自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 387話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 秋祭りでの異変

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387話 メラディムが殺人犯に疑われてしまいました。

◇聞かれたくない話◇

ラナムンは「このバカが」と

低い声で呟きました。

ラティルは首を振り、

「それは後で」と返事をすると、

メラディムを

人通りの少ない道へ連れて行った後、

ぐるぐる歩き回り、

先程の位置から最大限離れました。 

そして、

人通りのない所へ到着すると、

ラティルはため息をついて

ようやく立ち止まりました。

息を整えて振り返ると、

ラナムンがメラディムを

恐ろしい形相で睨みつけていました。

 

ラティルはラナムンの背中を叩いて

落ち着かせました。

そして、メラディムに

一体どうしたのか、

なぜ、急に

誤解を招くことになったのかと

尋ねました。


メラディムは、

人間が多過ぎたので

息抜きに屋上に上がったら・・・

と言いかけて、

突然言葉を止めました。

 

ラティルは、

なぜメラディムが続けて話さないのか

不思議に思っていると、

彼はちらりとラナムンを見ました。

彼の表情はいっそう険悪になり

自分がいると

話せないということなのかと

文句を言いました。

 

ラティルはラナムンに

少し席を外して欲しいと頼むと

彼の目つきは冷たくなり

ひどく不愉快な顔をしていました 。

しかし、この状況では、

ラティルはメラディムの肩を

持つしかなかったので、

彼女は、喉が渇いたので、

飲み物を買って来て欲しいと

頼みました。

 

ラナムンは「本気ですか」という目で

彼女を見つめました。

ラティルは心の中で謝りましたが

その言葉は撤回しませんでした。

メラディムが、

ラナムンの前では言えないことを

話そうとしているのは

明らかだったからでした。


ラナムンは黙ってラティルを見つめ、

ゆっくりと立ち上がると、

頼まれた仕事をすると言って

その場を離れましたが、

彼の後ろ姿から、

怒りがにじみ出ていました。

 

先程、広場で

2人が抱き合っていた時は

本当にいい雰囲気だったので

ラティルは心が痛みましたが、

メラディムに話をするよう

促しました。

彼は、偽者の狐の仮面を見たと

話しました。

偽者と聞いて、

ラティルは目を丸くしました。

メラディムは、

最初は本物だと思った。

彼は屋上から下の方へ

砂みたいなものを撒いていたけれど

下から血の匂いが漂って来た。

何をしているのかと思い、

偽の狐の仮面に近づいたところ

彼は逃げたけれど

逃げる様子がゲスターではなかったと

説明しました。


ラティルは、以前、狐の仮面が、

自分の仮面が2つ盗まれたと

話していたのを思い出し、

それをメラディムに伝えました。

 

そしてラティルはメラディムから

狐の仮面が逃げたことを聞いた後、

メラディムが

殺人者と呼ばれる理由を尋ねました。

 

メラディムは、

屋上から下を見下ろしたら、

人間たちが何人か死んでいた。

その周りの人たちは

何が起こったのかと思って

上を見上げたところ

自分しかいなかったからだと

答えました。

 

ラティルは、

偽の狐の仮面はトゥーラかと

尋ねましたが、

メラディムはトゥーラに

一度も会ったことがないので

キョトンとしていました。

 

ラティルは、

トゥーラは自分の異母兄で

狐の仮面とカルレインが

自分を対抗者から守るために

最初、彼を偽のロードに仕立てた。

その時、彼を食餌鬼にして利用したと

答えました。

 

メラディムは、なぜ急に

その食餌鬼を疑うのかと尋ねました。

ラティルは、

狐の仮面と彼は、

一時期、一緒に生活していたので

トゥーラは仮面を盗みやすいし、

ラナムンとメラディムと

離れ離れになっていた時に

トゥーラを見かけた。

昼間に食餌鬼である彼が

出歩くはずがないと思い

戻って来たと答えました。

 

メラディムは真剣な表情で、

敵が行動を起こしているようだと

話しました。

ラティルは、

敵が誰なのかも曖昧だと言うと、

メラディムは、

対抗者1は自分たちといて、

対抗者2は拉致されたと聞いている。

ロードの敵が

対抗者でない日も来るなんて

不思議だと言いました。

 

ラティルは、カルレインに

近くをよく見てもらうよう

伝えなければならないと言いました。

◇会うたびに喧嘩◇

ラティルがメラディムと

真剣に話をしている間、

ラナムンは、一応皇命に従い、

近くの露店で

マスカットジュースを一杯

購入しました。

しかし、今帰っても、

またお使いに出されるのは

明らかだったので、

すぐに戻らないで、

周りをぶらぶら歩き回りました。

しかし、傷ついた心は

癒されませんでした。

一緒に来いと言われたから来たのに、

自分だけが孤立しているようでした。 

 

