自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 526話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ クラインを救いたい

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526話 ゲスターが、クラインのいる場所をなかなか話さなかった理由は?

◇ドミスの作った地下牢◇

ようやくゲスターは、

クラインが、ドミスが作った地下牢に

閉じ込められていると話しました。


ラティルは、

アニャドミスではなく

ドミスなのかと尋ねました。

ゲスターは、

「はい」と返事をしました。

 

ラティルは、

それなら、地下牢の中に入って

連れてくればいいのではないか。

なぜ、ゲスターは、

あんなに慎重な口調で話したのか。

危険な地下牢なのだろうか。

でも、どんなに危険な地下牢でも、

ロードの仲間数人と一緒に行けば、

突破できるのではないかと

考えていると、ゲスターは、

その地下牢に出入りする方法を

知っているのはドミスだけ。

アニャドミスは、

ドミスの記憶を利用したようだと

説明しました。

その言葉を聞いてラティルは

ゲスターが話すのを躊躇った理由に

気づき、ため息をつきました。

 

ラティルが額をこすりながら

困っていると、サーナット卿は、

ラティルに前世の記憶が

一部あるのなら、

彼女もその地下牢に入ることが

できるのではないかと尋ねました。

ゲスターも、

その意見に同意するように

ラティルを見ました 。

その信頼に満ちた視線に

ラティルは恥ずかしくなり、

記憶はあるけれど、

全てあるわけではないと

打ち明けました。

 

それでも、サーナット卿は、

少しでも関連した記憶が

あるのではなないかと

尋ねましたが、ラティルは、

いじめられて覚醒した記憶しかないと

答えました。

 

サーナット卿とゲスターが

戸惑いながら、

互いに見つめ合う姿を見て、

ラティルは再び額を押さえながら

カルレインは何と言うだろうか。

彼はドミスと一緒にいたので、

何か知っているのではないかと

言いました。

◇空白の1年◇

ラティルとサーナット卿は、

ゲスターの狐の穴を通って、

すぐにカルレインを訪れ、

地下牢の入り方について聞きましたが

カルレインの返事は

「知らない」でした。

ドミスは1年ほど

1人で歩き回ったことがあり、

その時、彼女は

カルレインとギルゴールの両方を

連れて行かず、地下牢は

その時、作ったと思うとのことでした。

 

ラティルは失望感を隠すことなく

それは本当なのかと尋ねました。

カルレインは、

確かなことではない。

推測でしかないと答えました。

 

ドミスが1人で歩き回った

時期があったなんて、

それは一体いつのことなのか。

初めて聞く話に、

困惑したラティルは、

そのまま地下牢を壊しても大丈夫かと

躊躇いながら尋ねました。

しかし、それを聞くや否や、

レッサーパンダは舌打ちをし、

そのような地下牢は、

無理矢理壊したら完全に崩れると

言いました。

 

ラティルは、

崩れる前に急いで出て来ればいいと

言いましたが、レッサーパンダは、

脱出する時は、

ゲスターがいれば可能だけれど、

今、問題なのは入ることだと

指摘しまた。

ラティルは、地下牢に入る前に

それを壊せば、

中にいるクラインが

潰されることに気づきました。

 

レッサーパンダは、

そこまでして、

死体だけでも見つけたいのなら

自分は構わないと言いましたが、

ラティルは、

クラインを救うために、

彼を死体にするのは

絶対にいけないと思いました。

 

ラティルは額に手を当てて

眉をひそめると、

じっと話を聞いていたサーナット卿は

ラティルにどうするつもりなのかと

尋ねました。

 

ラティルは、最近、

ドミスの夢を見ていないと呟くと、

サーナット卿は「えっ?」と

聞き返しましたが、

ラティルは何でもないと答えると

カルレインに、

地下牢のある場所を知っているかと

尋ねました。

カルレインは「はい」と答えました。

 

ラティルは、

クラインが危険なので、

とりあえず全員に

タリウムへ戻るよう指示し、

続けて、地下牢へ行く方法は・・・と

話していると、そう遠くない所で、

アイニの声が聞こえたので

口をつぐみました。

ラティルがじっと耳を傾けていると

だんだん、アイニの声が

近づいて来ました。

 

彼女がこちらへ来ると思った

ラティルは、そこで話を切り上げ、

ゲスターの助けを借りて

サーナット卿と共に、

宮殿の執務室に戻りました。

◇カウントダウン◇

それでも念のため、ラティルは、

すぐにギルゴールを訪ねて

状況を説明しました。

もしかして、ギルゴールが

地下牢について

知っているのではないかと

期待したからでした。

 

しかし、ギルゴールも

地下牢の存在を知らず、

ドミスがそんなものを

作っていたことに驚きました。

 

ギルゴールも、

カルレインが知らない地下牢なら、

1年ぐらい、ドミスが

1人で歩き回った時期に

作ったのではないかと推測しました。


ラティルは、

諦めて泣きべそをかきました。

一体、どうしてドミスは

そんなものを作ったのか。

カルレインにも

教えなかったということは、

あまり重要なものではないのかと

考えていると、ギルゴールは、

そんなにがっかりしないように。

あの皇子は、そこでも

豊かに暮らすだろうと慰めました。

 

