自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち ネタバレ 原作109話 あらすじ マンガ 113、114話 きれいな感情は愛ではなく好奇心だというラナムン

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109話 美しいラナムンの顔が台無しになってしまいました。

◇宮医を断る理由◇

カルドンの話を聞いたラティルは

宮医に診てもらう必要性を訴えました。

カルドンも、それを勧めたものの

ラナムンは、自分を診察した宮医が

自分の状態について

誰かに話すのを心配していると

話しました。

ラティルは、そんなはずはないと

反論しようとしましたが、

あり得ないことではないので、

口を閉ざしました。

ラティルが病気なら、皇帝の命令で、

宮医に口止めできるけれど

ラティルの命令なしに

宮医が先にラナムンを診察すれば

彼が誰かに話すかどうかまで

分かりませんでした。

 

ラティルは、ラナムンが

ひどい状態なのか尋ねました。

カルドンは、

ラナムンの幼い頃からの

主治医にもらった薬を塗った。

治ることを願っていると

答えました。

 

ラティルは、

急に顔が台無しになった理由は

分からないのかと尋ねると、

カルドンは、分からない。

普段通りに生活していたと

答えました。

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◇人間なのに強い◇

無事に元の隠れ家に戻ったトゥーラは

どうして、こんなに

あたふたと帰って来たのかと尋ねる

狐の仮面の胸倉をつかみました。

彼は両手を上げると、

 

どうしたんだい?

何でこんなことするの?

私が何かしたか?

 

とトゥーラに尋ねると、

彼は、それを知らなくて

聞いているのかと

狐の仮面に詰め寄りました。

彼は、知っているけれど

わざと聞いたりしないと、

肩まで震わせて笑いました。

トゥーラは怒って、

押しのけるように、

狐の仮面の胸倉を離すと

玉座にドカッと座り、

ロードである自分が

人間の傭兵王に負けたと話しました。

 

狐の仮面は、

傭兵王は強い、只者ではないと

慰めましたが、トゥーラは

傭兵王は人間なのに、

人間らしくなくて、

力、速度、技術、威圧感まで全て

強すぎたと言いました。

 

狐の仮面は

両手で自分の仮面を包み込み

首をキョロキョロ回しながら

落ち着きのない態度で

 

なぜたろう?なぜたろう?

 

と尋ねたので、

トゥーラは、ふざけるなと言って

狐の仮面を怒りました。

 

狐の仮面は手を下ろすと

肩をすくめて、

 

おかしなことは何一つない。

人間だからといって

みんな弱くはない。

勇者が魔王を殺す話が

なぜあるのか・・・

 

と話している途中で、

トゥーラは、物語ではないと

抗議しましたが、

狐の仮面は、

歴代ロードたちは、

あんなに強かったのに

なぜ、みんな死んだのかと

尋ねました。

 

トゥーラは、

狐の仮面の話も一理ある。

こんなに強い力があるのに、

歴代ロードたちは、

皆死んだと答えました。

 

狐の仮面は素早く頷き、

ロードが負けるかもしれないことと、

まだロードが覚醒していないことを

話しました。

そして、覚醒の意味が

わからないトゥーラに、

狐の仮面は、

トゥーラが死んで目覚めてから、

もっと強い身体を持つようになったのは

事実だけれど、

それが、最も強い地位を

保障してくれるわけではないと

説明しました。

 

トゥーラは、

どうやって覚醒するのか

尋ねましたが、狐の仮面は

自分はロードではないので

分からない。

ロードが自分で調べなければと

答えました。

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◇本当の愛◇

ラナムンは化粧台の前に立って

自分の顔を見つめ、

目を閉じて身体の向きを変えました。

自分の部屋に自分の肖像画を置くほど

外見に自信があるラナムンにとって、

今回のことは大きな衝撃でした。

幼い頃からの主治医にもらった皮膚薬も

全く効き目がなかったので、

ラナムンは鏡を黒いマントで

覆い隠しました。

カルドンは、時間が経てば収まると

言いましたが、

肌は落ち着いても

以前のように戻らなさそうでした。

 

