自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します 331話 ソビエシュの回帰 6話 ネタバレ 原作 あらすじ ソビエシュに無反応のナビエ

f:id:myuieri:20210206055100j:plain

 

外伝69話 ソビエシュは侍従に、ナビエの所へエビ料理を運ばせ、彼が戻って来ると、ナビエが何と言っていたか期待していましたが・・・

 

侍従は、

ナビエがエビだけ受け取り、

ソビエシュのことは

何も聞かなかったと答えました。

 

ソビエシュは、

ナビエが心配そうな表情を

していなかったかと尋ねましたが、

侍従は消え入りそうな声で

「なかった」と答えました。

 

ソビエシュは

侍従を下がらせると、

ソファにもたれかかりました。

失望感が押し寄せてきましたが、

ナビエが海老を受け取ってくれたので、

良かったと考えるようにしました。

ソビエシュは軽い風邪でしたが、

夕食の時間になると、料理長が

何か食べたい物があるかと

聞きに来ました。

 

ソビエシュは、

自分の記憶よりも若い料理長を

夢の中の人物を眺める気分で

凝視したまま、

ナビエが好きなトマト料理を

彼女に送れば、

どんな反応をするか

推測してみました。

 

ナビエが喜んでくれるかどうか

不安でしたが、ソビエシュは

トマトを使った料理を作って

皇后に送るよう指示しました。

 

料理長は、ソビエシュにも

同じものを用意した方がいいか

尋ねましたが

彼は、キノコスープでいいと

答えました。

しかし、すぐに考えを変え、

トマトスープを頼みました。

 

ソビエシュは

トマトスープを受け取ると、

できるだけゆっくりと

食事をしました。

もし、ナビエがやって来たり、

人を送って寄こした時に

自分もトマト料理を食べていたことを

見せたかったからでした。

 

食事が終わった後も、

器を前にして

扉を見つめ続けるソビエシュに

下男が

皿を片付けることを提案しましたが

ソビエシュは首を横に振りました。

 

ソビエシュは、テーブルの前で

40分待ちましたが

西宮からは誰も来ませんでした

1時間後、ソビエシュは下男を呼び

食器を片付けさせました。

 

ソビエシュの理性は、

ナビエが今、自分と

話したくないことを

教えてくれました。

しかし、

本当に過去に戻って来たのか、

一時的に戻って来たのか

分からないため、

ソビエシュは時計を見る度に

恐怖に襲われ、焦りました。

彼の耳に、時計の針の幻聴が

聞こえて来ました。

夜の10時頃。ソビエシュは

これ以上我慢できなくなり

西宮へ行ってみました。

 

目覚めた時に、

現実に戻っているかもしれないと

考えると恐怖を覚え、

その前にナビエの姿を

もう一度、見ておきたいと

考えたからでした。

 

ソビエシュは近衛騎士たちが

付いて来るのを断って、

西宮の階段を駆け上がると

ナビエの部屋の前で立ち止まり

それから扉を開けました。

 

応接室のソファーに座って

お菓子を食べていた侍女たちが

驚いて立ち上がりました。

あまりにも驚き過ぎて、

挨拶するのも忘れましたが

真っ先にイライザ伯爵夫人が

挨拶すると、

他の侍女たちも次々と挨拶しました。

 

ソビエシュは

落ち着いたふりをして頷くと、

皇后のことを尋ねました。

皇后は寝室にいるけれど、

皇帝に会いたがらないため、

どう対応すればいいのか

侍女たちは困っている様子でした。

 

ソビエシュは、

皇后に聞きたいことがあると

伝えてくるよう指示すると、

ローラは素早く

寝室の中に入りました。

 

侍女たちは、

わずか数日で、突然行動が

180度変わってしまった皇帝を

妙な視線で見つめました。

しかし、それよりも、皇帝が

何十年も別れて

やっと出会った恋人を見るように

皇后を見つめていることに

一番、混乱していました。

 

侍女たちが自分のことを

怪しんでいることに、

ソビエシュは気づいていましたが、

知らないふりをして

閉まった扉だけを見つめました。

 

どれだけそうしていたのか。

扉が一度少し開いて止まり、

すぐに半分ほど開いて、

ローラが一人で出て来ると、

皇后は、すでに休んでいると

丁寧にソビエシュに伝えました。

 

ソビエシュはローラの様子から

それが嘘だということに

気づきました。

しかし、ソビエシュは

知らないふりをして、

自分が来るのが遅すぎたと

告げました。

 

ソビエシュは、

自分が来たことは

皇后には言わないようにと言って

立ち去りました。

ローラは、

ソビエシュが完全に見えなくなるまで

見送りました。

 

