自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 594話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 互いに信じ合えない父親たち

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594話 アトラクシー公爵に、どのような案があるのでしょうか?

◇二人で協力◇

ゲスターを訪ねるようにと

ラナムンに言った

アトラクシー公爵は

とても良い意見を提示した自分に

満足しているといった顔で

息子を見ました。

一方、ラナムンの表情は

水を浴びせられた人のように

一瞬、冷たくなりました。

 

アトラクシー公爵は、

今回、ラナムンとゲスターの目的は

一緒なので、

父親たちが力を合わせて

結婚に反対してくれるよう

自分たちで父親たちを

説得しないかと、

ゲスターに伝えてくるよう

心温まる声で指示しましたが、

ラナムンの表情は、

ますます冷ややかになりました。

彼はすぐにでも、

父親を追い出したいと思いました。


ラナムンは、

そんな話をゲスターとしろと言うのかと

抗議しました。

アトラクシー公爵は、

必要とあらば、敵とも手を

組なければならないけれど、

ゲスターは敵ではなく、

ライバルではないかと言うと、

ラナムンは「そうですね」と

呟きました。

 

続けてアトラクシー公爵は、

ラナムンとゲスターが協力して

自分とロルド宰相を説得すれば、

自分たちは、

息子に勝てないふりをして従うと

提案すると、ラナムンは、

「そうですね」と返事をしました。

 

続けて、アトラクシー公爵は

ロルド宰相は、

ゲスターを可愛がることで有名だ。

ゲスターに直接頼んで、

自分と手を組めば、

ロルド宰相は息子の目が気になり、

裏切ることができないだろうと

言いました。

すると、ラナムンは再び、

「そうですね」と呟きました。

 

ラナムンが3回続けて

「そうですね」と呟くと、

アトラクシー公爵は腹が立ち、

息子の額に栗をぶつける

想像をしました。

そして、アトラクシー公爵は、

ロルド宰相の息子は、

父親が何か言うと、

「お父さん、もちろんです。」と

きれいな言葉を使うそうなのに、

なぜ、ラナムンは、

きれいなところが顔だけなのか。

ラナムンも、

少しきれいな言葉を使ってみろと

忠告しました。

すると、ラナムンは

宰相と息子を交換すればいいと

言ったので、アトラクシー公爵は、

父親の意見には素直に従えと

忠告すると、ラナムンは、

従わなければならないのかと

言い返しました。

 

アトラクシー公爵は、

不届き者だと

ラナムンを非難しましたが、

見た目はきれいなので、

皇帝にも、きれいに見えればいいと

言いました。

そして、時計を確認して

立ち上がりながら、ラナムンに

ゲスターの所へ行ってくるよう

指示しました。

そして、部屋の外へ出ながら、

いきなりカリセン皇帝に

追い出されたくなかったら

ゲスターを訪ねて説得するように。

皇配になれば、嫌な人にも会い、

笑って相手をしなければ

ならないので、

今から練習をすればいいと言いました。

 

アトラクシー公爵が

首を横に振りながら去った後、

ラナムンは、ため息を突き、

肘掛椅子に座って詩集を開くと、

優雅な長い脚を踏み台に乗せましたが

5分も経たないうちに、

ラナムンは椅子から立ち上がりました。

 

父親が強要する言葉に

従いたくなかったので、

とりあえず無条件に嫌だと言いましたが

考えてみれば、父親の言う通りでした。

皇帝とヒュアツィンテ皇帝が

結婚することになれば、

皇配になるための競争をする前に

追い出されるかもしれませんでした。

皇帝のために側室が一丸となったように

今回も必要ならば

力を合わせなければなりませんでした。


坊っちゃん、 どこへ行くのですか?

