自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 399話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ ゲスターの邪魔をしたグリフィン

f:id:myuieri:20210206055100j:plain

 

399話 ゲスターは、アニャドミスの悪夢を見るのでラティルにそばにいて欲しいと頼みましたが・・・

◇良心的ではない◇

それはどういう意味なのか。

アニャドミスを見たら

悪夢を見るほど

怖くなったということなのか。

500年の間に、一体、性格が

どのように変わったのか。

 

ラティルは

ゲスターの怯えた表情を見て

驚きましたが、

自分がそばにいてあげるので

怖がらないようにと慰めました。

 

こんなに臆病で小心者のゲスターが

自分のために、

危険なアニャドミスのそばへ

行ってくれたのに、

彼の些細な頼みまで断るのは、

それはあまりにも良心的でないと

思いました。

 

ゲスターは、本当かと尋ねると

ラティルは、もちろんだと

快く答えましたが、

ゲスターの口に果物を入れながら

そばにいるだけでいいのかと

考えました。

◇ゲスターの宝物◇

一日中、仕事をして、

夕方に、外国使節団と食事をした

ラティルは、その後、

ようやくハーレムへ行きました。

 

ゲスターの寝室に入ると

部屋全体から、新婚部屋のような

華やかな雰囲気が溢れ出ているので

ラティルは驚きました。

 

こんなに本格的である必要はないのにと

ラティルは慌てながら、

部屋の真ん中に立っている

ゲスターを見ました。

彼はラティルと目が合うと

照れくさそうに笑いながら、

こうすれば皇帝が喜ぶと

トゥーリが言っていたと、

小声で呟きました。

そしてラティルの顔色を窺うと

顔を赤くして目を伏せました。

まるで、このように

ラティルを待っていたことが

とても恥ずべきことだと

思っているような態度でした。

 

ラティルは、

「いいと思う」と答えると

ゲスターが恥ずかしがると思い、

彼に近づき、

彼の頬にキスをしました。

果物の香りでも花の香りでもない

良い香りがしました。

 

ラティルはゲスターに

食事は済ませたかと尋ねると、

彼は、

ラティルが使節たちと食事をすると

言っていたので、

1人で済ませたと答えました。

ラティルは、

一緒に食べられなかったことを謝ると

ゲスターは、ラティルの耳元で

大丈夫だと囁きました。

訳もなくラティルの産毛が

立ち上がりました。

 

ラティルは、

もう遅いから早く寝ようと言って、

ゲスターをベッドに連れて行きました。

彼が横になるのを見ると、

ラティルも布団を持ち上げて

中に入りました。

そして天井を見て横になった途端、

ラティルの心臓は

かなり速く鼓動し始めました。

 

ラティルは上を向いて固まったまま

隣から聞こえてくる息づかいと

寝返りに、全身を集中させました。

ゲスターの隣で横になっていると、

彼から出る香りが

さらに強くなるようで

心臓がドキドキしました。

 

以前は一緒に寝るのを避けていたので

ベッドに横になっても、

すぐに寝てしまおうと思いましたが

公式的な側室、

それも魅力的な側室の隣で

じっとしているのは大変でした、

しかし、今は

子供を1人持つことにしたせいか、

意欲だけが、そびえ立っていました。

 

そうしているうちにラティルは

少し目を開けて横を見ました。

いつからそうしていたのか、

ゲスターはラティルの方を向き、

潤んだ目で、

ラティルをじっと見つめていました。

何かを期待しているようでした。

 

ラティルは唾を飲み込み、

ゲスターの清純で、

はかなげな姿に緊張しました。

 

タッシールやカルレインは

自分がじっとしていても、

彼らが主導して、

事を処理してしまいそうな

雰囲気がありました。

 

反面、ゲスターとザイシンは

肩幅も広く、

身体もがっしりしているけれども

なぜか自分が

主導しなければならない

雰囲気でした。

 

ラティルは数ヶ月前に

カルレインから学んだことを

思い出して、

また唾を飲み込みました。

しかし、ただ受けただけで、

自分がやったわけではないので、

すぐに実践するのは少し難しいし

見た目が違えば、やり方も違うと

思いました。

それに清楚で露のようなゲスターに

カルレインがしたのと同じことを

いきなり要求するのも

どうかと思いました。

 

ラティルが混乱した瞳で

じっと見つめているので、

ゲスターは、

そっとラティルを呼び、

身震いしながら、

腕を前に伸ばしました。

それからラティルを自分の懐に入れて

優しく包み込みました。

ゲスターの胸に完全に埋もれて

彼の清楚な顔が見えなくなると、

ラティルは、ようやく少し

心が落ち着きました。

 