ローラは泣きそうな顔で、

皇帝が後悔して、皇后の元へ

帰って来ようとしているのに

拒否し続けても大丈夫なのかと

イライザ伯爵夫人に尋ねました。

 

彼女が答える前に、

アルティナ副団長は、

何度か会えないからといって

また他の女性に会いに行く愛情なら

いつでも、また同じことをすると

冷たく答えました。

 

ジュベール伯爵夫人も

アルティナ副団長の言葉に同意し、

皇后が、

長い間、苦労して来た気持ちを

落ち着かせて、癒すには

少なくとも数週間は必要。

けれども、皇帝は、ほんの数日間、

行き来しただけだと

付け加えました。

 

イライザ伯爵夫人は

これは皇后が決める問題で、

自分たちが

あれこれ言うことではないと

言いました。

 

ローラは、

今後、皇后が起きているのに

寝ていると嘘をつくのは

他の人たちにお願いしたいと

言いましたが、侍女たちは

聞こえないふりをしたので、

ローラは激怒しました。

ソビエシュは、

西宮を出ても、すぐに東宮に戻らず

ナビエの寝室から光が差し込む

窓際のベンチへ行き、

その背もたれを撫でました。

 

ここで待っていて、

朝、ナビエが自分を

見つけてくれたら、

また医者を呼んでくれるだろうか。

その時、また話ができるだろうかと

考えながら、

何度も椅子の背もたれを撫でました。

 

しかし、そんなことをすれば

彼女からの許しを

要求しているように見えると思い、

結局、ソビエシュは東宮に戻り、

風呂に入ると、

ベッドに横になりました。

 

しかし、 目を覚ました時に、

ここは過去なのか、それとも

現実なのかと考えると、恐怖心で、

簡単に目を閉じることが

できませんでした。

翌日、 目を覚ましたソビエシュは

ナビエの顔が見えないので、

ここが過去であることに気づき

神に感謝しました。

 

彼の現実の部屋には、

ベッドから起き上がると、

すぐに見える場所に

ナビエの肖像画がありましたが、

本物のナビエはいませんでした。

一方、彼の過去の部屋には

ナビエの肖像画はありませんでしたが

本物のナビエがいました。

 

ソビエシュは起き上がると、

懐中時計を確認しました。

時計は、

まだ動いていませんでした。

すべてが以前と同じだと

安堵したソビエシュは

懐中時計を机の上に置いて

浴室に歩いていきましたが

扉へ行きつく前に悪寒がして、

よろめきました。

 

ソビエシュは壁に手を触れ、

胸を手で触りました。

心臓の鼓動が

とりわけ速く感じられました。

 

不思議に思う暇もなく、

ソビエシュは、

肺に冷たい空気が入って来るのを

感じたのを最後に気を失いました。

 

その後、目覚めたソビエシュは

壁に掛けられた肖像画

見つけました。

そばには、年老いたカルル侯爵が

涙を流しながら立っていて、

目が合うと、彼は手を握りながら

大丈夫かと尋ねました。

 

ソビエシュは

その手を握ったまま

周囲を見回しました。

同じベッドでしたが、

ここは彼の「現実」の部屋でした。

ソビエシュは、

「ダメ、ダメ!」と叫びました。

f:id:myuieri:20210206060839j:plain

f:id:myuieri:20210206071517p:plain

本編のソビエシュの年齢は

25歳くらいだと思うので、

その時、カルル侯爵が

35歳くらいだとすると、

彼は白髪で孫がいるので

60歳くらいでソビエシュは50歳?

侍女たちが、

ソビエシュは

何十年も会えなかった恋人に

やっと会えたような目をしていると

言っているので、

50歳なら、辻褄が合いそうです。

 

ラスタに夢中になるあまり、

ナビエ様を

ひどい目に遭わせていた頃の

ソビエシュは、

ナビエ様を失ったことで

何十年もナビエ様を恋しがるなんて

想像もしていなかったでしょう。

恋は盲目とは、よく言ったもの。

ソビエシュは

ラスタに夢中になったことで

理性を失い、

誤った考えをしたことで

大事なものを

全て失ってしまいました。

 

彼が、ラスタに会う前の過去に

戻ったとしたら、

ソビエシュは何の苦労もせずに

ナビエ様を手元に置いておくことが

できます。

けれども、それでは彼には

何の意味もない。

ナビエ様に対して

あらゆる愚行をしでかした

ソビエシュは、

相当の努力をしないと

ナビエ様を取り戻すことはできない。

それを、ソビエシュに

分からせるためには、

離婚法廷の時に戻るのが

最適なのかもしれません。

f:id:myuieri:20210206060839j:plain