自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 708話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ レアンのことを相談しに来たのに

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708話 ラティルはタッシールの隣に横になりました。

◇浴槽の中で◇

ラティルは、

タッシールの目のクマを

そっと撫でると、

思わず微笑みました。

いつも彼に、

目のクマがくっ付いていると

思いました。

 

そして、ラティルも瞼が

だんだん重くなってきました。

彼女はタッシールを見ながら

うとうとしているうちに、

そのまま横になってしまいました。

 

しばらくして、

強い視線を感じたラティルは、

ゆっくりと目を開きました。

タッシールが横向きになって、

頭を抱えていました。

タッシールと目が合うと、

彼は、細い目が

さらに細くなるまで笑い、

よく眠れたかと尋ねました。

 

彼の狐のような微笑に、

ラティルの心臓は、

再び潰れるような気がしました。

そのラティルの状態に気づいた

タッシールは、

 

陛下は私から

目を離すことができませんね。

もう、このタッシールに

恋しているようです。

 

と、わざと、くすぐったそうに

囁きました。ラティルは、

 

そんなはずが!

 

と、きっぱり否定し、

手のひらで彼の顔を覆いました。

そして、心の中で、

この愛らしそうな顔で

自分を惑わすなと呟きました。

 

しかし、タッシールは、

どうして、そんなに否定するのか。

できないはずはないと言うと、

得意げにラティルの手首を掴み、

手のひらにキスを浴びせました。

 

ラティルは、

くすぐったいので体をくねらせ、

素早く、手を引きました、

すると、再びタッシールの

顔面攻撃が始まりました。

 

ラティルは、

タッシールのことは好きだけれど、

彼に恋することはないと、

断固として宣言しました。

すると、タッシールは

もう少し顔を前に出し、

ラティルと目を合わせながら、

その理由を尋ねました。

ラティルは、

 

あなたは・・・

 

と言いかけましたが、

タッシールが嫌がるのではないかと

心配し、

彼が賢いからという言葉を

飲み込みました。

ラティルは、

彼が、あまりにも賢いので、

一度、彼に心を奪われてしまうと

彼に溺れて、もがく自分の未来が

目に見ていました。

ラティルは、そこまで、

誰かに振り回されたくは

ありませんでした。

サーナット卿への愛で

こんなに疲れているのに、

タッシールに恋したら、

本当に大変だと思いました。

 

ラティルは、

 

あなたも

私を愛していないじゃない。

 

と言いました。しかしタッシールは

 

愛しています。

 

と返事をしました。

その言葉にラティルは、

 

あなたは私を好きだけど、

愛していないじゃない。

 

と反論しました。タッシールは、

その違いは何なのかと

聞いて来たので、ラティルは、

大きな違いがあると答えました。

タッシールは、それは何かと尋ねると

自然に

ラティルの背中を撫でていた手を、

ゆっくりと、彼女の脇腹に

移動させました。

 

ラティルは自分の手を

彼の手の上に重ねました。

自然に、二人は手を組みました。

ラティルは、

タッシールの手を

隅々まで撫でながら

 

言葉では言い表せない違いがある。

 

と呟き、タッシールを見ながら、

 

あなたは、

私のことが好きなのではなく

愛しているの?

 

と尋ねました。彼は、

必ずしも一つだけにする必要はないと

答えました。

ラティルは、

タッシールの黒い瞳を覗き込むと、

 

私は、

まだ夢を見ているのですか?

 

と尋ねました。

タッシールは微笑みながら、

ラティルの唇、顎、頬を撫でました。

彼女は、

 

なぜ、こんなに

夢のように接するのですか?

 

と尋ねました。タッシールは、

 

私の夢を見ているのですか?

 

と尋ねました。ラティルは、

 

当ててみて。

 

と答えると、

タッシールに顔を近づけ、

彼の目を覗き込み、

 

見てみよう・・・

 

と呟きました。タッシールは、

 

ここを見れば、見えるのですか?

 

と尋ねました。ラティルは

 

うーん、見えるよ。

 

と嘘をつくと、

彼の目をじっと見つめながら

なぜ、クマが消えないのか。

毎日働いているからなのかと

尋ねました。

彼は、自分の両親に聞いてみてと

答えました。

 

ラティルは笑いながら、

自分の額を彼の額にこすりつけると

アンジェス商団の頭を呼んで、

息子の目の下が窪んでいる理由を

聞いたら、何と思われるだろうかと

言いました。そこへ、

 

陛下! 若頭!

