自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 498話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 突然思いついたアイディア

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498話 グリフィンがタナサンから戻って来たので、ラティルはタナサンの状況など、グリフィンに矢継ぎ早に質問しました。

◇避ける蝶◇

グリフィンは、

危険かと聞かれれば、危険ではない。

しかし、ややこしい状況だ。

誰かが吸血蝶を操っているのは明らか。

ギルゴールとラナムン一行が

蝶の群れを退治しに行くと、

蝶はそちらを避ける。

一般兵士たちが来る時は

じっとしていても、

ギルゴールとラナムン一行が来ると

すさまじい勢いで避けていた。

彼らが誰かを知っている者が

蝶を操っているのは確実だったと

報告しました。

 

ラティルは、それでは、

まともに戦うこともできない。

連絡が来ないのもそのためかと

呟くと、ソファーに座って

重い頭を手で押さえました。

それで、ギルゴールは

聖騎士を利用して、背後にいる者を

捕まえようとしたのかと思いました。

 

グリフィンは、いけ図々しく

ラティルの肩に飛び乗って

座っていましたが、ラティルは、

グリフィンの身体から出る

熱気のおかげで、

肩が温かくなるのが結構良くて、

重いので下りなさいとは

言いませんでした。

その代わりに、グリフィンの

柔らかい羽毛を弄りながら

ギルゴールと話ができたかと

尋ねました。

 

グリフィンは、

自分の身体が強いということを

知っているのか、

自分が少し高度を下げただけでも、

蝶の群れが押し寄せて来たと答えました。

ラティルは、

話ができなかったのかと聞き返すと、

グリフィンは、

しきりに蝶の群れが立ちはだかったので

できなかったと答えました。

 

ラティルは、

グリフィンは鳥なので、

蝶を食べながら

進むことはできないのかと尋ねました。


返事が聞こえなかったので、

ラティルが横を見ると、グリフィンは

世界に2人といない悪者を

見ているような顔をしていたので

納得がいかないラティルは、

グリフィンは鳥ではないかと

尋ねました。

 

しかし、グリフィンは、

確かに、鳥だけれど、

中身が何かも分からない変な蝶を

食べろと言うのか。

ロードが食べられない食べ物は

自分も食べられないと抗議しました。

 

ラティルは、

グリフィンは鳥ではないかと、

再び言いたいの堪えました。

これ以上言っても、

無駄だと思ったラティルは、

クロウという黒魔術師が

蝶を操縦しているのではないかと

考えました。

しかし、彼はすでに逃げていたし、

彼に会った当時、彼は国境の村にいて

首都の近くにもいませんでした。

 

一方、ギルゴールは、

ラナムンの代役を立てて

餌にしたことを見れば、

犯人が彼らの近くにいると

推測したのは明らかでした。

しかし、その代役が国境の村まで

連れて行かれたということは、

クロウは、蝶の群れを操る

主犯ではなくても

共犯だと言えるのではないか。

クロウの共犯が蝶の群れを操り、

対抗者と誤認して捕まえた聖騎士を

クロウの方へ

送ったということだろうかと

考えました。

 

考え事をしているラティルに

グリフィンは、

何を考えているのかと尋ねました。

ラティルは、

蝶の群れをなくすためには、

その蝶の群れを操る敵を

取り除かなければならないという

ことではないかと確認しました。

グリフィンは

「そうですね」と答えると、

再びラティルが、

自分をこき使うと思ったのか、

彼女の肩から飛び降りて

窓に向かって飛んで行きました。

ラティルは、

グリフィンの尻尾をつかんで

自分の方へ引き寄せると、

しっかりと抱きしめました。

 

ラティルはグリフィンを抱いて

一生懸命頭を働かせました。

こちらとぶつかりたくない敵を

どうやって

相手にすることができるのか。

しかも、

ギルゴールが敵に仕掛けた罠を、

意図的ではないにしても、

ラティル自身が壊してしまったので

再び、新しい罠を

仕掛けなければなりませんでした。

しかし、最初から堂々と

ギルゴール一行を避ける敵と

どうやって戦ったらいいのかと

考えました。

 

グリフィンはラティルに

話してくれないかと頼みましたが、

彼女はグリフィンの嘴を触りながら

返事を避けました。

頭の中に、何か良い方法が

浮かんで来そうだけれど

まだ浮かんで来ませんでした。

 

