自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 383話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 味方を必要とするアニャドミス

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383話 ラティルはゲスターに、アイニの失踪について調べてくれたかと尋ねました。

◇アイニを救いたい◇

ゲスターは自信なさそうに

「はい・・・」と答えました。

ラティルは包帯とハサミを

救急箱に戻しながら、

「どうだった?」と尋ねました。

 

ゲスターはいつも大変そうなことを

簡単に解決してくれるので 

正直、ラティルは、

少し期待していましたが、

今回は、ゲスターも首を横に振り、

公爵に関わることでないのは

確かだと返答しました。

 

ラティルはため息をつきました。

ダガ公爵に関わることなら、

ゲスターが先に知っていたはずだし、

それに、ダガ公爵は自分のやり方で

アイニを操ろうとしただけで、

アイニに愛情がないわけでは

なさそうでした。

ラティルは、

彼がアイニを誘拐することは

ないだろうと言いました。

 

ゲスターはラティルを見て、

公爵家も、手配書を見て慌てていたと

付け加えました。

 

公爵家でも、誰が犯人なのか

分からないのか、

見当もつかないのかと尋ねると、

ゲスターは、

知らない様子だったと答えました。

 

ラティルは本当に困ってしまいました。

彼女が覚醒していない今、

ロードとしての力は

アニャ・ドミスの方が優勢でした。

だから対抗者の力は、

こちらが優勢でなければいけないのに

アイニが死んでしまったら

アニャ・ドミスがラナムンと

対抗者の力まで互角になってしまう。

しかも、あちらは

完全に力を振るって来た経験者だから、

経験や応用面では

ラナムン以上かもしれない。

アイニが死ぬのは、ラティルにとって

非常に悪いことでした。

 

ラティルは、

アイニが死んでも

いいことはないけれど、

とりあえず、ギルゴールが

アイニを探しているので、

うまくいけば、彼女を

救えると思うと言いました。

ゲスターは、

その言葉に疑問を持ちましたが、

ラティルは、

ギルゴールはアイニを訓練しに

カリセンに行ったので

彼がアイニを救ってくれることを

期待していました。

◇変態サイコパス

ゲスターはラティルと会話を終えた後、

執務室の外に出て

いつものように歩き、

人通りのない所へ行くとにっこり笑い

ラティルが手のひらに巻いてくれた

包帯を嬉しそうに見て、

その上にキスをしました。

目を閉じて深呼吸すると

ラティルの匂いがするようでしたが

 

変態はあっちへ行け!

 

と言うグリフィンの低い声に

満足感が薄れました。

 

依然として手に鼻をつけたまま

後ろを振り返ると、

グリフィンが不満そうに

彼を見上げていました。

目が合うと、グリフィンは

人々が自分に気づいていないのを

いいことに、腹を突き出しました。

ゲスターは外で

自分をいじめることができないと

確信しているようでした。

 

その様子を腹立たしく思ったものの

間違ってはいなかったので、

ゲスターは素直に我慢して

立ち去りました。

しかしグリフィンは

しつこく彼を追いかけ、

温室に埋めた人間は

どうするつもりなのか。

あそこに埋めておいても、

後で大丈夫なのか。

もし、温室から骨が出たら、

ギルゴールが

片付けようとするのではないかと

問い詰めました。

 

ゲスターはグリフィンに

人を何だと思っているのかと

尋ねました。

グリフインは。

随分と執拗な変態サイコパスに見えると

答えました。

ゲスターは、いい案だけれど

ダメだと答えました。

グリフィンは、

それなら、何なのかと尋ねました。

◇使用人の行方◇

窓の外を見て立っていた

月楼の王子が、

 

役に立たない奴ら!

 

と、突然罵声を浴びせたので、

侍従は戸惑いながら

どうしたのかと尋ねました。

 

王子は、

アペラの手紙を

ラナムンに送った使用人は

どこへ行ったのか。

仕事がどうなったのか

彼らに聞きたいのに、

全く姿が見えないと

鋭い声で答えました。


しかし侍従は大笑いし、

温室に所属する下男は少ないので

それぞれ、

別の仕事をしているのではないかと

説明しました。 

 

それでも王子は焦っていましたが

侍従は、

あまり心配しないように。

自分が見かけたら、

すぐに王子の所へ行くよう指示すると

笑いながら、彼を宥めました。

 

王子は、

アペラとラナムンの反応についても

侍従に尋ねました。

 

侍従は、

アペラはいつものように働いているし

ラナムンが

皇帝と喧嘩したという話もないと

答えました。

 

侍従に宥められていた王子は、

自分の計画が

失敗に終わったという知らせに

再び表情を暗くし、苛立ちました。 

 

