自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 502話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ ギルゴールとカルレインの賭け

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502話 クロウは黒魔術師たちを集めるのに失敗してしまいましたが・・・

◇未練は残すな◇

洞窟に戻って来たクロウは、

アニャドミスに、

手ぶらで行って手ぶらで帰って来たと

皮肉を言われました。

彼女は棺桶に横たわったまま

読書中でした。 

そして、アニャドミスは

本をめくりながら

成果がなかったようだと言うと

クロウはしょんぼりして

肩を落としました。

彼は、隠れ家を埋め尽くすほど

部下たちを連れて来ると宣言して

出て行ったのに、

手ぶらで戻って来たことを指摘され、

恥ずかしくなりました。

 

クロウは、

仕事は順調に進んでいたけれど

変な女と狐の仮面をかぶった男に

邪魔されたと言い訳をしました。

 

アニャドミスは本を閉じて

クロウの方へ顔を向けると、

変な女と狐の仮面?と

聞き返しました。

 

クロウは、

変な女は黒魔術の攻撃を蹴散らし

狐の仮面をかぶった男は

とんでもないレベルの黒魔術を

駆使していたと話しました。

 

アニャドミスは、

もしかして、その女は、

皇帝かと尋ねました。

クロウは少し考え込んだ後、

首を横に振り、

皇帝ではない。

以前タリウムの宮殿に行った時、

遠くから、皇帝の姿を

チラッと見たことがあるけれど

自分を邪魔した女性とタリウム皇帝は

明らかに外見が違ったと答えました。

 

アニャドミスは舌打ちをし、

自分は早いうちから、

狐の仮面には用心しろと教えたのを

忘れたのかと尋ねました。

 

そうでなくてもクロウは、

皇帝のことを聞かれたのと同時に、

その言葉を思い出していましたが

当時、アニャドミスが、

狐の仮面をかぶった黒魔術師の

ランスター伯爵に気をつけろと

言ったことまで思い出すと、

彼がランスター伯爵だったのかと

自責しました。

 

アニャドミスは、自分の忠告を

忘れてしまったのかと尋ねました。

クロウは、その黒魔術師が、

ダークリーチャーたちを

急に大量に呼び出したので、

何だか、とんでもない

黒魔術師だと思ったと答えました。

 

アニャドミスは本を開いて

文字の方へ視線を移すと、

知っている。

元々とんでもないレベルだったと

返事をしました。


クロウは、ロードが

違う黒魔術師を褒めるのが嫌でしたが

彼の目にも、あの黒魔術師の実力は

並大抵ではありませんでした。

 

アニャドミスは、本をめくりながら

結局、タナサン付近の黒魔術師たちを

連れて来られなかったのかと

尋ねました。

クロウは「はい」と答え、

狐の仮面が何かしたのか、

一度逃げて戻ったけれど、

自分の領域なのに、

再び入ることができなかったと

説明しました。

 

アニャドミスは、

ランスター伯爵が黒魔術師たちを

連れて行ったのか。それとも、

全員の命を奪ったのかと

尋ねました。

クロウは答えられませんでした。

 

しかし、アニャドミスは

彼の返事を期待してはいなかったので

平然と本をめくりながら、

とりあえず、今までやっていた通り

ダークリーチャー部隊を

作り続けるように。

できなかったことに

未練を残しても無駄だと指示しました。

 

クロウは「はい」と返事をし、

ずっと頑張って

作り続けていると言うと、

それでどこを責めるつもりなのかと

尋ねました。

 

アニャドミスはゆっくり口元を上げると

聞こえるようで聞こえない声で

返事をしました。

その言葉に、クロウは目を大きく見開き

そこを攻めるのかと尋ねました。

◇賭け◇

晩冬とはいえ、特に暖かい日。

タナサンへ行く時は、

急いで移動したので、

あまり休むことができませんでしたが

荷車いっぱいに

タナサンの王が用意してくれた

お礼の品が載っていて、

スピードを出すのが

大変だったこともあり、

帰りは、少し余裕を持って

移動していました。

 

この間、ラナムンは

正座で馬車に座って瞑想しました。

副団長は、平和を守りたいという

正義感を示し、

ギルゴールは馬車の上でウトウトして

欠伸をしました。

カルレインは吸血鬼の傭兵たちと

集まって移動しながら、

自分たちだけで話をしました。

他の聖騎士たちと人夫たち、

兵士たちも、

緊張することなく移動しました。

 

陽気のおかげで、

のんびりとした雰囲気の中、

一番忙しく動いているのは、

タナサン王がゲスターに付けた

使用人だけでした 

 

ネイトンという名の使用人は

出発した時から今まで、

一体、いつ休むのかと思うほど

休まず動いていました。

 

