自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 405話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 自分は良心的でないと思うラティル

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405話 サーナット卿は、ラティルが自分の前に現れたのに消えてしまったら、婚約者に集中できないと言いました。

◇良心的ではない◇

ラティルは、

それはどういう意味かと尋ねました。

するとサーナット卿は、

どういう意味に聞こえるかと

聞き返して来ました。

ラティルは、

分からないと答えましたが、

自分が何の問題を

起こすか分からないから

気になったという意味なのか、

それとも、彼が婚約者といる姿を

自分に見せたくないという意味なのかと

2つの可能性を思い浮かべました。

 

もしも婚約者といる姿を

自分に見せたくないのであれば、

むしろ1人で

来てくれれば良かったとは

言わないと思いました。

それでは、一体どういうことなのか。

ラティルは目を見開いて

サーナット卿を見つめていると、

ふと、以前、彼のことが好きな侍女が

サーナット卿の好きな人はラティルだと

彼に聞いていたことを思い出しました。

 

ラティルは、

そんなはずがないと思いましたが、

もしかしてそうかもしれないと

考えると、手が震えました。

しかし、自分の側室が

8人もいる状況で、サーナット卿が、

自分を意識していると

考えること自体、良心的ではないので

ラティルは、

自分が恥ずかしくなりました。

 

サーナット卿は、

言葉通りだと答えました。

ラティルは、自分が彼の前で

ふざけていたら、

彼は気になるだろうと言いました。

サーナット卿は、

その通りだと答えました。

 

ラティルは、その理由を尋ねました。

彼は、理由は重要なのかと尋ねました。

ラティルは、気になると答えました。

すると、サーナット卿は、

気になるのかと聞き返しました。

ラティルは、

とても気になると答えました。

その瞬間、

彼の口元が上がったので

ラティルはサーナット卿の目を見ると、

目まで笑っていました。

 

彼は、理由は教えないと答えました。

ラティルは、かっとなって、

ふざけているのかと尋ねました。

サーナット卿は、

ふざけていない。

だから、教えないと答えました。

ラティルは、その理由を尋ねました。

サーナット卿は、ラティルが、

気になると言っていたからだと

答えました。

 

ラティルは、

本当にふざけているのかと思い

ポカンと口を開けたまま

彼を見つめましたが、

サーナット卿は、

断固とした態度でした。

 

彼は、ラティルが自分のことを

気にしている数十年前から、

ずっとラティルのことを

気にしていると答え、

店の中へ入りました。


ラティルは虚しい気持ちになり、

足元の小石を蹴りました。

そして、もしサーナット卿が

自分を好きだったらどうしようかと

考えました。


サーナット卿は騎士であり、

近衛騎士団長でした。

ラティルは、

サーナット卿以外の人を

隣に磁石のようにくっつけて

歩き回りたくありませんでしたが、

彼が他の人と本当に婚約したり

結婚すれば、

以前のように彼と親しく過ごすのは

難しくなると思いました。


突然、沸き上がって来る思いを

ラティルは抑えながら、

自分は本当に良心がないと

渋々認めました。

◇消えたアガシャ◇

とりあえず、

ぎこちない雰囲気の中で

4人で歩くのはやめよう。

後でサーナット卿に

根掘り葉掘り理由を聞けばよいと

思ったラティルは、気を引き締めて

レストランの中へ戻りました。

ところが席に戻ると、

テーブルには

ギルゴールしか座っておらず、

アガシャの姿が見えませんでした。

戻ったばかりのサーナット卿は

テーブルの近くに立っていました。

 

戸惑ったラティルは、ギルゴールに、

アガシャの行方を尋ねると、

彼は笑いながら

自分のお腹を指差しました。

サーナット卿とラティルは

同時にギルゴールを

じっと見つめました。

ラティルは白目を剥きながら、

彼女を食べたのかと尋ねると、

ギルゴールは眉をひそめて

食べ終わったサンドイッチの

包み紙を折りました。

そして、自分を

何だと思っているのか。

食餌鬼でもないのに、

なぜ人間を食べるのか。

冗談を言っただけだと

抗議すると、ラティルは

ギルゴールが、そんなことを言えば

冗談に聞こえないと言って、

ドキドキしていた心臓を

かろうじて落ち着かせました。

 

