自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 353話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ ラティルと大神官とクラインは同じ水準

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353話 同じベッドで何人も一緒に寝るのが好きかとラティルは聞かれましたが・・・

◇自分と同じ水準の二人◇

驚いたラティルは、

自分は変態ではないと

必死で否定した後、

誰が二人に、

そんなことを吹き込んだのかと

冷たい声で尋ねました。

 

幸いなのか残念なのか

分かりませんが、

ラティルの側室たちは、

夜の営みに関する経験と知識の水準が

自分と似ていると、

ラティルは感じていました。

 

前世の自分と子供を持った

ギルゴールと、

前世の自分と世紀の恋をした

カルレインは経験があるようだし、

タッシールは話がとても上手で

暢気だけれど、

経験があるかどうか分からないので

三人は例外だとしても、

大神官とクラインは、

ラティル自身と似た水準に

違いないと思いました。

だから、誰かが変な考えを

吹き込まない限り、

大神官とクラインが、

突然、あのような質問を

するはずがありませんでした。

同じベッドに、

クラインと大神官とラナムンと

三人一緒に寝るなんて、

一瞬、とてもいいと思いましたが、

すぐに、その考えを打ち消し、

クラインと大神官を交互に見つめ、

誰がそんな変なことを言ったのか。

今日、遠足に行って

変な話を聞いてきたのではないかと

二人を問い詰めました。

 

クラインと大神官が

まともに答えられず

戸惑っているのを見て、

ラティルの疑惑は

さらに深まりました。

 

大神官は、たじろぎながら

口を開こうとし、

クラインは彼のわき腹を突いて

首を横に振っているその時、

誰かが扉を叩きました。

百花でした。

するとクラインは、

突然、目を見開いたので、

ラティルは、遠足に行って

何かあったのかと怪しみました。

 

クラインは、

カジノで百花が起こした騒動と、

彼が途中で消えてしまったことを

思い出したのですが、

このような事情を、ラティルが

知る由もありませんでした。 

 

ラティルは百花の入室を許可すると

すぐに扉が開き、

身なりを整えた百花が、

中に入って来ました。

ラティルは、

クラインと大神官の表情が

どちらもおかしいことに気づき、

どうやら外で、百花と関連して

何かあったと思いましたが、

彼は、

そんなことを口にすることなく

至急、

重要な報告をする必要があると

丁寧に話しました。

 

彼は、異様に真剣な表情だったので

ラティルは頷きながら、

ここで話をするか、

人がいない所の方がいいか

尋ねました。

 

百花は、しばらく躊躇した後、

ラティルにだけ話すので、

後はどうするか、

それを聞いて判断して欲しいと

願い出ました。

◇聖騎士になった理由◇

ラティルは百花を連れて

ハーレム内の空き部屋へ行き、

大神官の前でも話せないのを見ると

危険なことなのかと尋ねました。

百花は、

ラティルの向かいのソファに座り

話してもいいと思ったけれど、

その判断は自分が下すものではないと

率直に答えました。

 

ラティルは百花の答えと

彼の賢さと、彼の聡明さと

彼が側室ではないという点を

気に入っていました。

しかし、彼が聖騎士であり、

聖騎士団長である点は、

気に入りませんでした。

しかし、

彼の聖騎士団長の地位を利用して、

色々得をしているので、

それは、彼の欠点だとは

思いませんでした。

 

ラティルは百花に

話をするよう促すと、

彼はカジノに行った時、

ある者が、

怪しい会話をしているのを聞いた。

レアン皇子の名前が出ていた。

でも、危険なことに側室たちを

巻き込むわけにはいかないので、

様子を窺いながら、

自分一人で彼らを追いかけた。

二人いたけれど、

それぞれ違う方向に行ったので、

仕方なく一人を追いかけた。

一人は怪しい頼み事をしていて、

もう一人は、

頼まれ事をされて困っていた。

自分は頼みごとをした方を

追いかけた。

正式に許可を得て、

レアン皇子の所へ

納入される食料品の中に、

許可されていない何かを

紛れ込ませようと

しているようだった。

頼む側は、

別に問題ないと言っていたけれど

頼まれた側は、

もしやと思い、困っていたようだと

話しました。

 

ラティルは黙ったまま

こめかみを押さえました。

自分の側室たちの遠足場所が

カジノだということに

驚くべきなのか、

百花が報告した

レアンの話に驚くべきか

分かりませんでした。

 

