自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 482話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 新たな危機

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482話 グリフィンが「大変だ!」と叫んだ理由は何なのでしょうか?

◇不穏な動き◇

グリフィンは、

アニャドミスがいる洞窟の中に

何かがうじゃうじゃしていると

言いました。

 

ラティルは

何がうじゃうじゃしているのか。

その何かが一番重要だと思うと

混乱しながら尋ねました。

グリフィンは、

ピョンピョン飛び跳ねながら

洞窟の中に入っていないので

分からないけれど、

普通のものではないと思う。

怪しい男が、フーフー言いながら

変な箱を中へ運び続けている。

人間の頭が六個くらい

入りそうな大きさの箱だ

アニャドミスは

洞窟の中に閉じこもっているので

姿が見えにくく、

毎回彼が行ったり来たりしで

箱を運んでいる。

彼が箱を持って中に入る度に

洞窟の中に何かの気配が増えると

答えました。

 

ラティルはヘイレンが話してくれた

カラスのことを思い出しました。

アニャドミスは、

本当にカラスと手を組んだわけではなく

グリフィンが言う怪しい男は

そのカラスの本来の姿では

ないだろうかと

ラティルは考えました。

 

ラティルは、アニャドミスが

黒魔術師と手を組んだと言いました。

 

グリフィンは、

彼が黒魔術師なら

中でダークリーチャーを

作っていると思う。

ダークリーチャーは

黒魔術師が人為的に作った怪物だと

話しました。

 

ラティルは唇を噛みました。

アニャドミスと手を組んだ

黒魔術師が

怪物たちを作り出しているなんて

普通のことではありませんでした。

タッシールの拉致に失敗したので、

怪物を使って人間世界を 

廃墟にしようとしているのだろうかと

思ったラティルは、

困ったと呟きました。

 

グリフィンは、

もう一度自分に見て来いと

言わないで欲しい。

自分は弱いので、

一人で中に入れないと訴えました。

 

ラナムンは、どう見ても

空中に向かって一人で

呟いているように見えるラティルを

ちらりと見ました。  

しかし、ラティルは、

アニャドミスの知らせに血の気が引き、

他のところに気を配る暇さえ

ありませんでした。

 

ラティルは唇を噛み続けていると、

ラナムンが見るに忍びなく、

その間に手を入れると、

ようやく噛むのを止めました。 

ラナムンは

ラティルの唇が切れてしまうと

心配すると、ラティルは、

今は、自分の唇は問題ではないと

言いましたが、

渋々、唇を噛むのを止めて

ラナムンの腕をぎゅっと握りました。

 

アニャドミスが

本格的に侵入を

開始しようとしているようだ。

これから訓練にもっと

拍車をかけなけばならないと

ラティルは言いました。

 

数日、さらに一生懸命

訓練したからといって、

急に実力が伸びるわけでは

ないだろうけれど、

それでもしないよりはましだと

ラティルは消極的な考えを

必死に押さえ込みました。

◇悩み◇

ラティルは、

今すぐアニャドミスの件を

片付けたいと思いましたが、

今は、夜遅い時間なので、

ほとんどの側室が寝ていると思い、

ラナムンを部屋へ送って行った後、

自分も部屋に戻りました。

しかし、目を閉じると、

アニャドミスが、

数多くの怪物を率いて

攻め込んでくる場面が思い浮かぶため

すぐに眠ることができず、

2、3時間、天井を見つめながら、

その時が来たら、どうすればいいのか

ラティルは、ぼんやりと考えました。

 

ラティルには、

ずば抜けて強い側室がいるけれど、

彼ら全員がその戦いに出たとしても、

敵が頭数で押し寄せてくれば、

被害は大きくなると思いました。

覚醒したロードが、

すごい力を持っていても、

毎回敗北するのは、

対抗者と戦う時に、奇異なほど

ロードの運が悪くなることが

一役買っているし、味方の頭数にも

原因があると思いました。

 

今は、自分たちの方が

頭数が多いけれど、それ以上に

守らなければならない人が多いと

ラティルは思いました。


アイニが、

さらに問い詰めなかったので、

こちらの正体を隠すことに、

ほぼ成功したようだけれど、

問題は、覚醒せずに

アニャドミスを防ぐことが

できるかということでした。


多数の貴族たちが支持していた

トゥーラを抑えて得た皇帝の座でした。

父は遺言で、

レアンが皇帝になることを

願っていました。

まともに国と国民を

守ることができなければ、

好色な皇帝ではなく、

国を滅ぼした皇帝として

記録に記録されると思いました。

即位したばかりの頃、

正解のない案件を見つめながら

途方に暮れていた時の気持ちが

改めて沸き起こりました。

 

