自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 480話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ ラティルの頭を痛め続ける対抗者たち

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480話 ラティルは、このままラナムンと曖昧な関係のままでいたくないと思いました。

◇知っていたアイニ◇

ラナムンは対抗者なので、

絶対に仲良くしなければならないし

感情的に言い争ったまま

帰らせることはできないと

考えたラティルは、

厚いマントを取り出して

パジャマの上に羽織りました。

 

彼がラティルについて、

鋭く探りを入れる度に、

心臓がドキドキしましたが、

ラナムン個人に

失望したわけではないので

このようなことで彼と

仲違いしたくありませんでした。

 

ところが、ラティルが

部屋を出ようとして

扉を開けたところで、

アイニが来たことを知らされました。

ラナムンに続いて、

アイニが来るなんて

一体どうしたのかと思いました。 

 

ラナムンはアイニと会話した後に

ラティルを疑うようになったので

彼女は、ラナムン以上に

自分のことを疑うようになったのかと

思いました。

 

アイニに会わざるを得ないと

思ったラティルは、

アイニの入室を許可すると

ソファーへ歩いて行き、

その近くに立ちました。

まもなく扉が開いて、

アイニが入って来ました。

彼女も余裕のある様子ではなく、 

ラティルは安堵すべきか

もっと緊張すべきか迷いました。

 

ラティルは、

こんな夜中にどうしたのかと

尋ねると、アイニに

ソファーに座るよう手招きし、

自分も上座に座りました。

 

ラティルは、

アイニが倒れたと聞いたけれど、

身体は大丈夫かと尋ねました。

 

アイニは、

ラティルが指差した席に座ると、

彼女の質問に答える代わりに

自分が倒れている間に

奇妙な夢を見たと言ったので、

ラティルが不審そうにアイニを見ると

彼女は、

それは自分が骸骨の中に入る夢だった。

皇帝は、自分の命を奪おうかどうか

悩みながら、自分を眺めていたと

話しました。

 

ラティルは、あの時、

アイニも意識があったことを知り

心の中で悪口を吐きました。

アニャドミスだけが話して、

行動していたので、

アイニの意識はないと思っていました。

 

アイニが

夢と言っているところを見ると、

完全に正気だったわけでは

なさそうだけれど

身体の主導権は、

アニャドミスに奪われていても

意識が完全に消えたわけでは

なさそうでした。

 

しかし、ラティルは、

アイニの言葉に対し、

「不思議な夢ですね」としか

返事ができませんでした。


けれども、アイニは、

ラティルの言葉に

全く動揺することなく、

その夢を見ていた間、

自分は気絶していたそうなので

自分の考えでは、

それは夢ではないと思うと

反論しました。

 

ラティルは、

気絶した間に見た夢かもしれないと

言い返しましたが、アイニは、

その骸骨の中で

ロードと一緒にいた。

一体、なぜなのかと尋ねました。

 

ラティルは、そうでなくても、

アニャドミスの頭蓋骨を奪われたことで

頭が痛いのに、この対抗者も、

あの対抗者も、同じように

答えにくい質問ばかり

浴びせかけることに

腹が立つほどでした。

 

ラティルは、人の夢まで

解き明かしてあげられないと

返事をしました。

しかし、アイニは、

ラティルの正体は、

一体、何なのかと尋ねました。

 

アイニの話を聞いているうちに

ラティルは、

だから対抗者とロードは

互いにイライラして

ずっと戦っていたのかと

疑問を抱きました。

 

ラティルはため息をつくと、

自分に言えるのは、

自分がアイニの味方で、

彼女を守るために、

努力しているということだと

答えました。

 

それでも、アイニは、

ラティルが自分の命を奪おうとしたと

食い下がりました。

 

ラティルは、

アイニの言うことは全部正しく、

彼女が骸骨の中に入り、

自分が骸骨の命を奪うかどうか

悩んでいたとしても、

自分がその骸骨の中に

アイニがいるかどうかは

どうやって分かるのかと尋ねました。

 

アイニの瞳が揺れました。

ラティルは歪みそうな表情を

あちこち押し広げると、

ここで会ったので、

自分も言うべきことを言う。

自分も気になることは

我慢できない質なので

好奇心を満たすために

歩き回るのは良いことだ。

けれども、そこに自分の側室を

引っ張り込まないことを願うと

警告しました。

◇たったそんなこと◇

アイニを帰らせたラティルは、

元の計画通り、

ラナムンを訪ねるために

部屋を出ました。

ところが、

ラナムンの部屋に到着すると、

彼はいないと告げられました

ラティルは、

本当にいないのかと

警備兵を問い詰めましたが

彼は、こんなことで

嘘をつくはずがないと

慌てて答えました。

ラティルは重い足取りで、

彼に背を向けました。


ラナムンの心を

和らげてあげようと思ったけれど

彼はネズミの毛ほど、

ちっぽけな人間みたいだから、

すでに心は傷つき、

閉ざされてしまったのか。

顔はハンサムなのに、

どうして心は限りなく狭いのか。

こんなに遅い時間に

一体どこへ行ったのかと考えながら

「稚拙なラナムン」と呟くと、

ラティルを呼ぶ声が聞こえました。

慌てて、そちらを振り向くと、

柱のそばに、

ラナムンが立っていました。

部屋の中にいないのは本当でした。

 

