自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 400話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 訳もなくそわそわするラティル

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400話 以前、サーナット卿は偽の婚約について話をしましたが・・・

◇偽の婚約だけれど◇

執務室で、ラティルが

自分の手のひらを

じっと見下ろしていると

サーナット卿も

その姿を一緒にじっと見て、

何をしているのかと尋ねました。

ラティルはの顔が

あっという間に赤くなり、

彼女は急いで手を下ろしました。

 

ラティルは、

何でもない。

考え事をしていたと答えましたが

サーナット卿は、

手首が痛いのかと、

心配そうに尋ねました。

その質問に、ラティルの顔の熱は

さらに上がりました、

 

昨夜のことを思い出して

手を見ていたとは言えないので、

ラティルは首を横に振り、

訳もなくペンを強く握りしめて

書類を見つめました。

 

サーナット卿は、

そんなラティルの行動が

すべて理解できず、

不思議そうに見ていましたが、

彼は、話したいことがあると

ゆっくり口を開きました。

 

ラティルはサーナット卿に

話すよう促すと、

彼は、以前ラティルに話した

偽の婚約の件だと言って

話を続けようとしましたが、

アイニ皇后のイヤリングについて

秘書が報告をするために

部屋の中に入って来たので

サーナット卿は口をつぐみました。

 

ラティルは、このようなタイミングで

秘書が入って来たことに、

心の中で嘆き悲しみましたが

アイニのイヤリングのことも重要なので

秘書に対する恨む気持ちを忘れて

秘書から話を聞きました。

 

秘書は、

犬を連れて追跡したところ、

ある洞窟から、捨てられた荷物が

いくつか出てきた。

急いで出発したらしい。

荷物は全て持ってきたので、

いつでも見ることができる。

カリセン皇后の荷物ではなく、

誘拐犯たちの荷物だと思う。

皇后は追跡中だけれど、

どうやら郊外の森に行ったようだ、

と報告しました。

 

ラティルは、アイニが、

あまり治安の良くなさそうな

森に入ったようなので、

少し心配でした。

ラティルが知る限り、

アイニは剣術を習ったことがないし

周りに護衛もいないので、

ラティルは続けて追跡するよう

指示しました。

 

秘書が出て行ってからも、

ラティルは心配そうに

眉をひそめていました。

アイニ本人のことも心配だけれど、

彼女がタリウムで問題を起こすのは

互いの国にとっても

良くないことでした。

 

そうしているうちに、ラティルは

遅ればせながら

隣にいるサーナット卿を認識し、

先程、彼が、

話そうとしていたことについて

尋ねました。

サーナット卿は

ラティルが自分を見てくれるのを

待っていたようで、彼は

前に話した偽の婚約の

婚約式の日が決まったと

すぐに答えました。

 

ラティルは、

何て反応したらいいか

分かりませんでした。

偽の婚約なので

頑張ってと言うのも、

おめでとうと言うのも

変だと思いましたが、

冗談のように、

おめでとうと言った方がいいのかと

悩みましたが、結局、

どこで婚約式をやるのかと尋ねました。

 

サーナット卿は、

第5王子に婚約式を

見せなければならないので、

相手からはショードポリに来てほしいと

頼まれた。

けれども、今は状況が良くないので

それはできないと断ったと

答えました。

 

代わりに相手がこちらに来ると

理解したラティルは、

自分も婚約式に

出席する必要があるかと尋ねました。

ラティルは皇帝であり、

サーナット卿にとって、

最高の人脈の一つなので、

彼を引き立たせるためには

参加した方が良さそうだと

考えたからでした。

しかし、サーナット卿は

断固として断りました。

 

ラティルは、提案はしたものの

実は行きたくなかったので、

すぐに、そうすると答え、 

プレゼントだけ送ると言うと、

にっこり笑ってペンを握り、

紙を見下ろしました。

サーナット卿は

言いたいことを全て言ったのか、

彫刻のように、

そばに立っていました。

 

その後、ラティルは

質問したいことが1つ出て来ましたが、

婚約式の話題は、

すでに終わってしまっていたので

これを聞いてもいいかどうか

分かりませんでした。

しかし、結局ラティルは

婚約したらどうなるのかと

尋ねました。

 