以前、皇帝は

自分とクラインと大神官を外して

側室たちをベッドに集めた。

もちろん、そんな所へは

来いと言われても

行かなかっただろうけれど

それでも気分は悪い。

相談のようなことをする時も

自分だけ排斥されているような感じで

不愉快だと思っていると、

どこからか現れたクラインが、

なぜ一人でいるのかと、

ぶっきらぼうに尋ねて

自分に近づいてくると、

さらに不愉快になりました。

 

ラナムンは、クラインと

彼の隣に立っているタッシールを

一度ずつ冷たく見ると、クラインに

ここに来た理由を尋ねました。

彼は、タッシールを見ながら

遊びに来たと答えましたが、

クラインはラナムンの周りを見回して

なぜラナムンが1人でいるのか

皇帝と人魚はどうしたのかと

尋ねました。

 

ラナムンは、

2人は話をしていると答えると

クラインは、なぜ、ラナムンが

ここにいるのかと尋ねました。

彼は唇をぎゅっと閉じていると

クラインはプハッと笑い

2人がデートするので

ラナムンだけ除け者にされたのかと

からかいました。

 

タッシールはやめたほうがいいと言って

クラインのわき腹を突きましたが、

クラインはタシールを放し、

ラナムンの肩に腕を回して

ニヤニヤすると、

以前、自分は

ラナムンの顔は飽きる顔だと

言ったはずだと言いました。

 

ラナムンはクラインに

腕を退けるよう頼みましたが、

クラインは、

自分に八つ当たりしても意味がないと

言いました。

ラナムンは、もう一度、

腕を退けるよう頼みましたが

クラインは、自分が腕を退けても、

ここに皇帝が腕を乗せるのかと

からかいました。


タッシールは、

いつまでもラナムンをからかっている

クラインと

怒りを全力で抑えているラナムンを見て

彼らをスケッチし始めました 。

 

一方、ラティルは

メラディムから話を全て聞いたのに

ラナムンが戻って来ないので、

彼女は周囲を見回しながら、

なぜ彼は戻って来ないのかと

呟きました。

 

メラディムが話してくれた

怪しい砂を撒いた現場に

行かなければならないのに、

まだラナムンが戻って来ないのが

不思議でした。

 

メラディムは、人が多くて

まだ飲み物が

買えずにいるかのしれないと

助言すると、ラティルは同意し、

ラナムンを探すことにしました。


案の定、路地を出たラティルは

大通りに並んだ 3 つの露店の1つに

ラナムンを見つけましたが、

彼は1人ではなく、思いがけず、

タッシールとクラインと一緒でした。

ラティルはそちらへ歩いて行きました。

 

遠目にも、

ラナムンとクラインの

雰囲気が良くないので、

何事かと思いましたが、

近くに行ってみると状況は最悪で

クラインはクスクス笑い、

ラナムンはそれに対して無反応でしたが

表情は殺伐としていました。

それにタッシールは

なぜかその様子を描いていました。

 

ラティルは、

何をしているのかと

戸惑いながら尋ねると、

タッシールは笑いながら

スケッチした絵を渡し、

ラナムンとクラインは

会う度に喧嘩している。

記念に絵をあげると答えました。

 

ラティルはお礼を言った後、

ラナムンを見ると、クラインは

タッシールと一緒に遊びに来たら

ラナムンを発見したので、

話をしていたと答えました。

 

ラティルは、

喧嘩をしていたのではないかと

尋ねると、

クラインは、そうではないと

返事をしました。

 

ラティルは、それは本当なのかと

ラナムンに尋ねました。

彼がそうではないと答えたら、

クラインに文句を言うつもりでした。

しかし、思いがけず

ラナムンは何の返事もせず、

マスカットジュースを

差し出しました。

 

クラインは目をギラギラさせ、

タッシールは好奇心から、

メラディムに

何があったのかと尋ねました。

そして、ラティルは、

ラナムンが除け者にされたことで

怒っていると聞くと

ラティルは申し訳ない気持ちが

急に湧き起こりました。

しかし、今は

ラナムンの怒りを解く暇はなく、

事件現場に行く必要がありました。

 

ラティルは、

メラディムに現場まで案内するように、

そして、他の3人にも

散らばらないで付いて来るよう指示し

行きながら話をすると伝えました。

 