ゲスターは、

ラティルとこうしているのがいいと

囁くと、ラティルの心は、

さらに和らぐと共に、

突然勇気が湧いて来ました。

 

こんなことをしていてはダメ。

自分は何しているのか。

ゲスターは自分の側室で、

自分より数百倍は

恥ずかしがり屋なのに、

勇気を出して近づいて来る。

確かにゲスターは、

清楚すぎる雰囲気があるけれど、

だからといって、

側室にしたまま手を出さないのは、

それこそひどいことだ。

 

ラティルはさらに勇気が湧き起こり

力強く手を下に下ろしました。

ラティルを胸に抱いて

幸せそうに笑っていたゲスターは

突然の手に驚いて目を丸くしました。

 

ラティルは清楚でない何かを

手に握ると、

やはり驚いて目を丸くしました。 

思ったより、

軟弱ではないと思いました。

 

ラティルは、ゲスターの下半身も

清楚だと思っていましたが、

彼の大切な宝物は

全く清楚ではないようでした。

 

ラティルはどうすることもできず

固まったまま、じっとしていて、

ゲスターも驚いたまま

石のように固まり、

彼の宝物も石になっていました。

 

ラティルは、

大丈夫。これは自然な反応だ。

石にならない方が問題だ。

石になるのは良い兆候だと思い

再び、勇気を出すことにしました。

ゲスターがラティル頭の上で

唇を噛んで笑っていることは

知りませんでした。

 

しかし、ラティルが

勇気を出そうとしたその瞬間、

窓越しから、ラティルを呼ぶ

グリフィンの声が聞こえて来ました。

 

ラティルは驚き、

素早く手を引っ込めると、

あっという間にゲスターを押し、

慌てて上半身を起こしました。

 

グリフィンが飛んできて、

窓枠に座り、

ラティルに向かって羽を振りながら

ゲスターを見つけたら

教えて欲しいと言われていたから

来たけれど、 もう会ったかと

尋ねました。

 

ラティルは、自分がグリフィンに

そのように頼んだことを思い出し、

無理やり微笑むと、手を振り、

彼と会ったと答えました。

 

何も知らないグリフィンは

明るく笑いながら、

窓を開けて欲しいと頼みました。

 

ラティルはため息をつくと、

ベッドの横に

ゲスターがいないことに気づきました。

 

自分自身がとても強くなったことと

ゲスターを押したことを

思い出したラティルは、

慌ててベッドの下を見ました。

勘違いなのか、かすかなうめき声が

聞こえるようでしたが、

ゲスターはそこにいませんでした。

 

彼はどこに行ったのかと

戸惑っていると、グリフィンが、

そこでうなり声を上げていたけれど

急に下に消えたと教えてくれました。

 

ラティルは、自分の手と

ゲスターが消えたという床を

交互に見ながら、罪悪感を覚え、

頭を抱えました。

ゲスターは大丈夫なのか

心配でした。

◇姿を見せないゲスター◇

ゲスターは消えてしまったけれど

もしかしたら、

戻ってくるかもしれないと思い、

ラティルは、そのままゲスターの部屋で

休みましたが、

朝、目を覚ました時にも、

ゲスターの姿は見えませんでした。

その代わり、昨日は、

薄くて柔らかい材質の

カーテンだったのが、

遮光カーテンのように厚い物に

変わっていました。

 

いつ変えたのかと不思議に思い、

首を傾げたラティルは

ベッドの横にある鐘を振りました。

すぐにトゥーリが

中に入ってきましたが、

ゲスターがそばにいないことを

不思議がってはいませんでした。

 

ゲスターが

戻って来たのかもしれないと

思ったラティルは、トゥーリに

ゲスターの行き先を尋ねました。

トゥーリは、30分くらい前に

散歩に出かけたと答えました。

 

まだ帰って来ていないのかと

尋ねると、トゥーリは

「そうです」と答えた後、

心配そうに

ラティルの顔色を窺ったので、

彼女は大丈夫だと答えました。

そして、ゲスターは

どこか具合が悪そうに見えなかったかと

尋ねると、トゥーリは

「もちろんです」と答えました。

ラティルは安心して

時計を確認すると立ち上がりました。

◇カルレインの趣味◇

一方、アニャドミスは

洞窟に戻るまでの間ずっと、

あの盾のような人間のことを

考えていました。

 

あの怪物は一体何だったのか。

力やスピードは

人間より優れていたけれど、

人間であることに疑いはなく、

それなのに、

ロードの力自体が通じないなんて、

あの防御力はまさに怪物でした。

しかし、洞窟に到着するまで

アニャドミスは

答えを見つけられませんでした。

 