ギルゴールは、

驚いただろう?と言って

肩をすくめると、

横の窓ガラスを指差しました。

ラティルは、

大きな窓ガラスを見ると

ぎょっとしました。

もしかして、ここから、

自分とサーナット卿の姿が

見えたのかと心配しましたが、

幸いにもこの窓からは

2人が立っていた所は

見えませんでした。

 

それでもラティルは念のため、

この窓が何なのかと尋ねると、

ギルゴールは、

向こうで2人の人間が

喧嘩していたのを見て、

人が多いと面白いことがあると

叫びながら、

走って行ったと答えました。


ラティルは、

そんなあり得ないことを言うなと

抗議しようとしましたが、

トイレに付いてきた

アガシャのことを思い出して、

あり得るかもしれないと思いました。

 

彼女は見た目の印象だけでなく、

実際にいたずらっ子のようだと

考えていると、ずっと

じっとしていたサーナット卿が、

喧嘩を見に行ったのなら、

この場で見せたらどうか。

しかし、ここでは、

アガシャに見せることができないと

皮肉を言いました。

 

ギルゴールは、

自分は、もう一方の窓を見ていたので

分からないと言って、折った紙を

サーナット卿に向かって

投げつけました。

サーナット卿は、それを掴み、

ラティルはもう一方の窓を見て

驚きました。

その窓は、

サーナット卿とラティルが

向かい合って話していた所に

面していました。

 

もしかしてギルゴールは、

何かを見たのかと、ラティルは

心臓をドキドキさせながら、

尋ねましたが、

彼は何も言わずに立ち上がり、

椅子にかけておいたコートを取ると

店を出て探しに行こうと言いました。

◇喧嘩する2人◇

ラティルと2人の吸血鬼は、

ギルゴールが

喧嘩をしていたと指摘した場所へ

行きましたが、そこには、

喧嘩をした人も

アガシャもいませんでした。

 

ラティルは、

近くにいる人々や行商人に、

アガシャの容姿を説明し、

彼女を見なかったと尋ねましたが

誰も見なかったと答えました。

 

ラティルとサーナット卿は、

再び同時にギルゴールを見ました。

彼は、なぜ自分を見るのかと

無愛想に尋ねると、

2人は、

再び人々に聞いて回りましたが、

誰も彼女を見た人がいないので

ラティルは少し不安になりました。

大通りの治安は良いけれど、

人がほとんど通らない路地では

時々、

事件や事故が起きるからでした。

 

サーナット卿は、

警備兵たちに

助けてもらった方がいいと

提案したので、

彼らは近くの治安所に行きました。

 

どうやって事情を説明すればいいのか

悩みながら行きましたが、

幸い治安所の警備兵は

サーナット卿を知っていました。

その警備兵がサーナット卿を

近衛騎士団長と呼ぶと、

他の警備兵たちは皆、

ざわめきながら、

ラティルたちの方を見ました。

 

サーナット卿は、

食事中に、

婚約者になるかもしれない人が

いなくなったので

探して欲しいと頼みました。

 

警備兵は、サーナット卿が

婚約するのかと尋ねました。

彼は、チラッとラティルを見て、

もしかしたら、と答えました。

ラティルは

訳もなく視線を避けました。

 

サーナット卿は、

彼女がどこへ行ったか分からない。

外国貴族の令嬢で

タリウムには初めて来たので

道に迷うかもしれないし、

風習が違うかもしれないので

早く見つけたいと言いました。

そして、警備兵に

彼女の外観と着ている服を

説明しました。

 

ラティルは、

良くない予感がしました。

アガシャは、

喧嘩を見て飛び出したのではなく、

自分とサーナット卿を見て

飛び出したのではないか。

何を誤解したのか分からないけれど

ラティルたちが

三角関係ではないかと、

目を輝かせて

トイレに飛び込んで来た姿は

かなり楽しそうでしたが、

実際にラティルとサーナット卿が

2人だけで外で話しているのを見て

少し気分を害したのかもしれないと

思いました。

 

説明を終えたサーナット卿が

近づいて来ました。

彼がエスコートしている間に

アガシャが消えたので、

彼も複雑な表情をしていました。

 

3人は、

再びレストランへ行ってみました。

そこを出る前に、ラティルは

注文を受けに来た従業員に、

自分たちが出て行った後に、

アガシャが来たら

引き止めて欲しいと

頼んでおいたのですが、

アガシャは戻っていませんでした。

 

