自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 459話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ ラティルの所へやって来たアニャ

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459話 誰かがクラインの部屋の屋根に穴を開けました。

◇犯人は明白◇

ラティルは、

どういうことなのかと尋ねました。

クラインはラティルに近づき、

彼女を抱き締めると

分からない。

皇帝が自分を除いた数人の側室だけを

しきりに集めて遊ぶのが寂しくて、

この周りをうろついていたと

泣きべをかきながら話しました。

 

ラティルは、

ロードの仲間だけを集めて

会議をしたのがあまりにも

露骨過ぎたのかと反省していると、

続けて、クラインは、

その時、変な音が聞こえて来たので

何事かと思い、

音がした方へ行ってみると、

自分の部屋の屋根に

大きな穴が3つも開いていたと

話しました。

 

ラティルはその言葉を聞くや否や

ギルゴールが犯人であることに

気づきました。

彼は、今、この会議に参加していないし

ギルゴールの温室に

クラインが開けた穴が3つなので、

犯人は明らかにギルゴールでしたが

それを知らせれば、果てしない復讐劇が

繰り広げられることは明白なので、

ラティルは、

そのようなそぶりを見せずに、

一体どうしたのか。

それでも、クラインにケガがなくて

良かったと驚きの声を上げました。

心の中では、

ギルゴールがクラインの額に

穴を開けなくて本当に良かったと

思っていました。

 

クラインは、

ギルゴールを疑っていると

鋭い声で言いましたが、ラティルは

ギルゴールが

そんなことをするはずがないと否定し

立ち上がりました。

 

カルレインも立ち上がり、ラティルに

どこへ行くのかと尋ねました。

彼女は、

クラインの部屋の屋根を見に行くと

答えました。


ラティルが廊下へ出てみると、

ちょうどサーナット卿が状況を把握して

こちらへ来るところでした。

 

サーナット卿は、

ラティルにくっ付いている

クラインを見ながら、

彼の部屋の屋根に穴が開いたと

報告しました。

 

ラティルは、

クラインから話は聞いた。

そちらへ行ってみようと返事をし、

クラインの部屋へ向かいました。

 

壊れた屋根を見たラティルは

ひどく驚きました。

3つの穴の大きさは、かなり大きく

屋根は崩れたような状態でした。

 

危険だと警告する警備兵に手を振り

ラティルは部屋の中まで確認しました。

1日2日工事したくらいでは、

中へ入れる状況ではなく。

すぐに工事に入ったとしても

少なくとも2か月はかかるようでした。

 

ラティルは舌打ちし、

クラインの背中を叩きながら、

しばらく部屋を移さなければならない

と言いました。

 

クラインは、

犯人を捕まえてくれますよねと

哀れな様子で尋ねました

ラティルは、

もちろんだと答えましたが、

おそらく、

証拠も残していないだろうと

考えながら、

クラインの背中だけを叩き続けました。

 

クラインは、

ラティルの部屋で

一緒に過ごすのはだめかと尋ねました。

ラティルは、ダメだと答えました。

◇パーティー会場の装飾◇

クラインは、

自分がギルゴールの温室に

手を出したことから、

彼を強く疑っているようでしたが、

物的証拠がないため、

これといった行動は

できないようでした。

 

ラティルは

クラインの気持ちを和らげるために

屋根の件について調査を命じましたが、

当然、犯人は捕まりませんでした。

ギルゴールが、何らかの痕跡を

残すはずがありませんでした。

いずれにせよ、その出来事を除けば

数日間は、

比較的平和な時間が過ぎていきました。

 

ラティルはギルゴールに

新年祭のパーティー会場の飾り付けを

見せてほしいと言うと、彼は、

今、見せてしまえば、

当日、驚かすことができないと言って

断りました。

 

ギルゴールが変なことを

しているのではないかと

心配なラティルは、

当日は驚かなくてもいいので、

今見せて欲しいと食い下がりましたが

ギルゴールは、

自分を信じられないのかと言って

断りました。

 

ラティルは、自分がダメなら

秘書が確認するのはどうかと

提案すると、ギルゴールは

承知しました。


ラティルの代わりに

パーティー会場を見てきた秘書は、

ギルゴールは、よく準備をしている。

少し独特ではあるし、斬新だけれど

好き嫌いが

分かれるようなものではないと

報告しました。

 

ラティルは、ギルゴールではなく

秘書の目を信じて安心しました。

◇やって来たアニャ◇

新年祭を2日後に控えた日。

ギルゴールが

パーティー会場の中を

しっかり隠しているので、

他の広い場所で、

新年祭の練習をしたラティルが

謁見のために移動していた時、

隣の回廊から、カルレインが

早足で歩いて来ました。

 

