自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

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ハーレムの男たち ネタバレ 先読み 原作116話 あらすじ 大神官になかなかお礼が言えないクライン

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116話 ロルド宰相の後ろで何か落ちる音がしました。

◇引っ張られた◇

床に男が倒れて、

ウンウン唸っていました。

幸い、ゲスターでは

ありませんでしたが、

男は階段から落ちて

足に大きなケガをしていました。

 

ロルド宰相は、

人が落ちたと大声で叫んで、

男に近づくと、

大丈夫かと尋ねました。

彼は、

誰かが足を引っ張ったと言って

苦しそうな顔をすると、

身体をよじりました。

 

ロルド宰相は人を呼び集めながら、

自分の息子が

階段の下から上を見ていたことを

思い出して

はっとしました。

最初にやって来た騎士に

どうしたのかと尋ねられると、

ロルド宰相は我に返り、

自分は、

正確に状況を見ていないけれど

後ろで、ずっしりと重い音がしたので

振り向いたら、男が落ちていた。

階段から落ちたのだろうと

答えました。

ゲスターを見たことは

話しませんでした。

 

ロルド宰相は

 

ゲスターは

落ちた人の近くにいなかった。

ただ上を見ていただけ。

しかも、男が落ちた時は

いなかった。

どこに行ったかわからないけれど。

 

と、自分が見た状況を

正当化している間に、

騒動を聞いた人たちが

たくさん集まってきました。

その中にゲスターもいたので

ロルド宰相は少し安心しました。

その中にはラティルもいたので

ロルド宰相は、

騎士に話したのと同じことを

繰り返しました。

 

ラティルは、その言葉を聞きながら

大神官に手を差し伸べると、

彼は大急ぎで前に出て来て

階段から落ちた男の治療をしました。

大神官が男の膝の上に

軽く手を当てるだけで

苦痛がなくなったのか

男の表情が和らぎました。

きょとんとした表情で

自分の膝を見つめる男を見て、

ラティルは、

彼がクラインの侍従の

バニルであることに気がつきました。

彼は、まだ呆然としていましたが

ラティルが話しかけると

すぐに起き上がり

姿勢を正して自己紹介をしました。

ラティルはクラインに

彼の侍従がケガをしたことを

伝えるために

周囲をキョロキョロ見ましたが、

彼は、気持ちよくお酒を飲み過ぎて

意識が朦朧となり、

酒気を抜くために外へ出ていました。

ラティルは

クラインを探すのを止めて、

バニルにどうしたのかと尋ねました。

クラインの侍従は、

なぜ、足が折れたまま床を転がり、

よりによって、なぜロルド宰相が

その場にいたのか

不思議だったからでした。

 

バニルは、

クラインが薄着過ぎたので

マントを持ってこようと思い

部屋へ行っていた。

その時、

誰かが自分を引っ張る気がして、

階段から落ちたと答えました。

ロルド宰相は、

バニルが階段から落ちた直後も、

誰かが足を引っ張ったと

言っていたのを思い出し、

ラティルを

不安そうな表情で見ました。

自分の息子は当然犯人ではないけれど

もしかして下にいたというだけで

疑われるのではないかと

だんだん不安になって行きました。

しかし、集まっていた人の中に、

バニルが1人で歩いていて滑ったと

目撃した人がいました。

目撃者の言葉に、

バニルは悔しそうな顔をしましたが

息を殺して様子を見ていた人々は

自分のミスで倒れたのに

人のせいにするとか、

誰にでも、

ああやって罪を被せるとか、

ひそひそ話を始めました。

バニルは呆れてラティルを見ましたが

彼女は彼を非難する表情では

ありませんでした。

実際、ラティルは

黒魔術師の仕業か、

バニルのミスのどちらかだと

考えていました。

しかし、どちらにしても

その場で答えはでませんでした。

 