◇異変◇

行く途中で、ラティルは、

ラナムンの顔色を窺いながら、

狐の仮面の部分を省略して、

メラディムから聞いた話をしました。

 

事件現場に到着すると、

すでに人々が

たくさん集まっていました。

ラティルは

メラディムがかぶっている

マントのフードをギュッと押さえ、

人々をかき分けて中に入ってみました。

砂に当たって倒れている人たちも

変でしたが、一番変なのは、

その下の土が

黒くなっているということでした。

ラティルは、屈んで土をつまむと

重みを感じ、

これは普通の土ではないことが

すぐにわかりました。

 

ラナムンは、危ないと言って

ラティルを止めましたが、

メラディムはくすくす笑い、

ラナムンを馬鹿な人間と呼ぶと、

自分たちにとって脅威になり得るものは

何もないと言いました。

 

それを聞いたラナムンは、

馬鹿な魚がうるさいと

言い返したので、メラディムは

魚と呼ばれたことに怒りましたが、

ラティルは2人が喧嘩を始める前に

タッシールに、

大神官を呼んで、

お守りであれ聖水であれ

必要になるかもしれないので

持って来るよう伝えてと指示しました。

 

次にラティルはメラディムに

犯人を探すように。

逃げたり隠れたりしていないはずだし

逃げたとしても

遠くには行っていないと指示しました。

メラディムも、

すぐにその場を去りました。

 

そろそろ警備兵たちも来るようなので

ラティルは、

ラナムンとクラインを連れて

現場を離れました。

とりあえず正体を隠したまま

ここでできそうなことは

もうありませんでした。

 

クラインは興奮気味に、

自分たちは何をするのかと

尋ねましたが、

ラティルは「帰ろう」と答えました。

クラインは驚きましたが、

ラティルは2人を連れて

人々から離れました。

 

ところが、まだ完全に

そこから離れる前に

遠くからざわめく声が

聞こえて来ました。

そちらを見ると、

サーナット卿が警備兵たちと共に

こちらに向かっていました。

 

知っているふりをするべきかどうか、

ラティルが悩んでいると、

思いがけず、サーナット卿が

先にラティルに近づき、

タッシールが大神官を呼びに行く途中で

出くわしたこと、

彼女がここにいることを

聞いたと話しました。


そしてサーナット卿が

ラティルの目の前まで近づいてきて、

密着して話をしていると、

ラナムンの表情が固まりました。

その理由が、

ラティルにはわかりませんでしたが、

彼女は、

そのままサーナット卿について行き、

集まっている人々から

少し距離を置きました。

クラインは、

サーナット卿がラティルに

接近し過ぎると皮肉を言いましたが

彼女はクラインの口を

手で塞ぎました。


サーナット卿は

クラインを見向きもせずに

広場に見せたいものがあると

言いました。

ラティルは、

それは何なのかと尋ねると、

サーナット卿は、

直接、見た方がいいと答えました。

 

サーナット卿の反応が

おかしいと思いながらも、

ラティルは彼について行きました。

 

広場の中に入ると、

先程、来た時よりも

人々のざわめきが

激しくなっていました。

戸惑ったラティルは

どうしたのかと呟くと、

サーナット卿が指し示す方向を見て

口を閉じました。

ラティルだけでなく、

喧嘩をしかけたくて、

うずうずしていたクラインも

小さく悲鳴を上げました。

ラナムンは

何の反応もしませんでしたが、

眉を顰めていました。

 

それも無理はないと思い、

ラティルは呆れて苦笑いをしました。

広場の壇上に、

トゥーラの頭がかかっていました。

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ラナムンとクラインと大神官は

ラティルがロードであることと

狐の仮面の存在を知らないので

どうしても

隠さざるを得ないことがある。

クラインなら、

ギャーギャー騒いで

なぜ自分を除け者にするのかと

ラティルを問い詰めて

鬱憤を晴らすこともできるけれど

プライドの高いラナムンは

それができない。

彼はとても傷ついているのに、

クラインは彼の傷口に

塩を擦り込むようなことまでする。

それでも、ひたすら怒りを抑えて

ラティルに何も言わずに

マスカットジュースを差し出す。

 

ラナムンは、

クラインと喧嘩していたと

話したところで、

心の傷は癒えないので、

彼はラティルの命令を

きちんと遂行したことを

伝えたかったのかもしれません。

この時の彼の表情がどうだったかは

書かれていませんが、

ラティルには、

彼がキラキラ輝いているように

見えたのではないかと思います。

 

それなのに、

意図したことではないといえ、

サーナット卿と密着して

また、ラナムンを不愉快にさせた

ラティルは罪づくりだと思います。

 

 

 

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