自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 743話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 大神官を救うためにできること

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743話 大神官は殺人容疑で警察に捕まってしまいました。

◇ザイシンを救う方法◇

ザイシンから渡された紙には、

彼の図体とは違う、

小さくて細かい字で

伯爵から聞いた話が

書かれていました。

 

ザイシンが

急いで伯爵に付いて行って

伯爵の話を聞き、彼を説得した後、

この小さなメモに

蟻ほどの字で書いたのかと思うと、

ラティルはそわそわしました。

 

ラティルが外へ出ると、

サーナット卿とラナムンが

すぐに近づいて来ました。

しかし、捜査官が

廊下を行き来しているので、

二人にメモの話はしませんでした。

 

ラティルは、

彼らを連れて執務室に戻りました。

執務室の扉を閉めて、3人だけになると

サーナット卿は

ザイシンから、何を貰ったのかと

尋ねました。

ラティルは、

伯爵と交わした話の内容が

書かれた紙だと答えました。

サーナット卿は、

役に立つ情報なのかと尋ねました。

ラティルは、

自分には役に立つ情報だけれど、

ザイシンの濡れ衣を晴らすのに

役立つ情報ではないと答えると

腕を組んで眉を顰めました。

 

すると、ラナムンは

自分が証言すると言い出しました。

ラティルは腕を緩め、

ラナムンを見ながら、

何を証言するのかと尋ねました。

ラナムンは、

レアンの腹心のことまで含めて

ありのままを証言すると答えました。

 

ラティルは首を横に振りました。

ラナムンが証言してくれるのは

ありがたいけれど、

今は彼が出るタイミングでは

ありませんでした。

 

ラティルは、

今、ラナムンが証言すれば、

レアンと自分が競う構図に

なってしまうし、

自分は権力者なので、

レアンと自分がぶつかると、

自分がレアンを苦しめる格好に

なってしまうと説明しました。

それに、アイニを釣るために

わざとレアンを許すふりをして

連れて来たのに、ここで対立したら

我慢して来た甲斐がありませんでした。

しかし、この計画について

知っているのは、

タッシールとゲスターだけだったので

このことは言い出せませんでした。

その代わりにラティルは、

ザイシンを

自然に牢屋から出す方法を探すため、

ロードの仲間たちを呼んで

知恵を絞りました。

 

ギルゴールは、

誰かが煙を出す魔法物品を

投げたけれど、

人々は、それを知らずに

集まって騒いでいたという、

ザイオールが話してくれたことを

教えてくれました。

 

ラティルは、ぱっと立ち上がって

「それだ!」と叫びました。

ギルゴールは「それって?」

と聞き返しましたが、

このことについては

それほど関心がないのか、

片手で顎を突き、

あちこちの側室たちを見物する姿は、

喧嘩をしたくてやきもきした

吸血鬼のようでした。

 

ラティルは長々と説明する代わりに、

レアンの側近は、魔法物品を

回収できなかったはずだから、

彼が回収しに来る前に、

グリフィンが行って

探してくるようにと指示しました。

 

グリフィンは、

どんな形をしているのかと

尋ねました。

ラティルは、

芝生の間にあって

芝生のように見えるものだと

答えると、ラティルは

ラナムンを見て

「そうでしょう?」と確認しました。

 

ラナムンは、

ザイオールより先に

その話ができなかったことを

後悔しながら、

ボールのような形をしていて、

それを壁に投げつけて割ったので、

割れた玉のような形だと思う。

ガラスの破片のように

なったかもしれないと答えました。

 

それから、ラナムンは

ギルゴールとラティルを

交互に見ました。

幸いというべきか、ラティルは、

イデアを出したのが

ザイオールだという理由で、

ギルゴールに

好感を持っていない様子でした。

 

グリフィンは、ライオンの尻尾を

勇ましく振り回しながら

飛び上がり、

探してみると叫びました。

 

ラティルはグリフィンに近づき、

鳥がすべきことを

一つ一つ教えました。

グリフィンは、こちらの方が

レアンを追いかけるより

楽しいと思っているのか、

しきりに羽をばたつかせました。

 

ラティルが、よく言い聞かせると

グリフィンは、分かったと答えて

扉の方へ走って行きました。

 

ラティルは

グリフィンが出て行くのを見ると、

自分も会議を終えて

外に走って行きました。

グリフィンとは別に

しなければならないことがあり、

これは誰にも

任せられないことでした。

◇恨みを晴らす◇

ラティルが指示を出したのは

グリフィンでしたが、

事件が起きた芝生に現れたのは

ランブリーでした。

ランブリーはレアンの腹心に

恨みがあったので、

わざとグリフィンに

役割を変えようと提案したのでした。

 

