自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 436話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 年末祭の前の出来事

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436話 サーナット卿はカルレインに、タッシールの命を奪うのかと尋ねました。

◇寵愛の度合い◇

カルレインは首を横に振り、

「いいえ」と返事をしました。

サーナット卿は

幸いだと思いました。

彼は、安堵すると、

緊張していた首から力を抜きました。

そして、カルレインの発言に

驚いたことを告げると、彼は、

タッシールが死んだら

ご主人様はショックで

覚醒するかもしれない。

覚醒するほど彼を

寵愛しているかどうかは

分からないけれど、

人の心の中は、

誰も知ることができないと言って

苦々しく笑いました。

 

サーナット卿は、

「ご主人様がタッシールを

それほど寵愛していない」というのが

彼の意見なのか願いなのか

見分けがつきませんでした。

 

カルレインは

とにかく危険ではあるけれど、

ご主人様が

そのように覚醒したら、直ちに

自分たちとの信頼が壊れると言って

肩をすくめました。

 

サーナット卿は、

タッシールの腕をケガさせた後、

ラティルが彼に見せた

非難の眼差しを思い浮かべると、

身体が自然に縮こまりました。

ラティルのために

何でも甘受すると覚悟しているものの

ラティル本人に非難されるのは

思っていたよりも

ひどく心が痛みました。

 

サーナット卿は、

ラティルの冷たい視線を

振り払うために、わざと目を閉じ、

皇帝は対抗者であるラナムンでさえ

命を奪わせないようにしている。

このような状況で

タッシールが死んでしまったら

本当に嫌がるだろうと言いました。

 

カルレインは

サーナット卿に同意すると、

タッシールの調査を妨害するしかないと

拳を握りしめて呟きました。

◇厄介者たち◇

クラインは、ゲスターが

年末祭の準備をしている間、

彼を干渉し続けました。

ゲスターが書類を持って行くと

彼を追いかけながら

それを見せてくれと言い、

ゲスターがラティルの秘書に

あれこれ頼んでいると、

何かと一緒に知りたがりました。

 

ゲスターは、いつも以上に

自分をイライラさせるクラインを

我慢するために、

必死で忍耐力を発揮しなければ

なりませんでした。

そんな中、メラディムまで

ゲスターを狐と呼びながら追いかけ、

今年の年末の祭にダンスはするのかと

聞いてくるので、ゲスターは

本当に新しいカードを

作りたくなりました。

人も増えた分、

選ぶ楽しさがあると思いました。

 

ゲスターは、

ダンスは踊るけれども、

メラディムが期待する

ダンスではないと思うと

返事をすると、メラディムは、

それでは、どんなダンスをするのか。

自分は、どんなダンスも好きだと

言いました。

 

ゲスターは、

とても静かで遅いダンスだと

答えましたが、

実はワルツもあるので、

それほど遅いダンスでは

ありませんでした。

ゲスターは面倒くさくて

嘘をついたのでした。

 

しかし、メラディムは

遅いダンスにも、

それなりの魅力があると言うので

ゲスターの嘘は無駄になりました。

 

彼は耐えきれなくなり、

クラインとメラディムが

ぶつぶつ言っている間に

トイレに行くと言って、

狐の穴へ走って行きました。

◇ラティルの名案◇

クラインがゲスターを追いかけて

邪魔をすることや、

メラディムが祭りへの情熱のために

ゲスターを煩わせる話は

トゥーリの裏工作により、

ラティルの耳にも入りました。

 

彼女は、これを解決するために

メラディムに、

年末祭の宮廷舞踏会で

踊るダンスを知っているかと

尋ねました。

すると彼は、タップダンスや

人魚ダンスを踊ってもいいかと

尋ねました。

ラティルは、

人魚ダンスとは

どういうものなのかと尋ねると、

メラディムは、

ヒレをリズムに合わせて振るダンスで

人間はヒレがないから

お尻や足を振ればいいのではないかと

提案しました。

 

しかし、ラティルは、

すでに決まっているダンスが

いくつかあるので、

それをメラディムに教える。

メラディムは、

どんなダンスでも上手なので、

すぐに覚えられると言うと、

彼は「もちろんです!」と

快諾しました。

 

次にラティルは、

拗ねているクラインを訪ね、

彼をダンスが上手だと褒めた後、

ラナムンにダンスを

教えてくれないかと尋ねました。

 

クラインは、なぜ自分が

あのイタチに

教えなければならないのかと

反発しましたが、ラティルは

ダンスが上手なクラインが、

ダンスが下手なラナムンを

教えるものだと諭しました。

クラインは、

ラナムンが下手だという言葉を聞いて

すぐに承知しました。

 

ところが、今度はラナムンが

メラディムは

ラティルからダンスを習うのに、

なぜ自分はクラインに

教えてもらわなければならないのかと

わざわざ執務室までやって来て

抗議しました。

 