朝食をお持ちしましょうか?

 

と、扉の外から

ヘイレンの声がしました。

タッシールは唸り声を上げると

 

あいつは本当に気が利かない。

賢いのですが、空気が読めなくて

雰囲気を壊すんです。

 

とぶつぶつ文句を言いました。

それでも、彼はラティルに、

お腹が空いているかと尋ねました。

彼女は、

先に体を洗って来てもいいかと

尋ねました。

タッシールは

 

なぜ?

 

と尋ねて変に笑うと

ラティルの体を掴み、

自分の方へ引き寄せました。

ラティルは倒れそうになりましたが、

すぐに、レアンを許すふりを

してみることにしたと告げました。

タッシールは、

 

陛下とヘイレンの違いは何ですか?

ヘイレンは気づかないうちに、

その場の

雰囲気を壊してしまったけれど、

陛下は・・・

 

と、訳もなく、

ぶつぶつ不平を言いながら

体を起こしました。

 

ラティルは横になったまま

背中で移動し、

彼の太腿の上に寝そべると

まだ計画の成功率は58%なのか。

何日か経ったけれど、

少し計画が補填されて、

成功率が高くなっていないかと

尋ねました。

タッシールは、

カルレインと大神官が

カリセンに行った後に

成功率を修正したと答えました。

 

ラティルは、

 

本当?!

 

と期待を抱いて

タッシールを見上げましたが、

今は57%だと彼が答えたので、

眉を顰めました。

 

ラティルは、

なぜ、さらに下がったのかと

尋ねました。

タッシールはニヤニヤ笑い、

ラティルの首筋をかじるふりをすると

自分にキスしてくれれば

67%になるかもしれないと答えました。

ラティルは、

くすぐったかったので、

彼の足の横にある布団の中に

頭を隠してしまいました。

 

ラティルは、

 

止めて。

まだ体を洗っていない。

 

と抵抗しました。

 

ラティルは、昨日、

お祭りに行って帰って来た後、

サーナット卿と話をして

ショックを受けて、

ベッドに横になってから

ここへ来ました。

そして、眠っているタッシールを

見ているうちに

自分も眠ってしまったので、

お風呂どころか、

顔も洗っていませんでした。

 

すると、タッシールは

 

では、一緒に

お風呂に入りましょうか?

 

と呟くと、ベッドから降りて、

ラティルの足を掴み、

強く引っ張りました。

ラティルは、クスクス笑いながら

ベッドの端に連れて行かれました。

 

ラティルは、

ベッドの上に転がりながら

何をしているのかと、

抗議している素振りを見せると、

タッシールは彼女を持ち上げて

肩に掛けました。

急に視界が開けたので、

ラティルは、驚いて

タッシールの背中をつかみました。

 

重くない?

 

そうですね、羽のようです。

 

そうなの?

 

ドラゴンの羽がこれくらいで・・・

 

ドラゴンに羽があるの?

 

ラティルは戸惑いながら、

聞き返しましたが、

こんなことは重要ではないと気づき

痛くない程度に

彼の背中を叩きました。

 

タッシールは、

クスクス笑いながら浴室に入ると、

彼女を浴槽の中に下ろしました。

意外なことに、浴槽には

すでにお湯が張られていました。

 

いつ、お湯を入れたの?

 

とラティルは尋ねた後、

浴槽の中に手を入れました。

お湯は温かでした。

 

タッシールは、

ラティルが眠っている間に入れたと

答えたので、ラティルは

タッシールがいやらしいと文句を言うと

彼は、ラティルの方が

もっといやらしい。

朝は、当然、お風呂に入るものだと

返事をしました。

 

ラティルが黙っていると、

タッシールは、

何を想像しているのかと尋ねました。

ラティルは抗議しようとしましたが、

タッシールが

さっとガウンを脱ぐと、

口をつぐみました。

ガウンがずり落ちると、

彼の引き締まった美しい下半身が

露わになりました。

ラティルは、目を隠す振りをして

刺激的だと呟きました。

 