ラティルは、

一生、クラインが、

戻って来ることができないような

言い方をしないでと抗議しましたが、

ギルゴールは、

これで側室の数が7人だと

カウントダウンしたので

ラティルは「止めて!」と

叫びました。

◇意外な返答◇

ラティルは、温泉に足を浸して

ため息をつきました。

ドミスの夢を見れば、

地下牢のことを

思い出せるのだろうか。

長い間、ドミスの夢を

見ていないけれど、

どうすれば、また

見ることができるのだろうか。

しかし、夢を見ても、

地下牢に関する部分が出て来るとは

限らない。

けれども、たとえ

地下牢のことを思い出せなくても、

とりあえず地下牢へは、

自分が直接行かなければならない。

もしかして、地下牢の前へ行けば、

何か思い浮かぶかもしれない。

けれど、アニャドミスが、

地下牢を行き来していたら

どうしようか。

今度こそ、どうにかして、

確実に彼女の息の根を

止めなければならない。


熱いお湯の中に足を入れていた

ラティルは、湯気を見ると

心が痛くなってきました。

クラインがその中で

ラティルを誘惑しようと

努力していた姿を思い出すと、

心臓がヒリヒリするほどでした。

 

クラインは意外と怖がりで、

感情の起伏も大きいので、

今頃一人で怖くて

震えているのではないか、

いつ助けに来るのか

待っているのではないかと

思いました。

 

クラインのことを

考えすぎているせいなのか。

白い湯気の間に

誰かのシルエットが見えました。

最初は幻だと思っていましたが、

相手が移動したので、

幻ではないことが分かりました。

湯気の下でパシャッと

水の音がしたので、ラティルは

誰なのかと尋ねました。

やがて姿を現したのはラナムンでした。

ラティルは、

剣に手をかけていましたが

下ろしました。

 

ラティルは、ラナムンが

訓練中だと思ったと言うと、彼は

訓練し過ぎて筋肉が凝ってしまった。

大神官が温泉浴を勧めてくれたので

こちらへ来たと返事をしました。

 

ラティルは頷くと、

湯気の外に出たラナムンを見て

目を丸くしました。

彼は、ここ数ヶ月、

訓練を続けていましたが、

彼の身体は、以前見た時よりも

ずっと引き締まっていて、元々、

適度に筋肉の付いていた身体が、

今は、まさに彫像のように

滑らかになっていました。

 

そばに来たラナムンが、

お湯の外に完全に出ることなく、

ラティルの足の横に座ると、

彼の素肌が、ラティルの

ふくらはぎをかすめました。

ラティルは、

思わず嘆声を漏らしました。

ラティルはラナムンが、

さらに訓練に力を入れていると

聞いたけれど、 

本当に成果が目に見えていると

言いました。

しかし、ラナムンは、

何も見せていないのに、

成果が見えるのかと尋ねました。

 

ラティルは、

クラインが敵に捕らえられた状況で

ラナムンの身体が

さらに美しくなったという話を

するのが難しかったので、

素早く話題を変え、

彼に悩み事があるように見えるけれど

大丈夫かと尋ねました。

実際に彼の表情は、

悩みを抱えているように見えました。

ラナムンは否定せず、ラティルにも

悩み事があるように見えると

指摘しました。

しかし、ラティルは返事をせず、

ラナムンに、

何か心配事があるのではないかと

尋ねました。

しかし、ラナムンは

ラティルに同じ質問をしました。

けれども、彼女は、

先にラナムンが話せと促しました。

しかし、ラナムンもラティルに

先に言って欲しいと頼みました。

ラナムンの腕が、

再びラティルの足に触れました。

彼は疲れたように、

ラティルの太ももに

軽く寄りかかっていました。


ラティルは躊躇いがちに、

ラナムンの乱れた髪を

耳の後ろに流しながら、

ラナムンが話してくれたら話すと

言うと、

徹底的に自分の悩みを

語ろうとしなかったラナムンは、

ついに、対抗者の剣のことで

悩んでいると打ち明け、

アイニ皇后には申し訳ないけれど、

対抗者の剣は、自分が持つべきだ。

タナサンへ行ってきた後、

その剣を誰が持つかについて

アイニ皇后と話し続けて来て、

未だに、解決していないけれどと

話しました。

 

それを聞いたラティルは、

その代わりにスキャンダルになったと

突っ込んでしまいましたが、

ラナムンが黙ってしまったので、

話を続けるよう促しました。

 

ラナムンは、

危急になるや否や、

ラティルが自分を置いて行くのを見て

心を決めた。

自分が対抗者の剣を

持たなければならないと言いました。

 

彼が頭を少し動かすと、

ラティルの足の上に

ラナムンの濡れた髪の毛が

広がりました。


ラティルは、

このような苦労が全く似合わない

ラナムンの極限の美しさを

見つめながら、

アイニ皇后が対抗者の剣を

ラナムンに渡そうとするだろうか、

彼女も必死だと心配しました。

 

