自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 473話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 見えないアニャドミスとの戦い

 

473話 姿を消しているアニャドミスがラティルに近づいています。

◇なぜ抜けるの?◇

そういえばあの皇帝。

以前にも自分に対して

変な反応をしたことがあった。

 

アニャドミスは、

クラインを攻撃しようとしたところ

ラティルが彼女を

足で蹴った時のことを

思い浮かべました。

ラティルは、その光景を

彼女の視点ではなく

アニャドミスの視点で

見ることができました。

 

クラインが「あれ?」と

声をあげると、突然ラティルが

アニャドミスを蹴り、

ラティルは、「え?」と

驚いたふりをすると、クラインに、

本当に今、拳に

何か触れた感じがしたと

叫んだシーンでした。

 

あの時は、アニャドミスから

クラインを救うために

深く考えられませんでしたが、

アニャドミスの視点から見ると、

自分の攻撃は明らかに

変に見えました。

クラインが、

アニャドミスの位置を

知らせてもいないのに、

まともに攻撃したので、

クラインが見ても、

変だと思ったに違いありませんでした。

 

アニャドミスも

ラティルと似たようなことを

考えていて、

あの時も、今も、

この皇帝には間違いなく

変なところがある。

もしかして自分が見えているのに

見えていないふりをしているのかと

考えていました。

 

その瞬間、ラティルは

本能的に危険を感知し、

身を避けました。

 

本当に見えているのか。

今、避けましたね?


アニャドミスがラティルに向かって

攻撃を浴びせたことは明らかでした。


確かに。

ロードかもしれない人間だから

何か才能があるでしょう

 

そう考えた後、アニャドミスは

ラティルを攻撃し始めました。

このまま避けてばかりは

いられなくなり、

ラティルは仕方なく

アニャドミスの攻撃を避けながら

彼女がいるだろうと思われる方向へ

足を蹴りました。

つま先に、

何か触れる感じはありましたが、

しっかり蹴った感覚は

ありませんでした。

代わりにアニャドミスが

 

やはり、何かある。

私が見えているのに

見えていないフリを

しているのかもしれない。

 

と、心の中で呟いていました。

 

幸いなことに、

アニャドミスは、

ラティルが彼女の本音を

聞いているなんて、

思いもよらないようでした。

 

幸いでないのは、

通りかかった宮廷人が

 

陛下は一人で

何をなさっているんですか?

あちらを見たらダメです。

私は何も見てない。

私は何も見えなかった。

 

とラティルが

アニャドミスと戦っているのを見て

彼女が一人で変なことをしていると

思うことでした。

 

緊急事態なんです。

私が一人で

こうしているのではない。

 

とラティルは心の中で

悪口を吐きましが、

アニャドミスの姿が見えないので

仕方ありませんでした。

 

ラティルは、

アニャドミスの考えを

読み取りながら、

彼女の攻撃をかわすのに

躍起となっていました。

攻撃している時の

アニャドミスの考えは一瞬で

言葉の形すら成していなかったので

精神を集中させなければ

なりませんでした 。

 

やはり、この皇帝は強いですね。

私を見られない状況で

これくらい戦えるなんて。

 

しかし、アニャドミスの考えを

読みながら、

辛うじて対峙している状態は、

宮廷人がラティルの方へ

近づいて来たせいで壊れました。

 

アニャドミスは、

特にそちらを狙ったわけでは

なかったものの、

通りかかった宮廷人が

「陛下」と呼びながら

アニャドミスの

攻撃範囲に入って来ると、

彼女は、

一気にそちらに標的を変えました。

 

ラティルは剣を取り出して

攻撃を防ぎました。

剣と金属がぶつかる音が聞こえると

宮廷人は冷や汗をかきました。 

これは一体何事なのかと

彼は、尋ねました。

 

説明する暇もなかったので

ラティルは、

彼を横に押しのけました 

 

陛下、今、何か・・・

 

と宮廷人が言葉を終える前に、

アニャドミスが

ラティルを狙うために

再び、宮廷人を狙おうという

彼女の計画が、

一瞬、頭の中に入って来ました。


その見え透いた行動を知りながらも

処理するのが困難な状況で、

ラティルが、

他の剣をもう一本取り出す瞬間、

ギルゴールがアニャドミスを

後ろから攻撃しました。

 

屋根から飛び降りた彼は、

アニャドミスのいそうな方へ

対抗者の剣を、

鞘ごと振り回しました。

彼は、その剣を抜くことが

できないからでした。


剣が当たったかどうかは

分かりませんでしたが、

アニャドミスが、

ギルゴールを罵倒する声が

聞こえました。

 

その間にラティルは、宮廷人に

口の形で、クラインと知らせました。

宮廷人は、アニャドミスを

見ることはできませんでしたが、

剣がぶつかる音を聞いて

見えない敵の存在に気づいたようで、

頷くと、

急いで回廊を駆け抜けました。

 

どこへ行くんだ?