ラティルは、その場にいる人たちに

もう帰れという手ぶりをしました。

そして、バニルにも

部屋へ戻って休むように、

マントは自分がクラインに

届けると言いました。

不満そうに帰るバニルの後ろ姿を

ラティルは目を離さずに見ました。

 

自分がミスをしたのに、

ああやっているのなら

大した演技だと思う。

でも、本当に

誰かが引っ張ったのなら

トゥーラがパーティに

黒魔術師を送って来たのだろうか。

クラインを牽制しようとする

水面下の戦いと関係が

あるのだろうか。

 

ラティルが悩んでいるうちに

事態が落ち着いてくると、

ロルド宰相は密かに

人影のないテラスに

ゲスターを呼びました。

彼はいつもと変わらない顔色で

もじもじしながらやって来たので、

ロルド宰相は安心しました。

彼は、やはり息子とは関係ない。

こんな子が人に危害を加えるなんて

お話にならないと考えました。

 

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◇誤解◇

ラティルは、

クラインがどこにいるのか

人に尋ねながら

彼のいる場所へ直接行きました。

彼は事件の起こった場所の

正反対の方向にある

バルコニーに立ち、

手すりに手を置いて

どこかを眺めていました。

ラティルはにっこりと目で笑い

風邪を引くと言って、

クラインの肩にマントをかけました。

彼はラティルにお礼を言った後、

何かあったのか、

人々が皆、

中へ入って行ったと言いました。

ラティルは、他の人は来たのに、

なぜクラインが来なかったのかと

尋ねました。

彼は、自分に関係ないことは

関心がないと答えました。

 

彼は、ポンポンの付いた

マントの紐を結んでいましたが、

ラティルが「やれやれ」という目で

彼を見つめたので、

自分に関係のあることかと

聞き返しました。

ラティルは、

深刻な状況であるにもかかわらず

クラインの手で動いている

ポンポンが可愛いと思いました。

彼女は、ふわふわしたポンポンを

見つめながら、

クラインの侍従が階段から落ちて

ケガをしたことを伝えました。

 

クラインは驚いたかと思うと

険悪な声で、

 

また、あの野郎が・・・

 

と言いました。

クラインの言う、あの野郎が

誰なのか知っているラティルは

あの子ではないと

彼の誤解を指摘しました。

しかし、クラインは

あいつのせいでなければ

バニルは階段で転ばないと

主張しました。

けれども、ラティルは

バニルが1人で滑るのを見たと

目撃者が証言していると言いました。

クラインは、

その目がおかしいと息巻き、

中へ入ろうとするのを

ラティルは慌てて

彼の服をつかんで止めました。

何をするつもりなのかと

彼女が尋ねると、クラインは

 

ゲスターの野郎を・・

 

と口にしたので、

ラティルは、

なぜゲスターに矢を向けるのかと

尋ねました。

クラインは、

彼がずる賢くて憎いからだと

答えました。

 

お世辞すら言わないクラインに

ラティルはため息をつき、

彼の服をさらに強い力で

引っ張りました。

相手が皇帝なので、

クラインは、おとなしく

後ずさりしました。

これから、

ロルド宰相とアトラクシー公爵に

対抗できるくらい

クラインを

盛り上げなければいけないのに、

こんなに、すぐにかっとなって

大丈夫だろうかと

ラティルは心配になりました。

 

彼女は、クラインに

落ち着くように言いました。

彼は、自分の侍従が

階段から落ちて死んだのに

落ち着いていられないと言いました。

ラティルは、

侍従は死んでいない。

足が折れたけれど

大神官が治療したと話しました。

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◇お礼◇

体格の良い貴族たちの間で、

大神官は、自分の筋肉を

どのように作ったのか

熱心に話していました。

同様の関心ごとを持つ貴族たちが

すごいと拍手する中、

光を反射させる服を着たクラインが

1人で歩いて来ました。

貴族たちは気まずそうでしたが、

大神官は、嬉しそうな顔で、

どうしたのかと尋ねました。

しかし、クラインは

彼の口を塞いで言葉を遮りました。

それにもかかわらず、

クラインは

なかなか自分の用件を言えず、

もじもじしていました。

 

同じことは2度と言わないから

よく聞いてください。

 

と言ったものの、

まだ、もじもじしていたので、

最初はクラインに

何の関心も持たなかった

大神官を取り囲んでいた貴族の視線が

クラインに集中しました。

彼は、さらに話しづらくなりましたが

幸いなことに大神官は、

クラインが何を言いたいか気づいて

笑いました。

 

ありがとうって言うんじゃないの?

