問題な王子様-ネタバレ ノベル 41話~50話 マンガ 30話~37話
50話 エルナは結婚式の参列者にお礼状を書いています。 エルナは、 インクの染みが滲んだ便箋を片付けると 新しい便箋を広げました。 上段に記された大公家の金色の狼が 日差しの中で華麗に輝きました。 しきりにミスをしてしまうのは、 おそらく、その紋章…
49話 エルナはシーツを抱えて浴室に逃げ出しました。 鬼ごっこでもしているような状況に 戸惑ったフィツ夫人は、 すぐに平静を取り戻しました。 滅茶苦茶になったベッドと 床に転がっているパジャマ。 サイドテーブルに置かれたグラス。 たちまち消えた大公…
48話 ビョルンはエルナに酒を勧めました。 しばらく躊躇っていましたが エルナは、両手で包んだグラスを 唇に運びました。 どうせ避けられないなら、 酒に酔っていた方が良いし、 意識がはっきりしている状態では 到底、そのようなことに耐える 自信がないか…
47話 エルナとビョルンの初めての夜です。 しばらく息を殺していたエルナは 「こんばんは、王子様」と 小さく囁きました。 ひどく警戒する中でも 丁寧に挨拶する姿に ビョルンは笑わされました。 ビョルンはエルナに、 とても疲れているかと尋ねました。 別…
46話 エルナはビョルンと手を繋いで礼拝堂に入りました。 王子の二度目の結婚式が 始まりました。 生涯、豪華な世界の中で生きてきた 王族たちの魂もすっかり抜けるほど 光り輝いていた最初の結婚式とは 全く違う雰囲気を醸し出している むしろ、本質に近づ…
45話 いよいよ結婚式は明日です。 祈祷書を閉じたバーデン男爵夫人が ベッドに入ろうとしていたところへ 枕を抱えたエルナがやって来て、 今夜はここで寝ると言いました。 かつてなかった甘える孫娘を じっと見つめていた バーデン男爵夫人は 勝てないふりを…
44話 エルナとの昼食の約束をビョルンは忘れていました。 王子様が到着した。 もうすぐこちらへ来ると 応接室にやって来た侍従が 丁重に告げました。 すっぽかされたと思って 落ち込んでいたエルナは、 一瞬、明るい顔で立ち上がりました。 身なりと姿勢を整…
43話 ビョルンはエルナにプロポーズしました。 しばらく、口当たりの良い言葉を 並べ立てていたブレンダ・ハルディは 茶碗から立ち上っていた 白い湯気が消える頃、ようやく お父さんを許して欲しいと 本論を切り出しました。 ぎこちなく上げた口の端は 痙攣…
42話 ビョルンはエルナのいる病院に向かっています。 王子の女というレッテルは、 まるで影のように、 エルナに付いて回りました。 どこへ行っても、 そのスキャンダルから 逃れられませんでした。 上流社会の外でも、同様でした。 あの娘が、あの毒キノコ王…
41話 エルナは倒れた祖母の看病をしています。 絶対的な安定が必要だという 医師の助言を聞いた瞬間、 エルナは、都市の放埓に染まった 分別のない孫娘と 誤解された方が良いと思いました。 そして、今も、 その考えは変わりませんでした。 エルナは窓にもた…