自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 106話 ネタバレ 原作 あらすじ マンガ 111話 タッシールへの誤解が解けたラティル

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106話 タッシールとカルレインはトゥーラの討伐へ出発しました。

◇ゾンビだらけ◇

私と陛下の間には

2人だけの

とても可愛いニックネームがあります。

この頭の傷跡は、

陛下が私の髪をかきむしって

できたものです。

なぜ、陛下がそんなことをしたのか。

それは、陛下が私の頭に

手を乗せたからです。

 

タッシールは嬉しそうに

笑っていましたが

カルレインは無言でした。

何の反応もないカルレインのことが

面白くなくて、

タッシールは、彼が

徹底的に自分を無視していると

呟いたものの、

それでもカルレインは

何も答えませんでした。

しかし、無視され続けても

タッシールは不機嫌なそぶりを見せず

微笑んでいるだけでした。

そして、

 

知らないふりをしていても、

衝撃を受けたようですね。

傭兵王は何かを依頼された時だけ

前進し、

依頼のない時は何もしないことが

身についているからです。

 

と皮肉を言いました。

すると、カルレインは

タッシールの方を見て、

彼が望んでいた反応を示しました。

 

もう一言何か喋ったら

舌を抜く。

 

と言うカルレインに

タッシールは、

目の次は舌なのか。

自分の体の隅々まで

欲しがっていると言うと

カルレインの額に

血管が少し浮き上がってきました。

 

タッシールの部下は恐怖のあまり、

彼とカルレインを交互に見ましたが、

2人の間に入って、

止めることができませんでした。

黒林の頭と黒死神団の隊長が

このような関係なので、

当然、それぞれの部下たちも

仲良くなれるはずがなく、

黒林の暗殺者たちと

黒死神団の傭兵たちは、

何も言わずに歩いているものの

少しでもぶつかるや否や、

何か起きそうな恐ろしい神経戦を

繰り広げていました。

 

そうやって、しばらく歩いて行くと

カルレインを挑発し続けた

タッシールは、

話すのを止めて、腰を曲げると

落ち葉を払い退けました。

その下に、

人がたくさん通った足跡が

巧妙に隠されていました。

ここを通ったようだと

タッシールは

カルレインに告げました。

彼も、あらかじめ

アナッチャを見張らせた部下が

木の根元に

「ここを通り過ぎた」という意味の

印を描いたのを見つけたので

同意しました。

タッシールは、先を急ぐことで

自分たちも早く

皇帝の元へ帰れると言いました。

 

急な坂道のため、

歩む速度は遅くなりましたが、

彼らは止まることなく

移動し続けました。

どれほど、そのように歩いたのか

ついに彼らは、

山の中腹に建てられた

2階建ての古い邸宅を見つけました。

庭園に建てられた東屋は

柱しか残っておらず、

邸宅を囲んでいるフェンスは

古くなっていて、

風が吹く度にキーキーと

音を立てていました。

それを見たタッシールは

静かに入るのが難しいと

舌打ちをしながら呟きましたが

その瞬間、カルレインは

静かに入ることなど

関係のないように、

扉をパッと開いてしまいました。

 

タッシールは声を潜めて

彼に抗議しましたが、

カルレインは意に介さず、

猛獣のように

ゆっくりと歩いて行きました。

タッシールはカルレインを

短気だと思いながらも

こうなったら仕方がないので

あたふたと彼の後を

付いて行きました。

 

大きな音が聞こえたはずなのに、

でこぼこの石畳を歩く時も、

半分粉々になった正門を

開けて入る時も、家の中からは

何の音も聞こえませんでした。

 

扉を開けると、

3-4人が同時に通れるくらいの

廊下が続いていて、

その両側には、

扉がいくつかありました。

カルレインは視線をそらすことなく

真っ直ぐ歩きました。

廊下の端に到着すると、

広いホールが現れました。

2階まで吹き抜けになっている

ホールだと予測できましたが、

それが見えないくらい、

幾重にもゾンビが

ホールを取り巻いていました。

ぎっしりと部屋を取り囲む

ゾンビを見ながら、

タッシールは「お~」と

叫びました。

カルレインは言葉もなく、

両方の腰から武器を取り出しました。

彼が武器を手にすると、

手の中から鋭くて小さな半月刀が

飛び出てきました。

それを合図に、ゾンビたちは

同時に彼らに向かい始め、

カルレインは

本物の猛獣にでもなったかのように

両手に持っている武器を利用し、

ゾンビたちの首を

一つずつ処理していきました。

そんな中、タッシールは一人で

 

私は、こんなのは嫌だ。

私は机に座って

そろばんを弾く商人なのに。

こんなに身体を動かすのは

好きではない。

 

と呟いていましたが、

足と剣を使って、

敵を容易く思っているかのように

上手く処理していきました。

傭兵たちも暗殺者たちも、

直ぐに攻撃を始めると

ホールを埋めつくしていた

ゾンビたちは、

皆、首を切られて

動きが止まりました。

しかし、安心したのも束の間、

彼らが歩いてきた廊下の方から

扉が開く音がしたかと思うと、

再び、ゾンビたちが

どやどやと群がり始めました。

2階の方でも扉が開き、

ゾンビたちが手すりから

飛び降り始めました。

 

タッシールは、

危なそうなら逃げろと言っていた

ラティルの言葉を思い出しました。

 

陛下、簡単だと言っていたのに。

逃げ場もないんですけど。

 

