自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 366話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ そばにいるだけで落ち着ける人

f:id:myuieri:20210206055100j:plain

 

366話 アニャはドミスに、カルレインが男性を愛するようになったと話しました。

◇重要なのは自分の幸せ◇

ドミスは、自分が何を聞いたのか

分からないような顔をしていました。

アニャはため息をつきました。

 

ドミスは、かろうじて口を開き

アニャが

自分をからかったのではないかと

尋ねました。

アニャは首を横に振り、

本当だ。

ホリンに会って、

それを聞いた自分は、

驚きのあまり、雪りんごを

落としてしまったと答えました。

 

ドミスはしばらく黙っていた後

アニャに鴨肉を要求し、

その話を、

どこで聞いたのかと尋ねました。

 

アニャは、カリセンだと答えた後、

ドミスは、どうやって、

3年前に出て来た

カリセンの特産物である雪りんごを

知ったのかと尋ねました。

しかし、ドミスは、

その質問には答えず、

アニャに、鴨肉を食べるのを

手伝って欲しいと頼みました。

そして、自分が直接カリセンへ行って

カルレインを探すと告げました。

 

しかし、アニャは、

今、カルレインはとても幸せだと

言うと、ドミスの目つきが

鋭くなりました。

 

彼女は、

カルレインが幸せなのはどうでもいい。

重要なのは、自分が幸せであること。

そして自分はカルレインがいてこそ

幸せだと言いました。

◇曖昧な言い方◇

ラティルは百花を訪ね、

彼のおかげで、聖騎士団長たちが

宮殿内を歩き回らなくなったことに

感謝しました。

そして、

気兼ねしてはいないけれど、

正直、他国の人たちが歩き回るのは、

気分が良くないと話すと、百花は、

実際、自分がある場所を教えたせいで

起きたことだと打ち明けました。

 

ラティルは、

百花がザリポルシ姫に、 

ロードかもしれない

怪しい者がいる場所を教えたと

タンベクが話していたのを

それとなくほのめかしました。

 

百花はにっこり笑い、

そこで怪しい者を見たのは

事実だけれど、

それがロードなのかは分からない。

本物なら本物だし、

偽物なら偽者だ。

そこにずっと

あの怪しい者がいるのかも

分からないと返事をしました。

 

ラティルは彼ともう少し話をしてから

ハーレムの外に出ました。

ところが、温室の横を

通り過ぎようとした時、

先ほど同様、

ザイオールが走って来ました。

彼は、

先程言い忘れたことがある。

聖騎士団長たちに

自分が怪しいと言ったのは

月楼の王子で、ギルゴールに

調べろと言われていたけれど

彼が、聖騎士たちを

追いかけて行ったので、

言うのを忘れてしまった。

自分がそう感じただけなので、

本当かと言われれば

確信はできないけれどと

話しました。

 

ラティルはしばらく考えてから、

ザイオールに感謝して

自分の部屋に戻りました。

◇安らぎを与える人◇

部屋の前に到着すると、

久しぶりにクラインが

うずくまって座っていました。

 

ラティルは笑いながら彼に近づき

どうしたのかと尋ねると、

クラインは返事の代わりに

ラティルを恨めしそうに見つめ、

彼女が、自分とラナムン、

大神官を除いた側室を呼んで、

みんなで一緒に・・・・

と悲しい声で責め始めたので、

ラティルは手で彼の口を塞ぎました。

 

ラティルは彼を部屋の中へ連れて行き、

ドアを閉めると、

今、その話を聞いてきたのかと

尋ねました。

 

クラインは、

大勢で同じベッドに寝るのが

好きかと聞いたのは、自分なのに、

なぜ、他の男たちだけ

ベッドに上げたのかと

ラティルを責めました。

 

彼女は、

ベッドに上げていない、デマだ。

少し話をしただけだと

言い訳をしましたが、

クラインが、どこで話をしたのか

尋ねると、ラティルは躊躇いながら

ベッドの上でと答えたので、

クラインは泣きべそをかいたので、

ラティルは照れくさそうに

髪を触りました。

 

ラティルは、

ただ、みんなで一緒に

話をしただけだと弁解しましたが

クラインは、自分も話ができると

訴えました。


ラティルは、

大神官は筋肉量が多くて呼べなかった。

彼までベッドに上がれば窮屈だと

言い訳をしましたが、クラインは、

自分もラナムンも、

筋肉が膨らんでいないのに、

どうして呼ばなかったのかと

食い下がりました。

 

ラティルは、

たまたま、そうなっただけだと、

クラインをなだめたものの、

一体、これはどうしたものかと思い

ため息が出ました。

 