ラティルは、

布団の中でうとうとしていて

夜明けになって、

ようやく眠りにつきました。

◇反対する側室たち◇

翌日、ラティルは

午前の業務を行いましたが、

秘書たちの報告の順番が狂ってしまい

しばらく時間が空きました。

ラティルは、その時間を利用し、

アナッチャに対する

指名手配書を取り下げるように。

彼女は脅迫されて

事件を起こしただけなので

許すという公文書を貼るよう

侍従長に指示しました。


侍従長は困惑した表情で

ラティルを見ながら、

アナッチャは秋祭りの時に

事件を起こし、

アイニ皇后を拉致していたと

訴えましたが、

ミロの宮殿の骸骨の件で

トゥーラと取引をしたと

言えないラティルは、

色々と新しい事情が分かったので

とりあえず、指名手配を解除すると

適当にごまかしました。

 

トゥーラと約束したように、

アナッチャが、

他の先帝の側室と同じように過ごせる

邸宅を探し、毎月あるいは毎年送る

年金と物品も

決めなければなりませんでしたが、

ラティルは、すぐには

その話をしませんでした。

どうせアナッチャが

自ら自分の所へ来るはずがないと

思ったからでした。


侍従長は、

しきりに首を傾げていましたが、

ラティルが指示した内容を

そのまま秘書たちに指示しました。

 

忙しい午前の業務が終わると、

ラティルは昼休みに

ハーレムの会議室へ行き、

ロードの仲間を呼び集めました。

 

話すことが多いので、

ラティルは急いでラナムンを連れて

会議室へ行きましたが、

その中に入った瞬間、今日、

会議をすることができるのかどうか

心配になりました。

タッシールの代わりに

参加したヘイレンが、

筆記具をずらりと並べるのを見て、

面白がって彼を冷やかしていた

ロードの仲間たちが、

ラナムンを見るや否や同時に

静かになったからでした。

 

ラティルがラナムンを連れて

テーブルの前に歩いていく間、

側室たちは互いに視線を交わしました。

ゲスターは、

ラティルとラナムンを交互に見ました。

サーナット卿はカルレインを見つめ、

カルレインはギルゴールを、

メラディムはティトゥを見ました。

 

メラディムは、

この会議でラナムンを見ることが

とても信じられず、

自分の記憶力を疑った彼は、

ラナムンは、

この前の会議にも来たのかと

ティトゥに聞くほどでした。

 

その声を聞き流したラティルは、

ラナムンを、

わざと自分の近くに座らせ、

彼の肩に手を置くと、

今日から、ラナムンも一緒に

会議に参加する。

知っておくべき情報は

全て伝えたと話しました。


互いに、他の側室たちを

チラチラ見ていた

ロードの仲間たちは、

ラティルの話を聞くと、

さらに視線を、

あちらこちらに素早く送りました。

誰も口を開きませんでした。

 

タッシールなら、

こんな雰囲気の中でも

気さくに自己紹介から始め、

あちこちに

声をかけていたはずですが、

ラナムンはそんな性格ではないので

雰囲気はさらに冷たくなりました。

「よろしくお願いします」などの

挨拶が交わされると

思っていたラティルは、

いくら時間が経っても、皆、黙って

視線を交わしているだけなので、

上座に座ると、

そのように目だけ動かしていないで

聞きたいことがあれば

直接聞くように。

重要な相談事がたくさんあるのに、

雰囲気がとても冷たいと叱りました。


ずっとカルレインを

チラチラ見ていたサーナット卿は

対抗者であるラナムンが

なぜ、この会議に出席するのかと

一番最初に尋ねました。

 

ラティルは、

先程、説明した通り、

ラナムンも知るべきことを

全て話したからだと、

むっつりしながら答えました。


その言葉が終わるや否や、

サーナット卿は、

ラナムンは対抗者だと非難しました。

ラティルがサーナット卿を

じっと見つめると、

サーナット卿はラナムンを

冷たく睨みつけ、

ラナムンに真実を知らせるのは

危険だと訴えました。

 

ラティルは、ラナムンには、

もう、あれこれ全て話したと

サーナッツ卿に言いましたが、

彼は、

それは仕方がないとしても、

会議に出席してはならない。

彼とは距離を置くべきだと

主張しました。


ラティルは、

再び何か言おうとしましたが、

意外にも、

あまり反発しないと思っていた

メラディムが、

自分もラナムンを

参加させるのはどうかと思うと

サーナット卿に同調しました。

メラディムの後ろで、

ティトゥも素早く頷きました。

 

