自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 489話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ タナサンへ行きたがるラナムン

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489話 ラナムンは、自分の意見も聞くのかとショックを受けた表情でラティルを見つめましたが・・・

◇勘違い◇

ラティルは戸惑いました。

ラナムンは、

タナサンへ行かなくて済むよう、

彼が意見を出す代わりに

自分がその場で阻止することを

期待していたのかと思いました。

確かに、ラナムンは、

まだ皇配ではないので

自分の口から行きたくないと

言うのは難しいと思いました。

このような行動一つ一つまで

ラナムンには気になるだろうと

思いました。

 

ラティルは、

自分が短絡的だった。

ラナムンに聞くのではなく、

そこで話を切り上げるべきだったと

言いました。

 

ラナムンは揺れる瞳で

ラティルを眺めながら

苦痛に耐える表情をしていました。

そして、睫毛を可憐に震わせながら、

嫉妬している。

逃げるわけにはいかない、

自分が一番足りないということを

知っている。

けれども、自分は習得力が速いので、

きっと上達するだろうと

返事をしました。

 

ラティルは、

なぜ、嫉妬をするのか。

行きたくないわけではなく、

行きたいということなのだろうか。

それとも行きたくないけれど、

自分の実力が足りないことを知って

恥ずかしいということなのだろうか。

 

ラティルは彼と話せば話すほど

当惑しました。

結局、ラティルは躊躇いながら、

行きたくないのか、

それとも行きたいのかと

堂々と尋ねました。

 

ラナムンは眉をひそめて、

どこへ行くのかと尋ねました。

ラティルは首を傾げて、

自分たちは、

タナサンの話をしていたではないかと

言いました。

 

その言葉が終わるや否や、

ラナムンはいきなり立ち上がり、

もちろんそうだ。

ラティルは何を考えていたのかと

冷たく尋ねました。


ラティルは当惑し

自分は、ずっと

タナサンのことを考えていたけれど

なぜ、ラナムンは

いきなり立ち上がったのかと

逆に質問をしました。

 

ラナムンは再び席に着くと、

すぐにフォークを握り、

先程とは違い、速いスピードで

食事を食べ始めました。

 

ラティルは彼の態度が理解できなくて

口を開けて見つめていましたが、

ふと、もしかしてラナムンは、

自分がタッシールの話を

していると思ったのかという考えが

思い浮かんで来ました。

彼の頬や耳が少し赤くなったことや

不愉快そうな態度も、

そう考えると理解できました。

 

それを考えた途端、

ラティルは笑いそうになったので

急いで手で口元を覆い、

顎に力を入れ、

目を見開いて視線を横に向け、

拳をギュッと握っていると、

不気味な視線が感じられました。

ラティルは唇を噛みしめて

前を見ると、ラナムンは

首筋まで赤くして、

ラティルを虚しそうに

眺めていました。

恥ずかしがるユキヒョウのような姿に、

ラティルは耐えきれなくなり、

近づいて彼を抱きしめました。

ラナムンは、

しばらく銅像のように

固まっていましたが、

ラティルはラナムンの手を

揉みながら時間を過ごしました。

傷一つなく、

手入れの行き届いた爪と

細長い指を触り、

爪をあちこち押して遊びました。

 

ついに、

ラナムンの恥ずかしい気持ちが収まると

彼は、最初からもう一度話して欲しいと

頼みました。

 

ラティルは、

昨日の夜遅くに、

急遽、タナサンの使節団がやって来て

吸血蝶が現れて

人々を襲撃していると言った。

タナサンでは、

対抗者が吸血蝶を相手にできると

考えているようだ。

タリウムには、伝説の英雄である

対抗者が3人もいるので

1人だけタナサンに寄こして欲しいと

言っているけれど、自分の考えでは

ラナムンを

連れて行きたがっているようだ。

しかし、ラナムンは

訓練を受けたばかりだし、

どうやって、吸血蝶を相手にするのか。

対抗者だからといって

怪物を相手にする方法を

すべて知っているわけではないと

説明しました。

 

ラナムンは、

タナサンの申し出を断ったのかと

尋ねました。

 