百花は、自分が話している間、

しきりに、ラティルが

カジノについて言及していたことを

後になって気づき、

少し恐縮しながら、クラインが、

大神官がカジノで

ディーラーの仕事をしていたのが

気になると言った。

大神官は人が良いので、

頼みを断ることができなかったと

言い訳をしました。

 

ラティルは、クラインなら

そういうこともあり得ると思い、

側室たちが、

カジノへ遠足に行ったという

衝撃から抜け出すことができました。

ラティルは、百花に続けて話すよう

促しました。

 

百花は、

怪しい者に付いて行ったけれど、

二人が別れて家に戻ってからは

何の動きもなかった。

夜まで隠れて見張ったけれど、

怪しい動きがなかったので、

とりあえず、戻って来たと

話しました。

 

ラティルは、

百花の追跡がばれた可能性はあるかと

尋ねました。

百花は、

会話を盗み聞きして捕まったけれど

言い逃れをした。

警戒心が強ければ、

そのまま見過ごさないだろうと

答えました。

ラティルは、

計画を変更することもできる。

慎重な人ならそうするだろうと

意見を述べました。


もしもラティルが

同じ立場だったとしても、

誰かが盗み聞きしても

問題ないくらい、

完璧に練り上げられた

計画でない限り、

計画を変更すると思いました。

ラティルは、

黒林の暗殺者たちを送り、

見張らせることにしました。

 

ラティルは、

怪しい者の邸宅の位置を尋ねると、

百花は懐から地図の一部を取り出し、

ラティルに差し出しました。

そこには、彼の家の位置が

丸で囲まれていました。

 

ラティルは地図を受け取りながら

百花は本当に有能だと、

嬉しそうに褒めました。

百花は謙遜する代わりに、

喜んで賞賛を受け入れました。

そして、

しばらくラティルを見つめ、

自分は皇帝のためなら

何でもできると、

悲壮な様子で付け加えました。

 

ラティルは、

神を裏切ることもできるのかと

聞きそうになったのを堪えました。

彼は大臣官を守る聖騎士でした。

 

ラティルは感動したふりをして、

笑いながら、

百花に、そう言われて嬉しい。

何か欲しいものがあるかと

尋ねました。

 

ラティルは、

手伝ってもらえると嬉しいとか、

神殿にもっと力を

入れて欲しいという返事が

来ると予想していましたが、

意外にも百花は、

大神官の部屋で

一日、過ごして欲しいと答えました。

 

ラティルは眉をひそめて

百花を見ました。

彼は聖騎士らしく、

穏やかに笑っていました。

ラティルは、その姿を見て、

なぜ、百花は

あえて聖騎士になったのかと

思わず尋ねてしまいました。

聖騎士になり、

百花繚乱という大きな聖騎士団の

団長の座に就いたのを見ると、

かなり能力はあると思うけれど、

他の所にいれば、

もっと高い地位に上がれるはず。

聖騎士団長も、高い地位であり、

人々から尊敬されるけれど、

それに伴う富と権力は

ありませんでした。

 

ラティルの質問に、

百花は普段とは明らかに違う

微妙な表情を浮かべました。

ラティルは、彼の信仰心を

無視した質問をしたかと思い、

申し訳なく思いました。

 

ラティルは、

百花が大神官のためにしていることが

良い意味で不思議だっただけなので

答えなくてもいいと言いました。

 

しかし、百花は、

そんなに難しい質問ではないので

大丈夫だと返事をしましたが

言葉とは裏腹に、百花の表情は

いつもより少しだけ、

自然ではありませんでした。

彼は、神を愛しているからだと

答えました。

◇急がない◇

百花が帰った後、

ラティルは一人で空き部屋に残り、

彼の信仰心が、

思ったより強くなければ、

自分の味方に完全に

引き入れることができるかと

考えました。

彼の行動を見ると、

可能かもしれませんが、

百花は闇の存在に対して

明らかに極度の嫌悪感を

表わしたことがありました。

信仰心はわかりませんが、

闇の存在への敵意は

確かにありました。

 

世俗的だという点だけを見て

むやみに引き込むと危険なので、

一応よく考えてみることにしました。

急ぐと、せっかくの仕事も

台無しになりがちでした。

◇愛がなくても嫉妬は可能◇

翌朝、ラティルはタッシールを呼び、

百花がしてくれた話を伝えた後、

レアンに何かを渡そうとした

男について調査し、

彼の行動を注視するよう指示しました。

 