タッシールは額に手をついて、

うんうん唸り声を上げました。

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◇大神官◇

ラティルは起き上がるや否や、

窓を開けて外の空気を吸うと、

タッシールとカルレインは

うまくやっているかと考えました。

大丈夫だとは思うけれど、

未知の敵の所へ送ったせいか、

少し気になりました。

そして、タッシールが旅発つ前に

なぜ大神官のヌードのことを

考えていたのか、

それも変だと思いました。

ゲスターの所へ行った後、

大神官の所へも行くべきだったと

思いました。

 

数日前、

理由はわからないけれど、

突然ラティルは、人の心の声が

よく聞こえるようになりました。

彼女は、その状態が

ずっと続くと思っていましたが、

その日一日限りで、

彼女の能力は元に戻ってしまいました。

どうして、その日だけ

能力が強くなったのか、

理由はわからないけれど、

ゲスターの所へ寄った後、

これはチャンスだと思い

閣議を開いてしまったことを

残念に思いました。

そして、サーナット卿からも

まだ連絡はありませんでした。

 

ラティルは、

身体がだらっとしていたので、

猿のように窓枠にぶら下がりましたが

乳母が入って来て、

10歳の時に、していたことを

また、やっていると窘められたので

彼女は窓枠から降りました。

 

乳母は何か悩みがあるのか。

なぜ、皇帝は悩みがある時

窓にくっ付くのかと尋ねました。

ラティルは、

大神官のことを考えていたと答えると

乳母は、訪ねるかか、

呼べばいいと言いました。

しかし、ラティルは

自分の気になる大神官は

現実の大神官ではなく、

誰かの頭の中の大神官だと

言ったので、

乳母は、ラティルの言うことを

全く理解できない表情をしていました。

しかし、これについては、

説明のしようがないので、

結局、ラティルは

大神官の所へ行くことにしました。

 

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◇大神官の頼み事◇

ラティルがハーレムを訪れると

大神官は、上半身一糸まとわず

朝の運動をしていました。

ラティルがやって来ると、

彼はにっこり笑って

彼女を呼びました。

ラティルは、

大神官にキラキラした後光が

差している錯覚を起こして驚き、

目を隠しましたが、

彼が不思議そうに自分を見たので

ラティルは手を振りました。

そして、

一緒に食事をしようと思って

来たけれど

忙しいかと尋ねました。

大神官は、そんなはずはないと

答えました。

 

大神官がお風呂に入っている間、

ラティルは、

彼の部屋のテーブルに座り

何と質問するか考えていました。

けれども、大神官が浴室から出て来て

食事の支度が整うと、

ラティルは、タッシールが

大神官の裸を見たことがあるかと

そのまま尋ねました。

彼が驚いたので、ラティルは

変な意味で聞いたのではないと

言い訳をすると、大神官は、

なぜ、ラティルが

そんな質問をするのか

わからないけれど

自分が服を脱いで祈っていた時に

タッシールが通りすがりに見たと

答えました。

 

ラティルは、驚いて、

なぜ、大神官が服を脱いで

祈っていたのか、

どこで祈っていたのかと尋ねました。

 

大神官は、

自分の庭で祈っていた。

当然、誰も来ないと思っていたのに

タッシールが茂みから現れたと

答えました。

 

ラティルは唸り声を出して

額に手を当てました。

暗殺者の頭らしく

隅々まで歩き回っていたために

起きたことのようでした。

まさか大神官が裸で庭にいるとは

思ってもいなかっただろうと

推測しました。

 

ラティルは、

どうして服を脱いで祈っていたのか、

何か意味があるのかと尋ねました。

大神官は、神が与えてくれた身体を

こんなに健康に持っていることを

神に見せるため、

そうすることで、

祈りの効果が高くなると答えました。

 

ラティルは、

そんなことがあるのかと

聞きたかったものの、

相手が大神官なので、

どうしても、

その質問ができませんでした。

それに、自分より彼の方が

よく知っているはずでした。

いずれにせよ、

タッシールへの誤解は解けました。

彼が祈っていると言った時に、

大神官が祈っていた光景を

思い出したのだと考えました。

 

大神官は、そのことについて

タッシールが告げ口したのかと

尋ねました。

ラティルは否定しました。

大神官は、タッシール以外

見当がつかないと問い詰めましたが

ラティルは肩をすくめて

席を立ちました。

仕事をしなくてはならないのに、

気になっていたことが我慢できず、

やって来ましたが、

そろそろ帰らないといけませんでした。

 

ラティルは全部食べたので、もう帰る。

大神官には、

ゆっくり食べるように言いました。

 

ところが帰ろうとするラティルを

大神官が慌てて引き留めました。

ラティルは振り返ると、

彼は邪心のない笑顔で

ベッドを指差し、

かなり疲れているようなので

凝った筋肉をほぐしてあげると

言いました。

肩が凝っているのは事実なので、

ラティルは時計を確認すると

ベッドにうつ伏せになりました。

もしかして、大神官は

それとなく自分を

誘惑しているのかと思いましたが、

本当にラティルの肩を

しっかりと気持ちよく

押してくれました。

彼の手が届く所は

森の空気を入れたように爽やかになり

ラティルはウトウトしてしまいました。

 

彼女が、今何時だろうと思って

目を覚ました時、

大神官は枕元の床に座り

ラティルをじっと見ていました。

彼女は気だるい気分に浸ったまま、

何をしているのかと尋ねました。

大神官は躊躇っているようでしたが

自分の唇を親指で叩いて、

前にラティルがやってくれたことを

もう一度やってくれないかと

頼みました。

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タッシールが

大神官の裸を思い浮かべていたのは

邪な気持ちからではなくて

本当に良かったです。

そして、彼はラティルに対して

戯言は言うものの、

嘘をつかない誠実な人だと

思いました。

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