ラティルは、

クロウという黒魔術師がアニャドミスを

ロードと呼んでいたと呟きました。

グリフィンは、

自分はクロウが誰かも知らないと

文句を言いました。

 

ぼんやりと空中を眺めていたラティルは

侍女が扉を叩く音を聞いて、

ようやく我に返りました。

侍女は、

サーナット卿がラティルを

待っていると告げました。

謁見の時間が迫っているのに、

ラティルが

部屋に閉じこもっているので

心配したサーナット卿が、

直接、上がって来たようでした。

 

ラティルは

グリフィンをそのままにして、

突然思いついたアイディアに

嘆声を発しました。

なぜ、その考えが

思い浮かばなかったのかと

嘆くラティルに、グリフィンは

自分を放して欲しいと訴えました。

◇再びタナサンへ◇

夕方になると、

ラティルはグリフィンを抱いて

カルレインの部屋へ行きました。

彼の部屋の扉を開けて中へ入ると、 

あらかじめ連絡を受けて

待機していたカルレインが

すぐに、ラティルに近づいて来て、

どうしたのかと尋ねました。


ラティルは急用だと答えると

グリフィンをカルレインに渡しました。

カルレインの腕の中で、グリフィンは

「離せ、抱きしめるな」と抗議したので

彼が戸惑いましたが、

ラティルはテーブルの上の

食べ物を調べながら、

これからタナサンへ行くと

カルレインに告げました。

 

カルレインはバタバタしている

グリフィンの頭をポンと叩きながら

今から行くのかと尋ねました

ラティルは頷くと、

大きなパンを手に取り、

素早くバターを塗りました。

 

そして、ラティルは、

クロウの共犯者が犯人なら

その点を揺さぶれば

吸血蝶の群れを止められると思うと

話しました。

カルレインは、

よく分からないと返事をしました。

 

ラティルは、

道中、食べながら行くので

カルレインにも

食べ物を準備するよう勧め、

再びパンにバターを

塗っていましたが、

カルレインの表情を見て、

すぐにクロウが誰なのか教えました。

その後、カルレインが

理解したように見えたので、

ラティルは、

吸血蝶の群れを操っている犯人は、

アニャドミスがロードだと

信じているけれど、

ロードの鳥として知られている

グリフィンに、

他の人が乗って現れたら

どうなると思うかと尋ねました。

 

カルレインは、

不思議に思うだろうと答えました。

ラティルはその意見に同意し、

犯人が不思議に思ったその時に

隙を見せるだろうと言いました。


そして、ラティルは

バターを塗ったパンを一口、

大きく噛んで、

もぐもぐしながらニヤニヤし、 

だから自分たちは、

今、タナサンへ行くと告げると、

ラティルをぼんやりと見つめていた

カルレインは、 

「ご主人様、まさか・・・」

と呟きました。

◇現れた予想外の人◇

ラナムンはギルゴールに

強引に被せられた兜を脱ぎました。

金色の兜を脱ぎながら

黒い髪が現れると、

周りの兵士たちは息を呑み、

ため息をつき、

同時に口をつぐみました。

 

そんな反応に慣れているラナムンは

彼らのことを気にもせず、

押さえつけられていた髪の毛を

手で触りました。

しかし、目は、忙しそうに

ギルゴールを探していました。

 

ついにラナムンは、

1人で高い三角屋根の上に登って、

どこかを見ているギルゴールを見つけ

そこへ近づくと、

いつまで、こうしていればいいのかと

尋ねました。

 

遠くを眺めていたギルゴールは

ラナムンの声を聞くと

彼の方を見ました。

そして、彼と目が合うとニヤリと笑って

ラナムンの横に軽く飛び降りました。

階段を数段飛び降りるような

軽快な動きに、

近くで見物をしていた人たちは

ラナムンが兜を脱いだ時とは

違う種類のため息をつきました。

 

ギルゴールはラナムンに

何て言ったのかと尋ねました。

この時、彼がラナムンのことを

「1番」と呼んだことに

ラナムンは眉をひそめながら、

いつまでこうしていればいいのかと

再び尋ねました。

 