ギルゴールにしてもクラインにしても

なぜ、側室たちは、

心に平和を与えるのではなく、

人生にスリルを与えるのか。

ただ、そばにいるだけで、

心を落ち着かせるような側室は

いないのだろうかと考えた時、

一瞬、頭の中を

「タッシール」の名がよぎったので、

驚いたラティルは、

クラインの腕をぎゅっとつかみました。

◇アニャが気になる◇

カリセンから

急いでやって来たホリンは、

カルレインに会い、

アニャに会ったことを報告しました。

 

カルレインは、タナサンの洞窟で

アニャに会ったことを思い出しました。

タナサンは、カリセンと

タリウムの間にある国なので

アニャはタナサンからカリセンに

移動したのかと思いました。

 

カルレインはホリンに

自分もアニャと洞窟で会い。

そこには、

棺桶も置かれていたことを

話しました。

 

ホリンは、

アニャに何を言われのかと尋ねると、 

カルレインは彼女に

「消えろ」と言われたと答えました。

 

ホリンは、首を傾げながら、

アニャは、自分には、

団長がどのように過ごしているのか

聞いて来たので、

団長は側室になったと話したけれど

念のため、

ロードの話はしなかったと

言いました。

カルレインは頷きましたが

どう反応したらいいのか

わかりませんでした。

 

先に自分たちから離れたのは

アニャだったし、再会した時は、 

カルレインを排斥するような

態度でした。

もしかしたらロードの騎士でありながら

ロードに守られた自分を

恨んでいるのかもしれないと

思いました。

 

ホリンに、

アニャをどうするのか

聞かれたカルレインは

自分には何もできないので

彼女自身でうまくやってほしいと

願うしかないと答えました。

 

するとホリンは少し困った顔で

アニャは

元気に過ごしているようには見えない。

食べ物を盗んで食べていたと

話しました。

 

アニャ程度の腕前なら、

何をしてでも食べていけるはずなのに

何故かは分からないけれど、

アニャの状況は悪そうに思えました。

 

ホリンが去った後、

カルレインは深刻な顔をして、

自分が見た洞窟と棺を

思い浮かべました。

ラティルの言葉通り、あれは

本当にアニャが過ごす棺だったのか。

一体、彼女は、どうやって

何をしながら過ごして

いるのかと思いました。

◇ついにカリセンへ◇

ドミスが食事を終えると、

アニャは、

彼女が棺桶の外に出るのを

注意深く手伝いました。

棺の外に出たドミスは、

あちこち足を動かしながら、

動く時の感覚が変だけれど、

動くたびに慣れて来ているので

もう自分の身体みたいだと言って

笑いました。

そして、約30分ほど

棺桶の周りを回っていたドミスは、

身体を動かしやすくなると、

早くカリセンへ行こうと

アニャを急かしました。

 

彼女は、

もう少し休んだ方がいいのではないかと

勧めましたが、

ドミスは着いてから休めばいいと

言い張りました。

ドミスにここまで言われてしまうと

アニャはこれ以上、

彼女を引き止めることができず

ドミスを背負ってカリセンに向かって

速いスピードで走って行きました。

 

数時間後、二人はついに

カリセンの首都に到着しました

アニャがドミスを降ろすと、

彼女は興奮した目で

楽しそうに周囲を見回し、

ついに宮殿を見つけると

にっこり笑って立ち止まりました。


夜になるのを待ち、

2人は暗闇に乗じて

宮殿の中に入りました。

アニャは心臓がドキドキしましたが、

ドミスは躊躇しませんでした。

アニャは、ドミスの身体が

丈夫ではないことを心配し、

自分の後ろからついて来るようにと

何度も言いましたが、

ドミスは躊躇うことなく

歩き回りました。

 

不思議なことに、彼女は

宮殿の内部を

知っているように見えました。

行ってみたら、

壁が塞がれていて、

首を傾げながら後戻りすることも

ありましたが、

いくつかの所では

驚くほど道を上手に見つけるので

アニャは、ますます怪しみました。

3年前から流行っていた

雪りんごもよく知っていたりと、

ドミスは一体どうしたのかと

思いました。

 

二人の吸血鬼は、

気配を隠しながら、

闇に乗じて歩き回ったので、

宮廷人は彼らを

発見することさえできませんでした。

 

