自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 701話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ メトロノームのようなサーナット卿

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701話 サーナット卿はラティルに口を重ねてもいいかと尋ねました。

メトロノーム

その言葉に驚いたラティルは

目を大きく見開きました。

しかし、サーナット卿は、

冗談を言っているような顔では

ありませんでした。

なぜ彼は、急に今、

そんなことを言い出したのか、

ラティルは訳が分からず

混乱していました。

 

ラティルは我慢できなくなって

 

なぜ?

 

と尋ねました。

サーナット卿は、

 

断るのですか?

 

と、もう一度尋ねました。

彼の声には、

笑いが混じっていました。

 

ラティルは、

サーナット卿の顔を見上げました。

華やかに彫刻された天井よりも、

彼の顔の方が美しいと思いました。

彼女はゆっくりと手を上げ、

サーナット卿の片方の頬を

包み込みました。

 

断るわけではないけれど・・

 

ラティルが呟くや否や、

サーナット卿の唇が降りてきました。

柔らかくて暖かく、

少し冷たい唇と自分の唇が触れると、

ラティルは思わず手を上げました。

彼女の手が体に触れると、

サーナット卿はビクッとしました。

 

ラティルは彼の上着

そっと後ろに押し退けました。

彼が笑ったので、

触れ合った唇の間から

冷たい空気が漏れて来ました。

 

サーナット卿はラティルに、

何をしているのかと尋ねました。

ラティルは、

サーナット卿が暑そうだからと

返事をすると、

そっと彼の上着を下げ続けました。

 

サーナット卿は、

ラティルの上唇を

そっと噛んだ後、

肩を少し動かしました。

そのおかげで、

上着は滑るように下がり

床に落ちました。

 

ラティルは再び手を伸ばして、

サーナット卿の白いシャツを

手探りしました。

シャツの縫い目を見つけると、

ラティルはその線に沿って

サーナット卿の首から肩、

その下まで手を下ろしました。

サーナット卿は目を半分閉じて

ため息をつき「陛下」と囁きました。

ラティルは

両手でサーナット卿を引き寄せると、

唇を離さないでと要求しました。

 

サーナット卿は

ラティルの一番上のボタンを

外しました。

それから、彼は

ラティルに許可を求めるかのように

しばらく動作を止めると、

彼女をじっと見つめました。

 

ラティルは両手を伸ばして、

サーナット卿を

再び自分のところに引き寄せました。

心臓付近に彼の頭を持って行くと、

サーナット卿の唇が

2番目のボタンに触れました。

 

サーナット卿は、

2番目のボタンを外しても

大丈夫かと尋ねました。

ラティルは返事の代わりに

彼の背中を撫でました。

 

サーナット卿は

2番目のボタンを、

楽々、歯で緩めると、

さらに下に下がりました。 

それから彼は、3番目のボタンの前で

3番目のボタンも外していいかと

再び尋ねました。

 

ラティルは、

一つ一つ全部聞くつもりなのかと

尋ねた後、爆笑し、

サーナット卿の額に

自分の額を擦りつけました。

しかし、首が痛い姿勢だったので、

すぐにラティルはカーペットの上に

頭を下ろしました。

 

サーナット卿は、

全部聞くつもりだと答えると、

3番目のボタンも外し、

4番目のボタンの前で

4番目のボタンを外しても

大丈夫かと尋ねました。

 

口とは違う業務をするのに忙しい

サーナット卿の大きな手が

ラティルの心臓付近を撫でました。

ラティルは首を横に向けました。

カーペットが顔に擦れましたが、

照れくさい気持ちの方が大きかったので

気になりませんでした。

他の側室たちとは

大人になってから会いましたが、

サーナット卿は、

昔からの知り合いだからでした。

 

ラティルは、

本当に一つ一つ全部聞くつもりなのかと

目を閉じて尋ねました。

サーナット卿は「はい」と答えると、

5番目のボタンの前で、

このボタンも外していいかと

尋ねました。

ラティルはサーナット卿の頭を

両手でつかんで

噛むようなふりをしました。

そのためにラティルは

上半身を少し上げると、

サーナット卿は

その上に唇を合わせました。

 