ゲスターが

馬車から乗り降りする時には

彼を支え、

喉が渇いた様子が見えただけで

水を持って来るし、

旅館に泊まるようになった時は、

ゲスターが入浴している間、

熱い石で布団を温めておきました。

 

今も、ゲスターが

馬車の窓を開けただけなのに、

急いで走って来ました。

ゲスターは、

そんなネイトンをじっと見つめ、

穏やかに笑うと、

窓の外を見たいだけなので

大丈夫だと遠慮しました。

しかし、ネイトンは、

おやつを持って来ることを提案し

おやつを食べながら景色を見ると

もっといいと思うと勧めました。

 

しかし、ゲスターは、

自分は乗り物酔いがひどいので、

おやつを食べたら

気持ち悪くなると返事をしました。

ネイトンはゲスターに謝りました。

ゲスターが微笑むと、

ネイトンはすぐに後ろに下がって、

ゲスターが景色を見るのに

邪魔にならないようにしました。

 

その気さくな態度に、周りの人たちは

タナサンの王は

とても立派な使用人を送ったと

感心しました。

 

人々は、

ネイトンは本当に親切で優しくて繊細だ。

王様は彼を送るのを

惜しんだのではないか。

今回、タリウム

大いに助けられたことが

とても気になっているのだろう。

ハンサムなので、ハーレムにいれば

皇帝の目に留まるかもしれないと

ひそひそ話していると、

ネイトンは、その雰囲気だけで、

人々が自分を褒めていることに

気がつきました。

ネイトンは謙虚な笑みを浮かべて

頭を下げましたが、

心の中では満足していました。

 

ネイトンはタナサンの王に、

一瞬でもいいので、

タリウム皇帝の心を捉えるように。

皇帝の心を掴めたら、

両親に貴族の爵位を与えると

言われました。

彼の両親が貴族になれば、

彼も貴族になるということでした。 

貴族の爵位を受けなくても、

タリウムの皇帝の寵愛を得て

側室になるだけで、

人生を変えることができました。

 

ネイトンは、

風が少し冷たくなっただけで

咳をするゲスターを

横目で見て満足しました。

 

ギルゴールという者は

一体何を考えているのか分からないし

ラナムンという者は横柄で傲慢。

カルレインという者は怖い。

しかし、

ゲスターは優しくて気弱なので、

相手にしやすい。 

ゲスターの心を掴んで

そばにいるようになれば、

自然と皇帝に会う機会も増えるだろう。

あんなに病弱なので、

もしかしたら皇帝が

頻繁に見舞いに来るかもしれない。

そうすれば、自分が案内することも、

傷心の皇帝を慰めることもできる。

美男に弱いという皇帝であれば

一旦、自分の美しい外見と

優しい人柄を目の当たりにすれば、

すぐに関心を持ってくれるだろうと

ネイトンは、

晴れやかな未来を想像しながら

笑顔を隠しました。

 

そして、その様子を

馬車の上で見ていたギルゴールは、

隣で馬に乗って行くカルレインに

賭けをしようと提案し、

自分は下司ターが

あの人間の命を奪うのに

100万バルトと賭けると言いました。

 

カルレインは

ギルゴールの視線が

向けられている所を見た後、

情けない目でキルゴールを見つめ、

そんなことで賭けをしたいのかと

ぼやきました。

 

ギルゴールは、

面白いではないか。

自分は、あれほどまでに

野心に満ちた人間たちが好きだと

言いました。

 

舌打ちしたカルレインは、

わざとそばに置いて

いじめるのに100万と、

冷たく答えました。

◇忘れられていた人◇

きちんと避難所ができているか

もう一度視察に出かけ、

大神官を訪れて、

お守りと聖水がどの程度

作られたのかを確認し、

世界のあちこちで起こっている

怪現象に関する報告を受けるなど、

ラティルの日常は

忙しく流れて行きました。

 

ラティルが直接目撃した  

タナサンの国境の村の人々が

失踪した事件も、情報源を通じて

改めて聞くことになりました。


聖騎士団の明鏡酒が

そこで怪しい男女を発見したけれど

黒魔術師の集団が

彼らを連れ出しました。

その後、彼らを追跡したけれど、

幸い彼らは犯人ではなかった。

ラティルがタナサンに送った

百花繚乱の聖騎士が

黒魔術師たちに捕まっていたけれど、

彼らが助けたおかげで

彼らの誤解が解けた。

 

自分が関係していることを

他人の話のように聞くと

少し照れくさかったものの、

ラティルは知らないふりをして

慎重に頷きました。  

 

まだタナサンを出発した一行は

戻って来ていませんでしたが、

以前と違って、今回は少しずつ

関連情報が耳に入って来ていたし、

ギルゴール、ラナムン、アイニ、

吸血鬼傭兵10人と聖騎士20人の他に

ゲスターがそこにいることを

知っていたので、

以前ほど不安ではありませんでした。

 