 

アニャドミスは宮廷人を

捕まえようとしましたが、

ギルゴールがアニャドミスの動線

阻みました。

それを見るや否や、ラティルは

アニャドミスが、

ギルゴールを避けた場合、

通りそうな地点を蹴りました。

 

足に何かが触れるような感じがし、

アニャドミスは悪態をつきました。

 

姿を隠していると気が散る。

 

それを聞いたラティルは、

アニャドミスが

姿を消しているためには、

ずっと気を使う必要があることを

知りました。

 


ラティルは、アニャドミスの気配や

パッと駆け抜ける考えに集中したまま

ギルゴールに、

今、何かがいるけれど、見えるかと

尋ねました。

 

ギルゴールは、

自分の元弟子がいるようだと

答えましたが、ギルゴールが

ラティルのことを、

お弟子さんと呼ぶのを聞き、

アニャドミスは、

 

あの皇帝はロードなのに、

どうしてギルゴールは

お弟子さんと呼ぶのか。

前に私の命を奪った時に、

心変わりをして、

ロードの味方になることにしたのか。

 

と心の中で呟きました。

 

ラティルはギルゴールに、

アニャドミスが見えるかと

尋ねました。

彼は、自分も見えないけれど、

気配は感じられると答えました。

ラティルとアニャドミスは同時に

彼は怪物なのかと思いました。


やはり、ラティルも

アニャドミスが動く時は

何となく人の気配を感じましたが、

アニャドミスがじっとしていると

何の音も聞こえなかったので、

彼女の気配を感じるのが

不思議でした。

 

ギルゴールが、彼女は

お嬢さんの右斜め前にいると言うと、

面倒臭い奴だと、

アニャドミスが悪口を

言うところを見ると

彼の言うことは

合っているようでした。

ラティルは

ギルゴールが教えてくれた所を

見つめた瞬間。

アニャドミスが、

短剣をこちらに投げようと

しているのが分かり、

ラティルは急いで腰を下げました。

 

何かが頭の上を掠めながら、

後ろで、柱が割れる音を立てている間に

ギルゴールは対抗者の剣を

ラティルに投げつけ、

自分の槍を取り出して振り回しました。

ラティルは対抗者の剣を抜いて

握りました。 

 

あの皇帝はロードなのに、

どうやって、あの剣を抜いたのかと

アニャドミスが戸惑っているところへ

クラインが急いで回廊を走って来て、

あの時見た、あの赤毛の女性が

ギルゴールの近くの柱の前にいると

叫びました。

 

ギルゴールが、

そちらに槍を振り回すと、

クラインは、横に避けたと叫びました。

彼の後ろに宮廷人がいるのを見ると、

彼はラティルの命令通り、

きちんとクラインを

呼んで来たようでした。

 

クラインは、慌てて

上へ逃げたと叫びました。

ギルゴールは、その方向を追うように

視線を動かしました。

 

ラティルは、

彼女を追いかけた方がいいかと

ギルゴールに尋ねました。

これ以上、距離が開くと、

ラティルはアニャドミスの本音が

読めなくなるし、

彼女は逃げただけで、

結界の外に出たわけではないので

今逃したら、

どんなことが起こるか

分かりませんでした。

 

ギルゴールは、

今、アニャドミスを相手にできるのは、

彼女が姿を消しているからだと思うと

答えました。

 

ラティルは、自分もそう思う。

ギルゴールが壊した、

あの地下城に行った時、

アニャドミスは、

今よりもっと強かったと話しました。

 

ギルゴールは、

それもそうだけれどと

何か話そうとしたところで、

チラッとクラインの方を見ました。

クラインは、

二人は何を話しているのかと

ぼんやりとした表情で

ラティルとギルゴールを

交互に見ていました。

 

ラティルはイライラして

唇をかみしめ、

カルレインとアイニの

どちらの方へ行くべきかと

尋ねました。

 

ギルゴールは、

どちらを守りたいかと尋ねました。

ラティルは、

感情的にはカルレインで、

理性ではアイニだと答えました。


アニャドミスがカルレインを

奪っていくことを考えると、

おのずと怒りがこみ上げてくるけれど

アニャドミスは

カルレインの命を奪うことは

ありませんでした。

しかし、アイニの命は、

すぐに奪おうとするだろうし、

アイニが死んだら、

アニャドミスはさらに強くなるので

危険でした。

 

ラティルはギルゴールに

アイニの所へに行くよう頼み、

自分はクラインとザイシンを連れて

カルレインの所へ行くことにしました。

 

ラティルは後になって、

なぜ、ギルゴールが

ここにいたのかという疑問が

浮かびましたが、

すでにギルゴールは消えていました。

ラティルはクラインの腕を引っ張り

ザイシンの所へ行くと告げました。

◇アニャドミスの狙い◇

クラインは、

何があったのかと尋ねました。

ラティルは、

ロードが来た。

アイニかカルレインのどちらかを狙うと

答えました。

 

クラインは、

ロードが来たことは自分も知っている。

地下城とは何なのか、

そのロードが、どうして、

カルレインとアイニ皇后を狙うのかと

尋ねました。

 