ラティルは、

3回サーナット卿と優しく唇を

重ねた後、6番目のボタンを外す

許可はもらわないのかと尋ねました。

その言葉が終わるや否や、

サーナット卿は待っていたかのように

外してもいいかと尋ねました。


ラティルが呆れて笑うと、

サーナット卿も一緒に笑い、

冗談だと囁きました。

しかし、言葉と違って、

サーナット卿は、

今回も礼儀をわきまえるように

ボタンを外しました。

 

ラティルは「早く」と

サーナット卿を急き立てながら

彼を両手で引き寄せました。

サーナット卿が、

一つ一つ質問しながらボタンを外すのが

鬱陶しく感じました。

 

しかし、サーナット卿は、

何が問題なのか分かりませんでした。

彼が、ボタンを全部外したという

報告まで終えると、

ラティルは自ら上着

さっと脱ぎ捨ててしまいました。

のろのろとした動きのせいで

ラティルは何もしない前から

疲れ切っていました。

 

ラティルは、

一つ一つ報告しなくてもいいと言うと

サーナット卿の両頬を包み込み、

彼の頭を回して自分を見させました。

ラティルが上着を脱いだ時から

横に視線を逸らしていたサーナット卿は

ラティルの体を見ると

顔が赤くなりました。

ラティルは両手で

彼の筋肉を触りまくりました。

演武場でよく見た体なのに、

互いに触れあっているかと思うと

妙な気分になりました。

 

ラティルは、

本当にしっかりしていると呟きました。

サーナット卿の筋肉は

ラティルが触れるたびに

ビクッとしました。

 

彼がラティルの首筋から顔を埋めると

ラティルは頭を後ろに反らしました。

サーナット卿は、

露わになったラティルの首筋に

唇を当てながら

陛下を抱いてもいいかと尋ねました。

 

ラティルは、

くすぐったいので、

頭をあちこち反らしながら、

いちいち聞かなくてもいいと

訳もなくむっとした声で答えました。

 

サーナット卿は、

ラティルの声が聞きたいと

言いました。

そして彼の手が

ラティルの体の片方を

完全に包み込むと、

彼女の首筋に沿って

彼の頭が下がりました。

 

ラティルはわざと

口を固く閉ざしましたが、

静かになると、

むしろサーナット卿が、

体に口を合わせる音だけが

赤裸々に聞こえて来ました。

下から聞こえてくる湿っぽい音を

聞いているうちに、ラティルは

サーナット卿のシャツを

引っ張って来て、

彼の顔にかぶせてしまいました。

シャツの下で、

サーナット卿が笑う声がしました。

彼の息遣いが

ラティルの脇腹に伝わりました。

 

サーナット卿は、

これは何かと尋ねる代わりに、

そのまま動きました。

ラティルは白いシャツが

体の上であちこち動くのを見て、

シャツを引き寄せて片付けました。

白いシャツが消えると、

サーナット卿の乱れた赤い髪が

現われました。

いつも節度ある姿をしている

騎士の彼が乱れると、

ラティルは下腹がずきずきしました。

 

彼女は彼に触りたくなりました。

通りすがりに皆が振り向く

ハンサムな近衛騎士団長が

シャツを脱いで乱れたまま

跪いているという

歪んだ快感に浸ったラティルは、

急いで彼を引き寄せました。

いつも、きっちりと

みなりを整えている男性が乱れる姿は

どうして、こんなに可愛いのかと

思いました。

 

ラティルとサーナット卿は

互いに呼び合うと、彼は

 

私が・・・よろしいですか?