食べ物に問題があったのか、

石鹸や香水を変えていないか、

ラナムンとカルドンは

肌が荒れた原因について

探っていると

いきなり大神官が訪ねて来ました。

ラナムンは、

大神官にも会いたがりませんでしたが、

彼はカルドンを通して、

自分はラティルの命令で来たことと、

病気や外部の要因で

問題が生じた場合は

治療できるかもしれないと言ったので

渋々、入るのを許可しました。

ラナムンは、大神官が自分の顔を見て

驚くだろうと覚悟していましたが、

彼は、そんなそぶりを見せず

今回はケガをしたのが顔だけで

幸いだと言いました。

そして、すぐに治療するけれど、

病気や外部要因で

顔が台無しになったのでなければ、

効果がない。

神聖な力は、

肌を美しくする力ではないと

言いました。

 

大神官は治療をするために

すぐに近づいてきたので、

ラナムンは、この前のように

ズボンを下すよりは、

こちらの方がましだと思い

目を閉じてベッドの端に座りました。

カルドンは急いで椅子を持って来て

大神官を座らせました。

 

彼がラナムンの顔に

手を近づけた時、

少し私的な質問を

してもいいかと慎重に尋ねました。

ラナムンは、

2度も助けてもらったので

いくつでも質問してもいいと

答えました。

 

大神官は、ラナムンに

ラティルのことを

愛しているかと尋ねました。

その質問は、

ラナムンが予想していたよりも

私的な質問でした。

ラナムンは半分目を開けると

大神官の顔は

少し赤くなっているようでした。

 

ラナムンは、

どういう意味かと尋ねました。

大神官は、

ただ知りたいだけだと答えると

ラナムンは、

別の質問にするように言いました。

すると大神官は、

愛していないということなのかと

尋ねたので、

ラナムンは、再び

別の質問にするように言いました。

大神官は、

いくつでも

質問していいと言ったのにと

気の抜けた声で呟きましたが、

ラナムンは無言でした。

 

大神官は治療を終えると、

今度は質問を変えて、

自分は

ラティルを愛しているのかどうか

実はよくわからない。

1人だけを特別に愛したことは

一度もないと言いました。

それは意外だと

ラナムンは思いました。

 

大神官は、幼い時から

全ての人を愛せよという言葉が

昼夜を問わず入って来たけれど

ラティルに会う時は、

少し気持ちが違うと話しました。

 

カルドンから手鏡を受取ると、

ラナムンは自分の顔を映しながら

どのように違うのかと尋ねました。

 

大神官は、

ラティルのそばにいると気持ちがいい。

もっと一緒に泊まりたいし、

多くのことを分かち合いたいし

ラティルが普段何をしているか気になり

彼女が自分のために

笑ってくれたらいいのにと思うと

答えました。

 

自分の肌が元に戻ったことを

確認したラナムンは大神官を見ました。

大きな図体で、

恥ずかしいことを言った大神官は

足をもぞもぞさせていました。

 

大神官は、自分は途方もなく

ラティルを

愛しているわけではないけれど、

このような感情は愛に近い。

もしかしたら、

愛が始まる過程なのかと

目を輝かせながら

ラナムンを見て尋ねました。

大神官はラナムンが何を言っても

信じる覚悟ができているようでした。

 

ラナムンは、

そのようなきれいな感情は

愛ではないと冷たく答えました。

その言葉を不思議に思った大神官は

他の人には、このような感情を

抱いたことがなかったと

話しましたが、

それに対してラナムンは、

好奇心ではないかと思うと

返事をしました。

 

大神官が

そうなのかな?と首を傾げて

部屋を出て行くと、カルドンは、

自分が見たところ

大神官は理性的に

ラティルに魅かれているようなのに

あんなに堂々と愛ではないと

言っていいのかと呟きました。

 

大神官は恋敵ではあるけれど

大神官であり、

ラナムンを2度も

助けてくれた人なので、

ラナムンが大神官に嘘をついたことに

気が引けるようでした。

 

