自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 481話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ ラティルがロードである事実よりもラナムンが気になること

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481話 とうとうラティルはラナムンに真実を打ち明けました。

◇気になること◇

ラナムンの不器用なキスは、

ギルゴールやカルレインとは

異なる点で、

ラティルを興奮させましたが、

彼が不器用に唇を擦る度に、

ラティルは信じられないほど

彼を愛しく思いました。

しかも、ラティルより体温が高い

彼と触れ合うと、

ラナムンの心臓の鼓動まで

生々しく感じられました。

彼のそばにいると、

温もりに包まれた気分になりました。

 

ラティルは吸い込むように

彼を自分の方へ引き寄せ続け、 

息が苦しくなると、ようやく

ゆっくりと唇を離しました。  

額を突き合わせて

ラナムンの瞳を見つめると、

完全に彼に魅了された目をした

自分の姿が映りました。

完全に魂が抜けているように

見えました。

 

これがラナムンの視点の

自分だと思ったラティルは

彼の胸に頭をもたれました。

遅ればせながら、

不安感が崩れ落ちたせいか、

緊張が筋肉を連れ去ったように

身体に力が入りませんでした。

 

ラティルはラナムンを

強く抱きしめながら、

ラナムンが自分を変な目で見たら

どうしようと思っていた。

代々、対抗者は、

自分の敵だったからと話すと、

ラナムンは、

ギルゴールは自分を見る度に

他の対抗者と似ているところがないと

小言を言うと返事をしました。

 

ラティルは、

似ていなくていい。

似る必要はないと

きっぱりと言って見上げると、

ラナムンはラティルの鼻先に

自分の鼻先を擦りました。

 

ラティルは、このような点が

少し稚拙であると思いましたが、

口には出しませんでした。

意外にも、彼は対抗者らしくなく

自分の秘密を受け入れてくれたので

また口論したくなかったからでした。  

代わりに彼の頬を

そっと噛むふりをすると、

ラナムンの口元が

かすかに上がりました。

 

彼は、自分が対抗者としての役割に

関心がないということを

前もって話しておけば良かったと

言いました。

ラティルも、

そうしてくれれば良かったと

同意すると、ラナムンは、

ただ言ってみただけだと

返事をしたので、

ラティルが睨みつけると、

ラナムンは、

ラティルを楽々持ち上げ、

皇帝がロードだから、

自分は対抗者の仕事に

関心がないと指摘されれば、

そうとしか答えようがない。

他の人たちは

がっかりするだろうけれどと

話しました。

ラティルは頷きました。

 

彼女自身がロードでなかったら、

世の中を救わなければならない

ラナムンが、

世の中のことに関心がないと

言い放てば、あまり好感を

持たないだろうと思いました。

 

ラナムンは、

ラティルがロードと呼んでいた

あの女性は誰なのかと尋ねました。

ラティルは、

彼女もロードだと答えました。

 

ラティルの指を

しきりと触っていたラナムンは

手を止めて、ラティルを見ると

自分とアイニの2人が

対抗者であるように、

ロードも2人いるのかと尋ねました。

ラティルは、事情が少し複雑だと

答えました。

 

ラナムンは、

複雑でも知りたいと訴えると

ラティルは、ため息をつきました。

ラナムンは、

再びラティルを引き寄せ、

自分の胸の中に埋めると、

自分1人がいじめられるのは

うんざりだ。

皇帝が、他の側室の

特定の何人かを連れて、いつも食事をし

集まってお茶を飲む度に、

その知らせを聞きながら

どれほど不快だったか、

見当もつかないと思うと非難しました。

 

ラティルは、今、外にいるので、

誰かに話を

聞かれるかもしれないと思い、

歩こうと言って、

ラナムンを引っ張りました。

最初から部屋の中に入って

話すのが一番だけれど、

冷たい冬の風に当たりながら、

暖かいラナムンの手を握っている

今の雰囲気が

風情があって気に入っていました。


ラティルは、

自分がロードと呼んでいた女性は

正確に言えば、先代ロードだと

答えました。

 

ラナムンは、

ラティルの手を握ったまま

ゆっくりと横を歩き、

眉間をしかめながら、

ロードは転生するのではないかと

尋ねました。


ラティルは、

もう少し正確に言えば、

彼女は先代ロードの

身体を占めている対抗者だと

答えました。

 

ラナムンの瞳が早くも揺れ始めました。

彼は、自分が皇帝の身体を

乗っ取ったような構図なのかと

尋ねました。

 

ラティルは肯定し、

アニャドミスは

かなり満足しているようだけれど、

彼女が意図したものではなかった。

その女性が望んだのは、

先代ロードの記憶とカルレインだと

答えました。

 

ラナムンは、

そのカルレインは、

自分が知っているカルレインでは

ないでしょう?と尋ねると

ラティルは、

その通りだと答えると、

ラナムンは、淡々と頷きました。

 

