自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

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ハーレムの男たち ネタバレ 先読み 原作151話 あらすじ 自分の気持ちが変だと思うラティル

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151話 ドミスに化けたアイニを前にして、カルレインは・・・

 

◇ドミスでない証拠◇

アイニは、

カルレインが何を言っているのか

理解できないような顔をして、

彼を眺めました。

 

アイニは、

何を言っているのかと

カルレインに尋ねましたが、

彼が返事をする前に、

従業員が

アイニが注文したアヒル肉料理と

カルレインが注文したコーヒーを

運んできました。

 

従業員が離れると、

アイニは先ほどの質問を

全て忘れてしまったかのように、

カルレインの前に置かれた

コーヒーを見て、

 

それを飲むの?

あなたは、相変わらず

食べ物が好きではないのね。

 

と笑いました。

 

カルレインが

コーヒーカップを口に持って行くと

愛情に満ちた声で

赤ちゃん吸血鬼の好みだと

からかいました。

しかし、

彼は淡々とコーヒーを飲み

表情は変りませんでした。

それでも、アイニは

ずっと優しく笑っていて

カルレインの首筋が動く姿さえ

楽しそうに眺めました。

 

カルレインがコーヒーを

3口飲んでテーブルに置くと

アイニも料理を食べ始めました。

アイニが肉を切り分けている間、

カルレインは黙って

コーヒーを飲み続けましたが、

今度は彼の視線が

アイニの手の動きに固定されました。

 

アイニは、カルレインと目が合うと

にっこり笑って、

 

私が食べているのを見て

お腹が空いた?

いつも、そうだったわよね。

 

と、彼と目を合わせたまま

口をもぐもぐ動かしました。

相変わらず、カルレインの表情に

変化はありませんでしたが、

カリセンにいた時とは全く違い、

彼の瞳が大きく揺れていたので

アイニは気分が悪くありませんでした。

 

カルレインは、

アイニが気分が良さそうだと指摘すると、

彼女は、

 

あなたに会えて嬉しいから。

私が生かしたあなたが

こんなに元気でいるのが嬉しいの。

 

と返事をしました。

しかし、カルレインが

 

その姿を久しぶりに見せてくれて

有難いし、有難い人に、

こんな話をするのは残念だけれど、

私を生かしたのはあなたではない。

 

と言うと、アイニの明るい姿に

少し変化が現われました。

 

アイニはフォークを置いて

ナプキンで口元を拭くと、

先ほどから、カルレインが

変な事ばかり言っていると

指摘しました。

 

アイニは、カルレインが

再び自分に会ったことを

純粋に喜べばいいのに、

カルレインは、

まるで自分以外の人が

「主人」であるかのように話し

今も自分のことを

他人のように表現しました。

アイニは、カルレインが

驚いて混乱したせいだと

自分を納得させようとしましたが、

2度も、あのように言われると

気に障りました。

 

アイニは、

もしかして自分の顔を

忘れたのかと尋ねました。

カルレインは、

その顔は憶えていると答えました。

すると、アイニは眉間にしわを寄せて

 

それなら、私が誰なのか

分からない訳ではないのに。

私の勘違いなの?

なぜ、私が分からないの?

 

と尋ねました。

しかし、カルレインの表情は

さほど変わりませんでした。

 

彼は、

 

勘違いさせたなら申し訳ない。

もう少し、はっきりと

言わなければならなかった。

あなたは、

嬉しそうに私を訪ねてきたが、

私たちは互いに

相手を喜ばせる関係ではない。

 

と謝りました。

 

アイニは

テーブルに置いたフォークを

握りましたが、

再びアヒルの肉は食べませんでした。

 

彼女は、やっとのことで

どういう意味か分からない。

心変わりしたという意味かと

囁くように尋ねました。

カルレインは首を振り、

心変わりをしていないという意味だと

答えました。

 