彼は、

ラティルとスピードを合わせて

歩きながら

アニャがやって来たと

耳元で囁きました。

 

ラティルは、

彼女と最後に会った時のことを

思い出しました。

意気消沈するアニャを見て、

ラティルは

彼女が望むなら、

自分の方へ来てもいい。

家が大きいので空き部屋が多いと

衝動的に提案しました。

 

しかし、アニャは、

あれこれと心境が複雑なのか

断りました。

ラティルは、後で気が変わったら

来いと言いましたが、

本当に来たんだと思いました。

 

カルレインは、

結界のせいで、アニャは

中へ入ることができない。

今は、傭兵団にいるけれど

どうしたらいいかと尋ねました。

 

ラティルは、

宮殿に連れて来て、

カルレインが一緒にいればいいと

言いましたが、彼は、

非常に例外的な場合を除けば、

ハーレムは、ラティル以外の

全ての女性は立ち入り禁止なので

自分が一緒にいることはできないと

言いました。

 

ラティルはカルレインに

アニャを連れて来るよう指示すると

後ろから付いてくる秘書を呼び、

カルレインが客を一人連れて来るので

その人を、

待合室に案内するよう指示しました。

 

カルレインに秘書を付けて

送り出した後、

ラティルは謁見室に入りました。

2時間後、謁見を終えて出て来ると、

秘書が謁見室の前に立っていて、

客を外郭にある部屋に案内したと

報告しました。

ラティルは秘書を労いました。

 

秘書が案内したのは、

普段はほとんど使わない部屋でした。

ラティルが2回扉を叩くと、

すぐにカルレインが扉を開け、

横に退きました。

ラティルが中に入ると、

アニャは、ソファーの前で

夕焼けを見ていました。

 

アニャはぎこちなく立ち上がり

ラティルと目が合うと、

照れくさそうに片手を振りました。

 

ラティルは、

アニャの訪問に戸惑っていましたが、

彼女自ら来たにもかかわらず、

やはりアニャも照れているようでした。

彼女はラティルに挨拶をしました。

 

確かに、

一生ドミスのそばで生きて来たのに、

突然、容姿も性格も職業も

全く違う人が

「ドミスの転生」と言われても、

全く実感が湧かないだろうし、

夢でアニャをずっと見てきた

ラティルも、

少し、戸惑いを覚えました。

 

しかし、ラティルは

そのような気持ちを抑えて、

アニャに親切そうに笑い、

心の整理はできたのかと尋ねました。

 

アニャはラティルをじっと見つめ、

ゆっくりと頷くと、

後悔しない方へ進むことにしたと

答えました。

ラティルは、

こちらの方向なのか、

あちらの方向なのか、

確かなのかと尋ねると

アニャは、

「いずれにしても」と

微妙な返事をしたので、

ラティルは首を傾げました。

 

気のせいなのか、アニャの微笑が、

500年前のように

明るく見えませんでした。

◇混乱◇

仕事を抜け出して来たので、

ラティルは、

アニャと長い間、いることができず、

先に帰らなければなりませんでした。

 

ラティルが出て行くと、

カルレインはアニャの肩をポンと叩き、

「よく来てくれた」と

笑いながら言いました。

 

500年前だったら、

クスクス笑いながら

偉そうな顔をしたはずのアニャは

少し元気がない様子で、

「本当にそうなのかな?」と

返事をしました。

カルレインは、アニャが時差に

適応できていないせいだと思い

大したことはないと思いました。

 

カルレインは、

最近、そうでなくても

ご主人様の気が重くなることが

色々、起こったので、

アニャが来たから

少しは気持ちが楽になるだろうと

言いました。

 

アニャは、

あの時も今も、カルレインは

ドミスのことばかりだと指摘すると

カルレインは、

ご主人様は、ドミスと呼ばれることが

あまり好きではないようだと

言いました。

 

アニャは、

それはなぜなのか。

自我が違うのかと尋ねると、

カルレインは、

過去の記憶はあるけれど、

まばらだと答えました。

アニャは「そうなの?」と

聞き返すと、カルレインは、

アニャも気まずいだろうけれど

ご主人様も気まずい。

自分たちは、

知りあいが見知らぬ人になったけれど

ご主人様は知らない人に

慣れなければならない。

そこに微妙なズレがあるけれど、

ご主人様は

気にしないようにしてくれていると

話しました。

 

