自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

君の死を望んでいた マンガ 95話 ネタバレ ルーの人生にとって意味のあるもの

 

95話 ルーはラ・ソルティオに来ていて、そこにはシェフのベクスがいますが・・・

 

皇后は食欲がないので

朝食は簡単にして欲しいと

言われたベクスは、

前の晩、完璧に用意した夕食も

皇后は食べなかった、

話にならないと言って

腹を立てました。

 

しかし、彼は気持ちを切り替え

自分はソルタで一番のシェフなので

必ず自分の料理で、

皇后の感動を引き出すと

意気込みました。

見た目も美しい朝食を前にしても

ルーは、

本当に食欲がないと

メアリーに告げましたが、

彼女は3口だけでも

食べてくれれば、

それ以上、無理強いしないと

説得しました。

 

ルーはため息をつき、

分かったと言いました。

その様子を見ていたオリビア

侍女長は、根気強いと思いました。

 

ルーは料理を一口、口に入れると

美味しいと呟きました。

メアリーとジェインは喜びました。

しかし、オリビア

ベックスの料理に対する

ルーの淡々とした反応に

戸惑いを覚えました。

 

半分近く減った料理を見て、

マリアンは、

場所が変ったおかげか

ルーがたくさん食べられた。

顔色も、少し良くなったようだと

喜びました。

ルーは、「そうなのかな?」と

呟きました。

 

そこへオリビアが近づき、

少し休んだ後に、

ラ・ソルティオを見学してみないか。

宮殿内には、美しい所が多いと

提案しました。

ルーは、もじもじしながら

今日するのかと尋ねました。

 

リビアは、

気が向かなければ別の日でもいいと

笑顔で答えた後、

レディも侍女長も

見学したいかと尋ねると、

ジェインは、

レディと呼ばれたことが嬉しくて

顔を赤く染めながら

自分たちは、

いつでも、見学させてもらえるなら

嬉しいと答えました。

 

ルーは、ジェインが

空気を読んでいないと思い

ため息をつきましたが、

リビアに案内を頼みました。

彼女は、光栄だと言いました。

 

リビアは、ルーを

メクソス湖に案内しました。

 

彼女は、

美しいと思わないか。

ここの風景は

ゆっくり味わってこそ、

その真価を感じることができると

話しました。

そして、ルーを椅子に座らせ

メクソス湖の深い所に

人魚が住んでいると言われている。

死んだ後も現世が恋しくて

ルプスを彷徨っていた人々を

白いオオカミが人魚にしてくれた。

彼らはルプスとメクソス湖を

行き来しながら

亡くなった人と生きている人に

互いの話を伝えてくれていると

説明しました。

すると、ルーは

母親のペンダントをいじりました。

 

それに気づいたオリビアは、

メクソス湖に話しかけると、

その夜に、会いたい人が

夢に出て来る。

そのせいか、ティニャ公爵は

食事をするのも、ここだけだった。

先代公爵夫妻が早くに亡くなり

ティニャ公爵が

妹を育てたようなものだから、

ここが外でなければ、

ここで寝ていたと話しました。

 

ティニャの妹である

アデライド・クロイタンは

カルロイに冷たく振る舞い、

最後は、

カルロイを捨てた彼の母親だと

思ったルーはオリビア

先代の皇后は、どんな人だったのか

尋ねました。

 

リビアは、慈しみ深い人だったと

答えました。

ルーは、その言葉に疑問を持つと

リビアは、

他の人たちに対しては

慈しみ深いけれど、

自分の子供に対しては

限りなく冷徹だった。

大義を重んじていたから。

今の皇帝が生きているのは奇跡だ。

親もそのまま死なせようとしたし

その後も、絶え間なく

命を狙われていた。

誰かが自分の息の根を

止めようとしていることが

癖になっていたと思うと

話しました。

 

ルーは、

自分の茶に入れた毒が何なのか

知りたくて

眠れないほどだったけれど、

あれは、

じわじわと息の根を止める

毒だったのかと

カルロイに言われたことを思い出し

だから、彼は、

自分が茶に毒を入れたと

簡単に信じたのだろうかと

考えました。

 

ルーは、プルトゥは

人をとことんおかしくさせる

場所だと呟くと、オリビア

ハンス・デルアが、

プルトゥをそのようにしたと

返事をしました。

 

リビアは、

侍女長とジェインに

少し庭園を見物させたいと思うけれど

ルーは、もっと湖を

見物していくかと尋ねました。

ルーは、そうすると答えました。

リビアは侍女長とジェインを

連れて行きました。

ルーは湖を見つめながら、

レクセム・ソルタは本当に綺麗だ。

お母さんが、来たがっていたのが

分かる気がする。

まだ、お母さんに会いたくて

辛いけれど、

時間が経てば慣れるかもしれない。

でも慣れてきたら、

それはそれなりに悲しいと思うと

湖に語りかけました。

 

その夜、ルーの夢の中に

母親が出て来て、

レクセム・ソルタに来られたと言って

思い切り、大騒ぎをしていたので

ルーは夢だと分かっても、

良かったと思いました。

 

自分にはまだ、母親の記憶が

鮮明に残っているので、

母親が自分を失ったことがないように

自分は母親を失っていない。

誰かをどんなに愛していても

その人を失わないことは、

死ぬよりも、

生きるよりも大変なことなのに

母親は、そのくらい

自分を愛していてくれていたと

考えました。

執務室にいるカルロイの所へ

ティニャとアセルがやって来ました。

ティニャは、

カルロイは休んでいる必要があるのに

ここで何をしているのか。

四昼夜死線を彷徨って目覚めてから

2日しか経っていないと叫びました。

 

アセルも、

馬車に乗って来る途中、

カルロイが急に血を吐いて

気を失ったので、

自分がどれだけ驚いたことかと

訴えました。

 

その後、アセルは

カルロイを自分の馬の後ろに乗せて

先に宮殿に戻って来ましたが、

本当にカルロイが

死ぬのではないかと思っていました。

 

しかしカルロイはため息をつき、

もう大丈夫だから、

皆は休むように。

自分のそばにくっついて

看病するのに疲れたはずだからと

言いました。

 

ティニャは、

カルロイがそんなことを言いながら、

また、どこかで

死のうとするのではないか。

カルロイの失踪を口実に、

自分がベルニから何かを得ることを

望んでいたようだけれど、

本当にあり得ないと責めました。

 

しかし、カルロイは

リリアンが止めろと言ったので

もう、そんなことはしない。

だから、自分の心配はしないで

二人とも下がるようにと告げました。

二人は承知しました。

 

カルロイは、

リリアンは体調が良くなれば

皇后の座を離れるだろう。

ラ・ソルティオは

彼女の出発の準備をする場所になる。

自分はリリアンがいなくても、

生きなければならない。

 

カルロイは、床に臥せっている時に

枕元でルーが、

これ以上、自分が後悔しないように

自分の人生を

これ以上意味のないものにしないでと

訴えていたのを思い浮かべながら

自分が

リリアンにとって意味のあるものと

なるように、

役に立たない人間を助けたと

彼女が後悔しないように

真剣に生きなければならないと

決意しました。

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食べることは生きること。

きっとベックスの料理は

ルーに生きる力を与えてくれるものと

期待しています。

 

ルーにとっての

心の拠り所は母親で

カルロイにとっての心の拠り所は

ルーだったけれど、

二人とも、それを失い、

絶望に陥っていたけれど、

二人はようやくその呪縛から解き放たれ

再出発するところまで来たと

思います。

この後、二人は

新たな気持ちで互いに歩み寄り

以前とは違った関係を

築いていくことを期待しています。

 

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