自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 490話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 話を聞かれたくなかった人

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490話 ギルゴールは、アイニをタナサンに連れて行くと言い出しました。

◇止める理由はない◇

ラティルはギルゴールに

頭がおかしくなったのかと

尋ねるところでした。

誰を連れて行くのかと思ったら

まさかアイニだなんて、

想像もしていませんでした。

 

ラティルは、

頭がズキズキして来ました。

アイニを見た他の人々も

ひそひそ話し始めました。

喜んでいるのは、

対抗者を2人も連れて行くことになった

タナサンの使節たちだけで、彼らは、

自然に顔がニヤけるのを防ごうして

顔に力を入れました。

しかし、一部の使節たちは、

カリセンの皇后がタナサンへ行って

怪我をすれば、自分たちの

責任を問われるのではないかと

心配しているようでした。

 

ギルゴールは、

自分が一緒に行こうと

アイニを誘ったと説明しました。

ラティルは眉をひそめて

その理由を尋ねました。

 

ギルゴールはニコニコ笑いながら

お弟子さんは、

ラナムンをタナサンに連れて行きながら

ずっと訓練もさせてくれと言った。

その話を聞いて考えてみたところ

なるほどと思ったので、

対抗者2も鍛えるために

一緒に行こうと誘ったと答えました。

ラティルはギルゴールの頬を

つねりたくなりました。

 

ギルゴールは、

嫌なのかと尋ねました。

ラティルは彼の腕を握り、

別の所で話そうと言って、

彼を引っ張りました。

アイニがタナサンへ行って

怪我でもしたら、

タナサンとタリウムの両方が

面倒なことになると、

話すつもりでしたが、アイニが、

ここで話してもいい。

自分が怪我をすれば、

カリセンとの間に

不都合なことが起こることくらい

分かっていると、淡々と言いました。

 

ラティルはギルゴールの腕を離すと、

アイニに、

それを知っていて

行くつもりなのかと尋ねました。

 

アイニは、

自ら行きたくて行くのであって、

皇帝に指示されたり、

皇帝の顔色を窺って

行くのではないということを、

侍女たちと大使館に

きちんと知らせておいた。

たとえ、自分が

大怪我をしたとしても、

皇帝の責任ではないことを

カリセンに知らせるように言った。

直筆の手紙も書いておいたと

説明しました。

 

しかし、ラティルは、

今、ギルゴールから

彼が誘ったということを

聞いたと言いました。

 

アイニは、

断ってもいい。

行きたくなければ

行かなくてもいいと

ギルゴールに言われた。

しかし、自分は行くと言った。

自分が決めたことだと言いました。

 

ラティルは、アイニを強制的に

タナサンに送ることができないのと

同じ理由で、アイニが出発するのを

止めることができませんでした。

彼女自身が、そこまでしたので、

もう止める名分はなくなりました。

彼女が無事に帰ってくることを

願うだけでした。

 

ラティルは分かったと言って

ため息をつくと、

アイニに近づきました。

そして、ラティルがアイニの耳元に

口を近づけると、

彼女は戸惑って、

目をあちこちに動かしました。

 

ラティルは、

気をつけるように。

アニャドミスが

アイニを狙っているということを

忘れないように。

アイニの命を

一番大切にすべきだと囁きました。

 

アイニが死んだら、

アニャドミスの力が強くなるので、

ラティルは彼女に念を押しました。

ところが、アイニは

混乱しているような目で

ラティルを見つめていました。

どうしたのかと思って、

アイニを見つめると、彼女は、

しばらく口をパクパクさせていましたが

静かに頷きました。 

◇難題◇

タナサンに

大勢の人々が出かけてしまうと、

ラティルは、妙に、

もの足りなさを感じました。

出発する前も、

ラナムンやギルゴールとは、

毎日顔を合わせていたわけでは

なかったのに、

ラティルは執務室に戻り、席に着くと

訳もなく虚しくなりました。

サーナット卿がそれに気づき、

心配するほどでした。

 

ラティルは机の上に腕を置き、

その上に顎を乗せると、

タナサンだけでなく、他の所からも

こんな風に助けを

求めて来るかもしれないと思うと

少し心配だ。

その度に、今回と同じくらい

支援を送ることは

困難だと話しました。

 

今回は君主の印章まで登場したので

ラナムンとギルゴールを

送り出したけれど、

他の国にもこのように

送ることができるのだろうか。

難しいだろうと、

ラティルは思いました。

だからといって

無視することもできませんでした。

 

他の国を倒した敵は

さらに力が強くなるだろうから

遅かれ早かれタリウムにも

敵は攻め込んでくるだろう。

タリウムが危機に陥った時に

外国からの助けを受けるためには

外国が危機に陥った時に

タリウムも助けなければ

なりませんでした。

 