ラナムンの視線が、

自然にある路地の片隅へ

向けられました。

そこは担架に横になった人で

いっぱいでした。

彼らは、もぞもぞ動いていましたが、

数十年前のミイラのように

身体に水分が全くない状態でした。

その周りでは、

家族や親戚がすすり泣いていて、

何人かは、

ミイラのように変わった人に

水を注いでいました。

その間を、カバンを持った医師たちが

急いで歩き回っていましたが、

治療の効果は

全くなさそうに見えました。

 

ラナムンは、

その現場から視線を離すと、

少しも状況が解決できていないと

じれったそうな声で呟きました。

静かに剣を見ていたアイニも、

ギルゴールを見て、

同感だと呟きました。


最初に出発した時、アイニは、

ひょっとしたら大怪我をして

帰ってくるかもしれない。

生きて帰れないかもしれないなど、

頭の中で、あらゆる想像をし尽くし、

また覚悟をしていました。

ここまで急いで移動するのも、

かなり大変だったので、

その気持ちは、さらに強くなりました。

 

しかし、実際に到着してみると、

想像と現実とは違い、

ここへ来てアイニがしたことは、

吸血蝶の尻尾だけを追いかけることで

むしろ、そこへ、

急いで駆けつけることの方が

大変でした。

吸血蝶を操る人が、

ギルゴール一行が来た途端、

蝶を撤収してしまうので、

騒動を聞いて走って行っても、

蝶は消えた後でした。

 

それでも、蝶の尻尾だけでも

見られるのは良い方で、

ほとんどの人は

蝶の痕跡も見られず、

蝶の群れの襲撃を受けて

ひどく傷ついた人々が

路上に倒れているだけだした、

 

そのため、ギルゴールの一行は

タナサンの首都に到着しても

走り回っているばかりで、

一度も剣を、

まともに振り回すことすら

できませんでした。

だからといって、負傷者が

全くいないわけでもないため、

焦りが募りました。

 

タナサンの皇帝が

ギルゴール一行に付けてくれた

騎士の1人が、

それでも、ギルゴール一行が

来てくれたおかげで、

少し被害が減ったと、

顔色を窺いながら口を挟みました。

ラナムンとアイニがギルゴールを

あまりにも追い詰めていると

思っているようでした。

 

ギルゴールは、ニヤリと笑いながら

被害が減っていると言うのだから、

活躍は後回しにして、

よければ、体力を付けようと思うと

返事をしました。


アイニは思いもよらなかった

「活躍」という言葉にかっとなり

活躍は問題ではないと

叫ぼうとしましたが、

怪我をした人たちの視線が集まると、

口をつぐみました。

倒れた両親を抱きしめている

子供の切ない視線に

心臓がズキズキしました。

 

その反面、ギルゴールは

怪我をした人たちを見ても

瞬きもせずに、

自分に抗議しても無駄だ。

敵が自分たちと

正面から喧嘩したくないと

言っていると反論しました。

 

アイニは、

いっそのこと別れて移動したらどうか。

そうすれば、敵も自分たちと

戦おうとするかもしれないと

提案しました。


しかし、ギルゴールは、

いいアイデアだけれど、

どうやって分けるのか。

聖騎士たちと傭兵たちは、

今回のことを解決するために

来たのではなく、

2人の個人的な護衛ではないかと

反論しました。

 

ギルゴールとアイニの口論を

見守っていた聖騎士団の副団長は

ちょうど聖騎士の話題が出たので、

そのチャンスを逃さず、

対抗者に偽装して送ったソオロンは

どうなったのかと小声で尋ねました。

蝶の群れを操る敵を探そうと言って

聖騎士1人を対抗者に偽装して送り

ラナムンが

聖騎士のふりをしていましたが、

この数日間、その計画は

何の成果もないように見え、

ラナムンに代わって連れて行かれた

聖騎士も何の音沙汰もないので

不吉な予感がしているようでした。

 

しかし、ギルゴールは返事の代わりに

「シーッ」と静かにするよう

手で合図をしました。

副団長が口を閉じると

敵が近くにいるかもしれないので、

言葉に気をつけるようにと

注意をしました、

 

副団長は唇をギュッと閉じて

他の聖騎士たちを見ました。

彼らは首筋を

タオルで拭いていました。

彼らも同様に戦いはしないものの

首都の端から端まで走り回るのに

疲れていました。

聖騎士だけでなく、

タナサンの王室が派遣した

衛兵や騎士たちも

疲れ果てた顔をしていました。

黒死神団の傭兵たちが

汗を一滴も流さずに

自分たちだけで集まっているのが

不思議なほどでした。

 