アイニは、なぜカルレインが

自分を愛していないような

態度を取るのか尋ねました。

彼は、

 

当然、あなたを愛していない。

あなたはドミスではないから。

 

と答えました。

何を言っているのかと

アイニは尋ねました。

先ほどから、カルレインが、

そのようなニュアンスで

話しているような気はしましたが、

それでも、まさかと思っていました。

カルレインの言葉が

どうしても理解できませんでした。

 

アイニは、自分がドミスでなければ

誰だというのかと尋ねました。

カルレインは、

 

見当はついているけれど、

そうではないかもしれない。

ただ一つ確かなのは、

あなたは

ドミスではないということだ。

 

と答えました。

 

アイニの口元に、

深い悲しみがにじみ出ると

カルレインは視線をそらしました。

彼女がドミスでないことは

確信していたけれど、

ドミスの姿で悲しい表情をするのは

見たくありませんでした。

 

アイニは、

そんなことを言われると

思っていなかったので

少し戸惑っていると言いました。

そして、なぜ自分が

ドミスではないと思うのかと

尋ねました。

カルレインは、

「違うから」と答えました。

アイニは、

その「違う」という理由を聞いていると

言いました。

 

カルレインは、

湖に映った空を見ながら

空だと言い張っても、それは湖だ。

違うから違うと言っているのに、

なぜ違うのかと聞かれても

答えにくいと返事をしました。

 

アイニは、理解できないと言って

カルレインを混乱した目で見ました。

アイニは、声を低くして

 

あなたに会うために

長い道のりを戻って来た。

生まれ変わっても、

あなたに会うために。

それなのに、

私ではないと言われたら

一体、どう反応すればよいのか・・

 

と言いました。そして、

 

私は死んで目覚めたから

完全なドミスではない。

でも、前世では

確かにドミスだった。

以前のようにロードではないけれど

きっと、私はドミス・・・

 

と呟いていた途中で、アイニは

突然、言葉を止めました。

そして、目を大きく開くと

生まれ変わった自分は

ロードではないから

自分を否定するのかと尋ねました。

 

ショックを受けた

アイニの唇が震えました。

実際に前世の恋人で、

自分が死んでも

守りたかった恋人で、

運命で結ばれた

恋人であるカルレインが、

自分を否定していることに

当惑していました。

その理由が、

自分がロードではないからだなんて

想像するだけで苦しくなりました。

 

アイニの視線を

ずっと避けていたカルレインは

その聞き慣れた声が

裏切られた感に染まって行ったので

瞳を上げました。

大切な顔が苦痛に歪んでいることを

確認した彼は、短くため息をつくと

 

ロードはいつも1つ。

ドミスがロードで

ロードがドミス。

ドミスだけが離れることはない。

 

と言いました。

 

すると、アイニは

自分の前世はロードでドミスだった。

けれども、今はロードではないと

反論すると、カルレインは、

それが、

アイニがドミスではない

最大の証拠だと答えました。

 

アイニは、

カルレインは自分を愛したのではなく

ロードを愛したのだと

悲しく呟くと、

これ以上我慢できなくなり、

席を立ちました。

そして、

カルレインを睨みつけながら

口をギュッと閉じて

身を翻しました。

 

あなたは生きて。

生きて、私を探して。

私は今度もあなたを待っているから。

あなたを探すのも、

あなたを待っていたのも

私だけだったのに。

がっかりしました、カルレイン。

◇もっと、より多く◇

宮殿に戻って来たラティルは、

3つの案件を処理しましたが

それ以上、

仕事に集中することができず、

風に当たるために外へ出ました。

 

カルレインがドミスを

愛していることを知っているし

彼には、

その人が死んでしまったら

生きていられないくらいの

恋人がいたことも知っていたのに、

どうして、こんなに急に

腹が立ったのか。

死んだと思っていた恋人が

生きていたのに、

どうして、

お祝いする気になれないのか。

自分は悪いことを考えている。

恋人が生きていることを

知ったので、

カルレインはハーレムを

出て行くかもしれない。

 

