自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 476話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ ゲスターがとても驚いたこと

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476話 カルレインはゲスターに、自分をアニャドミスの所へ送れと頼みましたが・・・

◇居場所を知っている?◇

ゲスターは口元を上げ、

それは本当に魅力的な提案だ。

カルレインがいなくなければ

ライバルが減っていいと

返事をしました。

 

彼は、心の中で

悪いことを考えているに違いなく、

カルレインは

泣きそうになりましたが、

頼む立場だったので

表情を管理しました。

 

しかし、ゲスターは残念そうな声で

そんなことをしたら

皇帝に恨まれると言いました。

 

カルレインは、

ゲスターの仕業であることは

誰も分からないと言いましたが、

ゲスターは「それは嘘だ」と

断言しました。

 

カルレインは唇をギュッと閉じると、

狐の巣窟は、

ゲスター固有の能力なので、

自分を助けてくれたことを

知られずに済むわけがない。

けれども、ゲスターが自分を

連れて行ってくれなければ、

自分一人でも行くと言いました。

 

ゲスターは、

本気なのかと尋ねました。

カルレインは、

ゲスターが助けてくれなければ、

タッシールを送り返すのが

もっと大変になるかもしれないけれど、

そうなったら仕方がないと答えました。

 

ゲスターは、少し感動した目つきで

カルレインを見つめ、

本当にタッシールを

救いたいみたいだと言いました。

 

カルレインは、

タッシールを救いたいのではなく、

ご主人様を傷つけたくないと

返事をしました。

 

ゲスターは、

「本気ですね。」と潤んだ声で呟き

固く決心したように頷くと、

凄然と笑いました。

 

カルレインは

期待を抱いてゲスターを眺めながら

手伝ってくれるのか、

気が変わったのかと尋ねました。


しかし、ゲスターは、

アニャドミスがどこにいるのか

カルレインは知っていて、

偉そうにしているのかと

心配そうに尋ねました。

◇大量の荷物◇

ロードに関する仕事と同じくらい

重要なので、

ラティルは側室たちを置いて

執務室に戻りましたが、

タッシールとアニャドミスについて

考えると頭が混乱し、

集中力が欠けてしまいました。

ラティルは書き損じた同じ書類を

何度も新しく作成しなければ

ならないほどでした。

 

見かねた侍従長

お茶を勧めてくれたので、

ラティルが頷くと、

侍従長は紅茶と、

かぼちゃクッキーを

運んで来てくれました。

ラティルは、

おやつを食べながら考えました。 

 

自分が覚醒して、

アニャドミスを、

直接打ち負かすのはどうだろうか。

しかし、覚醒するためには

誰かを失って

衝撃を受けなければならない。

誰を失えば、

覚醒するほど衝撃を受けることが

どうすれば分かるのか。

覚醒するために、

誰かを強制的に犠牲にしたのに

覚醒できなければどうするのか。

あるいは、

意図を持って犠牲にしたので、

思ったほど衝撃が少なくて

覚醒しなかったらどうしよう。

ドミスが覚醒したのは、

アニャが彼女を助けようとして

意図せず、ドミスの目の前で

死んだから可能だった。

ドミスが、自分が生きるために

アニャを盾に使って死んだとしたら、

果たしてドミスは

覚醒できたのだろうか。

でも、タッシールを

早く連れ戻さなければならない。

アニャドミスが、待っているうちに

怒って、そのまま、

彼の命を奪うかもしれない。

 

ラティルは目を閉じていましたが

外から自分を呼ぶ

侍従長の声が聞こえたので

表情を管理しました。

 

侍従長は中へ入って来ると、

タッシールが注文したものを

アンジェス商団が

持って来たけれど、量が多すぎて

今、検問に引っかかっている。

どうしたらいいかと尋ねました。

 

それは、トゥーラがミロの王から

貰って来た、骸骨に違いないと

ラティルは思いました。

彼が、偽装して持ってきて欲しいと

商団に頼んだ物が、

もう到着したのでした。

 

タッシールはいないけれど、

彼の名前をここで聞き、

彼から助けを受けると、

ラティルの心はさらに乱れ、

冬の冷たい風が

自分の身体に吹きつけた気分に

なりました。

カレンダーに大きく印を付けた

タッシールの誕生日を見ると、

ラティルは

目の周りがずきずきしました。

 

ラティルが落ち込んでいる原因を

知らない侍従長は、

慌てて彼女を呼びました。

 