しかし、ラナムンは

自分は大神官が好きだし、

彼が世話をしてくれれば

自分も彼の世話をするけれど

ラティルの心を

分け合うつもりはないと

冷たく言い放ちました。

 

ラナムンは、大神官に

ラティルを愛しているかと

聞かれた時に、

返事をしなかったことを

覚えていたカルドンは

口をぽかんと開けて彼を見ました。

しかし、カルドンは

ラナムンの侍従なので

矛盾した点を指摘する代わりに

もちろんです、と頷きました。

けれども、ラナムンは

カルドンが自分のことを

おかしいと思っている気配に気づき、

このことは、

自分がラティルを

愛しているかどうかとは

関係ない問題だと付け加えました。

カルドンは、

もちろんですと答えた後、

話題を変えて、

また、あの手紙が来たと言いました。

 

ラナムンは捨てるようにと言った後、

化粧台の前へ行くと、

もう一度、きれいになった肌を確認し、

引き出しの中から、

最も大きくて華やかな宝石を

たくさん取り出しました。

 

ラナムンは、

これらの宝石は、

きちんと包装をして、

サイズの合わない物は

大神官のサイズに合うように細工して

贈るようにと

カルドンに指示しました。

ところが、カルドンは

再び手紙のことを口にしました。

 

捨てろと命令するラナムンに

カルドンは、

手紙の内容が少し変わった。

ロードは、すぐに目覚め

あまり時間がない。

早く修練を始めなければ

ロードを相手にできないと

書かれてあると告げました。

 

ラナムンが眉間にしわを寄せたので

カルドンは彼の顔色を窺いながら

最近は、食人鬼とか

ゾンビというのものが

現われているので、

少し気になっていると

言葉を濁しました。

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◇血の匂い◇

その夜、

大神官がラナムンを治療したと

報告を受けたラティルは、

彼に贈り物をするように指示した後、

浴室に入りました。

シャワーから冷たい水が出るように

水温を調節して、その下に立つと、

頭のてっぺんから、つま先まで、

ゾクゾクするような感じが

降りてきました。

ラティルは目を閉じて、

冷たい水を全身に浴びながら、

タリウムの素晴らしい水道設備に

感謝しました。

 

ラティルは顔を洗って

シャワーの栓を閉めようとした瞬間

鏡を見て驚きました。

勘違いかと思い

曇った鏡を手で擦ると

硬い表情をした自分の顔が

映っていました。

 

ラティルは眉を顰めて外へ出ると

待機していた侍女たちが

大きなバスタオルで

彼女の身体を拭きました。

ラティルは両手を広げて立ち、

先ほど、鏡で見た

変な女について考えました。

その間も侍女たちは、

彼女がパジャマを着る

手伝いをしていました。

 

支度が終わり

浴室から外へ出ると

鼻先に濃い血の匂いが

流れ込んできました。

ラティルは

浴室の前で立ち止まり

扉を見つめた後、

応接室へ入りました。

ラティルが来ると、

チェスをしながら話をしていた

侍女たちは、

何か必要ななものがあるかと

尋ねました。

 

ラティルは、血の匂いがするので

誰かケガをしていないか

尋ねました。

侍女たちは、極まりの悪い顔で

見つめ合いました。

全然分からないといった表情でした。

侍女たちが、血の匂いがしないか

鼻をクンクンさせながら

部屋の中を歩き回っているのを見て

ラティルは

お風呂の世話をしてくれた侍女に

 

血の匂いがしない?

 

と尋ねました。

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ラナムンはプライドが高すぎて

素直に自分の感情を表現することが

苦手なのかもしれません。

大神官が自分の身体を

癒やしてくれたことに

とても感謝しているけれど、

それを素直に表現できなくて、

代わりに大きな宝石を

たくさんプレゼントすることに

したのかなと思いました。

もっとも大神官は

自分がもらった宝石を

困っている人のために

使うような気がします。

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