 

と尋ねるカルドンに、ラナムンは

ゲスターの所だと答えました。

◇信用できない◇

ゲスターの部屋の前に

到着したラナムンは、

トゥーリを見つけました。

カルドンは、

白い布で覆われた籠を運んで行く

トゥーリを見つけると、

自分の坊ちゃんを

まるで子猫のように扱っていたのに、

彼一人だけにして、どこへ行くのか。

ぴったり、そばに、

くっついているべきなのにと、

不満そうに呟きました。

 

ラナムンは、

全部、聞こえてしまうので口を慎めと、

カルドンを注意しました。

彼は、聞いても構わないと

思っていましたが、口をつぐみました。

しかし、

すでにカルドンが言ったことを

すべて聞いたトゥーリは、眉をひそめて

ラナムンに挨拶しました。

トゥーリは、

ラナムンを見つけるとすぐに

挨拶しましたが、彼の表情は

不満に満ちていました。

カルドンは、それを見て

かっとなりましたが、

ラナムンは首を横に振って

彼を止めると、トゥーリに

ゲスターのことを聞きました。

彼は中で休んでいると、

トゥーリが答えると、ラナムンは

自分が来たことを伝えるようにと

言いました。

 

トゥーリは渋々扉を開けると

ラナムンは部屋の中に入りました。

ゲスターは、

パンを作っている途中なのか、

雲のような小麦粉をこねていました。

それを見たラナムンは、

散らかった部屋を見回しながら

何をしているのかと尋ねると、

ゲスターは返事の代わりに

何の用事で来たのかと尋ねました。

 

ラナムンは、

ゲスターも聞いているだろうけれど

結婚の話だと答えました。

ラナムンの言葉に、ゲスターの顔色が

一気に暗くなりました。

 

ラナムンは、カルドンとトゥーリに

出て行くよう目配せしました。

2人の侍従が出て行くと、

すぐに、ラナムンは、

ゲスターも自分も、

皇配を狙うのは大変だけれど、

ヒュアツィンテ皇帝と

ラトラシル皇帝が

結婚することになれば、

自分たちの誰も、

皇配になることができないと

言いました。

その言葉にゲスターは

「そうでしょう・・・」と答えました。

 

続けてラナムンは、

自分の父親とゲスターの父親は、

互いに相手を牽制するために、

今回の結婚を反対できずにいる。

最も勢力の強い二人が

そうしているので、

他の大臣も同じだと話すと、

ゲスターは、

「そうですか・・・?」と

聞き返しました。

 

ラナムンは、

だから、自分たちが前に出て

二人の父親に助けを求めたら

どうだろうか。

二人とも子供たちの前でした約束を

破らないだろうと言いました。

 

アニャドミスと戦った時、

側室たちは、

互いを牽制し合いながらも

団結しなければならない時は

いつも団結してきました。

そのため、ラナムンは、

ゲスターも彼の提案を

受け入れると思いました。

結婚問題でヒュアツィンテ皇帝は、

すべての側室たちの共通の敵に

違いないからでした。

 

しかし、意外にもゲスターは、

すぐには答えませんでした。

彼は小麦粉がまだらに付いた手を

おしぼりで拭きながら、

カーペットに付いたシミを

見つめるだけでした。

 

しばらく、ラナムンは、

もどかしさを感じましたが

ついに堪えきれなくなり、

嫌なのかと、先に尋ねました。

ゲスターは、

アトラクシー公爵は偽皇帝事件の時

すでに自分と父親を裏切った。

それなのに、なぜ自分たちが、

再び、アトラクシー公爵を

信じることができるのだろうかと、

正直に言いました。

 

そして、こんなことを言うのが

本当に申し訳なさそうに、

しきりに、おしぼりをいじりながら

ラナムンを見ると、かすかに笑い、

それでも力を合わせたいなら、

アトラクシー公爵に

先手を打って欲しい。

そうすれば、父に後押しをさせると

言いました。

◇信じられない◇

ラナムンは、

まだ宮殿を出ていなかった父を呼び、

ゲスターとの会話を伝えると、

アトラクシー公爵は、

どうして、自分たちが

あの男を信じられるのか。

自分が先に、その話をした後に

彼が後押しするなんて、

どうやって分かるのか。

絶対に一緒にやらなければならないと

飛び跳ねながら怒りました。

 

ラナムンは、

彼らは、偽皇帝事件の時のことで

怒っているようだ。

彼らの望み通りにしてくれますよね?

