でないことが起きたことに

気づきました。

 

ラティルは

どうしたのかと尋ねると、秘書は、

伯爵が毒殺されたそうだと

答えました。

ラティルは、

思わず茶碗を落としました。

熱い茶が飛び散り、

ラティルが後ろに下がるのと

ほぼ同時に、

サーナット卿は身を屈めて

茶碗の欠片が、

ラティルに飛び散るのを防ぎました。

秘書は、サーナット卿の

脅威的な反射速度に驚きました。

あれくらいにならないと

最年少の近衛騎士団長には

なれないのだと思いました。

 

ラティルは

「毒殺?」と聞き返しました

そして、一気に低くなった声で

犯人について尋ねました。

 

秘書は、さらに重苦しい表情で、

まだ分からない。

しかし、外部の人の中で

伯爵と最後に会ったのが

大神官なので、捜査官たちが

大神官を連れて行ったと

報告しました。

 

ラティルは、

なぜ伯爵に最後に会ったのが

ザイシンなのか。

誰が、そんなことを言ったのかと

尋ねました。

 

秘書は、

伯爵と大神官が

家の前で話をしていたらしく

目撃者が多い。

大神官が帰った途端、

伯爵は発作を起こして倒れたそうだと

報告しました。

 

ラティルは東宮へ走るように

歩いて行きました。

ラナムンとサーナット卿は

ラティルの両脇で

スピードを合わせて歩きました。

 

ラナムンは

レアン皇子の腹心がやったことだと

深刻な表情で主張し、

もともと大神官が皇帝の所へ来て、

自分が伯爵の所へ

向かおうとしたけれど、

土壇場で交替した。

だから大神官の仕業ではないと

説明しました。

ラティルは

自分も分かっている。

あれだけ生真面目なザイシンが

絶対に、

そんなことをするわけがないと

主張しました。

 

ラティルは、

レアンの笑い声が

耳元に響くような気がして

歯ぎしりしました。

これはレアンが仕組んだ罠ではなく

彼の腹心は、

本来、自分たちを裏切ろうとした

伯爵の命を奪おうとしただけで

大神官とラナムンが

彼らを目撃したのは偶然。

よりによって彼らが仕組んだ

恐ろしい暗殺事件に

タイミング悪くザイシンが

巻き込まれたのでした。

 

ラティル自ら、警察部の扉を開けて

中に入ると、

扉の近くの席にいた捜査官が

すぐに駆けつけ、

大神官のいる所へ

案内してくれました。

 

ラティルは隅にある鉄格子の部屋を

見つけました。

ザイシンは

敬虔に目を閉じていましたが

ラティルが彼を呼ぶや否や

泣きべそをかいて走って来て

自分ではない、信じてくれますかと

訴えると、

鉄格子が折れそうになるくらい

強く握りしめました。

実際、

キーッと音を立てて鉄が曲がると

近くにいた捜査官が驚いて

近づいて来て、大神官に

何度も壊してはいけないと

注意しました。

 

ラティルはザイシンとだけ

話がしたいと要求すると、捜査官は

ほとんど、うつぶせの姿勢で

原則に反するのでできないと断り

謝罪しました。

 

ラティルは心の中で

悪態をつきました。

皇命で言い張れば

どうにかなるだろうけれど、

そんなことをすれば

父親の他の部下たちは、この件を、

本当にラティルの仕業だと

思うはずでした。

 

ラティルは権力を振るう代わりに、

ザイシンを振り返り、

とりあえずおとなしくてしていて

器物は破損しないようにと

言おうとしました。

その時、ラティルは、

ザイシンの手の下に

白いものが少し出ていることを

発見しました。

 

ラティルはザイシンに近づき

おとなしくしているようにと

言って彼の手を握ると、

ザイシンは握っていた紙を

ラティルの手の中に移しました。

 

ラティルはザイシンを慰めた後、

外に出るや否やトイレに駆けつけ、

メモを広げてみました。

それを呼んだラティルは

ザイシンの名前を呼びました。

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サーナット卿は

ラティルの側室になることを

断ったのだから、

ラティルとラナムンが

良い雰囲気になったからといって

気分を悪くする権利はないと

思います。

 

牢屋の鉄格子を曲げることが

できるほど、力のあるザイシン。

その気になれば、

逃げることもできたのに、

そんなことをすれば

自分の潔白を証明するどころか

犯罪者の烙印を押されてしまうので

素直に牢屋に入り、

ラティルが牢屋の外へ

出してくれることを

待っていたのだと思います。

大きな身体で泣きべそをかく

大神官が可愛く思えました。

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