問題な王子様-ネタバレ ノベル 70話~80話
80話 エルナとビョルンは激しい夫婦喧嘩をしましたが・・・ 一番最後に、 休憩室に入ったリサは、 広々としたテーブルを囲んで 座っている使用人たちが、 「私も王子様!」と 次々言うのを聞いて、 情けなくなり、舌打ちしました。 彼らは賭博が好きなのか、…
79話 外出先から戻ったエルナは、ビョルンが待っていると聞かされました。 黙々と食事だけをするエルナを 見守っていたビョルンは、 どうして、こんなに静かなのかと 尋ねました。 目の前に置かれた皿だけに 集中していたエルナは、 少し疲れたからと ぎこち…
78話 エルナはビョルンと一緒に夕食を取ろうと思っていたのに、彼は出かけてしまいました。 眠りから覚めたビョルンは、 ベッドに仰向けになり じっと天井を見つめました。 時計を確認しなくても すでに午後になっている 予感がしました。 今日は、特に予定…
77話 肖像画を描いている途中で、エルナは具合が悪くなってしまいました。 お茶を一口飲んで、 乾いた喉を潤したパーベルは、 今後の作業計画について、 落ち着いて説明しました。 傾聴するビョルンの態度は 非の打ちどころのない品格を 備えていましたが、 …
76話 ビョルンは、なぜ自分が買ってあげたダイヤモンドのネックレスを付けないのかと尋ねました。 エルナは、 自分は、これが好き。 このドレスには、このネックレスが 似合いそうだからだと答えました。 しかし、ビョルンは 「そうかな?」と聞き返すと。 …
75話 エルナの主宰する昼食会の日がやって来ました。 今日、そのネックレスを 付けていたら本当によかったのに。 見たかったのに、 残念だと、 テーブルの端に座った 男爵夫人が言い出した言葉が 会話の流れを変えました。 来月初めに迫った博覧会の話に 熱…
74話 ビョルンは巷の無頼漢のようなことを考えていると言いましたが・・・ 柔らかな唇が離れると、 誰のものなのか分からない 熱くて湿った息が あふれ出ました。 ビョルンは、その瞬間にも 半分、服が開けた状態で 喘いでいる妻を 静かな視線で眺めました。…
73話 ビョルンの指示で、エルナと彼は、噴水が見える庭園の片隅で朝食を取っています。 この大公邸には、 本当にきれいなところが多いと エルナは感嘆しながら あたりを見回しました。 リンゴの花が満開の木の下に 並べられた食卓と、 その上を漂う光と影。 …
72話 ビョルンはエルナの買い物に付き合わず、本を読んでいましたが・・・ 本を読み終えても エルナは帰って来ませんでした。 ビョルンは、 そろそろ退屈になってきたので 席を立ちました。 遠く離れた所で待機していた 侍従たちも 素早く彼の後を追いました…
71話 フェリアで過ごす日々も終わりに近づいて来ました。 最後の訪問国である フェリアでの日程を終え ビョルンに与えられた 王子の責務は終わりました。 残りは半月の休暇と帰国だけでした。 しかし、もう1週間が過ぎたので、 正確には、休暇の残りは あと…
ノベル70話 マンガ58話 エルナは大聖堂のドームに閉じ込められ、ビョルンに助けられましたが・・・ その後、エルナは風邪で寝込み 3日目に、ようやく 起き上がることができました。 さらに一日後、ベッドを離れて 朝食の食卓に座ることも できるようになりま…