王子は、

アペラのようなすごい美人が

告白したのを見ても

ラティルとラナムンが

喧嘩しないのは変ではないかと

侍従に尋ねました。

◇理想は一途な人◇

ラティルは、

秋祭りに関する最後の報告書を

チェックしていた時、

ラナムンは、

彼に告白したのが

とても美しい女性だったことを

知っていたかどうかが気になり

彼をちらっと見ました。 

優雅に字を書いていたラナムンは

ラティルの視線を感じたのか、

頭も上げずに、

「話してください」と言いました。

 

ラティルは、

ラナムンは勘がいいと指摘しました。

彼は、何に対して

勘がいいのか尋ねましたが

ラティルは知らんぷりをしました。

しかし、ラナムンは

それを見過ごさず、 

先程から、ラティルが自分を

見つめていることを指摘しました。

その一方で、彼は

書類から目も離さないので、

一見すると、彼は

本当に仕事ができる人のようでした。 

 

ラティルは、

手紙の内容や、

ギルゴールの下男が女性であることを

知っていたのかどうか

聞いてみようと思いましたが、

彼はきっぱり断ったので、

あえてまた聞く必要はない、

知らんぷりをしようと思い、

自分も書類を見ながら

何でもないと答えました。 

 

そして、この部分の演説は

ザイシンにお願いすることにしようと

話した時、

刺すような視線を感じて

ラティルは顔を上げました。 

ラナムンはいつの間にかペンを下ろして

ラティルをじっと見つめていました。

 

彼は本当にハンサムなので、

ラティルはしばらくその顔に

取り憑かれたように

見惚れていましたが 

すぐに気を取り直し、

なぜ彼が自分を見ているのかと

尋ねました。

 

ラナムンは、

自分は、よそ見する人が嫌いだと

答えました。

 

それが話したくて、

あんなに目に力を入れていたのかと

思ったラティルは、

自分も嫌いだ。

人は一途でなければならないと

にっこり笑って答えました。

しかし、その答えを聞くや否や

ラナムンの表情がおかしくなり

本当にそう思うのかと尋ねました。

彼は、ラティルの言葉が

全く信じられないようでした。

 

それでも、ラティルは

「もちろんだ」と堂々と答えましたが

ラナムンは、かすかに笑いながら

目を細め、

ラティルは、

そのようなことを言える立場では

ないと思うと言いました。


タッシールが心の中だけで

考えていたことを、

ラナムンは実際に言葉にした!


ラティルは彼の視線に

心の中で悲鳴を上げましたが、

すぐに気を取り直し、

自分の理想は一途な人だけれど

自分はそうではないと

堂々と宣言しました。

 

ラティルの断固たる言葉に、

ラナムンの氷のような表情が

微妙に崩れました。

呆れたような目つきでした。

ラティルは書類を持ち上げて

彼の目を遮りました。

◇勢力を取り戻す◇

その時刻。

ドミスが食べる人間の食べ物を

手に入れてきたアニャは、

棺の向こうに死体があるのを見て

驚きました。

死体の首に、

識別の印のネックレスがあることを

確認したアニャは、ドミスに

なぜ、この人の命を奪ったのか。

この人はドミスと盟約を結んだ

聖騎士側の人で、

自分たちの味方だと怒鳴りました。

 

ドミスは棺に蓋をして、

その上に座っていましたが、

アニャが厳しく叱責すると、

笑いながら

この人が自分たちの味方だったのは

自分があの棺に閉じこもって

眠っていた時のことだと答えました。

 

彼女の、かなり平然とした態度に

アニャは怒りを抑え、

この人は、

ドミスが起きている姿を見たのかと

尋ねました。

ドミスは、「見た」と答え、

そうでなければ、面倒なので

命を奪ったりしないと主張しました。

 

アニャはため息をつきながら、

それでは仕方がない。

彼らには結構助けてもらったのにと

呟きました。

しかし、ドミスの言葉のように、

この聖騎士たちが

自分とドミスを助けたのは

盟約に従って

ロードが封印されていた時でした。

まだ彼らの立場を、

きちんと聞いたわけではないけれど、

500年前の基準ではそうでした。


アニャはさらに怒る代わりに

死体を処理するために動き始め、

ドミスには、

パンを食べるよう勧めました。


ドミスはアニャが持ってきたパンを

少しずつちぎって食べながら

アニャの姿を見守り、

完全に死体が見えなくなると

自分たちには味方が必要だと

訴えました。

 

ドミスはすぐに皇后の息の根を止め、

カルレインを迎えに行きたかったけれど

彼女の身体は、なぜか不規則に倒れるし

アニャには、

皇后の息の根を止めて来いと

命令したのに、

盟約の話だけして帰って来たので

アニャに全てを任せるには

あまりにも信用できませんでした。

ドミスには、完全に手足のように使える

部下が必要でした。

 

