自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

君の死を望んでいた マンガ 97話 ネタバレ 続きが気になるキアナのくれた本

 

97話 ルーはティニャの日記帳を持って来てしまいました。

 

ティニャ公爵は、

どうやって妹の死を乗り越えたのか

気になったルーは

日記帳を開きました。

 

アデライドは死んでいない。

いや、アデライドは死んだ。

私がいくら、そう思っても

変らない事実。

アデライドは冷静で、

時々、残酷になった。

私は、アデライドの

そのような面までも愛していた。

しかし、今、それが

私を苦しめている。

あの子は、どうして私に

生きてくれと言い、

なぜ、息子のそばにいて欲しいと

言ったのか。

 

忌々しいデルアのせいで、

何もかも失った。

いくら考えても、

私には生きる理由がない。

しかし、今、アデライドを

完全に覚えているのは私一人だけ。

だから死ぬわけにもいかない。

 

ルーは、

自分だけが、バカみたいに

立ち往生しているのではなく

ティニャ公爵もそうだった。

それならば、いつか自分も

前に進めるかもしれないと

考えていると、

 

皇太子は、まだ、

あの田舎の子供を探している。

 

という文を見てドキッとしました。

 

クロイセンが、

デルアに弄ばれている状況で

ままごとでもしたいのか。

最後に残った皇孫が、

分別がないのにもほどがある。

あの子が、本当に

まともな皇帝になれるのだろうか。

アデライドなら違ったと思う。

 

ルーは日記帳を閉じて

胸に抱き締めながら、

自分は母親について、

ティニャ公爵は先代皇后について、

完全な記憶を持っている。

それで、喪失感に

耐えることができた。

けれども、

そのような人もいないし

記憶も一つもないカルロイは

一体14年間を

どうやって生きて来たのかと

考えました。

 

そして、ルーは、

カルロイが自分に縋り付き、

「自分が命を奪った」と

口にしたことを思い出しました。

 

ルーは、

カルロイが耐えきれなくなって、

崩壊してしまったことに

気づきました。

 

ルーは、

カルロイを助けた日、

自分は本当に彼を

救ったのだろうかと

自分に問いかけました。

ベッドの中にいるルーに侍女長は、

天気がいいので、

散歩に行かないかと提案しました。

しかし、ルーは、

ここはいつも天気がいいし、

ラ・ソルティオも

見る所は全て見たと

返事をしました。

 

しかし、侍女長は、

ルーが3日間も

横になってばかりいることを

心配しました。

ルーは、めまいがするので、

少し横になっていたいと

返事をしました。

ルーは、何もかも

うんざりしていました。

 

するとオリビアがパンと手を叩き、

別の部屋を

片付けないといけないので

侍女長に手伝ってくれないかと

頼みました。

 

急にそんなことを言われたので、

侍女長は怪訝に思っていると、

リビアは彼女に、

気が向かないなら、

ここにいてもいい。

年寄り一人が

休み休みやればいいことだからと

呟くと、侍女長はルーに

すぐ戻って来るので

休んでいるようにと言いました。

 

少しの間、静かになると思ったルーは

ベッドの横のチェストの上に

キアナがくれた本が

置かれていることに気づきました。

ルーは、

誘導の仕方がオリビアらしいと

思い、本を手に取りました。

 

その本には

タイトルがありませんでした。

ルーは仰向けになり

本をパラパラめくっていると、

「死との向き合い方」と

書かれていました。

 

ルーは、

これがタイトルなのか。

こんなことで慰めになると

思ったのかと考えていると

 

私は、確かに、

父の命を奪ったはずだ。

いや、そう信じていた。

死体が消えるまでは。

 

の文を読んで、

目をパチパチさせ、

この主人公もデルア公爵のように

ロクでもない父親がいるのか。

ところで死体が消えたというのは

どういうことなのかと

思いました。

 

ルーは起き上がって

本を読み始めました。

 

主人公は、

父親が連れて来た継母を好きになり、

そんな、お話にならない理由で

父親の命を奪いました。

デルアに比べれば

遥かに常識的な父親なのに、

これは、どういうことなのか。

それに、描写が、

あまりにも低レベルで下品なので、

ルーはめまいがしました。

 

一体、キアナは何を考えて、

この本をくれたのか、

疑問に思いました。

 

父の死体が消えた。

しかも継母も一緒に。

 