彼は、

以前クラインのお守りが消えた時、

カルレインが、

妙に不審な態度を取ったのを見て

怪しいと思ったけれど、

そこまで疑ったわけではないと

言いました。

 

ラティルは、

カルレインは、

先代ロード、つまり自分の前世の

恋人であり騎士だったと

説明しました。

ラナムンは、騎士という単語より

恋人という単語をより強調して

恋人ですか?と聞き返しました。

 

その態度を見たラティルは、

ロードが何者なのか

気にならないのかと尋ねると、

ラナムンは

ラティルの恋人だったということかと

逆に質問しました。

 

ラティルは、

そうだとは思うけれど、

自分は、前世の記憶が

かすかにしかないと答えました。

しかし、

カルレインを好きだったことと、

彼が前世の恋人であることを

知らなかった時も

彼の外見を見て、好きになって

側室に選んだことは省略しました。

ラナムンは

ラティルがロードであることよりも

カルレインが500年前のラティルと

恋人同士だったことに

さらに衝撃を受けたように

見えたからでした。

 

ラティルは彼の背中を叩きながら、

長く複雑に絡み合った関係を

説明し始めました。

その長い話をしている間、ラナムンは

ロードや対抗者、吸血鬼などに

関することは、

ラティルが戸惑うほど関心がなく、

彼女の対人関係については

不愉快そうに聞いていました。

 

カルレインが

前世の恋人だったことだけに注目し、

騎士が何かも聞かなかったラナムンは、

サーナット卿が

ラティルの今世での騎士だと聞くと

彼女の言葉を遮って

騎士とは何かと尋ねました。

 

ラティルは、

運命が決めた敵が対抗者なら、

騎士は、運命が定めた守護者で

ロードを見つけて守るのが本能だと

答えました。

 

ラナムンは、それを聞くと、

美しい眉をしかめて、

唇をギュッと閉じ、

ひどく不快そうな表情をしました。

ラナムンは、だから彼はいつも

皇帝のそばに寄り添っていたのだと

納得しました。

 

ラティルは、

それは、サーナット卿が

自分の近衛騎士団長だからだと

訂正しましたが、ラナムンは、

サーナット卿がいつも皇帝を

不遜な目で見つめているので、

ひどく気分が悪かったけれど、

ようやく、その理由が分かったと

言いました。

 

ラティルは

サーナット卿を庇おうとして、

ラナムンが、

いつも彼を見つめていたのかと

思わず聞いてしまいました。

サーナット卿が幼い頃から

自分に片思いしていたという話を

彼から聞いていましたが、

他人の口から言われるのとは

全く違う感じでした。

 

しかし、ラナムンは

ラティルがその質問をするや否や、

他の男が皇帝を

どのような目で見ていたのか

自分に話せと言うのかと、

呆れたように彼女を責めました。

 

ラティルは、

そんなことを言うから

ラナムンは

稚拙なんだと思いましたが、

あえて、その言葉を

口に出しませんでした。

 

それに、ラナムンは

プライドが強い人で、彼とは

深い愛を交わす関係ではないとはいえ

それでも名目上夫婦でした。

プライドが高くない人でも、

誰かが自分の配偶者を

慕っていると思えば、

警戒するしかありませんでした。

 

ラナムンは、サーナット卿について

これ以上話したくないのか、

わざとその話題を避け、

存在感がなく、気弱なゲスターが

黒魔術師であることと、

タッシールが自分より先に

ラティルのことを知り

手伝っていたのは驚きだと言いました。


ラティルは、

ゲスターは黒魔術師だけれど

依然として臆病でおとなしいと言うと、

ラナムンは、

臆病でおとなしい人が

黒魔術を習ったのか。

それは狼が菜食主義になったのと

何ら変わらないと反論しました。

 

ラティルは、

それは本当だ。

ゲスターは、どういうわけか

黒魔術を習ったそうだと話しました。

 

ラナムンは、

黒魔術を学ぶには、

あらゆる努力が必要だ。

どういうわけか

黒魔術を習ったゲスターは

どうやって黒魔術を学んだのか、

誰かが、しっかり彼を縛り、

強制的に暗記でもさせたと言うのかと

聞きました。

 

ラティルはラナムンの言葉に

首を傾げました。

言われてみれば、

少しそんな気もしました。

しかし、ラティルが見ている

ゲスターは、優しくて気弱で、

よく泣いて、よく感動しました。

 

ラティルは、

事情があったのだろうと

返事をしました。

ラナムンはあまり関心がないようで

これ以上、

それについて聞きませんでした。

代わりにラティルの小指に

勝手に自分の小指をかけ、

もう自分に秘密を作ってはいけないと

約束させようとしました。

 

ラティルは、

人に秘密がないわけがないと

反論しましたが、ラナムンは

他の人にも秘密にするなら大丈夫。

けれども、

彼らには全て教えながら、

自分にだけ秘密にするようなことは

ないようにして欲しいと訴えました。

 

