自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 580話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ サーナット卿とラナムンの最大の任務

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580話 ラティルは、ヒュアツィンテにアイニと離婚するのかと尋ねました。

◇アイニの希望◇

ヒュアツィンテは、

返事をすべきかどうか

分からないといった顔で

ラティルを見つめました。

 

ラティルはヒュアツィンテに、

アイニが彼を救おうとしたという話を

今すべきなのか、それとも、

もう少し時間が経ってからすべきなのか

判断がつきませんでした。

 

ダガ公爵夫人がアニャドミスに

協力したせいで、

ヒュアツィンテが

苦労したばかりなので、

今、話すのはどうかと思う一方で、

後で話そうとすれば、

その時、すでにアイニは

窮地に追い込まれているかも

しれませんでした。

 

ラティルとヒュアツィンテは、

3分程、互いに相手を

チラチラ見つめていましたが、

先にヒュアツィンテが、

微妙な表情で、

大臣たちは廃位を主張しているけれど

おそらく廃位ではなく、

皇后が自ら退く形になる可能性が

高いと答えました。

 

身内のことなので

話してくれないかもしれないと

思いましたが、

ラティルが

ヒュアツィンテを助けたせいか、

彼はラティルに

詳しく教えてくれました。

 

ラティルは、

さらに質問してもいいかどうか

迷いましたが、気が進まなければ

返事をしないだろうと思い、

アイニは何と言っているのかと

尋ねました。

ヒュアツィンテは、

アイニ自身が皇后を退くと

申し出たと答えました。

 

ヒュアツィンテは立ち上がって

ベッドに戻ると、

とにかく最後に、

アイニがダガ公爵夫人を

説得してくれたので、

その功労も考えなければならないと

苦々しい声で言いました。

 

ラティルは、この件は、

ヒュアツィンテとアイニが

うまく処理するだろうと思い

ただ頷きました。

 

その後も、ラティルは、

ヒュアツィンテと、

少し言葉を交わしましたが、

他の人が見ている中で、

本音を打ち明けることは困難でした。

だからといって狐の仮面に

倒れたギルゴールと

意識のないアニャドミスと

捕まえたクロウを連れて、

部屋の外へ行ってくれと言うことも

できませんでした。

 

ラティルは、

すっきりしませんでしたが、

ヒュアツィンテに、

疲れただろうから休むように。

自分も今帰ってきたばかりなので

少し休むと言いました。

◇雰囲気が変わる◇

ヒュアツィンテは、

広くて良い部屋を

3つ用意してくれましたが、

ラティルは

部屋の大きさを確認した後、

2つで十分だと言いました。

 

ラティルは狐の仮面に、

クロウと一つの部屋を使いながら

彼を監視してほしいと頼み、

自分はアニャドミスとギルゴールと

一緒にいることにしました。

 

狐の仮面は、

いっそのこと、あの三人を同室にして

自分が

ラティルと一緒にいたらどうかと

あり得ない提案をしました。

しかし、ラティルは、

そんなことをすれば、クロウが

アニャドミスを連れて

逃げてしまうかもしれないし、

ギルゴールは意識を失っているから

それを止めることができないと

反対しました、

 

すると、狐の仮面は

ギルゴールを1人にしたら

どうかと提案しましたが、

ラティルは、

目を覚ましたギルゴールが

また死のうとするのではないかと思い

断固として拒否しました。

 

狐の仮面は、がっかりしたように

舌打ちをしましたが、

ラティルがその姿を

目を細めて見ると、すぐに微笑み、

残念だけれど仕方がないと

言いました。

 

それからラティルは

ゲスターを呼び、

なぜ、仮面をかぶったままなのかと

尋ねました。

狐の仮面は、

かましそうな笑みを浮かべながら

恥ずかしいからだと答えると、

クロウを連れて、

割り当てられた部屋に入りました。

 