とラティルは考えました。

 

早足で歩いたラティルが

突然立ち止まったので、

後を付いてきたサーナット卿も

つられて立ち止まりました。

 

ラティルは後ろを振り向くと、

臨時の側室は

自分から離婚を請求できるけれど

正式な側室は、自分から

離婚を請求できないのかと

尋ねました。

サーナット卿は、

自分の知る限りではそうだと

答えました。

 

ラティルは、

カルレインから離婚を請求されたら

不快になりそうだけれど、

昔の恋人が生きて帰って来たのに

探しに行けず、

そのせいで

自分を恨むようになるのも嫌でした。

 

ラティルは、

本当に変な事だとぶつぶつ言うと、

近くのベンチにどっかり座りました。

 

サーナット卿は、

自然にラティルのそばに立つと、

どの正式な側室と離婚したいのかと

尋ねました。

ラティルは、

 

そうじゃないけれど、

そうかもしれないし、

それがまた変だと思う。

 

と答えました。

その言葉にサーナット卿は

 

陛下の側室になって

離婚したがるなんて。

私が陛下の側室だったら、

陛下が離婚してくれと言っても

絶対にハーレムから出ないで

しがみつく。

 

と断言しました。

 

ラティルは、

それが変なのではないと

手を振りました。

 

ラティルが変に思うのは

自分の気持ちでした。

側室を集めてはいるものの、

彼女は、まだ誰とも

一緒に寝ていないので

夫婦の間の情が深まるほど、

長く一緒にいませんでした。

それなのに、カルレインが

本当の恋人と暮らしたくて

離婚を請求するかと考えると

すぐに不快な気持ちになることが

変でした。

ラティルは、意外にも自分が

執着欲や独占欲が強いようだと

言いました。

 

ところが、サーナット卿から

返事がありませんでした。

横を見ると、

サーナット卿が肩を落としていました。

いきなりどうしたのかと思い

ラティルはサーナット卿の腕を

突きました。

すると、彼は、

自分がとても重要なことを言ったのに

ラティルが聞き流したので

少し拗ねたと言いました。

 

ラティルは、

先ほど、

サーナット卿が何を言ったか

じっくり考えた後、慌てて

サーナット卿が側室だったら、

離婚しないために

しがみつくという話かと尋ねました。

 

しかし、ラティルは

この質問をしながらも、

彼の言う重要な言葉は、

これではないと思いました。

彼が普段から話す軽い冗談と

少しも違わなかったからでした。

もちろん、軽い冗談が

重要な言葉だと主張することも

普段の冗談かもしれませんでした。

 

ラティルの質問に

サーナット卿の唇の先が

微妙に歪みました。

彼女の言葉を

納得しているようにも見えるし

否定しているようにも見えました。

 

ラティルは訳もなく

サーナット卿の剣の鞘に触れて

笑いました。

そして、サーナット卿が

自分の側室になるはずがないと

言いました。

 

サーナット卿は、

動く度に自分の心臓をかき乱す

ラティルの指をじっと見つめながら

 

当然、側室にはなりません。

その人たちよりも、自分の方が

より多く、もっとたくさん、

さらに、より長く

陛下とお会いできますから。

 

と言いました。

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以前もサーナット卿は

ラティルの側室たちよりも

自分の方が一緒にいられると

言いましたが、

今回のお話を読んで、

サーナット卿は、

そのように言うことで

側室たちよりも

自分の方が幸せだと

自分自身を無理に

納得させているような気がしました。

 

たまにしか会えない側室たちよりも

近衛騎士団長のサーナット卿の方が

はるかに長く

ラティルと一緒にいますが

彼女を警護する以上の

関係になれません。

ラティルへの気持ちを

頻繁に口にするように

なったということは、

彼女への気持ちが

抑えきれなくなっているのではないかと

思いました。

 

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