ラティルは、

断ったところ、

「君主の印章」を持ち出された。

トゥーラが宮殿を占拠した時、

それをタナサンに使ったようだと

話しました。


ラティルは、

ラナムンの手をギュッと握り、

しきりに触りながら、

ラナムンの代わりに

ギルゴールに行って来て欲しいと

頼むつもりだ。

でも、ラナムンの名前が出たので、

知らせるべきだと思ったと話すと、

ラナムンの手の甲を

2回軽く叩いて立ち上がりました。

 

食事も終わって、

適度にお腹もいっぱいになり、

まもなく、

午前の仕事に入る時間で、

ギルゴールの所にも

寄らなければならないからでした。

 

扉の近くに着く前に

ラナムンが近づいて来ました。

見送ってくれるのかと思っていると

彼は「自分が行きます」と

ラティルの期待に反した言葉を

発しました。

ラティルは眉をひそめ、

どこへ行くのかと、

バカな質問をしてしまいました。

ラナムンはタナサンだと答え

少し顔をしかめました。

 

もしかして、先程のことが

恥ずかしいせいかと思い、

ラティルは、ラナムンの顔色を

くまなく調べましたが

耳も首筋もいつもの肌色でした。

けれども、ラナムンに

先程、勘違いしたのが

恥ずかしいからではないかと

あからさまに尋ねることは

できなかったので、

ラティルは歩きながら話そうと

言いました。

 

ギルゴールの温室へ向かいながら、

ラナムンは、

政治に興味はないけれ、

君主の印章が何かは知っている。

トゥーラ皇子が

どこに印章を使用したのか

父親が探そうとして

苦労したのも見たと話しました。

 

ラティルは、

君主の印章が約束したのは

タナサンを助けることであり、

ラナムンを送ることではない。

必ずしも、ラナムンが

行かなくてもいいと言いました。

しかし、ラナムンは、

タナサンでは自分を切望していると

聞いたと、言い返しました。


ラティルは、

タナサンでは、ラナムンが

伝説の中に出てくるような

英雄だと思っているからと

返事をしました。

ラナムンは、

そんなに強くないという言葉も

言おうかどうか躊躇いましたが

その言葉は飲み込みました。


ふと、ラティルは

ラナムンが付いて来ないことに気づき

後を振り向くと

ラナムンは立ち止まっていました。

彼の名前を呼ぶと、

ラナムンは、ラティルに近づき、

一緒に歩きながら言った、

ラティルが自分を

信用できないということは

知っていると言いました。

ラティルは、

そんなはずがないと否定しましたが

ラナムンは、

皇帝はそれぞれの状況により、

タッシール、カルレイン、ギルゴール、

サーナット卿、ゲスター、

大神官に頼ると言いました。

ラティルは、

ラナムンにも頼っていると言って、

笑いながら、

彼の背中を叩きました。

ラナムンの言葉が正しいということは

知っていたけれど、

ここでこれを肯定するほど

ラティルは愚かではありませんでした。

 

ラナムンは、

ずっと予備的な位置にいたので

仕方がなかった。

やっと真実を

共有することができたけれど、

それから、

あまり時間は経ってもいない。

しかし、

これは時間が解決する問題だと

考えていると、ラナムンは、

先程、ラティルは、

自分がどうやって

吸血蝶の相手をするのか

聞いて来たと言いました。

ラティルは、

群れで襲ってくれば、

おそらく自分も相手にできないと

返事をしました。

しかし、ラナムンは、

おそらく、自分は相手にできると

言いました。

ラティルは、

どうやって相手にするのかと

尋ねました。

ラティルの質問に、

ラナムンの唇の端が

かすかに上がりましたが、

機嫌の良さそうな笑みでは

ありませんでした。

 

ラナムンは、

心配であれば、

ギルゴールと一緒に行くのは

考慮するけれど、自分は行く。

それが国のためにも、

自分のためにも良いからと言いました。

 

ラティルは、

面倒ではないかと尋ねました。

ラナムンは、

面倒だと答えました。

 

ラティルは、

ギルゴール1人だけを

送ってもいいと言いましたが、

ラナムンは、

タナサンが来てもらいたがっているのは

自分だし、どうせ怪物たちは

ずっと猛威を振るう。

アニャドミスが

怪物たちを準備しているなら、

このような経験しておくのも

いいだろうと、

意見を変える気はなさそうでした。


ラティルは、怠惰なラナムンが、

なぜ、突然タナサンへ行くのか

理解できませんでした。

先程の状況が恥ずかしいせいで

より大きな危険と苦難を冒すのは

馬鹿げていると思いました。

 