ラティルは、

自分も、直接ラナムンに

教えたいけれど、以前、彼は

自分からダンスを習っていた時に

首を折ったことがあるので

またそうなるのが怖くて

教えられないと、優しく慰めました。

 

ラナムンは、

それならばタッシールに

教えてもらうと言いましたが、

ラティルは、 最近タッシールは

仕事が多くて忙しいので、

これ以上、

仕事を増やすことはできないと

反対しました。

 

こうして、ラティルは

クラインとメラディムを

ゲスターから離すことに成功すると

再び、年末祭の準備が

きちんと回るようになりました。

ゲスターはカードを作る考えを

後回しにしました。

◇アニャの決意◇

その頃、アニャドミスは、

棺桶の上で笑いながら、

まだ気絶していない、

やはり、血を飲むのが正解だったと

満足していました。


そんなアニャドミスを

ちらりと見ながら、アニャは

人間の村で新たに買ってきた

雑誌の新刊を読みました。

 

雑誌の新刊は、

今年の年末祭の準備を

どの側室が担当したとか、

どの国の使節団が訪問するのかとか

誰が使節団代表として来るのかなど

年末祭に関する話題が満載でした。

 

最近の人々は、

このような内容も全て公表するのか。

自分の時代は、

耳で聞くか、経験して知ったのにと

アニャは、自分が

すっかり昔の人になった気分を

感じながら、雑誌をめくりましたが、

それでも公開しすぎではないか。

皇室の威厳を保つためには、

適当に隠すことも

必要なのではないかと思い

首を傾げました。


雑誌を読み進めて行くうちに、

アニャは、

時々皇族が年末祭に出て来て、

一緒に祭りを楽しんだりするという

内容を見て、目を丸くしました。

 

皇族の訪問は、

公式的な時もあれば

非公式的な時もある。

たまに、商店街や

公共の場所をあちこち訪問して

人々と挨拶を交わす場合もある。

でも、どんな場合でも

安全のために、当日まで

日程を公開しないものでした。

 

それでは、皇帝が

年末祭に来ることも

あるのだろうか。


アニャは雑誌をめくりながら

アニャドミスの顔色を窺いましたが

彼女は頭を上げて、

顔を日に照らしながら

喜んでいました。

アニャは再び雑誌を見ました。

 

皇帝が年末祭に参加するということは

ガーゴイルの結界の外に

彼女が出て来るということ。

アニャは、祭りの時に

皇帝に会えるかもしれないと

思いました。

 

アニャは雑誌を素早く閉じると、

食べ物を探して来ると言って

外に出ました。

彼女は、祭りに行って、

そこで皇帝と

話をしなければならないと

決意しました。

◇頼れるのは大神官◇

タッシールは、

アンジェス商団の末っ子が家出をしたと

伝えて来た母親の手紙を

読んでいました。

 

アンジェス商団の副団長でもある

タッシールの母親は旅行が好きで、

主に外国を歩き回る商団の仕事を

引き受けて処理していました。

タッシールの一番下の弟も

母親に似て、

あちこち歩き回るのが好きで、

よく、彼女に付いて行きましたが

その末っ子が突然家出をしてしまい、

商団一行は、

皆慌てているようでした。

 

子供たちは、

どこに飛んで行くかわからない。

もしタリウムへ来たら、

すぐに連絡する。

自分はその年齢の時、

一人でよく歩き回っていたので

あまり心配しないようにと、

タッシールは母親に

返事を書きました。

 

次に、タッシールは

カルレインとサーナット卿について

考えました

 

2人の吸血鬼の騎士が、

相次いで自分の所へ来たのは

怖いけれど、逆に考えれば、

2人とも、自分の命を奪う気は

ないということだ。

しかし、邪魔はするだろう。

命を奪わないなら、

もっと強く邪魔するだろう。

しかし、命を奪わないというのは

自分の考えに過ぎず、

心変わりをして、

命を奪うかもしれないと考えました。

 

タッシールは、

以前、皇帝の命令で

ゾンビたちと戦いに行った時に、

カルレインが、

傭兵王としての名声にふさわしく

非常に強かったことを

思い出しました。

サーナット卿も、

先帝が、最年少近衛騎士団長に

任命したほどなので、その実力は

相当なものだと思いました。


その2人との直接対決は

危険だろうけれど、年末祭なので

2人が直接動くことはない。

そうなると、彼らは、人ではなく、

他の吸血鬼たちを使うのではないか。

ロードの側近たちが

隠したがっていることなので、

人を使えば、

事がもっと大きくなる可能性がある。

しかし、

普通の吸血鬼なら勝算があるけれど

普通の吸血鬼たちが群れれば困る。

とにかく直接対決は

全て避けた方がいい。

 