それを聞いたタッシールは、

この際、自分は、

官職を一つもらってもいいと思うと

願い出ると、ラティルは、

 

愛しているよ、タッシール。

 

と告げました。

 

しかし、タッシールは、

子供は他の男と作ったと

文句を言いました。

ラティルは、

タッシールは、あまりショックを

受けなかったのではないかと

尋ねると、彼は、

全世界に好色家として知られている

皇帝が、本当は、

誰とも寝ていないのを

知っているからだと答えました。

 

ラティルは目を丸くして

タッシールを見つめると、

彼はにっこり笑い、

ラティルの額に軽くキスをすると、

自分だけが

放置されているわけではないので

まだ嫉妬していないと言いました。

 

ラティルは、

これが本当だったとしても

タッシールは嫉妬しなかったと思うと

言うと、彼は、

必要ならば嫉妬すると答えました。

 

タッシールは感情調節が

簡単にできるようだと

ラティルが指摘すると、彼は

露出はよく調節する方だと返事をし

にやりと笑うと、

地図をぐるぐる巻きながら

部屋を出て行きました。


ラティルは、

彼にキスされた額を

訳もなくこすりましたが、

後ろから音が聞こえて来たので

サーナット卿の方を

振り返りました。

彼は何気ない顔で立ち、

机の上の書類をじっと見ていました。

 

ラティルは、

以前、侍女とサーナット卿が交わした

会話を思い出し、

やはり彼の言葉のように

アランデルが誤解をしたと

確信しました。

 

ラティルを

愛して来たわけではない側室たちも、

彼女が、他の側室を

もっと大事にする姿を見せるのは

あまり好きではない。

愛がなくても嫉妬は可能。

しかし、サーナット卿が

何の感情も見せないのは、

そうする必要がないからではないかと

思いました。

◇国婚の目的◇

数日後、ラティルは、

ポリス皇子の馬車とぶつかり、

事故後、彼の宮殿に泊っている相手は

ミロから来た使節団一行のようで

ミロ使節団は、

数時間以内に行き来できる

隣の村に滞在している。

わざと人の視線を避けて

そこにいるようだと報告を受けました。

ラティルは眉をひそめました。

 

ラティルは、

国婚を断られるや否や、

馬車事故を起こして

ポリス皇子のそばに行ったミロの姫は

単純に国婚がしたくて

ずっと使節団を送って来たのではなく、

姫としてではなく聖騎士団団長として

国婚を試み続けたのではないかと

考えました。

 

以前来たタンベクは、

最初から、

意図を露骨に表わしていたので

相手がしやすかったけれど、

ミロの姫は、

遠回りして接近して来るので、

意図が分かりにくいと思いました。

サーナット卿は、

プライベートに

接近しようとしているということは

プライベートに探りたいものが

あるということだろうかと、

慎重に尋ねました。

 

一理ある言葉だと思ったのか

ポリス皇子について

教えてくれた侍従長も頷きました。

 

ラティルは、

使節団が近くから離れられない点や

臆病なポリスが、

自分に姫の話を隠していることから

彼のそばに滞在する人は

一般使節ではなく、

ザリポルシ姫本人かもしれないと

言いました。

 

侍従長とサーナット卿は

どちらも無言でラチルを見つめ、

彼女の表情変化を

執拗に追いかけました。

 

約15分後、考えを終えたラティルは

直接、本音を聞くので、

本人を連れて来るようにと

指示しました。

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愛がなくても所有欲があれば

嫉妬すると思いますが、

側室たちは、所有欲ではなく

皆、ラティルを愛しているから

ラナムンに

嫉妬しているのだと思います。

サーナット卿が何の感情も見せないのは

ラティルの騎士として

そばにいるために、

彼女を愛していることを

悟られないようにしているだけのこと。

でも、後ろで

ラティルとタッシールの会話を

聞いていたのなら、

彼女が誰とも寝ていないのを

気づいたと思うので、

ポーカーフェイスを装い、

心の中では

喜んでいたかもしれません。

 

もしかして、ラティルは

ヒュアツィンテとの恋に破れ

家族から裏切られたことで

自分が

誰かに愛されているという感覚が

分からなくなっているのかも

しれません。

そうでなければ、

人の感情に無頓着な、

ただの鈍感な人なのだと思います。

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