本は、それで終わりましたが、

ルーは、

これは何なのか。

こんな終わらせ方をするなんて

どういうつもりなのかと

プンプン怒っているところへ

侍女長とジェインがやって来ました。

 

侍女長は、

その本を読んだのかと尋ね、

ジェインは、ルーが

興味津々のようだ。

次の巻が気になるのではないかと

指摘しました。

 

それを聞いたルーは

次の巻があるのかと尋ねました。

ジェインは、

キアナが伝書鳩を一羽くれて、

ルーが次の巻を読みたくなったら

鳥を送ってくれと頼まれたと

目をキラキラさせながら、

答えました。

 

ルーは、その伝書鳩

ここへ連れて来たのかと尋ねました。

ジェインは、

念のため連れて来たと答えました。

ルーは、

そんなに続きが気になるなら

伝書鳩を送るようにと

返事をしました。

 

リビアは、

ルーも読書が好きなようなので

彼女が望むなら、

いつか、ラ・ソルティオの書庫も

見てみようと提案しました。

ルーはため息をついて、

「分かった」と返事をすると、

これで数日以内に

書庫に行くことになると思いました。

 

ジェインは、

伝書鳩を送って来ると言って

侍女長と一緒に

部屋を出て行きました。

 

リビアは、

夕食はどうするか。

疲れているなら、

寝室に持って来させようかと

尋ねました。

 

ルーは、

予期せぬことで、

危険に陥ることはなく、

誰かの計略に巻き込まれることもなく

毎日が平穏で、

明日、何をすべきなのかと

気を揉むこともなく

十分に予測可能な穏やかな

ここでの生活に、自分が

適応しているのだと思いました。

 

キアナは、この本をくれた時に

何も考えたくない時に

役に立つかもしれないと

言っていました。

ルーは、

何度読んでも衝撃的な本なので

誰も、これを読みながら、

何かを考えることはできないと

思いました。

 

ルーはオリビアに、

この本を読みながら

何を考えたのかと尋ねました。

リビアは、

人の踏み行うべき道を

身に着けるような本だと

思うけれど、悪い意味ではなく

新鮮だと答えました。

 

ルーは、

レクセム・ソルタの本とは

少し違うのかと尋ねました。

リビアは、

もちろんそうだ。

ソルタの人々は

美しいものを愛するので、

ソルタの文章は美しいと答え

ラ・ソルティオの書庫を

是非案内したいと言いましたが、

今日は、デルピナン川で

孫夫婦と会うことになったと

残念がりました。

 

ルーは、

孫がいたとは知らなかったと言い、

子供夫婦には会わないのかと

尋ねました。

リビアは、

自分もそうしたいけれど、

少し前に息子がルプスへ行ったと

答えました。

ルーは、

それは気の毒だと言いました。

 

しかし、オリビア

随分前のことなので

気の毒ではないと言うと、

ルーはデルピナン川で

船に乗ったことがないのではないか。

今日のような日は、

船に乗って風景を楽しむのに

良い日なので、

一緒に行かなかと誘いました。

ルーは断ることができませんでした。

ジェインは、

デルピナン川での舟遊びを

とても楽しみしていました。

リビアは、

期待している以上に美しいと思うと

言いました。

 

馬車に乗り込む時に

暖かい日差しが降り注ぐ様子を見た

ルーの頭の中を

暗い雰囲気のカルロイの後ろ姿が

一瞬、過りました。

 

侍女長に、

どうしたのかと聞かれたルーは

ここは、日差しが

本当に暖かいと思うと答えました。

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母親が生きていた頃は、

彼女のことばかり心配し、

デルア公爵が生きていた頃は、

彼に何かされるのではないかと

常に怯え、

自分がルーであることを

カルロイが知る前は、

宮殿も針のむしろだったし、

デルアが死んで、

全てが明らかになっても

周りの人たちは

ルーに対して

腫れものを扱うように接していた。

 

けれども、レクセム・ソルタでは

侍女長は、

ルーに気を遣っていますが、

他の人たちは普通に接しているし、

ルーはオリビアのペースに

巻き込まれている。

ルーはそれに戸惑っていますが

彼女が

何の心配もしなくてもいい

穏やかな生活があることを知り、

それに適応できるようになったのは

良いことだと思います。

人だけでなく、

美しい風景も、ルーに

良い影響を

及ぼしていると思います。

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