サーナット卿は

うまくいくだろうと言いました。

サーナット卿の慰めに

ラティルは重々しく頷きました。

◇避難所の建築◇

その後、数日間、

ラティルはタナサンから

便りが来るのを待ちながら、

避難所を建てることに

最も時間を多く割きました。

 

建築家たちはタッシールに会って

彼の土地が、正確に

どこからどこまでなのかを確認し、

各領地別の領地民の数と

避難所の大きさ、位置などを

計算しました。

 

直接、行って

確認しなければならないけれど、

単純に計算して、

避難所は大体400カ所くらい必要で、

宮殿建築家だけでは大変なので、

民間建築家たちと大工、人夫たちを

大量に雇う必要がありました。

 

仮建物だけれど、

怪物を防げるくらい丈夫に作り、

以後、補強と増築を

しなければならないという

ラティルの指示に、

建築家たちは当惑しましたが、

最善を尽くして

指示を理解しようと努力しました。  

避難所は怪物を防ぐためなので、

見た目は

こだわらないことにしました。

 

そして、ラティルは防衛大臣たちに

各地の神殿と避難所に

兵力をどの程度、

送ることができるかを尋ね、

兵士たちの訓練の程度などを

点検しました。

 

ラティルは

忙しく仕事をしているうちに、

一日一日が早く過ぎました。

タナサンに

吸血蝶が現れたせいか、

以前にラティルが

秘密の情報だと言って

避難所の話をした時は

消極的だった大臣たちも

今はとても積極的でした。

 

そうしているうちにラティルは

ザイシンに

お守りを書いて欲しいという話を

まだしていないことに

気づきました。

 

そして彼女は、建築家に渡された

避難所の予想完成図を

ぼんやりと見ながら、

ザイシンに自分がロードだという話も

しなければならないと思い

ため息をつきました。

 

ラティルは完成図を片付けると

一緒に夕食を取りながら、

ザイシンと話をしようと思いました。

秘書に、どこへ行くのか

聞かれたラティルは、

ザイシンの所と答えました。

◇真実を打ち明ける◇

ラティルの訪問を知らせるため

秘書が急いで走っている間、

ラティルは回廊を歩きながら

ザイシンに何を話すべきか

何度も悩みました。

 

今や側室中に

自分の正体を知らないのは

クラインとザイシンだけなので、

その二人にも

真実を話すことを決心したけれど、

いざその日が近づくと

やたらと肝臓が縮まるような

感じがしました。

 

きっとザイシンは

自分を受け入れてくれる。

ラティルは

重苦しい気持ちに向かって

囁き続けました。

新年祭に議長とザイシンが

話していた時、

ザイシンはすでにラティルについて

何か疑問に思っていたようだけれど

それでもラティルを信じてくれました。

 

しかし、ザイシンが自分を

ロードだと信じたくなくて

全力を尽くしているのではないかという

新たなネガティブな考えが沸き起こり、

ラティルは、

やはり自分がロードだと言っては

ダメだと思う一方で、大神官は、

ロードと対抗者の争いに

参加したことがないので、

ザイシンは信じてもいいと思いました。

 

しかし、側室の中で

一番心が寛大で慈悲深いザイシンを

自分が利用しているのではないかと

心配もしました。

 

肯定的な心と否定的な心が

戦っている間、ついにラティルは、

ザイシンの部屋の前に到着しました。

 

外側の扉を開けて中に入ると

クーベルが待機していて、

ラティルを出迎えました。

ラティルは頷くと、

クーベルは扉を開けました。

部屋の中には、

すでに二人分の夕食が用意されており、

ザイシンは遠くに立っていました。

 

ラティルが中へ入ると

ザイシンはにっこりと笑い、

クーベルは後ろから

扉を閉めてくれました。

ラティルはザイシンに駆け寄り、

彼の手を取り、彼の表情を

くまなく調べました。

そして、ラティルは

ザイシンの顔を両手で覆い

あちこち触ると、ザイシンは、

頬の肉が押し上げられたまま

目をパチパチさせました。

 

ザイシンは、

どうしたのかと尋ねました。

ラティルは、

真剣に話したいことがあって来たけれど

明日からはこの表情を

見せてくれないかと思ったと

答えました。

 

ザイシンは、

「この表情?」と聞き返すと、

ラティルは、

自分を信頼してくれる表情だと

返事をしました。

 

ザイシンは目をパチパチさせ

明るく笑うと、

ラティルをさっと持ち上げました。

彼女は、下ろして欲しいと

頼みましたが、ザイシンは、

ラティルは全然重くない。

ダンベルより軽いと言いました。

 

ラティルは自分の居心地が悪いと

文句を言うと、

ザイシンは彼女を下ろしました。

ラティルは彼が握っていた腰を

訳もなく撫でながら、

テーブルの前に座りました。

 