ロルド宰相も、

結婚問題を解消したがっているので

裏切らないだろうと

説得してみましたが、

アトラクシー公爵は、

さらに跳ね上がり、

彼らが、偽皇帝事件のことで

怒っているなら、

猶更、信じられない。

自分に復讐したくて、

その機会を狙っているのだから、

裏切らないわけがない。

これ幸いだと思って

すぐに裏切るつもりだ。

自分のことを、

国益より息子を皇配にする方を

優先する者だと言って

追い詰めるだろうと怒りました。

 

ラナムンは、

そんなことはないだろうと

思いましたが、

額と首まで血管が浮き上がっている

父親を見て、口をつぐみました。

 

アトラクシー公爵は、

だから自分はロルド宰相が嫌いだ。

あいつとは協力できないと

息巻きました。

◇国民の感情◇

一方、ラティルは、

アトラクシー公爵とロルド宰相のことを

けしからんと思いながら、演舞場で

剣をむやみに振り回していました。

練習用の木彫りの人形を

いくつか壊した後、

ラティルは木刀を下ろしました。

 

そばに立っていたサーナット卿は

ラティルにハンカチを差し出しながら

それ程までに、怒っているのか。

本当に結婚する気がないようだと

指摘して、笑いました。

結婚の話が出た時は、

ずっと青い顔をしていたのに、

ラティルが結婚を進める気が

全くなさそうに見えたので、

少し気分が和らいだようでした。

ラティルは、

訳もなくそれが憎たらしくて、

サーナット卿が渡したハンカチを

受け取らずに、

自分のハンカチを取り出して

額を拭きました。

自分は気が動転して死にそうなのに

サーナット卿が

あのように笑っているので

憎たらしいと思いました。

 

サーナット卿はにっこり笑って

ハンカチを元のところに戻しながら

それなら、カリセン使節を呼んで

嫌だと言えばいいのではないか。

彼らは皇帝に、

結婚を強要する立場ではないと

言いました。

 

その言葉にラティルは、

自分は、カリセン使節

気にしているのではなく、

国民を気にしている。

大臣たちが、

大多数反対してくれるなら、

結婚を断ってもいいと思う。

しかし、ロルド宰相と

アトラクシー公爵のせいで、

大臣たちは顔色を窺うばかりで

反対をしない。

そんな中、自分一人だけが

結婚を拒否したら、

国民は自分をどう思うかと尋ねました。

 

サーナット卿は、

側室に溺れて、

国益より男を優先する皇帝?

と答えました。

ラティルは、

その通りだと答えました。

 

続けて、サーナット卿は、

アトラクシー公爵とロルド宰相も

似たような理由で

反対できないのだろう。

彼ら自ら反対すれば、

子どもを皇配にするために

国益を損ねたと

言われるかもしれないと言いました。

 

ラティルは、

その通りだと言ってため息をつくと

脱いでおいた上着を持って

演舞場を出た後、

アトラクシー公爵とロルド宰相を

呼ぶよう指示しました。

 

サーナット卿は、

大臣たちの意見をまとめて

反対するよう、彼らに

指示するつもりなのかと尋ねると

ラティルは、それを否定し、

とりあえず、

彼らを呼ぶよう指示しました。

◇いつもと違う◇

サーナット卿が

アトラクシー公爵とロルド宰相を

呼び寄せた時、

ラティルは簡単に体を洗って

執務室に戻り

机の前に座っていました。

一見、

仕事をしているようでしたが、

実は、演武場で

剣を振り回していた時の考えを

整理していました。

 

