自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 114話 ネタバレ 原作 あらすじ マンガ 117話 自分の見た幻想についてカルレインに聞いてみたいラティル

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114話 ロルド宰相とアトラクシー公爵が同じ日、同じ時刻にパーティを開くと聞いたラティルは・・・

◇思いついた人◇

ラティルは考えるまでもなく

両方とも行かないと断言しました。

ラナムンを支持する立場の侍従長

行かない方がいいと

ラティルに同意しました。

 

彼が出て行くと、

ラティルは腕を組んで考えました。

彼女が望んでいるのは、

側室同士が争いながら、

皇配の話が出ないように

互いに引き留めることでしたが

適当に争うのではなく

二手に分かれてしまったら、

どんな政策を展開しようとしても

それが正しいかどうかに関係なく

ただ相手に反対するためだけに、

片方は無条件に

足を引っ張ると思いました。

対立するにしても、

国政の妨げにならない

以前のレベルの戦いがいいと

ラティルは考えました。

 

その時、彼女は

完璧な2人の勢力を牽制できる

クラインのことを思い出しました。

彼は大国の皇子なので

ロルド宰相やアトラクシー公爵でも

むやみに手は出せないし、

勢力は強いけれど、タリウム

勢力を構築することはないので

他の貴族たちにも

脅威的ではありませんでした。

 

タッシールとカルレインは

ラティルが皇居へ戻って来るのに

大きな手柄を立てたものの、

彼らは平民の上、

貴族の間でも支持勢力がないので、

躍り上がることができずにいました。

ロルド宰相とアトラクシー公爵も

彼らを脅威とみなしていないので、

しばらく2人の後押しをしても、

ロルド宰相とアトラクシー公爵を

牽制する勢力になるのは

難しいことでした。

その点、クラインは

色々な面で完璧でした。

どうして、もっと前に

クラインのことを考えなかったのかと

思うほどでした。

しかし、最初は彼のことを

ヒュアツィンテのスパイだと

思っていたので

仕方がありませんでした。

ラティルは、

適当な言い訳をして

クラインを押すことで、

三つ巴の戦いになれば、

少しは、

ロルド宰相とアトラクシー公爵が

戦いにくくなるのではと

考えました。

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◇戻って来たカルレイン◇

ラティルが

ロルド宰相とアトラクシー公爵を

牽制する人物として選んだのは

クラインでしたが、

どうやって、何をきっかけに

彼を引き上げたらよいか

思いつきませんでした。

ラティルは1人で静かに考えるために

料理人に自分が食べられる物と

病人用のスープを用意してもらい

カルレインの部屋を訪れました。

彼は、公式的には、体調が悪くて

部屋に閉じこもっていることに

なっているので

1人で考えをするには

ちょうど良い場所でした。

ラティルは、

自分が持って行くと言って、

使用人が料理のワゴンを

カルレインの部屋まで運ぶのを防ぎ

自分1人で中へ入りました。

ところが扉を閉めて

明かりをつけた途端、

 

私の部屋を上手に使っていますね。

 

と笑い声が聞こえてきました。

カルレインでした。

彼は絨毯の上に足を延ばして

本を読んでいました。

 

いつ戻って来たの?

 

とラティルは嬉しそうに

彼に近づくと、カルレインは、

ラティルが部屋を使って

帰る前に戻って来たと答えました。

ラティルがふざけて睨みつけると

カルレインは

ワゴンに乗っている料理を

テーブルに移しながら、

このスープは自分の物かと

尋ねました。

ラティルは「そうだ」と答えると

カルレインは、

ずっと自分の部屋に来たのかと

尋ねました。

ラティルは、「何回も」と答えると

彼は、自分がいる時はあまり来ない。

部屋がラティルと仲良くなりそうだと

言いました。

ラティルは、

カルレインの口数が多くなったかと

尋ねました。

彼は、

ラティルと会えなかったからだと

答えました。

彼女は、

アナッチャとトゥーラのことを

尋ねると、

カルレインは一緒に逃げた。

トゥーラは自分より弱い、

戦った後に逃げたと

答えました。

 

料理を並べ終えたカルレインが

テーブルの反対側に座ると

ラティルは、

彼が自信満々だと指摘しました。

カルレインは、

タッシールに聞いてもいい、

本当だからと答えました。

ラティルは、

カリセンでもカルレインは

ゾンビを制圧したので

聞かなくても信じていると

言いました。

そして、ヘウンもトゥーラも

闇の力を手に入れたからといって

別に強くなるのではなさそうだと

言いました。

その言葉を

カルレインは肯定も否定もせず

ラティルの前に置かれた肉の塊を

静かに切ってくれました。

 

だから、復活する度に

死んでいるんだろうね。

何かが弱いから。

 

とラティルが呟くと、

カルレインは手を止めて

ナイフを下しました。

なぜなのかと、

ラティルは考えていると、

カルレインは残念そうに

自分が強いという話は

絶対にしてくれないと言いました。

ラティルは、彼が強いことは

全国民も他の国の国民も

知っていると言うと、

ようやくカルレインは

表情を和らげて

スープを飲み始めました。

その姿を見ているうちに、

ラティルは自分の見た幻想について

カルレインに

聞いてみたくなりました。

 

