自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 377話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ カルレインがギルゴールにしか相談できないこと

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377話 ラティルの傷を治療するために、ラナムンは軟膏を持ってやって来ました。

◇どちらを選ぶ?◇

ラナムンはとてもハンサムなので

目の前で彼の顔が動くと

ラティルは負担に感じました。

彼はとても緊張していて、

目の前にいるだけで

ラティルは心臓がドキドキしました。

 

彼女は鼻息が出るのを恐れて、

わざと息もしませんでした。

彼の指が傷に触れる時は

痛みを感じたものの、不思議なことに

顔には熱が上がりました。 

息をしてもいいと

ラナムンが低い声で囁くと、

さらに顔に熱が上がって来ました。

ラティルは、

ゆっくり、弱く息をしているので、

息をしていないように見えるだけだと

言い訳をすると、

ラナムンが笑ったので、

ラティルは唇を噛み締めました。

 

ラナムンは長い間、

軟膏を塗っていましたが、

ラティルは、いつ塗り終わるのかと

聞きたくありませんでした。

そんなことをしたら、

また彼が、氷のように

固まってしまうのではないかと

心配したからでした。

 

ラティルは訳もなく

彼の名前を囁くように呼びながら、

彼が右に来ると左側を、

彼が左に来ると右側を見ました。

しかし、ラティルはついに

我慢できなくなり、

まだ軟膏を塗り終えていないのか。

傷は、そんなに大きくもないのに、

塗りすぎではないかと指摘しました。

 

ラナムンは手を下ろすと

ゆっくり軟膏のふたを閉め、

塗り終わったと告げました。

彼の表情は変っていませんでした。


ラティルは何も言わずに、

ラナムンの細長い美しい手が

軟膏の蓋を回し続けるのを見ました。

彼の心臓がドキドキする音が

聞こえてきました。 

 

ラティルはうつむいて

口元をかすかに上げました。

見かけは冷たそうでも、

彼も照れくさそうに見えました。

だからラナムンは、

恋愛指南書とかを見ながら

勉強しているんだと

考えそうになりましたが、

このくすぐったい雰囲気が

笑いに変わることを恐れて

ラティルは考えるのを止めました。

 

ラナムンは、

またラティルを傷つけたくないので、

今後、彼女と訓練をしたくないと

言いました。

ラティルは、

心臓が締め付けられるような緊張感が

少しほぐれました。

ラナムンの手を

見つめ続けていたラティルは、

視線を上げました。

彼はラティルを

じっと見つめていました。

目が合うと、

彼の睫毛が細かく震えました。

 

ラティルは、

それは構わないけれど、

ギルゴールが訓練しろと

言ったのではないかと指摘しました。

ラナムンは、

ギルゴールの教えは

自分にとって絶対的ではないと

返事をしました。

 

ラナムンは、

手の中で軟膏を転がしていましたが

手を伸ばして、ラティルの指先に

そっと触れ、

彼女がじっとそれを見ていると、

ラナムンはラティルの手を握り、

それでも彼女がじっとしていると、

彼はラティルの手を

自分の手で包み込みました。

彼の手から、確かに温もりが

感じられました。

 

ラティルは、そっとラナムンを見て、

もし自分が死んで10人の人が生きるなら

どちらを選ぶかと尋ねました。

ラナムンは、ラティルを選ぶと

答えました。

10人を100人、1000人に変えても

返事は同じでした。

100万人と言ったところで、

ラナムンはラティルが

冗談を言っていると思ったのか、

眉をひそめて彼女を見ていました。

ラティルは肩をすくめ、

100万人までは考えなくてもいいと

告げました。

ラナムンの手に握られた自分の手が

とろけるような感じがしました。

 

ラティルは、手を抜こうとして、

そっと力を入れましたが、

その時、ラナムンは、

側室が全員死なないと、

自分が生きられないとしたら

どちらを選ぶかと尋ねました。

ラティルが黙っていると、

ラナムンに、

返事がないと責められました。

 

ラティルは、冗談で

あの話をしたのではなく、

対抗者とロードの境遇を思い出して

聞いただけでした。

 

ラティルはラナムンの答えに

何と答えたらいいか

分からなかったので、

秋祭りの企画はどうなったかと

話題を変えました。

ラナムンが驚くと、

ラティルは、一緒に見るので、

書類を持って来て欲しいと頼みました。

◇本物のロードの所へ◇

アナッチャは、

ルイスとお茶を飲みながら

アイニを待っていましたが、

彼女が、なかなか姿を現さないので

次第にイライラし始め、

1時間近く経っても彼女が来ないと

ため息をついて立ち上がりました。

 