洞窟に戻ると、

棺桶に座っていたアニャが、

カルレインの所へ行って来たのかと

尋ねました。

アニャドミスは「そうだ」と答えると

その隣に並んで座りました。

 

アニャはため息をつくと、

水で冷やしておいた果物を

アニャドミスに渡しました。

そして、今回もカルレインを

連れて来られなかったのかと

尋ねると、アニャドミスは

果物の皮を剥きながら頷き、

カルレインを

連れてくるところだったのに、

変な人間が、突然現れて邪魔した。

自分の力が全く通じなかったと

話しました。


アニャは、

直接、そのシーンを見ていないせいか

あまり驚くことはなく、

訓練を積んだ聖騎士ではないかと

尋ねましたが、アニャドミスは、

そうだったら、

自分はこんなに悩まないと

言い返しました。


アニャドミスは眉をひそめ、

イライラし、果物を噛みながら、

力が全く通じないので、

今後は彼を避けて

通わなければならないと言いました。

 

アニャは、

攻撃は通じなくても、

アニャドミスを攻撃することも

できないだろうから、

避ければよいと助言しました。

 

アニャドミスは、

その男は、カルレインと

同じ化粧をしていたけれど、

顔がとてもテカテカしていた。

目鼻立ちは良かったと思うと

話しました。

 

アニャは、

カルレインが化粧をしていたことに

驚きましたが、アニャドミスは

その変な人間も

同じ化粧をしていたので、

彼も、皇帝の側室かもしれないと

話すと、アニャも同意しました。

 

アニャドミスは、

あの人間に邪魔されたことに

腹が立ちましたが、

カルレインが、他の女性を

愛していると言っていたことも、

とても気になりました。

 

アニャドミスは、

カルレインが

愛しているという女性は

好みが少し変だ。

完全なカルレインの顔を

あのようにするなんて、

カルレインは、

一体、その女性のどこを見て

心変わりしたのかと

不思議がりました。

 

アニャは、

好みが変な点が良いのではないかと

答えると、アニャドミスは

ふざけているのかという顔で

アニャを見ました。

 

彼女は、

ドミスがカルレインと付き合う前、

義妹のアニャと親しかったけれど

彼女の性格は、とてもひどかった。

それでもカルレインは

親しく過ごしていた。

ドミスが覚醒してから、

彼女は、さらに陰険になったけれど、

カルレインが

仲良くしていたということは、

それがカルレインの好みなのだと

言いました。

 

アニャドミスは

少し気分が悪くなり、

アニャの言葉が気に障ると

文句を言いました。

アニャは笑いましたが、

言葉を訂正しませんでした。

アニャドミスは、

アニャは本当に気に障る吸血鬼だと

思いました。

 

アニャドミスは、

ランスター伯爵のことを聞きましたが

アニャは、アニャドミスの後を

付いて行ったと答えました。

 

彼女が、見かけていないと言うと、

アニャは、

どこかへ行ったのかもしれないと

返事をしました。

 

アニャドミスは、

あの吸血鬼も、あの黒魔術師も

使い物にならないと思い

ため息をつきました。

時々倒れさえしなければ、

全て1人で解決できるのにと

思いました。

そして、もう少し言うことを聞く

部下がいればいいのにと呟くと、

アニャは、

吸血鬼を作ればいいと

助言しました。

 

しかし、アニャドミスは、

血を飲むことが、

とても気持ち悪く思われました。

虫を口の中に入れて

噛まなければならないというレベルで

嫌悪感を覚えました。

 

そうするうちに、アニャドミスは

タリウム首都の祭りの時に

黒魔術師が現れたらしいと

話しました。

アニャは、

ランスター伯爵ではないかと

聞きましたが、

アニャドミスは、

違うと思う。彼にしては

少し不器用だったと答えた後、

その黒魔術師を一度探してみてと

アニャに指示しました。

f:id:myuieri:20210206060839j:plain

f:id:myuieri:20210206071517p:plain

子供も産もうと決意したラティルが

ほとんど開き直りではないかと

思えるような大胆な行動を取り、

いよいよゲスターとの夜が

実現するかと思いきや

それを邪魔したグリフィン。

ゲスターがカーテンを変えたのは、

グリフィンが覗き見をすることを

防ぐためなのでしょう。

ラティルは、

ゲスターを突き飛ばしたこと以外は

気にしていないようですが、

ゲスターはグリフィンを

かなり恨んでいるはず。

ゲスターの報復が恐ろしいです。

f:id:myuieri:20210206060839j:plain