わけもなく急いで書類を見ている

ラティルに、

二人の大貴族が挨拶をすると、

彼女は、わざと彼らを見ずに、

アトラクシー公爵とロルド宰相は、

先頭に立って、今回の結婚に

反対すると思っていたのに、

支持者共々、

反対しなかったということは、

結婚に賛成なのかと尋ねました。

 

アトラクシー公爵とロルド宰相は

互いに相手をチラチラ見ながら、

必ずしも、結婚すべきだとは

思わないけれど、結婚が

タリウムの利益になるのは確かなので、

慎重にアプローチしたい。

時間をかけて、よく考えなければ

ならないことだと思う。

それぞれ、長所と短所が

あると思うけれど、

結婚が実現した時に、

タリウムの得る利益が大きいと

二人とも遠回しに答えました。

自分たちが側室にした

子供たちのためには、

結婚に反対したいけれど、

反対すれば、

下心がバレてしまうという懸念は

まだ進行中のようでした。

 

ラティルは頷きながら、

自分も結婚を望んでいない。

ロードとの戦いの時に、側室たちは

大きな助けとなってくれたので、

利益も重要だけれど義理も重要だと

言いました。


ラティルの言葉に、

アトラクシー公爵とロルド宰相の顔色が

すぐに明るくなりました。

ラティルが反対を押し切って

今回の結婚の件を退けることを

願っているようでした。

 

ラティルは、

そんなことはあり得ない。

彼らがやりたくないことを、

自分がやるわけがないと思いました。

 

ラティルは、わざと微笑みながら、

息子たちが皇配になるよりも

国益を重視する二人は

素晴らしい忠臣たちだと思った。

自分は二人の意見を尊重し、

皇配を決める時に、

ラナムンとゲスターの順番は

後回しにする。

ラナムンとゲスターは

残念がると思うけれど、

父親たちの意思を

よく理解すればいいだろう。

自分が二人に、この話を伝えておくので

心配しないようにと言いました。

 

アトラクシー公爵とロルド宰相は

すぐには返事ができませんでした。

老練な人たちらしく、

慌てた様子は見せませんでしたが、

皇帝の言葉を否定すると、

自分たちが言った言葉を

覆すことになるし、だからといって、

すぐに覆そうとすれば、彼らが

ずっと避けようとしてきた評価を

得ることが明らかでした。

その場にいるのが彼らだけなら、

今からでも、こっそり、

言葉を変えられたけれど、

周りには侍従長やサーナット卿を含め、

何人かの秘書や侍従までいて、

彼らを見つめていました。

 

結局、先にアトラクシー公爵が

もちろん大事なのは国で、

我が子が皇配になるより、

国がうまくいくことの方が

はるかに重要だと、

笑いながら納得しました。

ロルド宰相も、やむを得ず微笑んで

納得しました。

ラティルは笑顔を保ちながら、

机の上に置かれた鐘を

何度も押しました。

 

二人が渋々執務室を出ると、

ラティルは、

少しだけ気が楽になりました。

彼女は立ち上がると、

タッシールに助言を求めるため、

彼を訪ねました。

 

今回の件で、

後に皇配問題を論じる時、

ロルド宰相とアトラクシー公爵を

抑えることができるだろうと

思いながら、扉を開けて

タッシールの部屋に入った

ラティルが発見したのは、

いつものように

仕事に埋もれたタッシールではなく

床に倒れたタッシールでした。

ラティルは、彼の名を叫びました。

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自分の息子も大事だけれど

名誉の方が大事。

息子が皇配になれなくても

それほど不利益を被ることは

ないけれど、

国益より息子を優先したと思われれば

何代にも渡り、

非難されるかもしれない。

ラティルや息子たちには、

アトラクシー公爵とロルド宰相は

情けなく見えるかもしれないけれど

彼らは、家門の長として、

やるべきことをやったのだと

思います。

だから、変な小細工をしようとせず、

自分は家門を守る責任があるのだと

堂々としていればいいと思います。

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