自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します 272話 外伝 10話 ノベル 先読み アレイシアの企み

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外伝10話 アレイシアは、夫が家に海賊の女を連れてきたとジュメンシア公爵夫人に話しました・・・

◇アレイシアの嘘◇

アレイシアが10分経っても

戻ってこないので

王弟がアレイシアに近づくと

 

王弟が海賊の女を家に連れてきた、

その女性に関心があるようだ.

 

という話が

広まっていました。

 

アレイシアは

王弟の腰に手をやり

 

私に似た女性がいても

そちらに心を動かさないで。

 

と言いました。

王弟の顔が凍り付きました。

 

私が公の場に出てこなかったら

私ではない別の女性が

王弟妃だと主張するかも。

 

とアレイシアが言うと

 

人々は、そんなことはありえない、

心配しないように

と言いました。

 

王弟は、

代役はもういらない、

明日の朝、荷物をまとめて

出て行くように

アレイシアに命令しました。

 

彼女は、

 

私を追い出すなら

パーティで会った人たちを

探し回りながら

王弟が海賊の捕虜を好きになって

妻を追い出したと話す。

 

と反論しました。

 

王弟はアレイシアを

睨みつけました。

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◇涙の抗議◇

その話を聞いたエルギは

泣きながら、父親のせいだと言って

抗議しました。

そして、今すぐ、本当のことを

明らかにするようにと

父親に訴えました。

 

王弟は、本当のことを言えば

ブルーボヘアンだけでなく

様々な国に嘲笑われるし

母親の対面も傷つけられると

言いました。

 ◇アレイシアの企み◇

その日の晩

アレイシアはエルギの所へ

話をしに行きましたが

彼は拒みました。

 

しかし、アレイシアは

2年前に

海賊の捕虜になってからの出来事を

涙ながらに話し

生きたいから、あんなことをしたと

エルギに言いました。

 

けれども、彼は

だからと言って

母親の名前で生きる必要はないと

言いました。

 

アレイシアは

家の中では、いない人のように過ごす。

時々、王弟妃の役割をするだけだと

エルギに言いましたが、

彼は、自分の母親は

自分を産んだ母親だけで

アレイシアは

自分の母親にはなれないと言いました。

 

走り去るエルギを

アレイシアは追いかけました。

エルギの部屋の前で

彼に追いつくと

アレイシアは、

 

私たちは仲が良かったのに

どうして反対をするのか。

 

とエルギに尋ねました。

 

彼は、

 

私はお嬢さんに優しくしたのに

最後に反対しただけで

どうして、こんなことをするのか?

 

と逆に尋ねました。

 

エルギはアレイシアに

父親が何と言おうと

翌日、パーティへ行って

真実を明らかにする。

人に何か言われる前に

荷物をまとめて出て行くように

と言いました。

 

アレイシアは

 

皇后陛下を攻撃した!

捕まえろ!

 

と言われて

寝室から引きずり出されたこと、

両親の裏切り、

海賊船での2年間、

絞首刑になった青年のことを

思い出し

今度は、素直にやられないと

思いました。

 

アレイシアは窓際から

下を見下ろすと

それ程、高くはありませんでした。

 

アレイシアは、海賊船の船長が

捕まりそうになった時に使った手を

応用しようと思いました。

 

その時、彼女の部屋のドアを

誰かがノックしました。

アレイシアは、東大帝国で

いきなりベッドから

引きずり出されたので

ドアを開けることをためらいました。

 

アレイシアは、ドア越しに

 

どなたですか?

 

と尋ねましたが

返事はありませんでした。

 

しばらくして、

 

ドアを開けてください。

奥様がお探しです。

 

と低い声がしました。

 

アレイシアは

 

ちょっと待ってください。

 

と言った後、ドアは開けずに

窓から外へ飛び降りました。

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 ◇火事◇

泣き疲れて眠っていたエルギを

執事が、火事が起きた、

大したことはないけれど

念のために家を離れた方がいい

と言って起こしました。

 

エルギはベッドの横で

眠っていた猫を

蓋つきのバスケットの中へ

入れました。

母親は本館にいないので

大丈夫だと執事から聞きました。

 

エルギは家を出る時に

アレイシアの部屋を見ましたが

彼女が逃げたかどうかは

聞きませんでした。

 

外へ出たエルギを

執事は馬車の中へ入れて

そこで待つように言いました。

 

エルギは馬車の中で

居眠りをしました。

どのくらい時間が経ったのか

エルギは、彼の母親が

アレイシアの所へ行ったという

ひそひそ話で目が覚めました。

 

エルギは

母親がアレイシアと一緒にいるという

怖い話を聞いてしまいました。

そして、火元は

客用寝室に近い所でした。

 

屋敷が火事になっているのに

王弟妃がアレイシアの部屋に行ったと

平然と話しているのは

明らかにおかしいけれども

エルギは、そこまで

人を疑ってはいませんでした。

 

彼は、母親が家の中にいたらと思うと

居ても立っても居られず

彼は邸宅の敷地内に入りました。

 

エルギはアレイシアの部屋を見ると

自分が母親に作ってあげた人形が

窓枠すれすれに引っかかっていました。

 

それを見たエルギは

邸宅の中に入っていきました。

そして、アレイシアの部屋の

ドアを開けると

誰もいませんでした。

そして、

窓枠に引っかかっていた人形が

椅子の上に座って

エルギの方を見ていました。

 

どうして、人形が

椅子の上に移っているのか。

 

しかし、部屋の中には

誰もいないので

エルギは逃げようとしましたが

カーテンに火が燃え移りました。

 

そして、炎で弱った床が折れて

それを避けようとして

よろけたエルギに

火のついた扉が倒れてきました。

誰かが、

彼の身体に覆いかぶさりました。

 

ジュメンシア公爵夫妻は

クローディア王弟の家が

火事だと聞いて

そちらへ向かいました。

 

王弟妃が危険なので

自分が連れて行くと

ジュメンシア公爵夫人は言いました。

 

屋敷の近くに

馬車が一台止まっていましたが

中にはバスケットに入った

猫しかいませんでした。

 

公爵夫人は屋敷に近づこうとすると

護衛に止められましたが

王弟妃を助けなければいけないと

言って

前へ進もうとすると

誰かが奥からよたよたと

歩いてきました。

顔の片方が完全に焼けた

アレイシアでした。

その腕には、気絶した少年を

抱いていました。

少年は人形を抱きかかえていました。

 

アレイシアは、公爵夫人を見ると

泣きながら

 

私が息子を助け出した。

 

と言いました。

 

ジュメンシア公爵夫人の目には

アレイシアが狂気に満ちているように

見えました。 

 

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エルギが認めてくれないので

ずっと王弟妃の

身代わりをするために

嘘の既成事実を作ってしまった

アレイシア。

 

 

二度と同じ目に会いたくないという

アレイシアの気持ちも

わかりますが

とんでもない嘘をついて

それを、

まかり通そうとし

ソビエシュへの恨みを

エルギを通して果たそうとする

アレイシアは怖い女だと思います。

 

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