自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

君の死を望んでいた マンガ 112話 ネタバレ 傷痕があっても生きていける

 

112話 ルーは滞在している宮殿の庭がプルトゥに似ていると言いました。

 

カルロイは、

ここはプルトゥの庭を真似て

作ったから。

たぶん、この宮殿で

見るに値する唯一の場所だと思う。

宮殿ではなく、マハ全体でと

言ってもいいと思うと

返事をしました。

 

ルーは、

大公(ブレイズ)が

マヒト展望台の話をしたけれど、

そこも、何だか今一つだと思うと

言って、ため息をつきました。

 

カルロイは、

大公の言う通り、

そこは悪くないと言いました。

ルーは、本当だったのかと

思いました。

 

ルーは、

ソルタはこうではなかったと

ため息をつくと、カルロイは、

ルーがソルタを気に入ったようだと

指摘しました。

ルーは頬を染めながら

本当に良かったと返事をし、

カルロイにも、

ソルタの感想を聞きました。

彼は、

行ったことがないので分からないと

答えました。

 

ルーは、

行ってみるつもりはあるかと

尋ねました。

カルロイは、

それも、よく分からないと答えました。

 

ルーは、

それならば、カルロイは、

一体、何を考えているのかと

尋ねました。

彼は「わからない・・」と呟きました。

 

聞くまでもなく、

自分にすまないと

思ってばかりいるのだろうと

推測したルーは、

プルトゥに初めて来た時、

カルロイは雨が嫌いだと

人々が言っていたのを聞いた。

だから、カルロイは

自分のことを忘れたと思った。

自分はカルロイに会ってから

雨の日が好きになった。

雨が降ると、

カルロイのことを思い出したから。

プルトゥでは、

うんざりしていたけれどと

話しました。

それは、ルーとカルロイの関係が

全て終わってしまったと

ルーが考えていたからでした。

 

カルロイは、

雨が嫌いなのではない。

ただ、耐えられなかった。

ルーとの約束を守れなかったから。

自分は、いつも

ルーを壊しているようだと

返事をしました。

 

ルーは、

本当に自分は壊れたのか。

もしかしたら、

そうかもしれないと思いましたが、

カルロイに、

彼が背中を怪我したのは

自分のせいかと尋ねました。

カルロイは、違うと否定しました。

 

ルーは、

ベルアマルのせいか。

その尻尾で怪我をしたのだからと

尋ねました。

カルロイは、

マハのせいだと答えました。

ルーも、自分のせいで

カルロイが怪我をしたとは

思わないと言いました。

 

カルロイは、

それとは話が違うと言いましたが、

ルーは、それを否定し

同じだと言いました。

 

ルーは、

自分もいつかは

何も思わなくなる。

傷痕は残るだろうけれど、

多くの人が傷痕を持っていても

生きて行くからと話しました。

 

そして、

まだ生きる理由は

特に見つかっていないけれど

死ななければならない理由もない。

母は、ジェインからの手紙が

自分に届く前に自ら命を絶った。

ようやく、今になって、

自分がどうしても

母親を生かすことが

できなかったことを

受け入れることができると

思いました。

 

カルロイは立ち上がると、

雨が少し収まったので

戻ろうと言いました。

ルーは「はい」と返事をしました。

 

ルーは、

カルロイが苦しむことを

願った時があった。

とても死にたくて、

自分1人だけが、

こんなに不幸であることが悔しくて

カルロイを愛した分、

彼のことが恨めしくて、

そんな自分の願いを

叶えてくれたのか、

カルロイの世界は、

いつも雨が降っている。

でも、おかしい。

それで満足できない。

カルロイの心に降る雨は、

一体、いつ止むのだろうかと

考えました。

 

ルーは、

雨が降っている庭園の絵を描き、

メアリーは刺繍をして、

アセルとジェインは

向かい合って座り、

アセルはクッキーを食べていました。

 