タッシールが浴槽に入ったのか、

近くで、水の揺れる音がしました。

ラティルは、

唇の端が上がり続けたので、

口まで隠してしまいました。

 

そうしているうちに、

こっそり手を下ろしてみると

タッシールが浴槽の中で

人魚のようにうつ伏せになり、

頭と足だけ出して、

ラティルを見上げていました。

 

何よ、可愛いじゃない。

 

ラティルは、再び、

ブツブツ文句を言うふりをしました。

 

タッシールは、

ラティルのズボンの裾に

そっと手を入れました。

足首に、濡れた温かい手が触れた時

ラティルは反射的に

サーナット卿の冷たい手を

思い出しました。

 

レアンのことを考える時に、

脇に置いていた

サーナット卿への思いが、

ブーメランのように戻って来ました。

しかし、ラティルは、

それについて考えたくなかったので、

代わりに目の前にいる

ハンサムな男性に集中しました。

 

彼女はズボンをさっと脱ぐと、

タッシールに近づきました。

シャツが、

フワフワと水面に浮き上がると

タッシールは

ラティルの腰の辺りを掴み、

自分の方に引き寄せながら

笑いました。

 

これは何ですか?

 

服じゃないか。

 

服ですよね。

 

タッシールは、

ラティルのシャツのボタンを

下から一つずつ外していきました。

半分ほど外して手を離すと、

シャツは完全にフワフワ浮きました。

 

ラティルがシャツを押すと、

タッシールはシャツの上から

心臓の辺りに手を当て、

大切そうに撫でながら

とても綺麗だと言いました。

 

水に濡れて

体にまとわりつく服の上に、

ぽかぽかした大きな手が来ると、

ラティルの顔が熱くなりました。

 

タッシールが服の上から

唇を重ねると、

ラティルは気分がおかしくなり

彼の頭を抱き締めてしまいました。

 

服・・・味はどう?

 

ラティルは恥ずかしくて、

その場しのぎに聞いてしまいました。

 

タッシールは、

唇で2、3回弄んだ後、

真剣な表情で

お風呂のお湯のような味だと

答えました。

 

ラティルは笑いながら

彼のお腹と心臓の辺りを撫でました。

水の中のタッシールは、

水の外のタッシールとは

違う感触でした。

 

ラティルは、

タッシールは毎日、

仕事ばかりしているのに、

どうやって、この体型を

維持しているのか。

ザイシンは、筋肉が落ちると言って

毎日、

運動ばかりしているようなのにと

呟きました。

 

タッシールは、

気に入ったかと尋ねました。

ラティルは、

気に入ったと答えました。

タッシールは、

どのくらい気に入ったのかと

尋ねると、

ラティルのシャツを脱がそうか

脱がさないか、

苦心しているかのように

ボタンの付近を触り続けました。

ラティルは手を下ろし、

完全に彼の準備ができていることを

確認しました。

 

ラティルは

ポカポカしたお湯と

タッシールの美しい顔を見ました。

 

できるかな?

 

ラティルの問いかけに、

タッシールは笑いながら

手を下ろしました。

ラティルはタッシールの肩を抱えて、

身を乗り出しました。

 

大丈夫ですか?

 

ラティルは

彼の首に抱き着いて

じっとしていました。

タッシールは

ラティルの背中を撫で、

そのまま彼女を抱きしめたまま

浴槽の端に行きました。

 

何をしようとしているのかと

思いきや、タッシールは

ラティルを浴槽に座らせ、

足をくわえました。

 

周りに布団がないからなのか、

高さが違うからなのか、

ラティルは、

いつも以上に刺激的な光景に、

彼の髪をつかんで、

目を閉じました。

 

タッシール・・・

 

しかし、目を閉じると、

かえって肌触りが

生々しくなるだけでした。

彼は足首を軽く噛んでいるだけなのに

なぜか彼女の背中と心臓が

ドキドキしました。

◇成功確率を上げる方法◇

ラティルが浴槽の中で

ぐったりしている間、

タッシールは慌ただしく

浴室内を歩き回りながら、

浴槽の水を新たに満たしたり

石鹸の泡でラティルの体のあちこちを

きれいに拭いてくれました。 

 

作業を終えたタッシールは、

満足そうな声で、皇帝が

とてもキラキラしていると

呟きました。

タッシール自身は

体力がなさそうに見えるのに、

むしろ、

もっと元気になっていました。

しかし、ラティルは足が震えて、

立ち上がるのが大変でした。

 