自分はもう帰るので、

皇后が戻ったら呼んで欲しいと言う

アナッチャを、ルイスは

引き止めることができませんでした。

アナッチャとトゥーラを

呼べと言ったアイニが

どこに行ったか

分からなかったからでした。

 

アナッチャが離れに戻ってみると、

トゥーラが心配そうな顔で

部屋の真ん中に立っていました。

どうしたのかと尋ねると、

トゥーラは母親を呼び、

地下室へ降りて行きました。

アナッチャは

彼の後を付いて行くと、

ヘウンの首の前に

アイニが倒れていました。

アナッチャは目を丸くして

トゥーラを見ました。

彼は、自分が来た時には、

すでにアイニはヘウンを

発見した後だったので

どうすることもできず、

とりあえず気絶させたと説明し

これからどうしたらいいかと

焦りながら尋ねました。 

 

アナッチャは、アイニの頭の下に

タオルを敷いて寝かせた後、棚から、

数日間、眠り続ける薬を取り出し

アイニに飲ませました。

そして、トゥーラに

これ以上ここにいられないし、

ダガ公爵の所へも行けないので、

出発すると指示しました。

 

トゥーラはアナッチャに謝りましたが

どうせ皇后は公爵のことで

自分たちを疑っていたから

謝る必要はないと言いました。


アナッチャは、アイニを

自分たちの操り人形にするために

食餌鬼にしなければならないと

言いました。

トゥーラは、

アイニは対抗者なのに、

それが可能なのかと尋ねました。

アナッチャは、

自分の実力では、まだ無理だけれど

練習すれば良いので、

まずは皇后を連れて出発すると

言いました。

 

アナッチャは

吸血鬼のアニャと赤毛のロードのことを

思い出しました。

狐の仮面がトゥーラを

偽物のロードに仕立てことから、

彼の仲間はラティルをロードだと

思っていたようだけれど、

彼らは間違っていて、

ロードは全く別の

とんでもない人でした。

仮面の集団と今のロード一味は

仲間ではないと判断したアナッチャは、

そのロード一味に

付くことができるかもしれないと

思いました。


アナッチャは、

吸血鬼のアニャを訪ね

本物のロードの味方になる。

けれども、ずっとそこに

いるわけではなく、

すぐに身を寄せる場所を探す。

トゥーラは、

皇后とヘウンの頭を連れて

自分たちの秘密の場所へ行けと

トゥーラに指示しました。

 

母親はどうするのかと

戸惑いながら尋ねるトゥーラに、

彼女は、

必要な物があるので、それを準備したら

すぐに後を追うと答えました。

 

トゥーラは、

危険なので一緒に行こうと

誘いましたが、アナッチャは

ここにアイニが倒れていて

ヘウンの首がある方が、

もっと危険なので、

トゥーラがその2人を連れて行けば、

自分は片付ける物を片付け、

荷物をまとめて出発すると

返事をしました。

 

日が暮れると、トゥーラは

倒れた皇后と

ヘウンの首を入れた包みを持って

離れの外に出ました。

 

アナッチャは研究日誌と必要な材料、

お金とアクセサーなどを

用意しているところで、

誰かが扉を叩きました。

 

アナッチャは荷物をベッドの下に入れて

窓の横のカーテンを開けて

入口を見ました。

扉の前に、

ルイスが3、4人の兵士を連れて

立っていました。

何か感づかれたのかと

アナッチャは呟きました。

◇ギルゴールの推理◇

カルレインは

ギルゴールの温室にいました。

彼のことが好きかどうかは別として

この状況で、すぐに相談できるのは

ギルゴールだからでした。


ギルゴールは、

花の手入れをしていましたが、

カルレインを見ると、

ラティルとラナムンを

対戦させてみたら、

よく分かったのではないかと

尋ねました。

カーラインは頷き、

ベンチに腰掛けました。

彼は、対抗者はやはり対抗者だと

呟きました。

そして、遠くから見ていた

ラティルとラナムンが

対戦している様子を思い出し、

ため息をつくと、

ラナムンは

確かに対抗者の力を持っていて、

アイニ皇后も同様だけれど

ドミスの身体を乗っ取った

アニャには、

対抗者の力がないのかと尋ねました。

 

ギルゴールはジョーロを傾けながら

対抗者の力を8としたら、

ラナムンに4、アイニ皇后に2、

ドミスの身体を持つアニャに

2行ったようだと答えました。

 