ランブリーは元気いっぱいに

ガラスの破片を探し回りました。

どれほど集中していたのか、

ランブリーは、

ゲスターがくれることになっていた

クリームパンさえ

食べに行きませんでした。

 

ところが、熱心に歩き回っていると

レアンの腹心が、

こっそり姿を現しました。 

腹心は、あたりを見回しながら

慎重に奥へ入ってくると、

腰を曲げて芝生を見回しました。

回収できなかった魔法物品を片付けて

完全に証拠を隠滅しようと

しているようでした。

ランブリーは目を細めて、

腹心を見つめました。

 

自分が投げたからなのか、

しばらくして腹心は

ガラスの破片を見つけ出しました。

「良かった」と 腹心は呟きながら、

破片を拾うために、

さらに腰を屈めたその瞬間、

彼は自分の背後で、黒い影が

大きく伸びるのを見ました。

不思議に思った腹心が

後ろを振り向くと、

そこには、裸の大男がいました。

腹心が「誰だ?」と聞く前に、

男の拳が

腹心の背中を叩きつけました。

腹心がひっくり返っても、

男は続けて腹心を蹴りました。

 

あえて、人間が

この体を騙すなんてと、

蹴る度に、男は、

聞き取れない言葉を

繰り返しました。

腹心は意識を失ってしまいました。

 

腹心が気絶すると、

大男の体が小さくなり、

あっという間に可愛らしい

レッサーパンダの姿に変わりました。 

ランブリーは鼻で笑うと、

腹心を横に転がしておき、

誰かが通り過ぎる時、

人間も聞こえるような声で

「これは何だ!」と叫んで姿を隠すと

まもなく宮廷人が多数現れました。

 

人が倒れている!

 

手に何を持っていますか?

 

これを取ろうとして

倒れたんですか?

 

と宮廷人たちは騒ぎ立て、

一部の人は

警備兵を呼びに行きました。

 

しばらくして警備兵が駆けつけ、

警備兵はレアンの腹心を

医務室に連れて行きました。

レアンの腹心が

持って行こうとしたガラス片も

別の容器に入れて

持って行きました。

◇あの男の仕業?◇

目を覚ましたレアンの腹心は

全身がズキズキしました。

彼は頭を抱えながら、

自分を攻撃してきた裸の男を

思い出しました。

とてもハンサムな顔でしたが、

初めて見る顔でした。

 

それから、腹心は

魔法物品の欠片を

回収できなかったことを思い出し

ベッドからよろめきながら

立ち上がると、

扉まで歩いていきました。

 

誰なのか分からない

狂った人間にも

腹が立ちましたが、

重要なのは魔法物品の欠片を

回収することでした。

 

ところが、扉を開けるや否や、

腹心は、警察部の捜査官を

発見しました。

腹心を見ると、捜査官は

「やっと目を覚ました」と

待っていたかのように話し、

捜査を受けられないほどでは

ないですよねと医師に確認しました。

そこまでではないと医師が答えると、

捜査官は腹心を見ながら

シウォラン伯爵の件で

少し話があると言いました。

腹心は背筋がぞっとしました。

 

腹心は、

どういうことなのかと

理由を尋ねると、捜査官は

腹心とシウォラン伯爵が

話しているのを見たという

人々が現れたと答えました。

 

腹心は、

あまり驚いた様子を見せないよう

努めて微笑みながら、

シウォラン伯爵と話をしたのが

何かいけなかったのかと尋ねると

捜査官は、

それは自分と話をすれば

分かるだろうと言うと、

廊下に出る扉を開けました。

 

腹心は、乾いた唾を飲み込むと

自分をいきなり攻撃して来た男を

思い浮かべました。

もしかして彼が何かしたのかと

考えました。

◇罠だ!◇

捜査官は、東宮3階の捜査室に

レアンの腹心を連れて行くと、

シウォラン伯爵の件を

捜査しているうちに、伯爵が

謁見申請をして応接室にいた時、

近くで騒ぎが起きたことを知った。

その時、人々が音がした方へ駆けつけ

伯爵もそちらに出たそうだ。

その時、腹心と伯爵が

話をしているのを見たという

宮廷人が多いと説明しました。

 

腹心は無理に笑いながら、

そんなに大勢の人たちがいる所で

伯爵と話をしたことに

問題があるのかと尋ねました。

 

捜査官は、腹心が、

特に現場から何かを

持って行こうとまでしたので、

はっきりさせた方がいいと

気が進まなそうに言うと、

ノートを 1 枚めくりました。

 

