自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 548話 ネタバレ 先読み 現作 あらすじ 側室たちも参戦

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548話 アニャドミスの前で、ラティルが姿を現しました。

◇下だけではなく上からも◇

ラティルは、

ゲスターに魔法の指輪を見せた時、

彼は、姿を変えられる指輪なら

かなり大事なものなのに、

黒魔術師が

直接、身に付けていたならともかく

味方でもなく、臨時に雇用した者に

こういうものを与えたり

回収しようとしないのは変だと言って

指輪を手に取り、

あちこち見回していたのを

思い出しました。

 

結局、ゲスターは、魔法の指輪に

追跡機能がついていることに

気づいたので、

逆に指輪を使って、

敵の目をくらますことにしました。

それがよく通じたということは、

今のアニャドミスから聞こえてくる

複雑で混乱した本音から分かりました。

 

狐の仮面が何かをしたのか?

それで追跡魔法が

まともに作動しなかったのか?  

なんてことだ。

そんなことなら、

彼が山に入らなくてもできる。

あの狐みたいな奴は、

事あるごとに私の邪魔をする。

 

ラティルは安堵しました。

ゲスターの能力が高くて 

良かったと思いました。

 

その間も、アニャドミスは

前から攻撃するラティルを見ながら

後ろから飛びかかる

ギルゴールを感知して、

すぐに身体を横に飛ばしました。

空中を爪でかき回したかと思うと、

ギルゴールは、

再びアニャドミスが避けた方向に

身体をひねりながら指輪を外して、

ラティルの方へ投げました。

どうやら体型が、

特に脚の長さと腕の長さが変わると

戦う時に不便なようでした。

 

空中を飛び回っていた

小さなカラス型のダークリーチャーが

その指輪を見るや否や、

すぐに咥えようとしましたが、 

ラティルは

素早く身体を投げ出して

指輪をつかむとポケットに入れました。

それからすぐに対抗者の剣を取り出し、

アニャドミスに向かって

振り回しました。

ギルゴールも厄介なローブを脱ぎ捨て、

長い脚でアニャドミスを狙いました。

 

アニャドミスは

ギルゴールとラティルが

前後から攻撃すると、

上へ逃げようとしましたが、

下に滑るように方向を変えて

逃げ出し、あっという間に

ギルゴールを切ろうとしました。

武器のないギルゴールは

手で剣を折ろうとしましたが、

ラティルは、その前に先に進み、

アニャドミスの剣を

対抗者の剣で叩きました。

剣と剣がぶつかり、

轟音がしましたが、ラティルは

以前、地下室で戦った時とは異なり、

今、アニャドミスの剣は

いくら強く打っても

折れないことに気づきました。

不思議なことでした。

 

自分が持っているのは

対抗者の剣なので、

2人のロードの力に耐えられるけれど

アニャドミスが手にしている剣は、

一体どうして、あんなに強いのか。

疑問を抱きながらも、

ラティルはギルゴールと共に

アニャドミスを挟み撃ちにし、

彼女と剣を交え続けました。 

 

このように戦うのには、

長所と短所がありました。

短所はアニャドミスの心の声が

ギルゴールと自分に分散されるので、

一対一で戦う時よりも、

彼女の本音を利用することが

さらに難しくなった点。

長所は、一対一の対決とは異なり、

ラティルが

アニャドミスを攻撃している時に

隙を見せることがあっても、

ギルゴールが一気にその隙を

埋めてくれることでした。

このおかげでラティルは

攻撃が強化されましたが、

アニャドミスは休む暇もなく

武器を振り回さなければ

なりませんでした。

 

しばらくそうしていると、

ギルゴールがドミスを叩きつけ、 

アニャドミスがそれを避けるために、

身体をひねって下に下がる瞬間、

ラティルは彼女の動きを読んで

振り下ろした剣の方向を

素早く変え、

下から上へと突き上げました。

 

普通の人なら、

このような方向に剣を振れば、

その重みのせいで、

スピードと威力が

激しく落ちるだろうけれど、

ラティルは怪力を利用しても

少しもスピードを落としませんでした。

 

そこで初めて傷ついた

アニャドミスが

腕を抱えたかと思ったら、

あっという間に姿が

見えなくなりました。

 

厄介な奴ら!

 

ラティルは、

アニャドミスが先ほどいた場所から

唸るような声を聞きました。

彼女は2人を同時に相手するのが

難しくなると、

姿を消してしまったようでした。

 

ここで、あの2人の息の根を止めても

何の得もないのに。

アイニ皇后はどこにいるの?