ヘイレンが襲撃された話は

警備兵たちが見ていたので

仕方がありませんでしたが、

宮殿のど真ん中で

タッシールがロードに

拉致されたことを知れば、

タリウムの国民は、

あっという間に恐怖に怯えるので

タッシールが

拉致されたという話は、

葬り去りました。


ラティルは

タッシールのことを考えていて

落ち込んでいるとは言えず、

立ち上がると、

空き倉庫に荷物を移せと伝えるように。

誕生日のプレゼント用に、

品物をたくさん持って来るよう

あらかじめ話しておいたと

言いました。

◇大量の骸骨◇

ギフトボックスを

すべて倉庫に移させた後、

ラティルは集中力を最大限に発揮し、

早い時間で急用を処理すると

急がない案件は後回しにして

急いでハーレムの倉庫へ

駆けつけました。

 

倉庫の扉を開けると、

ラティルの背よりも

高く積み上げられた

ギフトボックスでいっぱいでした。

 

ラティルは途轍もない量の箱を

見つめながら、そのうちの一つを

開けて見ると、

きれいに包装した箱の中から

頭蓋骨にひびが入った

骸骨が出てきました。

タッシールは、

国境を通過させるために

骸骨を一つ一つ梱包したようでした。

 

ラティルは骸骨を箱に戻すと、

警備兵に、

ゲスターをここへ呼んできて、

タッシールの部屋にいる側室たちは

皆、自分の部屋へ戻るよう伝えてと

指示しました。

 

しばらくしてゲスターは

1人で倉庫へ駆けつけて来ました。

何か考えがあるのかと

尋ねるゲスターを、ラティルは

倉庫の中へ連れて行きました。

誰にも話を聞かれないように

扉を閉めました。

 

ゲスターは、

山のようなギフトボックスを眺めながら

ひどく香水が撒かれているけれど

一体、中身は何なのかと尋ねました。


ラティルは、ミロの宮殿の地下で

発見された骸骨で、

この中にアニャドミスの骸骨が

あるかもしれないと答えました。

 

ゲスターは、

全部持って来たのかと尋ねました。

ラティルは、

タッシールが拉致される前まで

していたことがこれだと答えました。

 

ゲスターは、ポカンと口を開けて

数多くの箱を眺めた後、

ラティルを振り返り、

これでアニャドミスを召喚できると

少し高い声で言いました。

 

ラティルは、

数多くの異なる魂が

一緒に召喚されてしまうと言うと

ゲスターは同意しました。

 

ラティルは、

アニャドミスの魂が召喚されれば

命を奪ってしまうけれど

他の魂たちはどうなるのか。

こんなことに巻き込まれて死んだら

可哀そうだと同情すると、ゲスターは

死ぬのではなく、怪物になる。

転生すれば、

殻だけになった身体は死ぬけれどと

教えました。

 

ラティルは

スッキリしない気分でいると、

ゲスターは、1日以内なら、

魂を元に戻すことができる。

面倒だけれど、陛下のためならやると

すぐに付け加え、

ラティルの顔色を窺いました。

彼女は、色々と骨折ってくれる

ゲスターに感謝して、

彼の手をギュッと握りました。

 

側室たちを入れたのは

すべて政治的な理由のためだけれど

彼らが自分のために

このように尽くしてくれると、

最初に側室たちを入れた時の計略が

少しだけ悔やまれました。

 

ゲスターは、

問題はその人たちではなく、

アイニ皇后だ。

ギルゴールの推測のように、

対抗者のアニャの魂が引き裂かれて

一方はアニャドミスとなり、

もう一方はアイニ皇后に

転生したとすれば・・・

と話しました。


ラティルは、思いもよらなかった

ゲスターの発言に驚き、

それでは、対抗者のアニャの魂を

召喚すれば、

アニャドミスだけでなく、

アイニ皇后の魂も

一緒に召喚されるのかと尋ねました。

 

ゲスターは

対抗者のアニャの魂が召喚されたら

アイニ皇后は気を失うと答え、

ラティルの顔色を窺いました。

 

彼女は5秒ほど驚きましたが、

タッシールが死にかけているのに

そんなことは問題ではない、

早く、召喚してと頼みました。

ゲスターは、

ラティルがもっと悩むと思ったのか、

目を丸くしました。

 

ゲスターは、

いつもアイニ皇后を助けているので、

彼女のことを気にかけていると思ったと

告げると、ラティルは、

タッシールが死にかけていなければ

彼女に気を使ったけれど、

今はタッシールが優先だと

きっぱり言いました。

 