人のことがどうなるか分かっていて

こんな約束をさせるのか。

そう考えたラティルは返事をせずに

手を引きました。  

 

そのラティルの態度に、

ラナムンは呆れて

ラティルを呼びましたが、

彼女は手を隠して、首を軽く振り

物事がどう進むか知っているのかと

尋ねました。

 

ラナムンは、

事がこじれたら、

また自分だけ騙すことも

できるということかと尋ねました。

 

ラティルは、

ラナムンは人のことを

分かっていない。

自分がロードでなければ、

どうすればいいのか。

ロードと対抗者の力を

全て持ったアニャドミスがいて、

彼女は自分たちの宮殿を狙っている。

物事がどのように進むか知っていて、

そんな約束をするのかと尋ねました。

ラナムンは、

状況がどのようになれば、

再び自分を騙すことができるのか、

むしろ見当がつかないと答えました。

 

ラティルは、

彼の言葉じりをつかんで

からかうように話そうとしましたが、

遠くない所で人々の声がしたので

口をつぐみました。

ラナムンも同様なのか、

口を開きませんでした。

 

その状態で2人は

じっとしていましたが、

人々の足音が消えると、

再び、ゆっくりと歩き始めましたが、

言い争いを続ける雰囲気では

ありませんでした。

 

ラティルは、

ラナムンがやりたくなくても、

対抗者としての訓練は続けるように。

アニャドミスを退治できるのは、

ラナムンとアイニ皇后だけ。

後でアニャドミスと

戦うことになったら、

自分とギルゴール、クライン、

大神官など全員で攻撃するけれど

最終的にアニャドミスの

息の根を止めることができるのは

ラナムンとアイニだけだから

訓練は徹底して行うようにと

真剣に助言しました。

ラティルがロードなので、

対抗者としての訓練は

全てやめてもいいと思ったらしく、

ラナムンの表情に

反論したいような気配が浮かびましたが

彼は、皇帝と戦うよりは、

その人と戦う方がいいと

渋々、頷きました。

ラティルは、自分と戦う以上に

大変だと付け加えました。


ラナムンは、

アイニはどうするのか。

彼女はラティルを疑っているけれど

彼女もラティルの方へ

引き入れるつもりなのか、

それとも、そうしないのかと

尋ねました。

ラティルはため息をつき、

自分も、そのことが

気にかかっていると答えました。

◇大変だ!◇

しばらくラナムンと話をしていると

頭上から鳥の羽ばたく音が

聞こえて来ました。


ラティルは、

ヘイレンが出会ったという

カラスを思い浮かべ、

急いで空を見ました。

しかし屋根と屋根の間を

飛んでいるのはグリフィンでした。

 

グリフィンはラティルを発見すると

素早く下に降りて来て、

羽を広げながら嘴を開きました。

しかし、グリフィンは

ラナムンのことが気になるのか、

彼の方をチラッと見て

すぐには話しませんでした。

ラナムンは、

グリフィンが見えないのか、

ラティルを訝しそうに眺めていました。

 

ラティルはラナムンに

グリフィンが来たので、

少し待って欲しいと頼むと、

グリフィンに、

どうしたのか、

話しても大丈夫だと言いました。

 

グリフィンは、

ラティルの許可を得るや、

大変だ!

実は、アニャドミスが

何をしているのか気になって

今まで、そちらへ行って来た。

ゲスターの変態が怖くて

逃げたのではないと慌てて叫びました。

 

ラティルは、

それは分かったので

何が大変なのか話すよう

グリフィンを促しました。

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ラティルがロードであることよりも

カルレインが前世の恋人だったり

サーナット卿の

ラティルを見つめる視線を

ラナムンが気にするのは、

彼が嫉妬していたからだと

思いますが、鈍感なラティルは

ラナムンが嫉妬していることに

気づいていないのだと思います。

 

また、ラナムンが指摘したように

もしも、ゲスターが本当に臆病なら

黒魔術という恐ろしげなものに

手を出したりするはずが

ないということを、

ラティルが気づかなったのも

彼女が鈍感だからだと思います。

グリフィンが何度も、

ゲスターを変態だと言うことを

疑問に思いながらも、ラティルは

その理由を調べようともしません。

 

おそらくラティルは、

危機管理能力が優れているので

自分や身近な人々や国民が

危険だと思えば、

彼らを守ることにかけては力を発揮し

必死で対策方法を考えるけれど

側室たちの愛憎とか、

ゲスターが

黒魔術になったいきさつについては

自分や国民に危険が及ばないことなので

深く考えたりしないのではないかと

思いました。

 

そのおかげで、ゲスターは

こっそり側室たちをひどい目に

遭わすことができるのでしょうけれど

側室たちの気持ちには

鈍感でもいいので、

ゲスターの正体について、

早く、ラティルに気づいて欲しいです。

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