 

ラティルがアニャドミスの心の声を

聞いていると、

それを知らないギルゴールは、

 

草を見て、お嬢さん。

 

と、アニャドミスを

見つける方法について、

アドバイスしました。

ラティルは知らん顔で頷きましたが

返事をするや否や、

草むらが、突然平らな石の地面に

変わりました。

ラティルは、クロウを見て、

 

お前がやったのか?


と尋ねると、正解だったのか

黒魔術師はすぐに身を隠しました。

ゲスターほどではありませんが、

色々と使い道がありそうな者でした。

 

黒魔術師は、臆病なほど強いのかと

余計なことを考えながら、ラティルは

対抗者の剣を握った手に

力を入れました。

その瞬間、 上の方から

 

3時の方向へ、10歩!

 

と大きな声が聞こえてきました

 

あれは何ですか!

 

ラティルは、

アニャドミスが驚いて放った

心の声に向かって

剣を構えて走り出しました。

 

5時の方向に曲がりました!

 

再び頭の上から聞こえる声に従い、

今度はギルゴールが、

滑るように足を回して蹴りました。

ラティルのすぐ近くで、

アニャドミスの短い罵声が、

横切りました。

 

再び、誰かが

 

10時の方向!

 

と叫びました。

グリフィンに乗ったクラインでした。

彼はアニャドミスの位置を

確認し続けながら、

現場から離れて身を隠している

クロウまでチェックして、

 

あいつは倒せないのか?

 

と尋ねました。

 

今回の声は、アニャドミスの位置を

知らせるものではありませんでしたが

その言葉が終わるや否や、

カラスのようなダークリーチャーが

クラインたちの方へ

どっと押し寄せ始めました。

グリフィンは叫び声を上げ、

あれが自分の身体に

触れないようにしてと訴えました。


しかしグリフィンが辟易する間もなく

クラインのそばで護衛を務めていた

サーナット卿が、

勢いよく押し寄せる

ダークリーチャーたちを

鎖のような武器で撃退しました。

 

クラインは、

 

9時、5時、2時、9時の方向です!

 

と叫びました。

 

グリフィンは、

タップダンスではないのだから

きちんと言えと抗議しましたが、

クラインは、

そのように移動しているのだから

自分にはどうにもできないと

言い返しました。

 

クラインは、サーナット卿が

ダークリーチャーを

うまく処理してくれたので

安心してグリフィンに抗議すると、

こちらを睨みつける

アニャドミスと目が合いました。

 

しかし、クラインは少しも躊躇わず、

以前の恨みを込めて、

むしろ傲慢な態度で

彼女を見下ろしました。

 

その恐れのない行動に、

サーナット卿は首を横に振りながら

再び飛んでくるダークリーチャーを

撃退しているうちに

ポケットから振動を感じました。

サーナット卿が水晶玉を取り出すと、

 

そちらの状況はどうですか?

 

と、そこから笑い混じりの

のんびりとした

タッシールの声が聞こえて来ました。

 

クラインは、

その余裕のある声を聞くと、

さらに声を張り上げて

 

6時!

 

と叫びました。

 

サーナット卿は、

もう少し静かに話して欲しいと

抗議しましたが、クラインは

静かに話せば皇帝に聞こえないと

言い返し、

ギルゴールの横に5時と叫びました。

 

サーナット卿が

クラインの騒がしい声に

眉をひそめていると、

全部聞こえていたのか、水晶玉越しに

笑い声が聞こえて来ました。

 

サーナット卿はため息をつくと、

ギルゴールと皇帝が

アニャドミスと対峙中で、

クライン皇子は敵の位置を教え、

敵の黒魔術師が

ダークリーチャーを送って来るけれど

とりあえず、ここで解決できそうだと

タッシールに報告しました。

再び、彼の笑い声が聞こえて来ました。

タッシールは、

敵は、

下を監視することだけを考えていて、

上に来ることは

想定していなかっただろうと

言いました。

 

サーナット卿は

タッシールを認め難かったものの

ラティルの状況を聞いた途端、

すぐに今回の計画を立てた

彼の手腕を

認めざるを得ませんでした。

 

サーナット卿は、

タッシールの方の状況はどうなのかと

尋ねました。

◇戦略室◇

タッシールは

メラディムがそばで

メロンの欠片をフォークに刺して渡すと

彼は口だけ開けて食べながら、

こちらは平穏だと暢気に答えました。

それは本当でした。

ここで不満そうな顔をしているのは

突然、宮殿の自分の部屋を

戦略室に貸すことになった

月楼の王子一人だけでした。

 