カルレインは眉をひそめ、

随分、具体的だと指摘しました。

ギルゴールはカルレインを

馬鹿にしているような顔で眺めると、

カルレインは、

さらに顔をしかめたので

ギルゴールは、

彼をあざ笑うかのように笑い、

ジョーロをまっすぐにしました。

そして、彼の考えを説明しました。

 

以前、カリセンで

ラナムンとアイニ皇后が

対抗者の剣を抜くのを見た。

ラナムンは簡単に抜いたけれど、

アイニ皇后は、

彼より抜くのが大変だった。

それは、ラナムンの方に多く

対抗者の力が入ったから。

また、カルレインが

以前、教えてくれたように、

アイニ皇后はドミスの記憶を

一部だけ持っている。

そんな盟約を結んだのは

ドミスとアニャだけ。

記憶があるということは、

アイニ皇后はアニャの転生に

間違いない。

 

それを聞いたカルレインは

ドミスの中にいるアニャは

何なのかと、慌てて尋ねました。

 

ギルゴールは肩をすくめ、

自分の考えでは、アニャの魂が、

アイニ皇后と

ドミスの身体に入っている魂の

2つに切り裂かれたようだ。

それでラナムンの力が4で、

彼らが2になったと説明しました。

 

しかし、カルレインは

その言葉をすぐに

受け入れることができませんでした。

彼は、

どうやって魂が切り裂かれるのかと

尋ねました。

 

ギルゴールは、

普通はダメだと答えました。

カルレインは、

それならば、なぜそうなったのかと

尋ねました。

 

ギルゴールは、

アニャの魂と対抗者の力の一部が

盟約で結ばれていれば、

可能ではないかと思う。

盟約の副作用で

ドミスの身体と魂が分離したように

アニャの魂が引き裂かれ、

その場所に対抗者の力が

満たされていたとしたら

どうだろうかと説明しました。


カルレインの驚いた表情を見て

ギルゴールは、

あくまでも自分の推測なので、

あまり深く考えないようにと

付け加えました。

しかし、カルレインには

もっともらしく聞こえました。

ラナムンに比べて

アイニ皇后が弱い理由も、

彼女とアニャが

ドミスの記憶を持っているのも

説明がつくからでした。

しかし、同時に

恐ろしいことでもありました。

 

カルレインは、

ドミスの身体を乗っ取ったアニャは、

対抗者の力に加えてロードの身体まで

手に入れているということでは

ないかと尋ねました。

ギルゴールは同意しました。

カルレインは、

それは、とんでもないことだと

言いました。

 

ギルゴールは、

自分の予想が正しければ、

今はアニャよりラナムンの方が

力が強いので、

自分の妻が覚醒して

ラナムンと合体すれば

自分たちに勝算がある。

もしアイニ皇后が死に、

アニャがその力をすべて占めるなら

半々だろうか。

でも、半々になっても、

この体がここにあるので、

自分たちが勝つと思うと答えました。

 

カルレインは、ギルゴールが

ラティルのことを

「自分の妻」と言ったことに、

歯ぎしりをしながら、

もし、ラティルが

覚醒できなかったらどうなるのかと

尋ねました。

 

ギルゴールは、

自分たちは負け、

カルレインは一生その女の奴隷として

生きていくことになる。

500年経っても

ラティルはもういないと答えました。

その言葉に驚いたカルレインは、

それは、どういう意味かと尋ねました。

ギルゴールは、

「こいつ、本当にバカだな」

という表情で、

ジョーロを彼の上に傾けました。

 

ギルゴールは、

アニャはバカではない。

一度やったことがあるのに、

また失敗すると思うのか。

ラティルがロードだと分かれば

今度は力で押さえた後、

盟約を結ばすに

封印してしまおうとするだろう。

そうすれば次のロードはいないから、

アニャが一人で

ロードと対抗者の両方をやり

永遠に生きることができるだろうと

言いました。

 

ラティルを封印すると聞いて、

髪から水を滴らせている

カルレインの瞳孔が大きくなりました。

その様子を

興味深く眺めていたギルゴールは

カルレインの耳を引っ張り、

自分が前に言ったことを

覚えているかと尋ねました。

 

カルレインは、

何のことを言っているのかと尋ねると、

ギルゴールは、

カルレインがアニャの所へ行って

素直に抱かれれば、

それに満足したアニャが

ロードだとか対抗者だとか

気にしなくなるかもしれないと

言いました。

 

かっとなったカルレインは

ギルゴールの胸ぐらを掴みました。

彼は嬉しそうに笑いながら

この顔を使わなければならないかも

しれないので

殴ることもできないと言って、

カルレインの顔をポンと叩きました。

 