ラティルは、

彼が稚拙だと言ったことを

聞かれていないか、

心臓をドキドキさせながら

ラナムンを見つめました。

その状態で、ぼんやりしていると、

ラナムンはため息をつき、

彼女に近づくと、自分の上着

ラティルの肩に掛けてくれました。

重厚な上着から、

彼の温もりと香りが

伝わってきました。

 

ラナムンは、

寒いのに、どうしてこんな服装で

歩き回っているのかと尋ねました。

幸い、稚拙だという言葉は

聞いていないようでした。

 

ラティルは、先ほどまで、

彼のせせこまさを

責めていたとは思えないほど

沈んだ声で、

ラナムンのことが心配で

追いかけて来たと囁きました。

しかし、ラナムンは、

そんなはずはない。

追いかけて来た割には、

あまりにも時間が長くかかったと

反論しました。

 

ラティルは、

追いかけようとしたところで

アイニが訪ねてきて、

しばらく捕まっていたと

言い訳をしました。

 

ラティルは、ラナムンの上着

しっかり包まれながら、

彼をチラッと見ました。

彼は先ほどよりは

怒っていないように見えました。

ラティルが、ここへ来るまでの間に

少し心が和らいだのかと思いました。

 

ラティルが彼の腕を握って

じっと立っていると、

ラナムンは、

少し歩かないかと誘いました。

ラティルは頷くと、

2人はラナムンの住まいの近くを

ゆっくり歩き始めました。

一人で歩いて来た時は

荒涼としていた道が、

ラナムンが隣にいるだけで、

温かさを感じました。

 

ラナムンは、

ラティルが追いかけて来ないと

思っていたと話しました。

ラティルは、

少しひどいことを言ったと

後悔している。

ギルゴールが

怪物のように強いだけで、

ラナムンが弱いわけではなく、

十分強いのに、自分はあまりにも

ラナムンを追い詰めるようなことを

言ってしまったと謝りました。


ラナムンは、

だからと言って、

自分は怒っているわけではないし

ラティルが自分のことを

全く気にしていないわけではないので

良かったと返事をしました。


寒さのせいで、

彼が話す度に白い息が出る姿を、

ラティルは3、4歩歩く度に

必ず横を見て確認しました。

やはり、彼は、

気持ちが和らいだように見えました。

 

ラナムンは、

皆が知っている話を

自分にだけ隠していることが

寂しいと打ち明けました。

その言葉に対し、

ラティルは返事をせず、

ラナムンも催促しませんでした。

 

2人は、

ラナムンの住まいの周りだけを

グルグル何度も回りました。

どのくらいそうしていたのか、

次第にラティルの心が

揺れ始めました。

 

やはり、ラナムンにも

教えた方がいいのだろうか。

アイニまで自分を疑うし、

アニャドミスは、

ここの結界を通る方法を

知ってしまった。

このように攻撃が繰り返されれば、

ラナムンが真実を知る日は

それほど遠くないかもしれない。

ラナムンにだけ真実を隠すことで

次第に彼と疎遠になって行き、

その状態で、彼が

真実を知ることになれば、

彼はさらに傷つくのではないか。

仲が悪い時に話すより、

仲が良い時に話した方が

いいのではないか。

タッシールは人間だし、

先帝の命令で、

自分を調査したこともあるけれど、

それでも自分の秘密を

すぐに受け入れてくれた。

ラナムンもそうかもしれない。

彼は対抗者だけれど、自分の夫であり、

彼自身も、この点を強調していた。

自分が偽の対抗者であると、

推測しながらも、

接し方に変化はない。

それを信じて、

事実を知らせてもいいだろうかと

悩みました。

 

彼が肩にかけてくれた上着から

ラナムンの香りがしたせいか、

ラティルは、しきりに

肯定的に考えるようになりました。


ラティルが、

ずっと考えに耽っていたので、

我慢ができなくなったラナムンは

何を考えているのか。

ずっと静かだと尋ねました。

 

ずっと、話そうかどうか

悩んでいたラティルは、

その質問を聞いて、反射的に

自分がロードだと答えました。


ラナムンの歩みが急に止まりました。

ラティルも一緒に立ち止まりました。

ラナムンの表情を確認したいけれど、

ラティルはハラハラして

横を見ることができず

正面だけを見ました。

 