ザイシンの好みなのか、

食事は肉類が中心でした。

大きく切り分けた

さまざまな種類の肉の塊の上に

塗られたソースが輝き、

スープの中にも

肉が積まれていました。

 

サラダは野菜が一握りだけで

肉が多く、パンは薄く、

その上にチーズと一緒に

厚い肉の塊が乗せられていました。

 

ラティルはトッピングレベルの

野菜を見つめ、

頼もしいウサギのように

笑っているザイシンを見て

思わず笑いました。

 

ラティルはザイシンに

早く食べるようにと勧められると

ラティルもザイシンに

早く食べるよう促しました。

 

ザイシンは、

ラティルが「信頼」と言う言葉を

口にしたけれど、

何を話しに来たのかと尋ねました。

ラティルは、

避難所の話を聞いたかどうか

尋ねました。

ザイシンは、何となく聞いた。

自分の助けが必要だと思ったので、

後で、詳しく話をしてもらえると

思っていたと答えました。

 

ラティルは、

すでに聞いているなら、

話しやすいと言って

とりあえず、お守りを

軽く3200枚くらい

作ってもらえるかと尋ねました。

 

肉のサラダを口に入れて

もぐもぐ噛んでいたザイシンは

咽て咳込みました。

ラティルは素早く腕を伸ばしましたが

彼の身体が厚くて

肩までしか手が届かず、

背中に触れられませんでした。

ラティルはザイシンに水を渡すと、

すぐに彼はそれを飲み、

しばらく躊躇ってから、

「軽く3200枚?」と聞き返しました。

 

ラティルは、

避難所が400枚に神殿が400枚。

1つの建物当たり最低4枚ずつ貼ると

3200枚になると答えました。

 

ザイシンは、

しばらく部屋の中を見回した後、

都市ともなれば、

避難所も結構大きいと思うけれど

お守りは4枚で大丈夫なのかと

渋々尋ねました。

 

ラティルは、

だから、とりあえず3200枚と言ったと

ゲスターのように

食い入るような声で答え、

続けて、それに聖水も追加すると、

さらに小さい声で付け加えると、

ザイシンは呆然としました。

ラティルは、きまりが悪くなり、

肉をバクバク食べながら、

彼の顔色を窺いました。

 

ザイシンは、

しばらく呆然としていましたが、

メソメソしながら頷き、

人々を守るために、腕が抜けるまで、

全力でお守りを作ると言いました。

 

ラティルは、

いつもザイシンに苦労をかけると

謝りました。

ザイシンは、

そんなことはないと否定し、

ラティルと目が合うと

ニコニコと純真に笑いました。

 

ザイシンは、

人々を救うためなら、

少しくらい苦労しても大丈夫。 

それよりも、

こんなことで自分の信頼が

崩れると思った皇帝も可愛い。

どうして、そんなに

とんでもないことを考えたのか

分からないと言って、 大笑いすると

先程、食べようとしていた

肉サラダを、また口に入れて、

もぐもぐ食べました。

 

ラティルは、彼がまた

食べ物を喉に詰まらせないよう

首の動きをよく見ていました。

そして、ザイシンが

食べ物を飲み込むと、

それは、自分がロードだからだと

答えました。


ザイシンの目玉が

飛び出しそうになるくらい

大きくなりました。

咽ることはなかったものの、

ひどく慌てた様子でした。

 

ラティルはザイシンに

覚醒やアニャドミスの話を

するために、彼の手を握ると、

イヤリングのことを

覚えているかと尋ね、

自分を信じて欲しい。

人々の噂が間違っている。

自分は悪くない。

自分はザイシンの治療も受けて

聖水も触れることができるし、

お守りも首にかけていることを

知っているではないかと言うと、

ザイシンは、

ぼんやりと頷きました。

 

そして、ラティルは、

アニャドミスについて

さらに打ち明けようとした時、

かすかな気配を感じ

さっと後ろを振り向きました。

ザイシンのクローゼットの入り口に

百花が立っていました。

 

百花は扉のそばに

寄りかかっていましたが、

ラティルと目が合うと

にっこり笑いながら、

それは面白い。

もっと話してみて欲しいと

ラティルを促しました。

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アイニはラティルに

何か、言おうとしたのでしょうか?

どのシーンだったか

忘れてしまいましたが、

以前もラティルは、

アイニの反応を見て

変に思ったことが

あったような気がしますが、

これらは、今後起こることへの

伏線なのでしょうか?

先が気になります。

 

読んでいるだけで、

胃もたれしそうなザイシンの食事。

見事な筋肉を作り上げ、

保ち続けるためには、

大量のたんぱく質

必要なのでしょう。

ラティルが手を伸ばしても

肩までしか届かないなんて、

どれだけ胸板が厚いのかと

思いました。

ラティルがロードであると

打ち明けるシーンなのに、

作者様の素晴らしい描写のおかげで

全く、神経質にならずに

読むことができました。

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