 

と尋ねました。

ラティルは彼の顔を両手で包み込み、

じっと見つめているうちに、

彼の頬を噛んでしまいました。

 

ラティルは

いちいち聞かないでと

抗議しましたが、大きな手が

普段は届かない足に触れると、

ラティルは小さく呻き声を上げ、

サーナット卿の顔を

再び抱きしめました。

 

彼はラティルに顔を掴まれたため、

動くのが容易ではなさそうでした。

彼の大きな手は、

下半身の間違った所を

あちこち彷徨っているように、

感じられましたが、

ラティルはそれでも

サーナット卿の頭を

放しませんでした。

ラティルはサーナット卿が

可愛いと思いました。

彼女はサーナット卿の耳を

痛くない程度にかじり、

額をこすり続けました。

 

そうしているうちに、

ついにサーナット卿の手が、

きちんとした所を探し出すと、

数ヵ月間、

ギュッと押さえ込んでいた欲望が

一気に蠢いて来ました。

ラティルは再び彼と口を重ねました。

彼女は、ずっと続けてと囁くと、

サーナット卿は指示に従いました。

 

ラティルは、

もうすぐサーナット卿を

手に入れることができるという考えに

すっかり興奮してしまいました。

剣を振り回している

大きくて強靭な彼の手を感じると

演武場に立っている

彼の姿が浮かび上がりました。

 

ラティルは

 

早く!

 

とサーナット卿を急かしました。

彼は、大丈夫かと尋ねました。

ラティルは、

サーナット卿がノロノロしていると

 

早く!早く!

 

と急かし、彼の臀部を

パチンと軽く叩きました。

驚いたサーナット卿は、

目を見開いてラティルを

見つめました。

 

早く!

 

ラティルは急かすと、

再び臀部を叩きました。

最初は彼の遅い動きに

抗議するためでしたが、

次第にラティルは、

それ自体の感覚に

酔いしれて行きました。 

毎日修練を重ねて 

筋肉は硬くなっているけれど

その筋肉を包んだ肌は、

弾力性があり、柔らかかったので、

手が恍惚としました。  

ラティルは、

 

サーナット卿は、

どこへ行きましたか。

 

と尋ねました。

サーナット卿は、

皇帝が握っていると答えながら、

ラティルの心臓の近くの肉を

口にくわえました。

ラティルはくすぐったかったので、

体を捻りながら、

サーナット今日の背筋を

いじりました。


ついに、サーナット卿が

きちんとやるべきことを始めると、

ラティルは久しぶりの感覚に

少しゆっくり息を吐きました。

 

サーナット卿は動きを止め、

ラティルに痛いのかと尋ねました。

彼女は彼の髪をつかみました。

 

サーナット卿は、

かなり痛いのかと尋ねました。

返事をしないと、

ずっとサーナット卿が

喋り続けると思い、ラティルは

 

我慢できるから。

ただ、ちょっと・・・

 

と答えました。

 

その言葉に、サーナット卿は、

痛いのはダメではないかと

尻込みすると、

ラティルは怒って、

両足で彼の腰を挟んで

自分の方へ引き寄せました。


そのため、

前進することになった

サーナット卿は

微かに呻き声を上げました。  

彼の顔が快楽に染まりました。

 

サーナット卿は

 

クソーッ

 

と呟きながら、

彼女の髪の間に頭を埋めました。

彼の背中が

激しく上下しているのが見えました。

サーナット卿は、

 

クソーッ、陛下。

 

と、再び呟くと、

死にそうだと囁きました。

ラティルは、

何もしていないと叱ると、

サーナット卿は小さく笑い、

 

それでは、これから動きます。

 

と告げました。

 

ラティルは、

自分を見上げるなと怒鳴ると、

頭を後ろに伸ばしました。  

しかし、すぐにラティルは

充足感に満たされ、

ゆっくりと息を吐きながら

サーナット卿の髪の毛を

いじりました。

彼はノロノロしていて、

規則的にゆっくり動く

メトロノームのようでした。

そのおかげで、ラティルは

負担を感じることなく、

完全に満たされ、

柔らかい、さざなみのような

快感だけを

感じることができました。

しかも、

目の前で揺れているのは

サーナット卿のハンサムな顔でした。

 

ラティルは満足して

彼の腕をいじくり回しました。

そしてサーナット卿を引き寄せると

唇を重ねました。

それがスイッチにでもなったのか、

サーナット卿は、

もう少し速くしても大丈夫かと

尋ねました。

ラティルが頷くと、

メトロノームが中間速度に

変わりました。

 

もしかして段階的に

速度調節をするのだろうか。

ラティルは、思わず

視線を下げましたが、

顔を真っ赤にして、

再び視線を上に上げました。

サーナット卿と目が合うや否や、

彼は唇を重ねて来ました。

 