ラティルは混乱して

ラナムンを見ました。

彼女がロードであることを知った途端

訓練を放り出そうとしていた

ラナムンが、

なぜタナサンへ行くのか

理解できませんでした。

皇配の席のせいなのか。

功臣の息子というだけでは

足りないのか。

アニャドミスと

正面対決をすることになれば、

そこで一番活躍した人が

皇配の席に上がりやすくなると思い、

それで面倒くさくても

タナサンへ行くことにしたのかと

考えていると、

自分の意志も聞いてくれないかと

ギルゴールの声が聞こえました。

横を見ると、

ギルゴールが花束を胸に抱いて

呆れた表情で眺めていました。

 

ギルゴールは、

なぜ、自分がタナサンへ行くのかと

ラティルに尋ね、

なぜ自分が、

対抗者1と一緒に行くことを

考慮しなければならないのかと

ラナムンに尋ねました。

 

◇同行者◇

タナサンへ

送ろうとしているギルゴールは

行かないと言うし、

行って欲しくないラナムンは

行くと言い、タナサンの使節団は

2人とも送って欲しいと

両手を挙げて歓迎しました。

 

ラティルは国務会議の間、

大臣たちと、このことについて

話し合いましたが、

午後になっても、

結論が出ませんでした。

 

アトラクシー公爵一派の半分は

ラナムンがタナサンへ行くのは

危険だと反対し、

残りの半分は行くことに賛成しました。

この前、タッシールが 

大きな功績を立てたので、

ラナムンも同じような姿を

見せるべきだと思っている様子でした。

 

ロード宰相一派も同様で、

ラナムンが功績を立てるのを防ぐために

半分はタナサンへ行くことに反対し、

半分は、ラナムンより

国の体面を考えて

タナサンに送らなければならないと

主張しました。

 

大国としての体面を考えるなら

ラナムンが少しでも

行ってくるのが正しいけれど、

タナサンへ行って

危険にさらされたりすれば

その後始末が大変なので、

意見を調整するのが大変でした。

 

夕方まで会議は続き、

ようやく、ラナムン本人の意志が

受け入れられ、

彼は聖騎士と優れた護衛たちと一緒に

タナサンへ行くことになりました。

カルレインは不満そうでしたが、

ラティルが要請すると、

ラナムンに多数の吸血鬼の傭兵たちを

護衛として付けると言いました。

 

ギルゴールは行きたくないと

夕方まで言い張っていましたが、

ラティルが何度も頼むと

陰険に笑いながら

突然、承知しました。

その代わり、同行者1人は

自分が選ぶと主張しました。

 

カルドンは

急いでラナムンの荷物をまとめ、

カルレインは首都に集まった

傭兵10人を呼び、 

ラナムンの安全を

最優先に守るよう命令しました。

百花も体力があり、瞬発力の高い

百花繚乱の聖騎士たち20人と

副団長まで行かせると言いました。

 

聖騎士たちが、

あまりにも多く付いていけば

吸血鬼の傭兵たちの負担になるので、

ラティルは聖騎士たちの数を

半分ぐらい減らしてもいいと

提案しましたが、百花は、

今の聖騎士たちは大勢の怪物たちと

戦った経験が足りないので、

一度戦力を確認したいと言いました。

 

これで一件落着かと思った

ラティルでしたが、

タナサンの使節たちが出発する直前、

再び、事件が起こってしまいました。

 

ラナムンを見送りに

出かけたラティルは、

遅ればせながら、

ノロノロやって来たギルゴールの

同行者を見て血圧が上がり、

頭がクラクラしました。

アイニが楽な旅行着姿に

小さなスーツケースを持って、

ギルゴールと一緒に現れたからでした。

 

ラティルは、どうしてアイニが

そんな服装でここに来たのかと

尋ねました。

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ラティルは他の側室たちを頼り、

彼らはラティルのために

色々尽くして来たのに、

ラナムンはそれができずに、

歯痒い思いをしていたと思います。

そこへ、タナサンの方から

ラナムンを名指しして

是非、来てくれと言われれば

このチャンスを逃したくないと

思ったに違いありません。

これをきっかけに、ラナムンは

ラティルから頼られる存在に

なりたいのだと思います。

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