その時、遠くない所から

激しい鐘の音と太鼓の音が

聞こえて来ました。

その音に混じって、

蝶の群れが現れたという叫び声が

聞こえてくると、

しばらく息を整えていた兵士たちは

急いで武器を持って、

その方向へ走って行きましたが、

彼らが到着するや否や、

蝶の群れは今回も逃げ出しました。

 

倒れた人たちがいるので

踏まないでという叫び声の中、

兵士たちは、一匹でも多く、

蝶を斬ろうとしましたが、

ダメでした。

 

ラナムンは無駄に抜いた剣を戻すと

生気が半分吸い込まれた人を

路地のそばに引きずり込みました。

偽の対抗者を送ったのに

状況に変化がなければ、

何か計画が

狂っているのではないかと考えました。

 

それが敵の目的だとしても、

アイニが言ったように、

安全を放棄し、

兵力を2つに分けた方が

良いのではないかと思いました。 

 

その時、突然空から

巨大な羽音が聞こえて来ました。

ラナムンは顔を上げて空を見ました。

のんびりと歩いていたギルゴールも

他の人たちも

一緒に空を見上げました。

そこには、民家の屋根と同じくらい

大きな鳥が見えました。

ギルゴールは、

その鳥がグリフィンであることに

気づくと、鳥の上に

誰か乗っているか調べようとしました。

鳥の上に乗った人は、

マントで身体を覆っていたので

顔は見えませんでしたが、

考えてみれば、

グリフィンに乗って来る人は

1人だけでした。

ギルゴールは

「お弟子さんですか?」と呟き、

眉をひそめた瞬間、

急にそちらから矢が飛んで来ました。

 

矢は、ギルゴールの顔の横を

掠めると、すぐ後ろから

「うっ」という声がしました。

矢を避けずに立っていた

ギルゴールが後ろを振り向くと、

思いがけず、矢に当たったのは

首都の案内を担当し続けた

タナサンの騎士でした。

 

遅ればせながら驚いた兵士たちは

敵が来たので矢を撃てと叫び、

鳥に乗っている人たちに

相手に弓を引きましたが、

兵士たちの矢が、

鳥の上の人に届く前に

鳥が高度を下げたかと思うと、

鳥に乗っていた人が

屋根の上に飛び降りました。

 

すぐに、その人は、屋根から地面まで

あっという間に滑るように降りてきて

マントを脱ぎました。

ギルゴールの予想通り

ラティルが現われました。

 

ラナムンとアイニは、

驚いてラティルを見つめました。

それ以上に驚いた聖騎士たちの間に

ざわめきが起こりました。

使節としてタリウムを訪れ、

ラティルの顔を見た

何人かの騎士も慌てました。

 

ラティルは

彼らに挨拶する代わりに、

自分が射た矢に当たった人を

指差し、ギルゴールに

彼を捕まえろと指示しました。

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ラティルのアイディアは、

蝶に襲われている人々を上から見て

誰が蝶を操っているかを

探すというものだったのでしょうか。

確かに、ギルゴール以外の人たちは

蝶を追いかけて必死で走っているので

誰が蝶を操っているかを見つけるのは

難しいと思います。

 

ラティルは変装もしないで

しかもグリフィンに乗って、

人々の前に現れても

大丈夫なのかと思いましたが、

サビの姿で現れたら、

それはそれで、

後々、困ったことになるだろうし

ラティルは、

ギルゴールたちのことが心配のあまり

そうせずにはいられなかったのだと

思いました。

 

今まで、ギルゴールは

誰かを助けたことはあっても

誰かに助けられたことは

あまりないように思います。

ラティルがギルゴールを

助けに来たことが、

彼の心の琴線に触れたらいいなと

思いました。

 

shaoron-myanmyan様

いつもコメントを

ありがとうございます。

アウエル・キクレンは

ランスター伯爵とは別人で

詳細は全く分からいなのですが

アウエルもゲスターの中に

入っているらしいです。

 

このお話は本編と外伝を合わせて

1000話で完結しましたが、

全話読まれた方の感想を見ると、

どうも、何人かの登場人物について

詳細が書かれておらず、

モヤモヤ感が残っているようです。

作者様が続編を書いてくださると

いいのにと思います。

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