ついに側室たちが住んでいる場所を

見つけたドミスは、

興奮してその中に入り、

部屋を一つ一つ確認しましたが、

カルレインどころか、

女性しかいないので、

ドミスの顔は、

すぐに険悪になりました。


アニャはドミスに

じっとしているように指示し、

通りかかった下女を捕まえました。

暗闇の中、

急に首をつかまれた下女は

驚いて悲鳴を上げようとしましたが、

アニャに口を塞がれ、

声を発することができませんでした。

アニャは眼光を輝かせ、

下女を怖がらせて静かにさせると、

口から手を離し、

カルレインという側室は

どこにいるかと尋ねました。

 

下女は、

それは誰なのか。

カリスミシュさんならいると

答えました。

アニャは名前が違うと文句を言うと

下女は悔しそうにしました。

今度はドミスが、

男性の側室について話すよう命じ、

彼が仮名を使っているかもしれないと

付け加えました。

 

しかし、下女は、

皇帝の側室は皆女性だと答えました。

本当のことを言えと、

ドミスは再度催促しましたが、

下女は首を素早く横に振り、

他の人に聞いても、

皆同じことを言うと返事をしました。

 

アニャが、下女の言うことは

本当のようだと、そっと言うと、  

ドミスは、

皇帝の居場所を教えろと命じました。

下女は、何をするつもりなのかと

尋ねましたが、ドミスは

返事を急かすだけでした。

 

下女は、

皇帝はゾンビに噛まれて倒れてから

ずっと意識がないので、

訪ねても無駄だと言いましたが

ドミスは、皇帝の居場所を

無理矢理聞き出しました。

そして、彼女が

騒ぎ立てないように気絶させ、

空き部屋に入れると、

ドミスは皇帝がいるという方へ

歩いて行きました。

 

気配を隠しながら

ドミスに付いて行ったアニャは、

なぜ皇帝に会うのか。

事が大きくなりすぎるのは

良くないし、

ドミスは目覚めた途端、

戦争をするつもりなのかと尋ねると

ドミスは、

カルレインは正式な側室ではなく

皇帝の秘密の恋人みたいな

ものかもしれないと言うと

アニャは納得しました。

 

そして、2人は、

皇帝がゾンビに噛まれたのなら

ゾンビになるはずなのに、

なぜ眠っているのか。

ゾンビに噛まれたのは嘘に違いないと

話ながら急いで移動し、

皇帝の部屋を訪ねました。

 

部屋の中は真っ暗でしたが、

2人は暗闇の中でも目が効くので

ドミスは、

横になっている男のそばに

ゆっくりと近づいていきました。 

この男は本当にハンサムだと

アニャは感心しましたが、

ドミスはカルレイン以外に

関心がありませんでした。

そして、ヒュアツィンテが

息をしているので、

やはり皇帝はゾンビにならなかったと

言った途端、

ヒュアツィンテは、

ぱっと目を開けましたが、

それど同時にドアがぱっと開きました。

 

ヒュアツィンテは再び目を閉じ、

ドミスとアニャも

あっという間に身を隠しました。

部屋の中に入ってきたのは

アイニでした。

 

アイニはため息をついて

持ってきたろうそくを

テーブルの上に置き、

ヒュアツィンテに近づきました。 

何もできずに

1人で寝ているだけの

ヒュアツィンテの境遇が

まるで自分のようだと思い、

1日に1、2時間ずつ

彼を見守っていくのが

最近の彼女の日課でした。

 

その時、

雷が落ちたような衝撃があり、

首を後ろに向けた彼女は、

窓際に立っている黒い影が

ヒュアツィンテの上に

垂れ下がっているのを見て

目を大きく見開きました。

驚くべきことに、そこには

以前、自分が鏡で見ていた

ドミスが、恐ろしい顔で

笑っていました。

アイニは驚いて何か言おうとした瞬間

ドミスは笑いながら

アイニを窓の外に投げ捨てました。

f:id:myuieri:20210206060839j:plain

f:id:myuieri:20210206071517p:plain

ドミスのことを変だと思いながらも

彼女の言うことを

何でもホイホイ聞くアニャを

うざったいと思いますが

ドミスは500年の眠りから

覚めたばかりだし、

アニャはドミスを

実の妹のように思っているし

ドミスはロードなので、

彼女の言うことに逆らうことなんて

できないのだろうと思います。

 

そばにいるだけで落ち着ける人。

そう考えた途端、

タッシールの名前が思い浮かんだのは

ラティルが気づかないうちに、

彼がそのような存在に

なっていたからだと思います。

自分の気持ちに正直になって

タッシールの手を取れば

ラティルはとても楽になると

思いますが、

ラティルの周囲には

様々な問題があり過ぎて、

ラティルが自分の気持ちを

素直に受け止めるだけの準備が

できていないのだと思います。

f:id:myuieri:20210206060839j:plain