ジェインはアセルに、

この変な香りのするお菓子が

本当に美味しいのかと尋ねました。

アセルは美味しいと

嬉しそうに答えました。

ジェインは、

それならば、これも食べてみてと

お菓子を差出し、

まさか、これも美味しいのか。

これが、なぜ美味しいのかと

抗議しているのを聞き、

ルーは苦笑しました。

アセルは膨れっ面をして、

クロイセンの料理は味が薄いと

文句を言いました。

 

メアリーはジェインのことを

恥ずかしく思いながら、ルーに

絵は上手く描けているかと

尋ねました。

ルーは、少し難しいけれど

コツを掴んだみたいだと

答えました。

 

ルーの母親の絵を見たミレニンは

自分で絵を描くなんて

変わった趣味だ。

水彩画は描けるのかと尋ねました。

ルーは冷や汗をかきながら、

水彩画は、まだ描いていないと

答えました。

 

すると、ミレニンは

材料を用意するので、

これを機会に

水彩画に挑戦するように。

マハには、油絵の材料が

あまりないのが残念だと

言いました。

ルーは嬉しそうに

お礼を言いました。

ミレニンは、自分のせいで、

ここに足止めしているのだから

このくらいはしてあげないとと

言いました。

そして、この前、見せた魔法は

どうだったか。楽しかったか。

見たい魔法はあるか。

何でも言って欲しい。

見せてあげるからと言いました。

 

ルーは頬を染めながら、

ミレニンは自分勝手だけれど、

思ったよりいい人みたいだ。

そんな人が、

3人の夫の命を奪っただなんて

マハは、本当によく分からないと

思いました。

 

ルーは絵を描いている途中で、

マヒト展望台が

すごくいいという話を聞いた。

マハを発つ前に、

一度、行ってみるのもいいと思うと

提案しました。

 

アセルは、

自分は、そこを知っているけれど

今、行ってみたらダメかと尋ね、

いつも、宮殿の中にだけいるのは

もう飽きたと言うと、

ジェインも同感し、

メアリーにも、

一緒に行こう。

マハまで来たのに、

もったいないと誘いました。

 

メアリーはカッとして、

恐ろしいことを言うな。

自分はもう、

このひどい所を出歩きたくないと

返事をしました。

 

しかし、ジェインは

ウルウルした目でルーに訴えかけ

口の周りにお菓子を付けたアセルは

しょんぼりしているので、

ルーは仕方なく、

分かった、行こうと言いました。

ジェインは喜びました。

 

ルーはメアリーに、

ここに残って休んでと

言いましたが、彼女は、

ルーが行くのに、

自分が残るわけにはいかないと

返事をしました。

しかし、ルーは

ジェインもいるから大丈夫。

ミレニンには、

少しマヒトだけ見て来る。

アセルが一緒に行くから

心配しないでと

伝えて欲しいと言いました。

メアリーは承知しました。

 

ルーは、アセルに、

出かけても本当に大丈夫なのかと

尋ねました。

アセルは、

大丈夫でないといけないと

答えました。

ルーとアセルとジェインは

マヒト展望台ヘ向かいましたが、

街中を歩いている時、

人々がルーを見るので、ジェインは

ルーの顔を、きちんと隠して

出てくれば良かったと囁きました。

人々は異様な目で、

ルーを見つめていました。

 

ルーはアセルのマントにしがみつき

あと、どのくらい歩けばいいのか

尋ねました。

アセルは、もうすぐだと答えました。

ルーは、

アセルが相当無理をしていると

思いました。

 

アセルが到着したと告げると

ジェインは、

「本当?」と尋ねました。

目の前に展望台があり、

アセルは、ここに上がればいいと

話しました。

 

ルーとジェインは息を切らしながら

長い階段を上りましたが、

展望台に到着すると、

目の前に美しい海が

広がっていました。

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カルロイは暗い顔をしていて

ルーと話す時は

横を向くこともあるけれど

ずっと前屈みの姿勢。

一方、ルーは、背筋を伸ばし、

何のこだわりもなさそうに

普通にカルロイと

話している様子から、

子供の頃の彼女に

戻りつつあるのではないかと

感じられました。

子供の頃のルーに戻れば、

彼女はカルロイの心の中の雨を

止ませることができると思います。

 

次回は、1週間後に更新予定です。

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