カルレインの鋭い牙が現れました。

ギルゴールはジョーロで

カルレインの頭を殴り、

後ろに下がると、

もしくは、アニャの懐で

スパイをしてみろと言いました。

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何度読んでも、

盟約が破れた後の理屈が

理解できません(^^;)が

私なりに、推理してみました。

 

カルレインの命を奪わず

異種族を

むやみに退治しないことを

条件として、

ドミスは対抗者の完全な勝利と

彼女が持っている記憶を

すべて対抗者に渡し、

ドミスは死なずに

永遠に眠ることにした、

これが盟約。

 

対抗者の完全な勝利とは

どういうことを言うのか

分かりませんが、

対抗者が

ロードの息の根を止めることが

完全な勝利だとしたら、

ドミスを永遠に眠らせることは

彼女が死んでいないので、

対抗者の完全な勝利とは

言えないと思います。

 

けれども、

対抗者のアニャはギルゴールに

ドミスの息の根を止めて来たと

話しているので、

実際、ドミスは死んでしまった。

そして、彼女の魂は

身体から抜け出て、

転生の時を迎えるまで、どこかで

静かに待っているはずだった。

ところが、彼女の魂が

身体から抜け出さないように

百花がドミスの魂を

身体に封じ込めた。

本来、ドミスの身体の中に

いられないはずの魂が、

無理矢理、身体の中に

留まっている状態。

身体の中に魂がある状態を

生きているというのであれば、

ドミスは死んでいるけれども、

生きていると言えるのかも。

捜査官のアニャは、

その状態を、永遠に眠っていると

表現しているのかもしれません。

 

盟約の条件は、

対抗者の完全な勝利。

けれども、

身体の中に魂がある状態を

生きていると言うのであれば

ロードが生きているのに

対抗者が死んでしまえば、

盟約が破れたことになる。

もっとも、アニャは人間なので

たとえ、ギルゴールが

アニャの命を奪わなくても、

いつかは死んでしまうので、

元々、盟約は破られる運命に

あるのかもしれませんが、

対抗者が転生する条件が

ギルゴールに

命を奪われることであれば、

対抗者が天寿を全うした時は

転生しないのかもしれません。

 

盟約が破られたことで

ドミスの身体から魂が抜け出た。

けれども、

本来、抜け出るはずの魂を

押さえつけるには、

かなりのエネルギーが

必要な気がするので、

身体から魂が抜け出た時は、

それを凌ぐ力が

発生したのではないかと

思います。

 

アニャがギルゴールに

命を奪われたのと同時に

盟約が破られ、

ドミスの魂が身体から抜け出るために

強い力が発生した。

その副作用で、

アニャの魂まで引き裂かれてしまった。

その数は4でしょうか?

 

引き裂かれた魂は、

それぞれ、

次世代の対抗者に転生することに

なり、その内訳は、

2/5がラナムン。

1/5がラティルとアイニと

ドミスの身体に入り込んだアニャ。

 

ギルゴールは

カルレインに説明する時、

対抗者の力を8としていますが

10としなかったのは、

10に足りない2の力は

ラティルが受け継いでいるという

意味なのではないかと思います。

ラティルとアイニが

対抗者の剣を抜く時の力は

同じ位だったと思うので。

 

ロードであるラティルが

対抗者の力を持っているのも

盟約が破れた

副作用なのかもしれません。

 

ドミスの身体に入り込んだ

アニャの魂の1/5は、

カルレインへの執着が強すぎて

転生することなく、500年間、

彷徨い続けていたのでしょうか。

雪りんごを知っていたし、

カリセンの宮殿のことも

知っていたので、

アイニに憑りついている

黒い靄の一部は、

1/5のアニャの魂だったのかも。

タンベクが、

一時的にそれを掃っても、

黒い靄は

アイニに憑りついたままでしたが、

その一部である1/5のアニャの魂は、

ドミスの身体がある洞窟へ

行ったのかもしれません。

 

アニャの魂が分裂したなら

ラナムンもラティルも、

アニャの転生のように思えますが

彼女自身も誰かの転生なので、

アニャの魂の2/5が

彼女の性質を持つ魂で

3/5が別の対抗者の性質を持つ

魂であれば、

ラナムンもラティルは

そちらの転生なのかも。

 

自分で文章を書いていて

頭が混乱してきましたが、

上記のように推理してみました。

 

是非、読者様からも

盟約についてのご意見を伺いたいので

コメント欄にご記入いただけると

嬉しいです。

いただいたコメントは、

そのまま記事にして、読者様と

共有させていただきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

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