ラナムンは、

彼女が認めざるを得ないように

強くなると言いました。

ラティルは、今も強いのは

ラナムンの方ではないかと

指摘しましたが、彼は、

対抗者の剣を譲るほどではないと

考えるだろう。

アイニ皇后も、急速に成長していると

返事をしました。

 

ラティルは、

それは本当なのかと尋ねました。

ラナムンは、ギルゴールが

そう言っていたので

間違いないと思うと答えました。

確かに、 義妹のアニャも、

急激に腕前が上がったと

聞いていました。

 

ラティルは、対抗者は

才能に恵まれているようだと呟くと

ラナムンの髪を撫でました。

彼は首をもう少しラティルの方へ向け

彼女と目を合わせながら、

ラティルの悩みについて尋ねました。

 

ラティルは、

ゲスターがクラインの居場所を

調べて来た。

彼は地下牢に

閉じ込められているようだけれど

問題は、その地下牢を作ったのは

前世の自分で、そこへ入る方法を

知っているのも、

自分とアニャドミスだけ。

だから、自分が直接そこへ

行かなければならないようだと

話しました。


ラナムンは、

ラティルに寄りかかっていた

上半身を起こしてまっすぐ座り、

ラティルに、

直接皇子を助けに行くのかと

早口で尋ねました。

ラティルは「うん」と答えましたが

その声を聞いて途方に暮れました。

見るまでもなく彼は、危険だと言って

自分を止めようとするだろう。

当然止めても行くけれど、

そうすれば、ラナムンが

少し拗ねるのではないかと

ラティルは心配でした。

彼は拗ねても愛らしいけれど、

仲が悪いよりは良い方がいいと

思いました。

 

ところが、ラナムンは、

自分も一緒に行くと、

ラティルの予想外の返事をしました。

彼女は眉を吊り上げ、

なぜ、ラナムンも行くのかと

尋ねました。

 

彼は、自分に足りないのは

剣術の腕前ではないと答えました。

確かに、以前ラナムンと訓練した時、

思ったより彼の剣術が優れていて

ラティルは驚きました。

彼女は、

それで、なぜ一緒に行くのかと

尋ねました。

 

ラナムンは、

自分に必要なのは実戦で、

対抗者の剣を鋭くするためにも、

その剣を使い続けなければならないと

ギルゴールに言われたと答えました。

 

ラティルは口を大きく開けると、

まさか、対抗者の剣を持って

自分に付いて来るのかと尋ねました。

彼が「はい」と返事をすると、

ラティルが目に見えて当惑したので、

ラナムンは強張った表情で、

またダメだと言うのかと尋ねました。

 

どうやらラナムンは、

大型の怪物が首都を急襲した日に、

ラティルが容赦なく

彼を置いて行ったことに、

大きな衝撃を受けたようでした。

しかし、ラティルは簡単に

連れて行くとは言えませんでした。

ラティルは危険な場所に

ラナムンを連れて行きたく

ありませんでした。

 

しかし、ラナムンは、

ラティルが自分を

心配する気持ちはわかるけれど、

アニャドミスに

最後の一撃を放つことができるのは、

自分とアイニ皇后だけではないか。

このまま皇帝の保護を

受けているわけにはいかないと

反論しました。

 

確かに、

自分がアニャドミスを捕まえても、

最終的に終わらせることができるのは

ラナムンとアイニでした。

アイニよりは、

ラナムンを連れて行った方が

自分も楽だけれど、ラナムンが

危険な目に遭うのは嫌でした。

 

すると、ラナムンは、

すっとお湯の中から出て来て、

ラティルの隣に座り、

神秘的な灰色の瞳で

ラティルを見つめました。

しばらく、その瞳を

見つめていたラティルは、

結局、許してしまいました。 

◇強力な反対◇

しかし、ラナムンの本当の障壁は

侍従長でした。

彼は、ラティルがラナムンを連れて

クラインを救ってくると言うや否や

ラティルとラナムンが、

危険な所へ一緒に行くのは

絶対ダメだと反対しました。

 

ラナムンは侍従長

じっと見つめましたが、彼は、

そのように見つめても無駄だと

言いました。

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いくつもの謎が解明されないまま

ドミスの一年間の空白期間と、

彼女が作った地下牢という、

新たな謎が出てきましたが、

カルレインもギルゴールも

地下牢の存在すら知らなかったのに、

ゲスターが知っているということは

彼の中に入っている

ランスター伯爵が、

それを知っているということなのでは

ないかと思います。

この一年の空白期間に、

ドミスとランスター伯爵の間で

何かがあったのでしょうか。

 

ドミスと恋人同士だった

カルレインでさえ知らなかったことを

ゲスターが知っていることに、

ラティルもカルレインもギルゴールも

変だと思わなかったのでしょうか。

クラインの居場所が分かった喜びと

彼を救出することで頭がいっぱいで、

そこまで考えが及ばなかったのだと

思うことにします。

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