忙しそうに動きながらも、

彼の片手は、

ラティルの心臓付近を

優しく包み込みながら撫でました。

 

着々と積み重なる快楽に、

ラティルが完全に満足し、

疲れ果てた頃、

ついにサーナット卿は何も言わずに

スピードを上げました。 


ようやくサーナット卿は

いちいち報告するのを

止めたようだと、

ラティルは安堵しながらも、

サーナット卿の

強いスピードと力に耐えられず、

思わず眉をひそめました。

 

それを見たサーナット卿は

すぐに止まり、ラティルに

大丈夫かと尋ねました。

ラティルは、

大丈夫だと答えましたが、

サーナット卿は、

ラティルが顔をしかめていると

指摘しました。

 

その言葉にラティルは呆れ、

ずっと笑っているのも

変ではないかと尋ねると、

サーナット卿は、しばらく考えた後、

納得したように、

再び遅いメトロノームに戻りました。

ラティルはため息をついて、

彼の頭をぎゅっと抱きしめると、

額にキスを浴びせました。

◇礼服◇

サーナット卿が

全体的にゆっくりと進んだせいで、

あっという間に何時間も

過ぎてしまいました。

 

ぐったりしたラティルを

サーナット卿はベッドへ連れて行き

布団を掛けて寝かせました。

 

ラティルは、

気の利かないサーナット卿が、

このまま

行ってしまうのではないかと

心配しましたが、

彼はおとなしくラティルの隣に

横になりました。

ラティルの胸のあたりまで

布団をかけてくれたサーナット卿は

躊躇いながらも、

ラティルの首の下に腕を伸ばして

腕枕のようにしました。

 

ラティルはサーナット卿の方へ

顔を向けました。

彼の瞳が少し震えていました。

ラティルは無言で

サーナット卿をじっと見ていると

彼は、小さな声で

 

どうでしたか?

 

と尋ねました。 ラティルは、

サーナット卿は、

報告が上手な騎士だということが

分かったと答えました。

サーナット卿の首筋が

赤くなりました。

しかし、彼は、

事前に報告しなければ、

心の準備ができないのではないかと

尋ねました。

 

可愛いと言うべきか、

生真面目と言うべきか、

ラティルは、

乱れたサーナット卿の髪の毛を

思わずいじり続けながら悩みました。

それから、ラティルは、

サーナット卿が、

再び自分を愛するようになったのか、

それとも、

自分が疲れているように見えたことで

感情が昂っただけなのかと

考えました。

 

しかし、これについて

サーナット卿は

何も言わなかったので、

聞いてみるのも気が引けました。

 

ラティルは、

ずっと彼の顔だけを

見ているうちに、

礼服を見たいのだけれど、

もう捨ててしまったかと

思わず尋ねてしまいました。

すると、サーナット卿は

 

お見せしましょうか?

 

と提案しました。

ラティルは、サーナット卿が

側室の誓約式をしてくれるのかと

期待し、 目を大きく見開いて

頷きました。

 

すると、サーナット卿は飛び起きて

ラティルに手を差し出しました。

彼女は戸惑いながらも、

彼の手を握って起き上がると、

サーナット卿は

ラティルを抱きしめて

浴室に連れて行きながら

 

お見せします。

 

と言いました。

 

ラティルは、

 

今すぐ?!

 

と聞き返しました。

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ようやく

ラティルと結ばれたサーナット卿。

でも、愛し合っている男女が

一つになったというよりは、

ラティルがサーナット卿に

愛を施しているような気がして

ロマンティックな気分に

浸れませんでした。

サーナット卿が男になるのは

今回が初めてだし、

子供の頃から、サーナット卿は

ラティルの騎士だったので、

主君と愛を交わす時でさえも、

このように許可をもらわずには

いられないのでしょうけれど・・・

 

私的には、

タッシールとギルゴールと

愛を交わすシーンが好きで、

愛を交わしてはいないけれど、

誓約式が終わった後、

メラディムがラティルのために

歌を歌ってあげたシーンも

好きです。

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