サーナットは、

何を言っているのかというように、

もちろん、婚約は破棄する。

双方、合意の上で

そのように進めていると

淡々と答えました。

 

しかし、ラティルは

照れくさそうに首を横に振り、

そういうことを聞いているのではなく

婚約式が終わったら、

相手はショードポリに戻るのかと

尋ねました。

 

しかし、ラティルは

質問をするや否や後悔しました。

サーナット卿の偽の婚約相手が

自分の国に帰ろうが帰るまいが

自分には、

何の関係もないからでした。

けれども、自分はいつも

サーナット卿を連れて歩いているので

そんなことが気になるかもしれないと

考えていると、サーナット卿は

ラティルの顔色を窺いながら、

数ヶ月ほど、ここに滞在すると思うと

答えました。

 

予想もしていなかった答えに

ラティルは驚き、

なぜ、滞在するのか。

どのくらい居るのかと尋ねました。

 

サーナット卿は、

婚約式をする姿だけを、第5王子に

見せればいいというわけではない。

このくらいはしておかないと

信じてもらえないと答えました。

 

ラティルは、その言葉に納得すると、

続けてサーナット卿は、

数ヶ月後には、

喧嘩をしたからといって

ショードポリへ帰り、

続けて婚約を破棄することになると

話しました。

 

ラティルは、

喧嘩をして婚約破棄になったと

知った人々が、変なデマを流して、

サーナット卿の評判が落ちることを

心配しましたが、

彼は、どうせ結婚する気がないので

大丈夫だと返事をしました。

 

ラティルは、

ここで婚約式を挙げた後、数ヶ月間、

サーナット卿の婚約者は、

ここで過ごすことになる。

サーナット卿は随時宮殿に

出入りしなければならないので、

おそらく首都に家を借りることになる。

これからサーナット卿は

退勤するたびに、

そちらに行くのだろうかと考えました。


ラティルは、

サーナット卿の婚約のせいで

なぜ、訳もなく自分の心が

そわそわするのかわかりませんでした。

自分は独占欲が大きいみたいだと

ラティルは考えました。

頭の中で暗い鐘の音が

鳴っているような感じでした。

◇ゲスターの復讐◇

ゲスターは、

グリフィンを鐘の内側に縛り、

彼を揺らして鐘を鳴らしていました。

グリフィンは

身体が鐘にぶつかる度に、

大声で叫んでいましたが、

とうとう我慢できなくなり、

頭が割れてしまうので

もう揺らすのはやめて欲しいと

訴えました。

しかし、ゲスターは

自分の大事な物が

引き抜かれるところだったと

グリフィンを非難しました。

 

グリフィンは、

わざとではない。

知っていたら、空気を読んで

ロードを呼んだりしなかった。

自分は、そのような空気が読めると

訴えました。

 

しかし、ゲスターは笑いながら

グリフィンを掴んで

振り続けました。

少しの容赦もないゲスターの態度に

グリフィンは、

正直ひどいのではないか。

ゲスターの大事な物を

引き抜きそうになったのはロードなのに

なぜ、自分に腹いせをするのかと

心の中で、

ゲスターに文句を言いました。

 

グリフィンは、

自分が鐘とぶつかるたびに

ゴーンゴーンという音がするのが嫌で、

アグググと唸り声を上げていましたが

そうしているうちに、

ゲスターの後ろで

カルレインが舌打ちをしました。

彼はゲスターに、

いじめるのは、そのくらいにしておけ。

毛が抜けてしまうと言うと、

グリフィンは、

ゲスターとロードが

一緒に寝ようとしていたのを

邪魔したからと言って

こんなことをされていると

切実にカルレインに

助けを求めました。

 

しかし、グリフィンを助けに来た

カルレインは、その言葉を聞くと、

思わずゲスターの背中を

足で蹴りました。

鐘の前に座っていたゲスターは

前に倒れました。

素早くバランスをとったゲスターは、

イライラしながら

後ろを振り返りましたが、

すでにカルレインは逃げた後でした。

グリフィンは、

カルレインは卑怯者だと叫びました。

◇見当もつかない◇

その時刻。

アニャは途方に暮れて

山を駆け抜けていました。

黒魔術師を探せと言われましたが、

一体、どこで

どうやって探せばいいのか

見当もつきませんでした。

とりあえず、

タリウムで話を聞いたそうだから

そこへ行ってみることにしました。

◇山賊◇

一方、アイニは、

ヘウンの頭を持って、

最大限グルグル回りながら

トゥーラとアナッチャの追跡から

逃れようとしましたが、

思ったよりうまくいきませんでした。

 

