2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧
117話 何者かに襲撃されたクラインでしたが・・・ ◇陰謀◇ 襲撃者が現れ、 襲撃者を捕まえるや否や 誰かが拍手をするとは。 クラインは、音がする方を向くと マントを着て、 フードを目深にかぶり、 顔を隠している人物が立っていました。 誰が見ても怪しい姿…
116話 ロルド宰相の後ろで何か落ちる音がしました。 ◇引っ張られた◇ 床に男が倒れて、 ウンウン唸っていました。 幸い、ゲスターでは ありませんでしたが、 男は階段から落ちて 足に大きなケガをしていました。 ロルド宰相は、 人が落ちたと大声で叫んで、 …
115話 クラインの誕生パーティを開くことになったラティルでしたが・・・ ◇司書の怒り◇ 今度の皇帝陛下はひどいです。 ゲスターは長い廊下を歩いている間、 トゥーリは、 その横を元気に歩いていましたが、 ゲスターからの返事は ありませんでした。 彼は、…
114話 ロルド宰相とアトラクシー公爵が同じ日、同じ時刻にパーティを開くと聞いたラティルは・・・ ◇思いついた人◇ ラティルは考えるまでもなく 両方とも行かないと断言しました。 ラナムンを支持する立場の侍従長も 行かない方がいいと ラティルに同意しま…
113話 レアンの所へ行くと言ったラティルでしたが・・・ ◇兄に会いに行く◇ ラティルがレアンを どれだけ怒っているか、 レアンがどんなに話が上手か、 誰よりもよく知っている サーナット卿は ラティルのことを心配しましたが、 彼女は、 先に延ばすわけには…
112話 凄い力を出した自分にラティルは驚きました。 ◇女1人対大勢◇ ラティルは、 自分が強いことは分かっていましたが 人をボールのように、 こちらの道から反対側の壁まで 蹴り飛ばすくらい強いことに 本当にショックを受けました。 それで、 私は、こんな…
111話 サーナット卿が好きと言ったラティルでしたが・・・ ◇悩んでいる時は◇ 乳母が誤解しているようだったので ラティルは慌てて手を振り、 そういう意味で、 好きと言ったのではないと 弁明しました。 驚いたと言う乳母にラティルは、 どうして驚くの? 理…
110話 侍女たちに血の匂いがすると訴えるラティルでしたが・・・ ◇治療を受けない理由◇ 侍女たちは、首を軽く横に振って 何の匂いもしないと言いました。 ラティルは、応接間のあちこちを 鼻をくんくんさせながら 歩きました。 彼女には、こんなにはっきり …
109話 美しいラナムンの顔が台無しになってしまいました。 ◇宮医を断る理由◇ カルドンの話を聞いたラティルは 宮医に診てもらう必要性を訴えました。 カルドンも、それを勧めたものの ラナムンは、自分を診察した宮医が 自分の状態について 誰かに話すのを心…
108話 アトラクシー公爵に言われて、ゲスターは偽皇帝と仲良くしましたが・・・ ◇反対のための反対◇ 閣議中、村単位で死体が消え、 人々が行方不明になっていることを 調査する案件が提出された時、 アトラクシー公爵とロルド宰相の意見が 衝突しました。 ア…
107話 前にラティルが大神官にしたこととは何でしょうか? ◇大神官<サーナット卿◇ 前にしてくれたこと? ラティルは、 まだ、ぼーっとしていたので 反射的に尋ねましたが、 大神官が親指で押さえている 唇の形が崩れると、 彼女は眠気から覚めて、 上体を起…
106話 タッシールとカルレインはトゥーラの討伐へ出発しました。 ◇ゾンビだらけ◇ 私と陛下の間には 2人だけの とても可愛いニックネームがあります。 この頭の傷跡は、 陛下が私の髪をかきむしって できたものです。 なぜ、陛下がそんなことをしたのか。 そ…
105話 タッシールが考えていたのは大神官のヌードでした。 ◇タッシールの頭◇ タッシールは、 陛下、髪の毛です! と空中で手を振りながら叫ぶと ラティルは、すぐに髪を放し、 驚いたと言って、謝りました。 タッシールは、 ヒリヒリする頭皮を押さえました…
104話 ラナムンは冷たい声で何を言ったのでしょうか・・・ ◇誘惑しない◇ ラナムンは、 服はそこへ置いて行ってください。 ありがとうございます、陛下。 と言いました。 ラティルは、ラナムンが 自分を誘惑していると思ったので、 そのまま出て行って欲しい…
103話 ラティルの誕生日が近づいて来ました。 ◇夫婦のようなもの◇ もうすぐラティルの誕生日だと言う 侍従長に、彼女は、 もうすぐではないと返事をしました。 けれども、侍従長は、 誕生パーティは、 派手にやらないといけないので 準備期間を考えると もう…