ドミスは腕組みをしながら

本物のドミスから受け取った記憶を

一つ一つ確認し、アニャに、

彼女がまだ、ロードがいないと

言っていたことを確認しました。

 

アニャは、

自分が知る限りでは

敵対者しかいなかった。

そもそもドミスがいるのに

他のロードが出てくることはない。

だから、

再び標的にならないために

さらに気をつける必要があると

返事をしました。

 

ドミスはアニャの言葉を聞き流し、

他のロードがいなければ、

自分たちの本来の勢力を

取り戻さなければならないと

笑いながら言いました。

 

アニャは

洞窟の底についた血を消すために

うんうん唸っていましたが、

驚いて目を丸くし、

なぜ勢力を取り戻すのかと

尋ねました。

ドミスは、

自分の勢力だからと

さも当然だという口調で答えました。

 

アニャは狼狽し、

平和はどうするのか。

ドミス自ら、彼らを

敵対者に任せることにしたのに

今になって、彼らを探して

どうするのかと尋ねました。

 

その生真面目な態度に

ドミスはため息をつきながら、

破れた盟約に

いつまで囚われているつもりなのか。

何回話せば分かるのか。

自分が目覚めた瞬間、

盟約は破れたと言い返しました。

 

アニャは思うところがあるように

じっとしていましたが、

ドミスは残ったパンを

一口で食べ終えると立ち上がり、

とりあえず、一番役に立つ

黒魔術師を探さないといけないと

言って、アニャに

狐の仮面を探しに行くよう

命じました。

そして、狐の仮面がダメなら

他の黒魔術師でもいい。

皇后の命は奪えなくても、

このくらいはできるだろうと

皮肉を言いました。

◇何て言っているの?◇

机の前に座って

何かを見ていたゲスターは、

 

変態、手紙が来ました!

 

と叫んで、

グリフィンが机の上に封筒を置くと、

それを掴みました。

 

グリフィンは、

手紙が秘密の場所にあったと

説明しましたが、

そもそも秘密の場所になければ、

グリフィンは、これを持ってきて

自分に渡さなかったと

ゲスターは考えました。

 

ゲスターは黙って

手紙を読んでいましたが、

意外そうに眉をつり上げた後、

すぐに眉を顰めました。

 

隣にいたグリフィンは、

その表情の変化に好奇心を抱き、

誰が送って来たのかと尋ねました。

ゲスターは、

吸血鬼のアニャだと答え、

手紙には、

ロードを助けて欲しいと書かれていたと

話しました。

 

それはどういうことなのかと

グリフィンが尋ねようとしたところ、

突然、ゲスターは立ち上がり、

狐の仮面をかぶりました。

そして、うまくいけば、

アニャと偽者がどこにいるか

分かるかもしれないと呟き

あっという間に消えてしまいました。

 

こうする、ああする、

どこに行ってくる、

いつ帰って来るなど

何も言いませんでしたが、

ゲスターがどこに行ったかは、

グリフィンも見当がつきました。


グリフィンは、

しばらくぼんやりしていましたが、

一歩遅れて驚き、

ラティルの所へ飛んで行きました。

 

彼女はハーレムの中で、

クラインと並んでベンチに座り

何か話をしていました。

グリフィンは姿を消したまま、

そこへ駆けつけ、

 

ロード!変態が一人で

どこかに行ってしまった。

 

と叫びました。

 

ラティルは話すのをやめて

グリフィンを見ました。

鳥はあっという間に

ラティルの前に飛んで来ました。

 

ラティルはクラインの前なので

グリフィンに気づいたふりを

することができず、

分かったから、

あっちに行っててという意味で、

目でちらっとグリフィンを見ました。

 

そして、クラインには

後で話そうと適当に言い繕った瞬間、

クラインは、

ラティルにぴったりくっつきながら

あの鳥は今、

何て言っているのかと尋ねました。

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以前、ラティルは

いつの間にかトゥーラのいた地下城に

入り込んだことがありましたが

その時、ラティルをトゥーラから

隠すために、

狐の仮面がラティルに掛けた

マントの匂いを、彼は

嗅いでいたこともありましたっけ。

よくぞグリフィンは、

執拗な変態サイコパスという

ゲスターにぴったりな表現を

してくれたと思います。

 

ところで、グリフィンは

ロードの味方だと思いますが、

闇の側にいるとは思えない

クラインに、

グリフィンが見えるということは

どういうことなのか。

以前も、ゲスターの所へ

グリフィンが来た時、

クラインはグリフィンを見ています。

 

他の側室たちに比べて、

ラティルの役に立つと言う意味では

影の薄かったクラインが、

ようやく、陽の目を見ることが

できるのではないかと

期待しています。

 

そして、善良なアニャは、

目の前にいるアニャドミスが

本物のドミスではないなんて

微塵も疑っていません。

彼女が真実を知った時にどうなるのか。

それも楽しみです。

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