その後ろ姿を見て、ラティルは

ゲスターは仮面をかぶると

雰囲気が変わると思いましたが、

首を横に振ると、

ギルゴールとアニャドミスを

それぞれ片腕に抱えて

部屋の中に入りました。

◇今日だけは◇

部屋の中でリラックスしていると、

1人の神官が

食べ物を運んで来てくれました。

ラティルの功労のためか地位のためか、

神殿の食べ物にしては、

かなり豪華でした。

ラティルはお礼を言うと、神官は

自分たちの方が、

もっと感謝していると言いました。

そして、神官が

ラティルに丁寧に挨拶して出て行くと

ラティルは胸がいっぱいになり

嬉しそうに笑いました。

やはり自分は、悪党になるより、

英雄になる方が好きだと思いました。

 

ラティルは、

ベッドに寝かせたギルゴールに

 

ギルゴール、私は食事をします。

あなたも起きたら

一緒に食べましょう。

 

と訳もなく話しかけると、

テーブルの前に座り

食事を始めましたが、

ふと、大きな感動が

押し寄せて来ました。

 

最大の山場は乗り越えた。

今まで、気苦労が多く、

肉体的な苦労も

たくさんしてきたけれど、

一番危険な敵は消えた。

アニャドミスが現れる前は、

自分がロードであることと、

それがバレることが、

最大の脅威だと考えていたけれど、

アニャドミスのことを経験してから、

そのどちらも、

脅威と感じなくなった。

一番、身近人たちが、

自分のことを知りながら

受け入れてくれたし 

ロードが怪物たちと関係がないという

可能性も出て来た。

これからは、本当の国のことに

集中できる。

けれども、油断してはならない。

押し寄せてくる怪物たちを

防御しなければならないから。

でも、今日は安心して喜ぼう。

勝利したし、

ギルゴールも生き返ったから。


ラティルは微笑むと、

シャンパンを一口飲みました。

◇サーナット卿の悩み◇

しかしラティルが、ここ数カ月で、

最もリラックスした気分で

祝杯を挙げている間、

サーナット卿は

一人で夕焼けを見ながら

暗い表情をしていました。

 

人間が一緒にいるせいで、

移動中ずっと姿を消していた

グリフィンが、

通りすがりに、彼のそばに来て、

どうして、そんな顔をしているのかと

尋ねるほど、暗い顔色でした。

 

サーナット卿は、

カリセンの兵士たちと聖騎士たちが

集まって休憩中であることを

確認してから、

自分が情けないからだと答えました。

 

グリフィンが、

その理由を尋ねると、

サーナット卿は、

自分は皇帝の騎士だからと

答えました。

 

グリフィンは、

騎士をやりたくないのなら、

自分がやろうかと提案すると、

サーナット卿は、

カルレインは、戦場で

ドミスと一緒に戦った。

他の騎士はロードを守って死んだ。

それなのに自分は、

皇帝のそばにいることさえ

できなかったと嘆きました。

 

グリフィンは、

それでも、事がうまくいったから

いいのではないかと慰めましたが

サーナット卿は、

でも、自分が情けない。

皇帝はすべてのことを

1人でやってしまったと嘆きました。

 

しかし、グリフィンは、

サーナット卿の心理を

理解するのが難しいのか、

小さな頭を傾げると、

エトサ山では、

皆で力を合わせたので、

あまり深く考えないように。

それに、サーナット卿は

人間たちを率いて、

ダークリーチャーたちを

上手く倒したと慰めました。

 

サーナット卿は、

グリフィンの小さな頭を

撫でていましたが、

遠くない所から聞こえて来る

メラディムと

タッシールの会話を聞き、

ギョッとしました。

 

今回のロードは本当に不思議ですね。

私は、こんな風に

1人で全てをこなすロードを

初めて見ました。

 

そうですか?


もちろん、私の弟もすごかったです。

私は、弟のように

頭の回転が速い人間も

初めて見ました。

 

それは全て、人魚の王様が

この弟のそばで

力になってくれたからです。

 

そうですか?