3人は

その喧嘩をしていたという場所へ

戻りました。

ラティルは、

自分とギルゴールさえ現れなければ

サーナット卿はアガシャを

きちんと案内していたのにと、

ため息をつきました。

 

その間、

サーナット卿とギルゴールは

飽きもせず、

また喧嘩をしていました。

 

ギルゴールは、

頭が花園卿は、

自分の婚約者を見失うなんて、

あまり責任感がないと責めました。

 

サーナット卿は、

アガシャと最後に一緒にいたのは

ギルゴールなので、

彼の責任だと言い返しました。

 

ギルゴールは、

自分のデートの相手は彼女ではなく

お嬢さんなのに、

なぜ自分に責任を転嫁するのかと

抗議しました。

 

サーナット卿は、

皇帝は自分のデートの相手では

ないけれど、

きちんと皇帝に仕えていただけ。

しかし、ギルゴールは、

自分のデートの相手を

見失ったと非難しました。

 

しかし、ギルゴールは、

彼女を連れて来たのは誰なのか。

お弟子さんは、

彼女の意志で歩き回っていたのに、

サーナット卿は、

彼女を追いかけたり、

割り込んで来たと反論しました。

すると、サーナット卿は

言い訳が上手だと皮肉を言いました。

 

ラティルは2人の会話を

適当に聞き流し、頃合いを見て

ギルゴールの口を塞ぎました。

彼は口が塞がったままでも、

サーナット卿に向かって

殺気混じりの微笑みを

浮かべていました。

 

言い争いでも、

ギルゴールの方が勝っていたのに

どうして彼は1人で暴走するのかと

ラティルは不思議に思いましたが、

ギルゴールの背中を叩いた後、

今は、そんなことを

している場合ではない。

もう一度聞いてみようと言いました。

しかし、今回も

アガシャを見かけた人は

誰もいませんでした。

露骨に返事を回避する人がいると

ラティルは怒って、

剣を抜くかどうか迷いました。

 

その時、聞き込みの間

ずっとじっと様子を見守っていた

ギルゴールは、微笑みながら

サーナット卿のそばに近づき、

このお坊ちゃんが探している

お嬢さんは、

半径100mまで焦土化させる

魔法兵器を持って逃げているので、

それを止めるために探していると

言えばいいと勧めると、

人々は、

キョトンとした顔をしました。

そして、ギルゴールが

「ポン」という音を出しながら、

手で何かが爆発するふりをすると、

人々は冗談だろうと言って

それを否定しようとしましたが、

ギルゴールが、見る人を

ぞっとさせる笑みを浮かべると、

人々は慌てて、

アガシャの目撃談を話し始めました。

ギルゴールは笑って

サーナット卿の背中を叩きました。 

◇ゾッとする気配◇

あまりにも多くの人々が

アガシャの目撃談を伝えてくれたので

探すべき場所か多くなりました。

 

結局、3人は、

それぞれ違う場所を探しに行き、

再びレストランの前に

集まることにしました。

 

ラティルは、

自分が引き受けた方向へ

急いで走って行きました。

 

サーナット卿も、

自分が引き受けた方向へ

素早く歩いて行きましたが、

誰かが彼を追いかけてくるような

気がしました。

それに、相手は

サーナット卿を追いかけていることを

隠す気がなさそうでした。

 

サーナット卿は、

人通りのない路地に入り、

剣を抜いて相手に刃先を向けました。

しかし、

後ろには誰もいませんでした。

その代わり、

後頭部にぞっとするような

気配がしました。

慌てて振り向くと、

ギルゴールが鋭い槍を

舌でなめながら、

彼を見つめ笑っていました。

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ギルゴールの主張通り、

サーナット卿は、

アガシャに対して責任があるので、

彼女を放ってラティルを

追いかけたのは

間違いだったと思います。

ラティルを追いかけずには

いられないくらい、

彼女のことが好きなのでしょうけれど

ギルゴールに責任転嫁するのは

ひどいと思います。

ラティルが現れたくらいで、

アガシャに対して

きちんと責任を持てないのなら、

サーナット卿は、彼女を

連れ出さなければ良かった。

確かにラティルは、

サーナット卿のことが気になり

彼の後を付いて行きましたが、 

サーナット卿は、

無視すれば良かっただけのこと。

偽の婚約をするなら、

ラティルが彼の周りを

チョロチョロしても

動じないくらいの覚悟が

必要だと思います。

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