しかし、ゲスターが

驚きのあまり口を開いたままなので

ラティルは、

自分があまりにも厳しいことを

言ったのかと思い、

一日中に戻せるなら、

まずはアニャドミスをこちらへ呼び、

タッシールを救出したら、

魂を戻せばいい。

そうすれば、アイニ皇后も

また蘇るのではないか。

アニャドミスとアイニ皇后を

どのように区別すべきかは、

後で考えればいい。

まずは救出に力を入れようと

付け加えました。

 

ゲスターは頷くと、

数が多すぎるので、

手伝ってくれる者が必要だ。

自分たちの状況に詳しい人たちを

皆、呼んで欲しいと頼みました。

◇手伝わないギルゴール◇

ラティルは、ゲスターの要請通り、

ロードの仲間たちを呼びましたが、

クラインと大神官とラナムンは

呼びませんでした。

 

クラインと大神官は、

タッシールが拉致されたことを

知っているけれど、

ラティルがロードであることと

その他の、いくつかの点を

まだ、知りませんでした。


クラインは、

カルレインが吸血鬼であることを

すぐに受け入れたので、

真実を教えても良さそうでしたが、

今は、落ち着いて説明する余力が

ラティルにはありませんでした。


ロードの仲間たちが全員集まると、

ラティルは倉庫の扉を閉め、

「あなたが指示しなさい」と

ゲスターに目で合図をしました。

 

ゲスターは、

ギフトボックスから取り出した頭骸骨を

床に置き、

他のギフトボックスから

取り出した頭骸骨を、

距離を開けて横に置くと、

他の頭骸骨も同じように、

箱から取り出して置くよう

指示しました。

 

いつのまにか、

人の姿に変わったレッサーパンダ

あっという間に1つの箱を開け、

細長い骨を持ち上げると、

腕骨と足骨のようなものは

どうすればいいのか。

これが、どの頭蓋骨に付いていたか

どうして分かるのかと尋ねました。

 

ゲスターは、

それらは、向こうに

そのまま積んでおいて

頭の骨だけ使うと答えました。

 

その後、彼らは箱を1つずつ開けて、

頭骸骨を横に並べる変な作業を

始めました。

手も時間も足りないので、

ラティルも袖をまくり上げて

一緒に作業に着手しました。

動かないのはギルゴールだけでした

 

ラティルはギルゴールに

助けを求めましたが、彼は、

あの狐がどうなっても構わないと

正直に打ち明けました。

 

ラティルは、

アニャドミスが力を取り戻したら

ギルゴールも困るのではないか。

彼女はギルゴールのことを

一番、恨んでいるのではないかと

言いましたが、ギルゴールは、

タッシールが死んだからといって、

アニャドミスが力を

取り戻せるわけではないと

返事をしました。

 

彼はラティルの側室になって

一緒にいてくれるけれど、

ラティルの望み通りには

従いませんでした。

そういえば、前にアニャドミスが

攻め込んで来た時も、

役に立つから放っておいたけれど、

ギルゴールは、

アイニをそばで守りなさいという

命令を無視しました。

 

そのおかげで自分も無事だったし

ヘイレンが目の前で浄化される姿を

見なくて済んだけれど、

彼は本当に勝手な吸血鬼だと改めて思い

ラティルはため息をついて

忙しく手を動かしました。

 

それでも手が速い人が多数いるおかげで

頭骸骨を床に並べる作業は

思ったより早く進みました。

 

倉庫の中が頭骸骨でいっぱいになると 

ラティルは、

まだ明けていない箱をチラッと見ながら

まずは、

この頭骸骨から魂を呼んでみて、

向こうのは次に回そう。

全部開けたら、

頭骸骨を置く場所がなくなると

ゲスターに言いました。

 

ゲスターは、力なく深呼吸をすると、

倉庫の一番中央に歩いて行きました。

そして、

いざ黒魔術をかけようとした瞬間

誰かが扉を叩く音がしました。

外から、ラナムンが

ラティルを呼びました。

彼女は目を大きく見開いて

扉を見つめました。

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ラティルがアイニよりも

タッシールを選んだのは、

彼の方が、

ずっと大事だからなのでしょうけれど

ゲスターは、まさかラティルが

タッシールのことを好きだとは

露ほどにも思っていなくて、

とても驚いたのではないかと

思います。

 

ギルゴールが

皆と一緒に働かないのは

何かが起こった時に、

すぐに動けるように

待機しているのではないかと

思います。

本当にラティルに協力したくなければ

ギルゴールは倉庫の中にいないで、

出て行ってしまうのではないかと

思います。

けれども、ギルゴールは天邪鬼で

本当のことが言えないため、

憎まれ口を叩いているのだと

思います。

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