ラティルは眉をひそめながら

メラディム、ティトゥ、

サーナット卿を交互に見ると、

今は一人でも

力を合わせなければならない時だ。

それにラナムンは、

アニャドミスを退治できる

2人のうちの1人なので、

十分に会議に出席する資格は

あると思うと主張しました。

 

しかし、サーナット卿が

アイニを連れて来なかったことを

指摘すると、ラティルは、

アイニは、

自分たちの味方だとは言い難いと

サーナット卿に断固として答えると、

依然として黙ったままの

ゲスターとギルゴールと

カルレインの方を見ました。

 

ゲスターは、口をギュッと閉じて

大きな目を不安そうに転がし、

自分の意見を述べる気は

なさそうでしたが、

ラナムンが気に入らないのは

間違いなさそうだった。

 

腕に顎を乗せたギルゴールは、

ただこの状況を

面白がっているだけで、

反対する気も賛成する気も

なさそうでした。

 

カルレインは目を伏せたまま

コーヒーをすすっていましたが、

茶碗越しに見える眉間に

しわが寄っていました。

 

ラナムンが

自分を排斥することだけを考え、

他の人たちがラナムンを

排斥するとは思わなかったラティルは

意外な反発に口を尖らせました。

 

その様子を見たカルレインは

コーヒーカップを下ろすと、

自分も少し心配だと

ゆっくりと話しました。


ラティルは、

ラナムンは誰かを裏切るような

性格ではないと反発すると、

カルレインは、

ラナムンが信じられないのではなく、

代々、ロードを敵対していた

その運命を信じられないと言いました。

 

アニャドミスについての

会議を始めなければならないのに、

ラナムンを見るや否や、

このような雰囲気になると

想像していなかったラティルは

予想よりもラナムンに対する

敵対心が強そうなので困りました。

幸いラナムンは、

特有の無関心な態度で

その反発を聞き流していましたが、

いつまで、それを我慢してくれるか

分かりませんでした。

 

ラティルは、

せっかくこちら側に来たラナムンに

側室が強い敵意を示すと

不愉快になりました。

 

ラティルは、

対抗者が2人になり、

先代の対抗者が

先代ロードの体に入るという

前例のない事態だ。

対抗者であるラナムンが

自分たちの味方になることも

十分可能だと思う。

それにラナムンは、

まだ何も自分たちに

害を及ぼしていないと言いました。

 

サーナット卿は、

これから害を及ぼすと主張すると、

ラティルは、

今、害を及ぼしているのは、

ラナムンではなく、

分裂を起こそうとしている

サーナット卿たちだと

冷たく非難すると、

サーナット卿は

ようやく口をつぐみましたが、

不愉快そうな表情はさらに濃くなり、

ラナムンを排斥する気持ちも

衰えたようには見えませんでした。

 

ラティルは、

タッシールも人間だけれど、

この中で一番役に立った。

むやみにラナムンを

排斥しないで欲しいと頼むと、

メラディムは、

自分の兄弟は対抗者ではないと、

タッシールを庇いながら、

ラナムンには一線を引きました。

 

ラティルは心苦しくなりました。

昨日、ラナムンが秘密を聞いても

快く、自分を受け入れてくれて

味方になってくれると言ったので

どれだけ安心したことか。

それなのに、ラナムンの目の前で

あんなことを言うのを見ると

怒りが喉元までこみ上げて来ました。

 

あのようなことは、

後でラナムンがいない時に

聞いてくるものではないか。

本人を目の前にして

あのように言うものなのか。

ギルゴールも楽しんではいるけれど

自分勝手な人間が

一言も言わないというのは、

面白いけど気に入らない、

ということに他ありませんでした。


その時、

意外と気分を悪くする様子もなく、

状況を注視していたラナムンが

初めて口を開きました。

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対抗者であるラナムンをどうするか

カルレインとサーナット卿は

何度か話し合ってきたし、

実際に、サーナット卿は

ラナムンに

手を出そうとしたこともあったので

ラナムンがロードの味方をすると

言ったくらいで、

はい、そうですかと

単純に受け入れるとは思いません。

 

すぐに受け入れてくれると思った

ラティルの考えは

甘かったと思いますが、

ギルゴールですら

側室にしたくらいなので、

彼女が統率力を十分発揮し、

他の側室たちがラナムンを受け入れ

彼らが一つにまとまるように

働きかけていくことを期待しています。

ヘイレンが吸血鬼になっただけで

自然と彼らに溶け込んでいるように

ラナムンも、

そうなれたらいいと思います。

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