そのようにラティルは穏やかな気持ちで

タナサンから側室たちが戻ってくるのを

待っていましたが、

突然、クラインだけに、

まだ真実を話していないことを

思い出しました。

 

また、彼が拗ねているかもしれないと

心配したラティルは

カレンダーを確認しながら、

自分が最後に

クラインに会ったのはいつかと

サーナット卿に尋ねました。

彼は視線を逸らしました。

 

それは、

教えたくないという意味なのか。

それとも、長い間、

会っていないという意味なのか

分からず、

ラティルは頭を抱え込みました。

 

大神官に真実を打ち明けに行ったら

百花にも、

それを知られることになったり、

タナサンでの出来事が

相次いで起こったため、

クラインのことを

あまり気にすることが

できませんでした。

 

しかも、最後に会った時、クラインは

ラティルが彼を除いた他の側室とだけ

何かをするということを知って

不安に思っていただけでなく、

臨時のハーレムの責任者になったけれど

宮廷人たちはタッシールだけを頼り

クラインを無視していることでも

ストレスを受けていました。

 

クラインが心を痛めていると

思ったラティルは、その日の夕方、

業務が終わるや否や、

庭師に頼んで大きな花束を作った後、

それを抱えてクラインを訪ねました。

 

ラティルが

巨大な花束を持って近づくと、

ちょうど部屋の扉を開けて

出てきたバニルが

明るい顔で挨拶をしました。

 

ラティルは、

クラインが中にいるかどうか尋ねると

バニルは、クラインが

いつ皇帝が来るのか

いつも気にしていたと答え、

急いで外の扉を開けると、

内側の扉を叩き、

ラティルが来たことを告げると

急いで扉を開けました。

ラティルは花束が潰れないよう

気をつけて部屋に入りました。

そして、クラインに、

 

あなたは花が好きでしょう?

 

と声をかけましたが

 

あれ?クラインは

花が好きだったっけ?

 

と少し戸惑いました。

それでも、ラティルは明るい顔で

部屋を見回しました 。

ところが、

机の椅子が引かれていたり、

布団がクシャクシャになっていたりと

明らかに生活感があるのに、

クラインの姿は見えませんでした。


ラティルはバニルに

クラインがいないけれど、

どこに行ったのかと尋ねました。

ラティルの質問に

廊下に立っていたバニルが

「え?」と聞き返すと

彼は目を丸くして、

急いで中へ入ってきました。

 

バニルは、

そんなはずはない。先程まで、

あそこで日記を書いていたと言って

机を指しました。

その上には

日記帳のようなノートは

ありませんでしたが、

万年筆が転がっていました。

ラティルはその前に近づくと、

キャップを閉めていない

万年筆を手に取り、

開いた窓を見つめました 。

 

もしかしてクラインは逃げたのかと

言うと、

バニルも同じことを考えたのか、

真っ青な顔で、急いで窓際に駆けつけ、

クラインを呼び、

そこにいるのかと叫びました。

 

そうしているうちに

突然バニルは言葉が詰まり、

口をパクパクさせながら

ラティルの方を振り返り、

彼女の顔色を窺いました。

そして、どうしたらいいか

困っているように

目を丸くしました。

 

ラティルは、

クラインがそこにいて、

彼がいることを知らないふりをしろと

言われたのだと思いました。

しかし、知らないふりをするには

ラティルはとても近くにいたし、

バニルは表情を管理するのに

失敗していました。

 

ラティルは手を後ろで組んで

窓辺にゆっくりと歩いて行きました。

何か言おうとするバニルに

静かにするよう合図したラティルは、

バニルを横に退けて、

頭を突き出しました。

茂みの間から、

クラインの銀色の髪が見えました。

なぜ、隠れているのか。

知らないふりをしてあげないと

いけないのかと

ラティルは考えました。

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ラナムンは横柄で傲慢だけれど

誰かを傷つけたりしないし、

ギルゴールは

何か目的でもない限りは、

人に手出しをしないと思います。

カルレインも見た目は

怖いかもしれないけれど、

人を襲ったりはしないです。

おとなしくて、か弱そうで

虫も殺さないように見える

ゲスターが、

実は、一番怖いということを

ネイトンが知らないのが哀れです。

ゲスターは、きっと、彼のことを

うざいと思っているのでしょうけれど

人前では、

それを、おくびにも出さないのは

ある意味、凄いと思います。

 

カルレインはギルゴールのことを

嫌っているけれど、

彼の提案した賭けに乗るということは

彼も、ゲスターがネイトンを

どうするのか、内心、

興味があるのかもしれません。

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