 

と大神官はクラインの耳元で囁くと

彼は、勘がいいねと言って

やたらと咳ばらいをしました。

その姿を見た大神官は、

クラインがいきなり

自分を警戒したことを思い出して

嬉しくなり、

自分は大神官だから

人を助けるのが喜びだと言いました。

すると、クラインは

 

それがお前の喜びなのは

お前の事情で、

それがありがたいのは

俺の事情だ。

 

と言いました。

それはそうだという大神官に

クラインは、

もしも、誰かが大神官のことを

筋肉しかないと言って無視したら

自分に言うように。

自分が片付けてやるからと、

いつもの5倍速いペースで話すと

慌てて、その場を立ち去りました。

一歩遅れて

事態を把握した貴族たちは、

クライン皇子は

大神官を気に入っていて、

皇帝はクライン皇子を

一番寵愛しているので

心強いと言いました。

 

大神官は

笑いながら返事をしましたが

気分が悪くなりました。

先ほど、

クラインが通り過ぎた方を見ると、

彼はいつのまにか

ラティルのそばへ行き

腕を組んでいました。

ラティルが何か言うと

クラインは頷きながら

頭を下げました。

ラティルとクラインの額が

近づく度に

大神官の心臓も縮んだり伸びたりを

繰り返しました。

 

華やかで美しい2人が

くっ付いている姿は

良く似合っているけれど、

大神官の胸の片隅が

どっしりと重くなって、

彼は急いで顔を背けました。

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◇襲撃者◇

クラインは、

大神官が自分をどう見ているのか

分からないまま、

ラティルのそばで、はしゃいだ後

侍従長が彼女に話しかけている間に

こっそりパーティ会場を

抜け出しました。

階段から落ちてケガをした

バニルのことが心配だからでした。

大神官が治療をしたといっても

自分の目で無事を確認して、

誰が押したか

聞く必要がありました。

 

音楽と人の話し声で

溢れていた場所から抜け出すと

草の虫の鳴き声が

あちこちから聞こえて来て、

クラインは、

その場の雰囲気に酔いしれて

歩いていました。

その時、

後ろから殺気を感じたクラインは

身体を回しながら

横にあった木の枝を折り、

相手を殴りつけました。

襲撃者は

クラインの反撃に驚いて

後に下がりましたが、

クラインは枝を置いて

襲撃者の手首を掴むと同時に

相手を打ち倒しました。

クラインは、

武器を離して倒れた

襲撃者の首を足で踏みつけて、

相手が死なない程度に力を入れると

「誰だ?」と冷ややかに尋ねました。

襲撃者はバタバタしましたが

クラインはびくともしませんでした。

予想外のクラインの実力に

襲撃者は唸りながら、

拳でクラインの足を殴りました。

 

クラインは警備兵を呼びましたが、

それよりも先に

矢が飛んできました。

身体を後ろに反らしたクラインが

矢をつかんだ瞬間、

襲撃者は、その隙を狙い

逃げて行きました。

クラインは、

その後を追おうとしましたが、

誰かのゆっくりとした拍手が

彼を捕えました。

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せっかくの誕生パーティが

台無しになってしまった

可愛そうなクライン。

けれども、クライン自身が

話していたように、

彼が本当に強いことを

証明してくれました。

自分自身を守るために

子供の時から武術が身に付くように

訓練していたのでしょうか。

襲撃者を撃退した時と

もじもじして、

なかなか大神官に

お礼を言えない時とのギャップが

大きいです。

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