腹心は、捜査官の机の上に

自分が持って行こうとした

ガラスの破片が、

透明な袋に入れられて

置かれているのを発見しました。

 

腹心の視線に気づいた捜査官は

あれが何だから、

持って行こうとしたのかと

尋ねました。

腹心は乾いた唾を飲み込みました。

まだ捜査官は、

あれが魔法物品だということを

知らないようでした。

あれが何なのかさえ

分からなければ、

彼にも、まだ逃げ道がありました。

 

腹心は、ガラスの破片から目を離すと

騒ぎが起きた時、

驚いて落としてしまった。

自分のものだから、

ただ探しに来ただけ。

こっそり探しに行ったわけではなく

ただ取りに戻っただけだと答えて

平然と笑いました。

 

それから、彼は

誰が自分を殴ったのかと尋ねました。

捜査官は、

誰かに殴られたのかと尋ねると、

腹心は、

自分の物を持って行こうとしたら

ある男が現れ、

自分が気絶するまで殴った。

もしかして、その人が

伯爵殺害と関連のある

犯人ではないだろうかと言いました。

 

その言葉に捜査官は

とても気になる表情をしました。

腹心がギクッとすると、

仕切りの向こうの席から、

つまり、騒動を起こした

あの魔法物品は、

あなたのものだということですねと

優しい声が聞こえて来ました。

 

腹心はさっと横を見ました。

キャスター付きの椅子を

後ろに下げながら、

隣の席に座る男が姿を現しました。

皇帝の側室のタッシールでした。

 

魔法、物品、だなんて・・

 

と、腹心は平然と

話そうとしましたが、

声が途切れ途切れになりました。

すでに捜査官は腹心を

容疑者のように見ていました。

 

タッシールは、

物品の持ち主が

一番よく知っているのではないかと

にやりと笑いながら答えると、

腹心はひっくり返りました。

 

彼は自分を蹴った男は

皇帝の側の人間か

タッシールの部下だろうと

確信しました。

そうでなければ、こんなことが

次々と続くはずが

ありませんでした。

 

とにかく少し前、腹心は

あの品物が自分のものだと

言ってしまいました。

その言葉を

取り消すことはできないので、

あの物品が、魔法物品であることを

否認しなければなりませんでした。

 

腹心は、

なぜあれが魔法物品だと言うのかと

言い返しました。

白魔術師協会には

レアンの支持者が多かったので

あれが魔法物品ではないと

彼らが証言さえしてくれればと

希望を抱きました。

しかし、タッシールは

狐のような微笑を浮かべて、

あれが魔法物品という検証は

すでに受けている。

魔術師二人が

間違って検証したけれど、

三人がきちんと検証したので

心配はないと付け加えました。

その言葉に、

腹心は青くなりました。

レアンの部下の魔術師二人が

偽証を試みたけれど失敗し、

それだけでなく、

そのことでラトラシル皇帝は

レアンを支持する魔術師二人が

誰なのかも知ったからでした。

 

一体、自分は、どのくらい長い間

気絶していたのか。

腹心は、血が

どんどん抜けていくような気がし、

頭がくらくらしました。

レアンに

被害を与えることになったという

考えに狂いそうでした。

 

その時、他の捜査官が

あの魔法物品が爆発する音を聞いて

集まった目撃者たちを集めて

連れて来ました。

腹心はその中に

ラナムンがいるのを発見しました。

冷たい表情で入ってくるラナムンは

嘘をついても、皆が真実だと思うほど

信頼度が高い印象でした。

腹心の心臓が、

張り裂けそうになるくらい

ドキドキしました。

彼は、心の中で

 

やはり罠だ、 全部罠だ、

レアンさん!

 

と叫びました。

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レアンの腹心が投げたものが

魔法物品であると、

ザイオールが主張しても、

彼はラティルの側にいるので

彼の言葉は

信じてもらえない可能性がある。

だから、側近が気絶している間に

白魔術師協会に行って、

それが魔法物品であるかどうか

確認させた。

協会の中にレアンの手先がいることは

承知済みなので、

彼らをあぶり出すために

多くの白魔術師に、

それが魔法物品かどうかを確認させた。

レアンに忠誠を誓っている人は

平気で嘘をついたでしょうけれど

そうでない人は、

ギルゴールの狼藉を思い出しながら

嘘をつけば、何をされるか

分からないという恐怖に怯えて

本当のことを言ったのでは

ないかと思います。

 

そして、

レアンの側近も認めるほど

信頼度の高いラナムンを

最初に登場させず、

ある程度、側近の容疑が固まってから

登場させたのも、

良い考えだと思います。

レアンの側近は

罠だと思っているようですが

ラティルと側室たちの連携プレイの

成果だと思います。

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