タッシールは無意識のうちに、

ペン先を自分の手に

刺し続けていました。

 

大神官に助けてもらおうか。


考えを終えたタッシールが

立ち上がると、ヘイレンは、

金色と銀色のリボンで飾られた

色とりどりの風船を持って

中に入って来ながら、

どこへ行くのかと尋ねました。

 

タッシールは、

大神官の所へ行くと答えた後、

ヘイレンが風船を持っている理由を

尋ねました。

ヘイレンは、

年末祭のハーレム内の飾りつけとして

窓枠に風船を縛り付ければ

どう見えるか見てみたいと

ゲスターに言われたと答えました。

タッシールはヘイレンの肩をたたいて

外に出ました。

◇嘘◇

タッシールは

大神官に助けを求めるに違いないと

推測したカルレインは、

ゲスターに渡された風船を

窓枠に縛った後、

デーモンが帰ってくるのを待ちました

 

15分ほど経つと

デーモンが戻って来て、

タッシールが大神官を訪れ、

今、出かけるのを確認したと

報告しました。

 

カルレインは、

「よくやった」とデーモンを褒めると

ソファーから立ち上がって

外に出ました。 

そして、グリフィンが

風船をつつきながら歩き回っているので

割れないように、よく監視しろと

デーモンに指示しました。


カルレインは、

すぐに大神官の部屋に向かいました。

部屋の中に入ると、

大神官も、ゲスターがくれた

あの忌まわしい風船を処理できず

慌てていました。

 

カルレインは大神官に、

時間があるかと尋ねると、

大神官は風船を放しました。

上に上がった風船は天井にくっつき、

ハートの形を描きました。

風船を目で追っていたカルレインは

不愉快になり、眉をひそめました。

 

大神官は、

わざとそうしたわけではないと

弁解すると、カルレインは

分かっていると不愛想に答え、

ハート型の中心に位置した風船を

一つ引っ張り、椅子に縛りながら

皇帝に関することで

聞きたいことがあると尋ねました。

 

大神官は、

風船を割らないでと注意した後、

カルレインの言葉に

耳を傾けました。

 

カルレインは、

タッシールが大神官に

変な要求をしなかったかと

尋ねました。

大神官は、タッシールに

お守りと聖水を買いたいと言われた。

自分たちの仲なので、

タダであげると言ったら、

それならば、

神殿にたくさん寄付をすると

言っていたと答えました。

 

カルレインは、タッシールが

お守りと聖水を

持って行ったのかと尋ねました。

大神官は、

今、あまり持っていないので、

届けることにしたと答えました。

カルレインは、

それ以外に何かあるかと尋ねました。

大神官は「ない」と答えました。

 

カルレインは

大神官の瞳をじっと見つめ、

「そうですか」と呟くと、

彼に背を向けました。

そして、

陛下の命に直接関わることなので

聞いてみただけだと言って

大神官にお礼を言いました。

 

彼は、それは何なのかと

尋ねましたが、

カルレインは黙って

出て行ってしまいました。

 

大神官は胸に手を乗せました。

緊張感で、まだ心臓が

ドキドキしていました。

 

サーナット卿やカルレインに

何か聞かれたら、こう答えて欲しいと

タッシールに言われので、

その通りにしたけれど、

これは一体どういうことなのか。

大丈夫だろうか。

何か変なことでも起きないだろうかと

大神官は、驚いた心を

落ち着かせようとしました。

 

カルレインは歩きながら、

そんな大神官を、窓越しに見つめ

眉をひそめました。

 

タッシールが、お守りと聖水を

持っていくことにしたという

話をした時、 大神官の心臓の音が

とても速くなりました。

嘘に慣れていない人間が

嘘をつく時に、

出てくる音と似ていました。

カルレインは、大神官が

自分に嘘をついたと確信しました。

 

全部嘘だったのか、

それとも一部が嘘だったのかは

分からないけれど、

とにかく彼は嘘をついた。

タッシールは、何か別の準備を

したのだろうかと考えました。

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おそらく大神官は、

タッシールに言われた通りに

言っただけで、

本人は嘘をついたつもりは

ないのでしょうけれど、

何となくカルレインに

問い詰められているような気がして

ドキドキしたのかもしれません。

タッシールとカルレインの間に

挟まれた大神官が気の毒です。

彼だけは、側室たちのいざこざに

巻き込まれなければいいなと

思います。

 

そういえば、アニャは

元捜査官でしたっけ。

何気に雑誌を読んで

ラティルの情報を集めたり

あれこれ考える様は

さすが元捜査官だと思いました。

 

ラティルの機転のおかげで

ゲスターが新しいカードを

作らなくて良かったと思いますが、

このカードを使うと

何が起こるのでしょう?

まだ、明らかに

なっていないような気がしますが、

記憶違いでしたら、申し訳ありません。

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