自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

君の死を望んでいた マンガ 111話 ネタバレ プルトゥに似ている庭園

 

111話 嫌いなことを、いつまでも嫌い続けるわけにはいかないとアセルは言いました。

 

ルーは、

アセルの言葉の意味が

分かりませんでしたが、

クッキーを食べている

アセルの身体から、

皇后も自分と

遊んでくれないのかという

オーラが発せられていたので、

ビクッとしたルーは、

お菓子を、もっと食べてと

勧めました。

 

クッキーを食べている

アセルを眺めながら、

ルーは彼の言った言葉を

思い浮かべました。

2日後、カルロイは、

怪我人を、あえて食事に

招待しなければならないのかと

ミレニンに抗議しました。

 

ミレニンは、

だから気を遣って

マリナ宮に食事を運ばせた。

皇后の居心地が悪くならないように

使用人も全員下がらせたと言って

ため息をつくと、

ルーに気楽にしてと言いました。

彼女は「はい」と返事をしました。

 

ブレイズはカルロイを呼び、

ルーが彼の奥さんであることを

知っていたら、

本当に自分はルーに

話しかけなかったと、

小声で言いました。

それを聞いたミレニンは

プッと笑いました。

ブレイズはミレニンに

なぜ笑うのかと尋ねました。

 

一方、ルーは、

マハ皇帝の前で、

食べ物が口に合わない様子を

気づかれてはいけないと思い

緊張していると、ミレニンは

ルーが桃が食べられないと

聞いていると言いました。

 

ルーは、なぜそれを知っているのかと

尋ねると、ミレニンは、

朝から、カルロイは

どれだけ料理長をいじめていたことか。

昼食だけでなく、

今後、全ての食べ物から

桃を抜くことになったと答えました。

 

それに対してカルロイは、

マハでは、桃さえ

とんでもなくまずいと

文句を言いました。

 

その言葉にブレイズは、

気難しいクロイセン人は

与えられた物を食べろと怒りました。

 

ルーはフォークを手に取り、

料理を一口、口に入れました。

皇宮の料理は他とは違って

悪くないと思い、

ホッとしました。

 

一方、カルロイは、

前にも話した

征服地から持って来た

戦利品の件だけれどと話すと、

ミレニンは、

食事中に何の話をするのかと

咎めました。

 

カルロイは、

今、話を終わらせて、

一日でも早く、マハを出たいから。

とにかく、クロイセンは

マハと新たな取り引きを

するつもりはない。

その代わりに、それよりもっと

関心を持つようなことを

考えて来たと返事をしました。

 

一方、ルーは、

黙々と食事をしていました。

彼らが何を言っているのか

さっぱり分からないので、

マハ語の勉強を

もっと頑張れば良かったと

思いました。

 

カルロイはミレニンに

真剣にベルニに関心を持っているのかと

尋ねました。

ミレニンは、当たり前だ。

自分はベルニの魔法に関心が高い。

しかし、ベルニ側の北の海は

自分の魔法でも大変だし、

クロイセンが道を

明け渡してくれない限り、

内陸側の道も険しいと答えました。

 

カルロイは、

ベルニの土地は不毛だから

それも問題だ。

最近、クロイセンで

耕作魔法を開発したと言うと

ミレニンは、

どういうことか分かると

返事をしました。

 

ルーは、二人が話している様子を

眺めながら、カルロイが、

どこかへ行って死ぬと言う人には

見えないと思いました。

 

ブレイズはルーに

面白くないですよね?

皇后だと知っていたら、

あのような軽率な振る舞いを

しなかった。

せめてもの罪滅ぼしに、

きちんとマハを見物させたいと

ニコニコしながら言いました。

 

ルーは戸惑いながら

「ええ・・」と返事をすると、

ブレイズは、

マハ人は少し退屈するけれど

マヒト展望台へ行ってみるとと

言いかけたところで、

カルロイがブレイズを

睨みつけていたので

話すのを止めました。

カルロイはブレイズに、

声もかけないはずでは

なかったのかと

怖い顔で非難しました。

 

ブレイズは、

もうすぐ離婚するのだから

別にいいではないかと

ぼやきました。

 

ルーは、

自分が面倒臭がると思って

カルロイが文句を言ってくれたと

思い、微笑みました。

 

前よりは良くなったけれど、

ルーは、最近も、

たまに悪夢を見たりしました。

ルーは

悪夢は永遠に消えない。

忘れかけた頃に現れて

自分を苦しめると思いました。

しかし、ルーは今、分かりました。

 

公爵は自分の記憶の中で

だんだん消えていくだろうし

自分は、このように

力強く息をしながら生きていく。

生きているから、

今日みたいな日もある。

マハの宮殿の料理長をいじめている

カルロイの姿を想像してしまう

そんな日。

 

昔は桃を見ると、

自分が公爵の娘だということを

思い知らされて、

気分が悪かったけれど、

自分が桃が食べられないという

事実さえ知らなかった

カルロイのことも思い出した。

これからは、桃を見ると、

今日のことを思い出しそうだ。

 

生きて行くうちに、

悪い記憶を新しい記憶で

塗り替えられるようなことが

増えればいいと、

ルーは心の中で、

母親に話しかけました。

 

大雨の日。

ルーはメアリーに傘を差してもらい

庭を歩いていました。

ルーは花を見つめながら、

ここの庭はプルトゥに似ていないかと

メアリーに尋ねました。

 

メアリーは同意し、

ラ・ソルティオは

プルトゥと全く違っていたと

答えました。

 

ルーは、

雨のせいで折れてしまったと

思いながら、

石の上に倒れている黄色い花に触れ

それを摘むと、メアリーは

少し離れた所に、

礼拝堂があるのを見つけました。

 

ルーは、そこへ行ってみないかと

提案すると、メアリーは、

ルーさえよければと答えました。

 

そして、ルーとメアリーが

礼拝堂に近づくと

暗い顔をしたカルロイが

俯きながら座っているのを発見し、

ルーは戸惑いました。

彼女は、カルロイが

一人でどこかへ行って

死んでしまうのではないかと

心配しました。

 

カルロイはルーに気がつくと、

自分はもう行くので

ゆっくりしていけと言いました。

しかし、ルーは

そのままいるようにと告げると、

メアリーに席を外すよう頼みました。

そして、カルロイの隣に座りました。

 

カルロイもルーも

ぎこちなさを感じていましたが

先にルーがカルロイに、

こうやって外へ出ても大丈夫なのか。

傷はどうなのかと尋ねました。

カルロイは、

このくらいは大丈夫だと答えました。

 

ルーは、

何を考えていたから、

そんな風に座っていたのかと

尋ねました。

カルロイは、

特に何も考えていなかったと

答えました。

 

ルーは、

自分は、プルトゥのことを

思い出していた。

ここは、まるで

プルトゥの庭園みたいだと

言いました。

カルロイはビクッとしました。

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ルーは、

最初カルロイを見つけた時に

他の場所へ行くこともできたのに

それをせずに、

ルーを発見したカルロイが

去ろうとするのを止め、

彼の隣に座りました。

ルーの母親が亡くなった直後の

カルロイに対するルーの態度とは

雲泥の差だと思います。

 

当時のルーは

カルロイを憎むことでしか

生きる力を得られなかったけれど

色々な人の助けにより、

少しずつ立ち直ることができました。

彼に対する憎しみは

まだ、いくらか残っているかも

しれませんが、

辛い場所でしかなかった

プルトゥのことを 

懐かしむようになれたのは、

そこでは

悪いことばかり起こったのではなく

一筋の希望もあったことを

思い出したのかもしれません。

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