102話 ラティルは大神官について、驚きの知らせを聞きました。 ◇そんな人ではない◇ ラティルは驚きましたが 大神官が人を殺したことを 信じませんでした。 初めて会った時に、 敵の首を折ったり 叩いたりすることで、 記憶を失わせようとするなど 暴力的な振…
101話 カルレインはドミスのことを愛している人と言いました。 ◇いつも愛している◇ 愛していたのではなく 愛しているんだ。 現在進行形。 余計な質問をしたと 考えていたラティルは、 余計なことを呟きました。 いっそ、黙っていた方が良かったのに どうして…
100話 ラティルが思いついたことは何なのでしょうか。 ◇指輪◇ 侍女のルイスは 以前から過度に アイニに忠誠を捧げていましたが ゾンビ事件の後、 他の侍女たちが不思議に思うほど それがもっと酷くなり、 アイニを崇拝するように 見ていました。 ルイスはア…
99話 ラティルはゲスターの所へ行くことにしました。 ◇失言◇ どうして、タッシールは あんな風に笑ったのか。 その後、タッシールは いつものように笑いながら、 ラティルに身体を寄せて、 このまま行ってもいいですか? と軽い調子で言いました。 しかし、…
98話 ゲスターが偽皇帝にくっ付いていたと、人々は悪口を言いました。 ◇口の悪い者たち◇ 偽皇帝が偽者であることを 一番最初に見抜いたのは ゲスターなのに、 側室たちの中で、 彼が一番悪口を言われていることに トゥーリは腹を立て ブツブツ文句を言いまし…
97話 ラティルと一緒にいる時に、カルレインはドミスの名前を呼びました。 ◇ゲスターの噂◇ ラティルは、側室の一人と 食事をするために ハーレムにやって来ましたが、 ゲスターはずっと 偽の陛下にくっ付いていたとか、 宰相は、偽の陛下が偽者だと 知ってい…
96話 ようやくラティルは、元の生活を取り戻しました。 ◇戻ってからの悩み◇ 夜遅く、ラティルは自分がいない間に 何が起こったかを点検している途中で ペンを下し、瞼を押さえました。 長い間、安らかに眠れなかったせいか 急に緊張が解けたせいか、 肩が固…
95話 ラティルは自分の席を取り戻すことができました。 ◇母と兄の処罰◇ 御前会議が終わった後、 ラティルは執務室に入り、 しばらく悩んだ末、 母親を神殿へ帰すことにしました。 彼女が元々住んでいた場所なので、 わざと、そこを選びました。 再び同様のこ…
94話 レアンは母親の髪を引っ張りました。 ◇責任の押し付け◇ お兄様は頭がおかしくなったの? なぜ、お母様の髪を引っ張るの? ラティルは呆れて、 口をぽかんと開けた瞬間、 偽皇帝の髪がずり落ちました。 母親の髪はかつらでした。 人々は驚きました。 そ…
93話 ようやく、ラティルはタリウムへ戻ってきました。 ◇作戦会議◇ 首都に到着する前日、 ラティルとヒュアツィンテと カルレインは、 どのようにして、 翌日の御前会議に登場し、 偽者を追い出すかを議論しました。 とりあえず、外国皇帝として 御前会議に…
92話 ようやく、ラティルがタリウムへ帰る日がやって来ました。 ◇一緒にタリウムへ◇ 突然のゾンビ事件の後なので、 ヒュアツィンテが直接、 タリウムへ来るのは 無理だと思っていたラティルでしたが、 意外にも、彼は大丈夫だと言いました。 申し訳なく思う…
91話 ゾンビが現れたパーティ会場は騒然となっています。 ◇終息◇ ラティルは、今回も、 ヘウンが勝手に逃げ出すことを 期待していましたが、 人の目が多いせいか、 彼はそうしませんでした。 そして、自国の貴族たちが 見ているので 体面を保ちたいのか、 前…
90話 突然、パーティ会場に怪物が現れました。 ラティルは、 夢か現実なのか分からない状態で、 一度死んだトゥーラを 見たことがありましたが、 知らない人が見れば、 死から蘇ったことが分からないくらい 生きている時と 大差はありませんでした。 さらに…
89話 ラティルが気になっている母親の言葉とは・・・ ◇愛を壊した人◇ ラティルは、 こめかみを押さえながら、 母親の話を最大限、 思い出そうとしました。 幸いにも、 非常に衝撃を受けた話や それを聞いた時の 悔しい気持ちまで、ありありと 思い浮かべるこ…
88話 ラティルは、アイニにもう来ないで欲しいと頼みましたが・・・ ◇死ぬほどの愛◇ アイニから返事はありませんでした。 なぜ、返事をしないのか。 気分が悪くなったのだろうか。 確かに、 いい気分にはならないだろうけれど、 カルレインは側室で ラティル…