アイニは、しばらく木の根元に座り

息をつきました。

頭だけになったヘウンは

そんなアイニを見るのが、

とても悲しくて、

自分が彼女のお荷物になるだけで、

助けてあげられないことを

辛く感じました。

 

ヘウンは、

自分は大丈夫なので

一人で逃げろと言いましたが、

アイニは、息を切らしながらも

苦しみから逃げるつもりは

ありませんでした。

 

その時、茂みがカサカサして

その中から、

いかにも山賊のような人たちが

現れました。

彼らは、こんな所で

貴族の女性に出くわしたことに

驚きました。

 

彼らは、ちょうどこの辺りを

通りかかったところで

アイニを見つけたので、

完全武装はしていませんでしたが、

2人とも、腰に

大きな剣を差していました。

 

彼らはアイニを見ると

にやりと笑って近づいて来ました。

何も取らずに済ませるつもりは

絶対になさそうでした。

 

彼らは、

アイニが抱えている包みの中に

お金が入っていると思い、

それを置いて、消えれば

命を奪わないと言いました。

 

アイニは包みを抱いて

立ち上がろうとしましたが

足を組んで座っていたため、

よろめきました。

 

その隙に山賊の1人は

くすくす笑いながら駆けつけて来て

アイニから包みを

荒々しく奪いました。

すると包みが解けて、

中身が地面に落ちました。

 

山賊たちは喜びながら

同時にそれを見下ろしましたが、

中に入っていたのが人の頭だったので、

彼らは驚いて悲鳴を上げ、

アイニのことを、

殺人者、黒魔術師と呼びました。

 

彼らは人の頭を見るのは

初めてではありませんでしたが、

貴族のようななりをした女性が

胸に頭を抱えて歩いていたことに

大きな違和感を覚え

さらに恐怖を感じたようでした。

 

アイニは、この隙を逃さず

あらかじめ選んでおいた石を

山賊に投げました 。

彼らの1人の頭に石が当たって

よろめきました。

 

もう1人の山賊は驚き、

「頭コレクターだ!」と叫びながら、

自分の武器を取り出しました。

アイニの持っていた石とは

比べ物にならない武器でした。

 

自分は、本当にここで

死ぬかもしれない。

そう思いながら、アイニは

歯を食いしばって

もっと大きな石を手にした時、

どこからか飛んできた短刀が、

山賊が振り上げた武器と

ぶつかりました。

山賊とアイニは、同時に

短刀が飛んできた方を見ました。

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ゲスターは、

ラティルといい雰囲気になっていたのを

グリフィンに邪魔されたことも

怒っているでしょうけれど、

自分の大事な物が

引き抜かれそうになったことに

さらに怒っているわけですね。

 

グリフィンの考えていた通り

実際にゲスターの大事なものを

掴んでいたのはラティルなので、

直接的にはラティルの責任ですが

グリフィンさえ現れなければ

ゲスターが

そんな目に遭うことはなかったので

間接的にはグリフィンが悪い。

しかも、グリフィンは

カルレインに余計なことを言ったせいで

ゲスターは彼に蹴られてしまった。

その恨みも重なって、ゲスターは

さらにひどいお仕置きを

グリフィンにしそうな気がします。

けれども、

グリフィンがケガをしたり

死んでしまえば、

ラティルがその原因を

突き止めようとすると思うので

グリフィンがケガをしたり

死なない程度に、

加減はしているでしょうけれど

やっていることは

えげつないと思います。

ゲスターに

ひどい目に遭わされたグリフィンは

ラティルに彼の悪口を

言うかもしれませんが、

グリフィンの知っているゲスターと

ラティルの知っているゲスターは

ギャップがあるので、ラティルは

グリフィンの言うことを

信じないように思います。

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