タッシールは、

大きなタオルを持って来て

ラティルを包んで抱き上げました。

彼女は、

落とさないでと小声で頼んだ後、

ぐったりしました。

 

タッシールは、

ラティルをベッドに寝かせると、

彼女の髪を弄びました。

ラティルは煩わしくて、

タッシールの腕のあちこちを

トントン叩いていましたが

彼が再び興奮したのが分かると、

飛び起きました。

 

もう起きてしまうのかと、

タッシールは残念そうな声で

尋ねました。

ラティルは、

もう朝だし、

先程、お風呂に入ったので

もう支度をしなければならないと

答えました。

タッシールは、

ラティルの内心を見透かしたように

目を細めて笑いました。

 

ラティルは、

本当だ。朝の会議にも

行かなければならないと

とても忙しい人のように呟くと、

タッシールの背中を叩き、

自分が着られるような服を

持って来て欲しいと頼みました。

 

服を着たラティルは、

ヘイレンが運んできた卵とサラダで

軽く食事をしました。

 

彼女は、ゆで卵を食べながら

ため息をつきました。

美味しくないのかと

尋ねるタッシールに、ラティルは

レアンの件で相談しに来たのに、

愛を交わし合うことになるなんて

あまりにも横道に逸れ過ぎたと

答えました

するとタッシールは、

一回だけとかいう決まりでも

あるのかと尋ねました。

 

ラティルはタッシールと

言い争いをしながらも、

忙しく食事をしました。

朝から空腹のまま

愛を交わしたので、

とてもお腹が空いていました。

それに、昨日の夕食も抜いたので、

さらにお腹が空いてきました。

 

ラティルは、

卵3個を全て食べ終えると、

再び本論に戻り、

成功率が67%に上がったのは

事実なのかと尋ねました。

 

タッシールは、

「はい」と返事をし、

アイニの弟が

変化要因になる確率は下がったと

伝えました。

ラティルは、

良かった。 67%なら

やってみる価値があると

嬉しそうに頷きましたが、

実は、これも

博打を打つ数値ではないことに気づき

これ以上、成功確率を

上げることはできないのかと

不機嫌そうに尋ねました。

するとタッシールは、

方法があることはあると答えました。

ラティルは

 

何?

 

と尋ねましたが、

タッシールは返事をしようとして

口をつぐみました。

ラティルはタッシールの卵を

こっそり持って行こうと

していたところでしたが、

彼の顔色を窺いながら元に戻して

謝りました。

しかし、タッシールは、

これは食べてもいいと言って

ラティルに卵を握らせました。

 

では、どうしたんですか?

 

ラティルは卵を食べながら、

タッシールが眉をひそめて

首を傾げるのを

ずっと見つめていました。

 

タッシール?

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やはり、

他の側室たちやサーナット卿と

愛を交わすシーンより

タッシールと愛を交わすシーンの方が

断然、いいなと思いました。

 

サーナット卿は

ラティルのことが好きで、

彼女を守りたいと思っているけれど

自分が傷つくことを

恐れているという点で

ラティルよりも、

自分の方が大事なのではないかと

思います。

タッシールも、

自分のことが大事だと思いますが

感情を押し殺す術を

得ていると思います。

それは商人として、黒林の頭として、

目的を達成するため、

冷静に物事を判断しているうちに

身に付いたものだと思います。

彼が、すぐに冗談を言ったり

からかったりするのも、

自分の感情を隠すための

手段なのではないかと思います。

 

ラティルが他の側室たちと

仲よくしているのを見て、

心穏やかでいられない時も

あるかもしれないけれど、

常に冷静さを保ちながら、

時にラティルに

賢明な助言を与え、

ラティルが傷ついている時は

温かく包み込むタッシール。

タッシールは嫉妬することもないし

冗談ばかり言っているので、

本当のことを言っても、

ラティルは

信じようとしませんが、

そんなタッシールのことが

彼女も好きになりつつあるのでは

ないかと思います。

 

ヒュアツィンテとサーナット卿に

傷つけられたことで、

恋することに臆病になっている

ラティルですが、タッシールなら、

絶対にラティルを傷つけたりしないと

思います。

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