ラティルは、

後で話すと答えました。

クラインは、

本当に話してくれるのかと

疑いながらも、

彼女の後を付いて行きました。

 

すでに、

異様なオーラが漂っていることを

感知していた大神官は、

部屋の前に出ていました。

ラティルは

ロードが宮殿内に入って来た、

カルレインを狙うかもしれないので

そちらへ行くと返事をしました。

 

ザイシンは頷き、ラティルは急いで

カルレインの部屋へ行きました。

そこは、外に比べて、

それなりに平和で

カルレインは、上座のソファーに座り、

両側のソファーには、

ゲスターとサーナット卿が

それぞれ座っていました。

そばにはデーモンが

レッサーパンダを抱いて

立っていました。

 

クラインを見るや否や、カルレインは

なぜ、チワワを連れて来たのかと

質問したせいで、

すぐに部屋の中が騒がしくなりましたが

状況が状況なので、

今回はクラインも、

数回、抗議しただけで

すぐに静かになりました。

 

ラティルは、来る途中で

アニャドミスと戦ったと話すと、

カルレインとサーナット卿と

ゲスターが、

「大丈夫ですか?」と聞きながら

同時に立ち上がりました。

 

ラティルは、大丈夫。

途中で、

アニャドミスが逃げてしまい、

彼女がアイニの所へ行くか、

カルレインの所へ行くか分からなくて

こちらへ来たけれど、

来ていないようだと話しました。

 

ラティルは、イライラしながら

あたりを見回した後、

ガーゴイル

アニャドミスの位置を

知ることはできないかと尋ねました。

 

ガーゴイルは、

分からないと答えると、

先程、ラティルが

彼のことをタヌキと呼んだので、

自分はレッサーパンダだと

訂正しました。

 

しかし、クラインが、

タヌキがしゃべっていると驚いたので

ガーゴイルが、もう一度、

自分はタヌキではなく

レッサーパンダだと、

繰り返している間、ザイシンは、

ぼんやりとその光景を眺めながら、

祈っていました。

 

ガーゴイルが悲鳴を上げた時は、

自分たちだけが

聞くことができたのに。

今は、ガーゴイルの声を

聞くことができるのか。

それとも、あの時も聞こえたけれど

来なかったのだろうか。

それとも、今はガーゴイル

皆に聞こえるように話しているのかと

ラティルは訝しみましたが、

この件は、後で

ガーゴイルと大神官に尋ねることにし

焦る気持ちで窓際に近づきました。

 

カルレインが心配そうに

ラティルの後ろに近づき、

心配なら、皆で

アイニ皇后の所へ行ったらどうかと

提案しました。


ラティルはゲスターとサーナット卿を

見ました。

アイニは、

カルレインが吸血鬼であることは

知っていますが、

あの二人のことは知りませんでした。

もしアイニの前で、

アニャドミスと戦うことになったら、

サーナット卿はともかくとして

ゲスターが黒魔術を使うのは

まずいと思いました。

 

しかし、ラティルは、

ゲスターに、黒魔術を堂々と使うなと

言えばいいと思い、

皆で一緒にアイニの所へ行こうと

言いました。

 

カルレイン、ゲスター、

サーナット卿、ガーゴイル

まだわけがよく分からない

クラインと大神官を連れて

再びラティルは

アイニが泊まっている客用宮殿へ

走って行きました。

状況を知らない宮廷人たちは、

その姿を訝し気に眺めました。 

 

その姿を、

屋上からじっと見下ろしていた

アニャドミスの口元が上がりました。

 

あそこに七人、

ギルゴールを入れて八人が

主な戦力なの?

 

と呟き、肩に座っているカラスに

 

そうでしょう?

 

と確認すると、カラスは

「カーッ」と一度鳴きました。

 

アニャドミスは、

あの八人以外に、

ランスター伯爵といって

狐の仮面をかぶっている

黒魔術師が一人いるけれど、

彼は、今、

どこにいるのかわからない。

けれども、彼と出くわしても、

彼は卑劣なので避ける。

今は、一番弱そうな子を連れて行くと

言って、胸の中から

ゴシップ紙を取り出しました。

 

アニャドミスは、

側室の人気投票コーナーの中から、

あの七人に含まれておらず、

とりわけ目の下が窪んでいる

側室を指差し、

この子がいいと伝えました。

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今まで、

タッシールの目の下が

窪んでいると書かれた箇所が

幾度となく出て来ましたが、

アニャドミスがタッシールを

狙おうとしているシーンで

これが使われるなんて(´;ω;`)ウゥゥ

 

ゲスターがラティルと

一緒にいなければ、

タッシールよりゲスターの方が

弱そうに見えるので、

彼を連れて行ったでしょうに、

アニャドミスは、

タッシールを狙うなんて

あんまりです。

ラティルとアニャドミスの戦いに

ハラハラさせられた後に、

ほっと一息つけたと思ったら

タッシールに危機が訪れるなんて

とても悲しいです。

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