ラティルは、

何度も心の中で悲鳴を上げた後、

ゆっくりと横を見ましたが、

ラナムンは以前と変わらない

落ち着いた表情でした。

しかし、ラティルは、

ラナムンの表情が

普段とは少し違っていることを

感覚的に気付きました。

何が違うのか分かりませんでしたが

確かに、以前と違いました。

 

ラティルは、

彼にロードの話を切り出したことを

後悔しました。

自分は頭が変だ。

やはり言わなければ良かった。

一生騙せば良かった。

タッシールのように、

堂々と驚く方がましだ。

あのように静かにしていると

さらに不安になる。

やはり、まだ話す時では

なかったと思い、

ラティルは急いで

言葉を付け加えようとしましたが、

ラナムンは恨みがましい口調で

たったそんなことで自分を

仲間外れにしたのかと、

ラティルを責めました。

 

ラティルは目を丸くして

ラナムンを見上げました。

「たったそんなこと?」

ラティルはラナムンの表情を見て

慌てました。

彼は、口先だけで

言っている様子ではなく、

本当にラティルを

不思議に思っているようでした。

これまでの気苦労が

一気に凝縮されたようで、

ラティルは呆れました。

 

ラティルは、

ロードに対するイメージについて

ラナムンも

知っているのではないか。

自分がロードであることを

認めるまでに、

どれくらいの時間がかかったか

知っているかと尋ねました。

 

ラナムンは、

自分は知らない。

皇帝は、いつも

自分に隠し事ばかりしているからと

非難しました。

 

ラティルは、

突然、自分はロードだと言われ、

ラナムンは対抗者、

自分の家族は、

自分がロードだという理由で

自分の命を奪おうとした状況で

どうやってラナムンを

信じることができるか。

ずっと一緒に過ごして来た家族も

自分がロードだという理由で

背を向けたのにと話しました。

 

一瞬、動揺したかに見えた

ラナムンは、3秒ほど経つと、

それにしても、皇帝は、

自分以外の人たちには

よく話していたと非難しました。

ラティルは、

他の人たちは対抗者ではないと

言い返しました。

 

ラナムンは、

ギルゴールはずっと対抗者の

仲間だったと反論すると、

ラティルは、

ギルゴールは自ら調べて

やって来たと返事をしました。

 

ラナムンは、

それで、ラティルは、

自分だけ仲間外れにする方が

良かったということなのかと

尋ねました。

 

ラティルは、

正直に話したのに、

なぜ、この対抗者は

大騒ぎするのかと非難すると、

ラナムンは、

対抗者と呼ばないで欲しいと

抗議しました。

 

ラティルは、

それでは、対抗者を

何と呼んだらいいのか。

この対抗者たちは、

皆、少し生意気で

いつも、自分の頭が痛くなるように

横で突いてばかりいると嘆きました。


ラティルは落ち着いて

ラナムンと話がしたかったのに、

彼女が何ヶ月間も悩んだことを

「たったそんなこと」と

称したことに腹が立ち、

簡単に興奮が収まりませんでした。

 

それに、ラナムンは、

ラティルを怒らせながら、

このすべてが、

ラティルが余計な心配をしていたために

起こったことだというように

接しているとラティルには感じられ、

とても腹が立ちました。

 

それでも、ラティルは

安堵する気持ちが

僅かにありましたが、

すぐに口は止まらず、動き続けました。

 

ラティルは、ラナムンを

心の狭い対抗者だと非難しました。

すると、ラナムンは、

ラティルが自分のことを稚拙だと

悪口を言っていたと言い返しました。

 

ラティルは、

聞いていたのかと尋ねました、

ラナムンは、

当然、聞いていたけれど、

聞こえないふりをしていた。

それなのに、皇帝は、

堂々と、自分の心が狭いと非難すると

抗議しました。

 

ラティルは、

聞いていたのに、

聞いていなかった振りをしたのかと

ラナムンを非難すると、彼は、

少し生意気だとか、心が狭いとか、

言わないで欲しい。

しきりに、そんなことを言うなら、

自分もロードの性格は狂暴だと言うと

言い返しました。

 

ラティルは、

やってみるならやってみなさいと

お腹を突き出すと、

ラナムンの唇が触れて来ました。

ラティルは、まっすぐ手を伸ばして

彼の頭を抱きしめました。

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ああ言えば、こう言う状態の

ラティルを黙らせるために

ロマンチックなやり方で

口を塞いでしまうなんて!

ラナムンの読んだ恋愛指南書に

こんなことが

書かれてあったかどうかは

分かりませんが、

ラティルの口撃を止めるには

最適な方法だったのではないかと

思います。

 

今まで、ラティルとラナムンは

ここまで激しく

言い争いをしたことはなく

一夜を共にしても、

隠し事をしていたせいか、

ラティルとラナムンの間に

壁があったように感じましたが、

今後は、もう少し2人の間が

親密になって行くことを期待します。

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