 

タッシールは、

メラディムを手のひらの上に乗せて

よく転がしていました。

 

サーナット卿は苦笑いしました。

タッシールとメラディムの言葉は、

全く間違っていないからでした。

しかも、今回は、

代々ロードの最も危険な敵だった

対抗者と対抗者の師匠が

共にロードに味方するという

前例のない事態が発生しました。

 

サーナット卿は、騎士である自分が、

生まれ持った使命を

履行できなかった理由が

ここにあるからだということを

頭ではわかっていました。

それに、自分よりも

状況が悪い騎士がいたことも

知っていました。

しかし、自分より大変な人が

いたからといって、

自分の苦痛が消えるわけでは

ありませんでした。

 

グリフィンは

羽繕いをしながら、上の空で

サーナット卿の話を

聞いていましたが、

突然、羽繕いを止めて

頭を突き出しました。

サーナット卿は

どうしたのかと尋ね、

グリフィンが見ている方向を

一緒に見ると、

そこで人々がざわめく声を聞き

立ち上がりました。

 

しばらくして、

人々の間に現れたのは

意外にも議長でした。

ラティルの前世の息子という者は

どこに置いてきたのか、

1人で現れた議長は、

彼を知っている聖騎士たちの

何人かに挨拶をしながら

周囲を見回しているうちに、

タッシールとメラディムを

発見したのか、

彼らがいる方へ歩いて来ました。

 

なぜ、彼がここにいるのか。

サーナット卿は、眉をひそめたまま

議長が消えた方を見ましたが、

他の人々が、彼を見物するために

集まって来たせいで、

人々の後ろ姿が見えるだけで、

すでに議長の姿は見えませんでした。

サーナット卿は、

もやもやした気分で、

議長が消えた方を見つめ続けました。

◇意味深な言葉◇

理由はわからないけれど、

議長は、カリセンに戻る一行に

同行することになりました。

サーナット卿はそれが気になり、

時々、彼の様子を窺っていましたが

議長は平然としていました。

 

ある日、そんな議長に辟易した

サーナット卿は、議長を

あのままにしておいてもいいのかと

こっそり、カルレインに聞きました。

彼は、

自分も気分が悪いけれど、

議長がアニャドミスを助けたことを

知っているのは自分たちだけで、

他の人々は、それを言っても

信じないだろうと答えました。

 

カルレインの返答に

サーナット卿は不満のようでしたが、

カルレインは、

今、ご主人様は

聖騎士たちに支持されているし、

アニャドミスに勝ったものの、

対抗者は皆健在なので、

引き続き、警戒を怠らず、

今すぐ敵対しない方がいいと

助言しました。


カルレインは、

ドミスが対抗者と聖騎士の連合に

敗れたためか、

できるだけ慎重に

しようとしていました。

サーナット卿も、

カルレインに、そう言われると、

結局、納得せざるを得ませんでした。

それでも、サーナット卿は、

カリセン首都付近の神殿に移動する間

ずっと議長を

見守るのをやめませんでしたが、

議長は、本当にこれといった

行動をしませんでした。

もう、アニャドミスの肩を

持たないので、

誰が勝っても構わないという

本人の言葉通りなのかと

思いました。

 

ところが、

ほとんど目的地に到達した頃、

サーナット卿が地図を見ながら

残りの距離を計算していた時、

突然、議長が彼に近づき、

サーナット卿を呼びました。 

議長は、微笑みながら

近づいて来ましたが、

サーナット卿は

慌てて地図を伏せると、

警戒して議長を見つめました。

 

サーナット卿は議長に、

何の用があるのかと尋ねました。

移動中ずっと議長は、

サーナット卿自ら、

彼から遠ざかっていることを

知っているかのように、

主に聖騎士たちと話をしました。

議長がロードの仲間の中で、

それでも、よく話をした人は、

誰とでも仲良くなれる

タッシールだけでした。

ところが、

突然、自分に近づいてくると、

サーナット卿は、議長に

何か魂胆があるのではないかと

疑いました。

しかし、

対外的なイメージがあるので、

サーナット卿は、

渋々、馬から降りました。

議長は、

そんなサーナット卿を見ながら

微笑んでいましたが、

彼と目が合うと、

親しみのこもった声で

サーナット卿は悩みが多そうだと

指摘しました。

 

