バスティアン-ネタバレ ノベル 101話~110話
110話 バスティアンはオデットを放って、皇帝の所へ行ってしまいました。 オデットは消え行く夕方の光の中で 目を覚ましました。 窓の向こうの空と海は、いつのまにか 夕日に染まっていました。 もうすぐ夕食の準備について メイド長が聞きに来る時間でした…
109話 バスティアンはオデットに公平な取引を要求しました。 オデットが茫然としている間に、 手を打つ暇もなくドレスが剥がされ 下着が露わになりました。 コルセットの肩紐を引きずり下ろす 彼の手からは、 手袋さえも隠しきれない熱感が 鮮明に滲み出てい…
108話 バスティアンが皇帝に呼び出されました。 オデットは、 どうやってここまで来たのか よく覚えていませんでした。 義務的に両足を動かしていたら いつの間にか、 夫婦の寝室がある廊下に 立っていました。 オデットは、 固くなった両手を組みながら 遅…
107話 ティラは新大陸に行くのを嫌がっていましたが・・・ 本当に申し訳ないと、 ニック・ベッカーは、 すでに何度も同じ言葉を 繰り返していました。 握りしめていたティーカップを 下ろしたオデットは、 穏やかな笑みを浮かべながら 首を横に振ると、 大丈…
106話 サンドリンはバスティアンに迫りましたが・・・ しがみつくように抱きついた サンドリンを押し退けたバスティアンは 思ったより頭が悪いと 低い声で囁きました。 乱れた呼吸とは裏腹に冷たい声でした。 半分ほど脱げたガウンを 整えたバスティアンは、…
105話 サンドリンがアルデンに泊まりに来ています。 自分はそろそろ失礼すると言う 抑揚のない、淡々とした声が カードテーブルの向こうから 聞こえて来ました。 バスティアンは、 深く吸い込んだ葉巻の煙を 吐き出しながら視線を上げました。 次のゲームの…
104話 サンドリンがアルデンにやって来ました。 オデットは、 優れた審美眼を持っている。 客用の応接室を探索した サンドリンの顔の上に 満足な笑みが浮かびました。 クリーム色を基調にして 整えられた空間は、 全体的に華やかで 落ち着いた雰囲気を 醸し…
103話 オデットはティラを新大陸へ送ろうとしています。 もじもじしながら、 躊躇っていたティラは、 必ず、 そうしなければならないのかと 慎重に尋ねました。 ショーウインドーの向こうの通りを 見ていたオデットは、 静かにため息をつきながら ティラへ視…
102話 オデットとバスティアンは一緒に夕食を取っています。 夕食が終わる頃、オデットは バスティアンが 約束を守ってくれたことに お礼を言いました。 カトラリーを置いたバスティアンは ゆっくりと視線を上げて、 食卓の向かい側を見ました。 作り笑いを…
101話 ディセン公爵の葬儀が終わってから4日経ちました。 窓を通り抜けた朝の日差しが ベッドを包み込みました。 オデットは、 その穏やかな光の波の中で 目を覚ましました。 時間と空間を認識するまでに、 もう少し、時間が必要でした。 3日。 いえ、もしか…