幻想の中のカルレインは

髪が長くて、

彼の記憶の中のカルレインも

髪が長かったので、

外見上は何の差もないけれど

今の彼より年が若いのは

明らかでした。

何を聞いていいか

わからないけれど

自分の知らない時期の

カルレインのことを、

彼の過去に関して

何でも聞きたいと思いました。

けれども、過去に

かなり傷ついたようなので、

堂々と聞くことはできませんでした。

結局、ラティルは彼の髪を指差して

もっと髪を長くした方が似合うと

言いました。

ラティルは、彼の返答を待ちました。

しかし、彼はラティルの期待に反し

髪が長いと邪魔なので

傭兵の仕事に向いていないと

無難な返事をしました。

ラティルは、

今のカルレインは傭兵でないと

探りを入れましたが、

彼はラティルが望むなら

もう少し髪を伸ばすと答えたので

彼女は何も言えませんでした。

 

ラティルは、

過去の明るいカルレインの姿を

見たい気持ちが半分、

他の女と一緒に死ぬと言って

泣いていた時の

彼を見たくない気持ちが

半分でした。

もっとも、明るいといっても

今に比べれば

明るいということなので、

結局、ラティルは後者を選びました。

 

考えてみたら、

伸ばさない方がいい。

あなたは傭兵ではないけれど、

時々私の頼みで戦いに行くので

あなたが楽なのが一番いい。

 

と言うと、

カルレインはかすかに笑い

水を飲みました。

 

彼は水を飲んでいても

あのように・・・

 

と思った瞬間、

ラティルにいい考えが浮かびました。

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◇クラインの誕生日◇

ラティルは、

自分がクラインを寵愛していたことを

自然に知らせる方法を

思いつきました。

クラインの誕生日は6月1日、

今は7月だけれど、

3‐4カ月も経っているわけではないので

このくらいなら、

適当に言い訳ができました。

 

ラティルは執務室に戻ると

興奮した声を抑えて、

 

私が席を外していた時に

クラインの誕生日が過ぎてしまった。

遠い国から来たのに、

そのまま見過ごすのは申し訳ない。

皇子なら、国が面倒を見てくれたはず。

あまり盛大でなくても

面子が立つくらいのパーティを

開いてあげなければいけない。

 

と指示しました。

 

クラインが嫌いな侍従長

最初は黙っていたものの、

ラティルが望むなら、

そうするようにと返事をしました。

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◇未来への好奇心◇

ラティルは、

あえて、このことを

秘密にすることなく

クライン本人に直接侍従を送り

何が欲しいか尋ねたので、

ハーレムの人たちの

知ることとなりました。

しかし、噂が速く広がった原因は、

クラインが

側室たちにコーヒーを飲もうと誘い

彼らが来ると、

 

陛下が送って来た侍従が言っていた。

欲しい物があれば何でも言って。

 

と、彼らがいた2時間、

ずっと自慢話をしていたからでした。

 

カルレインは関心のない顔で

聞き流し、

ラナムンは最初から招待に応じず、

ゲスターはクラインに気兼ねして

ほとんど喋らず、

実際に対応してくれたのは

大神官とタッシールだけでしたが

クラインは気にしませんでした。

 

私だったら

個人用の演武場をお願いする。

クライン様も

たくさん運動する必要があるので、

そんなことをお話ください。

 

と大神官。

 

ハーレムの中には

演武場を作るスペースがないので、

個人用の練習場をもらっても

この中にはないはず。

行ったり来たりするのに時間がかかる。

カリセンに1か月か2カ月行って来ると

言えばいい。

 

とタッシール。

 

クラインは天井が見える程、

顎を高く上げて威張りました。

実は、ラティルが

宮殿に戻って来た後、

彼をあまり訪ねて来なかったのが

残念でしたが、

終わってしまった誕生日を

祝ってくれると聞いて

すっかりではないけれど、

気が緩みました。

そして、クラインは、

魂の抜けたような表情で

冷めたコーヒーを眺めている

ゲスターを見ました。

 

その姿を見たクラインは、

口元を上げました。

彼の侍従が自分に水をかけたことや

ラティルが自分の所へ立ち寄った時に

5分もしないで仕事へ戻ってしまい、

ゲスターが

慰めるふりをしたことなどを思い出し

彼への恨みが再熱しました。

クラインは、

 

どうしよう。

誕生日が過ぎたのは

お前も同じなのに、

陛下は俺にだけ

気を遣ってくださった。

確かにお前は存在感がないから。

 

と、わざと同情する振りをしました。

ゲスターが傷ついた表情をすると

クラインは、ようやく満足し、

何の話をしていたっけと言って、

タッシールの方を見て笑いました。

 

彼は、先ほどの話を聞かせながらも

しきりにゲスターに

視線を向けました。

ゲスターは頭を下げていましたが

髪の毛の間から漂ってくる雰囲気に

タッシールはぞっとしました。

誰もゲスターを見ていないので

知らないだけでした。

ゲスターの性格が悪いのを

知っているタッシールは

 

あの辛い豆腐のお坊ちゃまは

もう一回、

ひっくり返すだろうか?

 

と未来への好奇心で

楽しくなりました。

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タッシールは

ゲスターの性格が悪いことを

知っていても、

彼が使用人たちを殺害したことまでは

知らないはず。

クラインもゲスターのことを

弱弱しくておとなしい

お坊ちゃまとしか見ていないので

平気で子供じみた意地悪を

言いましたが、

ゲスターは、自分がやられたら

どんな仕返しをするか分からない

恐い存在。

彼の真実の姿が

明らかになるのはいつなのか、

とても気になっています。

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