サーナット卿は、なぜ議長が

そんなことを言ったのか

わかりませんでしたが、

彼との間に

断固として線を引くために、

その言葉を否定しました。

 

しかし、サーナット卿が露骨に

無愛想に振舞っても、

議長は気にしないのか、

サーナット卿がなぜ悩んでいるのか

知っていると、

優しい声で付け加えました。

 

サーナット卿は、

なぜ、知っているのかと尋ねると、

議長は、

自分は、とても長生きしている。

幼い騎士たちは、

強いという点を除けば、

実は人間たちと変わらない。

認められたい欲求、

成し遂げたい欲求など、皆同じで

500年くらい生きたところで、

少し落ち着き始めると答えました。

 

その言葉にサーナット卿は、

驚きましたが、議長は、

でも心配しないように。

サーナット卿とラナムンの

最大の任務は

まだ終わっていないので、

2人のうち1人が、

非常に大きな役割を

果たすことになると言いました。

 

サーナット卿は、

最大の任務とは何なのかと

聞き返しましたが

議長は妙な笑みを浮かべながら

挨拶するような振りをすると、

別の方へ行ってしまいました。

 

サーナット卿は、

遠ざかる彼の後ろ姿を

さらに忌まわしい気分で

見つめました。

 

サーナット卿は、

騎士の最大の任務とは

ロードを守ることだと思いました。

しかし、議長が、

 

サーナット卿の最大の任務

 

ではなく

 

サーナット卿とラナムン様の最大の任務

 

と言って、行ってしまったので

非常に気になりました。

よく言われている対抗者の最大の任務は

ロードを消すことではないのだろうかと

思いました。

サーナット卿は、議長が

何を企んでいるのか気になりました。

それから、彼は、

聖騎士たちと話をしてるラナムンを

チラッと見て、自分と彼の

共通の任務が何かあるのかと

考えました。

 

その時、サーナット卿を呼びながら

タッシールが近づいて来ました。

タッシールは、

議長が消えた方向をチラッと見ながら

サーナット卿にも、

議長が変なことを言ったのかと

尋ねました。

サーナット卿は、

議長はタッシールにも、

最大の任務の話をしたのかと

尋ねました。

すると、タッシールは

珍しく眉をひそめ、

首を傾げながら、

可能性は低いけれど、

頑張って欲しいと言われたと

答えました。

 

タッシールの言葉まで聞くと

議長の言葉は、

さらに見当がつきませんでした。

タッシールは首を傾げても、

答えが出ないのか、肩をすくめると、

皆で話をすれば、

何か出てくるだろう。

自分たちが知恵を絞れば、

何でもできるのではないかと

笑いながら言いました。

そして、

もうすぐラティルに会えることが

嬉しそうでした。

 

サーナット卿は、

そのきらめく横顔を見て、

自分も早く会いたいと言って、

一緒に笑って頷きました。

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意識が封印されているとはいえ

死闘を繰り広げたアニャドミスが

同じ部屋にいるのに、

安心して食事ができるラティルは

本当に肝が据わっていると思います。

 

久しぶりにタッシールが登場(^^)

彼とメラディムの会話に

ほっこりしました。

 

珍しく、グリフィンは、

サーナット卿をあまり茶化すことなく

慰めていたように思います。

 

おそらく、ラティルは

今までのロードの中で最強な上、

周りに彼女を助けてくれる

男性たちがたくさんいるので、

サーナット卿の出る幕が、

あまりないのではないかと思います。

 

また議長が

何かしでかすのではないかと

嫌な予感がします。

サーナット卿と

ラナムンの最大の任務って、

もしかして、あれ?

もしかして、議長は

未来を知ることもできたり

するのでしょうか?

出て来る度に、

議長には気分を悪くさせられます。

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