しかし、月楼の王子は

これが何なのかもよく分からず、

助けなければならない人たちが

気に入らなくても、

この状況をじっと我慢しました。

個人的な感情とは別に、

今回のことは、

ラトラシル皇帝と全世界、

カリセンに役立つことだからでした。

 

今回の仕事がうまくいけば、

人々は彼のことを、

「皇帝の側室に入ろうとして

跳ね返された可哀そうな王子」

扱いしなくなると思いました。

 

タッシールは、

戦いの邪魔をしないために

それ以上話しかけるのを止め、

水晶玉を消すと、メラディムに

山の下のダークリーチャーは

退治できているかと尋ねました。

 

メラディムは城壁に手を当てて

目を細めました。

しばらくして、

壁から手を離したメラディムは

首を横に振り、

あちらは思ったよりも数が多くて

遅々として進まないようだけれど、

グリフィンを攻撃するためか

ダークリーチャーたちが

どんどん上に向かっているようなので

これからは、

もう少し楽になるかもしれないと

答えました。

 

メラディムは、血人魚たちが

壁を通して、同族同士で

会話できる能力を応用しており、

そのために数人の血人魚が、

一定の間隔で散らばっていました。

そして、ラナムンは、

血人魚たちと一緒に、

まだ山を登っているところでした。


しかし、メラディムは

メロンを口に入れながら、

カリセン皇帝を救出しに行った

彼らの状況は

自分にも分からないと言いました。

メラディムが言った

カリセン皇帝の方へ行った彼らは

ゲスターと大神官とカルレインでした。

この組み合わせも

タッシールが決めました。

 

最初に計画を立てた時、

ロードの仲間たちは、

アニャドミスの所へ先に行く人、

後から行く人、

ヒュアツィンテを、探しに行く人を

決めるために、

それぞれ自分たちが考える

様々な良い組み合わせを話しました。 

皆それぞれの理由を挙げて

組み合わせを様々に組みましたが、

多くの者は、

大神官が先発隊や後発隊で

移動することを望みました。

アニャドミスが使う見えない力が

大神官には全く通じないからでした。

 

しかし、タッシールは、

ヒュアツィンテ皇帝が

大けがをしたかもしれないので、

大神官は、

そちらへ行かなければならないと

主張しました。

結局、大神官は

ヒュアツィンテを助けに行くチームに

入れられました。

 

カルレインはサーナット卿が

クラインを護衛する役割を

果たすために、

ラティルと一緒に行くのに、

自分は好きでもない人たちと

カリセンへ行くのが

あまり気に入りませんでしたが、

彼はラティルを

失望させたくありませんでした。

 

カルレインは、

速いスピードで前を走っている

大神官に、

ヒュアツィンテ皇帝は、

パランガジェ山のどこに

閉じ込められているのだろうか。

山が大き過ぎると

不平を漏らしました。

大神官は吸血鬼や黒魔術師よりも

勢いよく山を登りながら

それは自分たちの誰も知らないと

答えました。


カルレインは眉をひそめて、

それは困る。

2時間以内に皇帝を見つけなければ、

死んでしまうと言いました。


彼の視線は自然に

ゲスターに向けられました。

彼は大臣館を意識しているからか、

今は仮面を付けていませんでしたが、

照れくさそうな表情の下で

目つきが殺伐としていました。

カルレインは、ゲスターが

ヒュアツィンテ皇帝を

生きたまま救った方がいいか

死んだ方がいいか

悩んでいると確信しました 。

 

カルレインは、

タリウムに最も好意的な

ヒュアツィンテ皇帝を

きちんと救えなければ

タリウムにとって良くないと

ゲスターに釘を刺しました。

 

ゲスターはカルレインの言葉に

短く舌打ちをすると、

ある方向を指差し、

あちらに誰かが

魔法陣を設置したようだ。

あそこへ行ってみようと言いました。

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自己主張の強い側室たちを

うまくまとめるだけでなく

月楼の王子まで

今回の作戦に参加させた

タッシールの司令官としての

才能に惚れ惚れしました。

 

そして、本当は自分が

ラティルの所へ行きたかったのに

嫌いな人たちと一緒に

カリセンへ行ったカルレインも

立派だと思います。

 

ゲスターは相変わらず

下司ターですが、

おそらく連絡用の水晶玉を

提供したのは彼だと思うので、

その点は評価したいと思います。

 

今回、一番傑作だと思ったのは

メラディムに

メロンを食べさせてもらう

タッシール。

これで、月楼の王子が

タッシールを扇子で扇いでいたら、

もっと面白いだろうなと

思いました。

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