カルレインは、

元気のないアニャを連れて歩きながら

彼女が

前世で傷ついたドミスを

アニャが手を握って引き上げたように

ラティルの力になってくれることを

願っていました。

覚醒したドミスが、

むやみやたらと行動するのを、

アニャが最後の道徳心となって

彼女を捕まえてくれたようにでした。

他の人は知らないけれど、

ドミスはアニャだけは信じていました。

カルレインは

その友情に少し嫉妬したけれど、

今回も2人の仲が

そうであることを願っていました。 

 

カルレインはアニャを、

彼女が泊る部屋に案内しました。

せっかくここまで来たのに、

普段は明るいアニャが、

道沿いに広がる華麗な壮観を見ても

とても重い雰囲気でした。

 

最初、カルレインは、

ラティルが

ぎこちなかったせいだと思いましたが

カルレインと2人だけになっても

アニャは

重苦しい表情を浮かべていました。

 

どうしてそうなのか。

そろそろ、カルレインも

アニャのことが気になり始めた頃

彼女は静かに彼を呼び、

ドミスは、

自分が死んだ後、

皇帝になることを知っていたら

嬉しかっただろうか、

それとも悲しかっただろうかと

尋ねました。

 

カルレインは、

それは、どういうことかと尋ねました。

 

アニャは、

ただ急にそう思っただけ。

自分が死んで生まれ変わっても、

記憶が完全ではなく、

自分を自分だと思えなかったら

それは自分なのだろうかと

話しました。

 

カルレインは眉をひそめ、

アニャは、

あまりにも深く考えているようだと

指摘しました。

 

彼にとって

ドミスとラティルは1つで

記憶があろうとなかろうと

性格が違っていようと、

2人は1つの魂でした。

宝石をこの形に加工した、

あの形に加工したからといって、

その宝石は

他の宝石にはなりませんでした。

それなのに、アニャが、

これ程までに、

前世の転生問題を

深く掘り下げていることが

理解できませんでした。

 

アニャは、混乱していると

言い訳しました。

カルレインは、

混乱しなくなったから、

ここへ来たのではないかと

尋ねました。

 

しかし、アニャは、ラティルが、

ドミスと呼ばれるのも好きではないし

彼女の記憶もないことに

戸惑っていました。


いつの間にか2人は

客室の前に到着しました。

部屋の扉を開けると、

大きな窓から明かりが差し込む

居心地の良い部屋が見えました。

 

アニャは感動し、

ようやく元気を取り戻して

中を見回すと、

カルレインは安堵して

鍵を部屋のテーブルの上に置きました。 

 

カルレインは、

アニャは500年間、誰とも話さずに

ドミスの棺桶の

そばにいただけなので、

今のアニャの状態と自分とは

かなり違うと思う。

それに、アニャが守っていたのは

殻はドミスの身体だけれど、

中身は対抗者のアニャなので、

もっと混乱していると思う。

だから、ここで

傷を少し治して欲しいと言いました。

 

そして、カルレインはアニャに

宮殿の中を案内して欲しいか、

それとも、少し休むか

聞いてみようとしたところ、

自分をぼんやりと見つめる

アニャの表情が

尋常ではありませんでした。

 

どうしたのかと思い、

カルレインはアニャを呼ぶと、

彼女は眉をひそめながら、

身体は本物のドミスで、

中身が対抗者のアニャというのは

どういうことなのかと尋ねました。

 

カルレインは、

知らなかったのかと尋ねました。

◇いてはいけない人◇

2人が会話をする部屋から

遠く離れていない所に、

アイニが

侍女2人を連れて立っていました。

 

彼女たちは、

アイニと楽しく話をしながら

歩いていましたが。

アイニが呆然と立ったまま、

ある開かれた部屋の扉を

じっと見つめているので、

侍女たちは不思議に思い、

どうしたのかと尋ねました。

しかも、穏やかなアイニの表情が

強張っていました。

 

アイニは、

開いている扉を見つめたまま、

今、ここにいてはいけない人を

見たような気がすると答えました。

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捜査官だったアニャは

自分の目と勘に

自信を持っていると思います。

そのアニャの勘は、

ラティルがロードだと囁いている。

けれども、ラティルは

ドミスとは似ても似つかないし

彼女の記憶もまばら。

 

一方、アニャドミスの外観は

ドミス本人だし、おまけに

彼女の記憶を持っている。

 

どちらが本物のドミスかと

聞かれれば、

後者と言いたくなるのも

理解できます。

 

それでも、

アニャの捜査官としての勘は、

ラティルがロードだと訴えているので

アニャは、自分の目と勘の

どちらを信じたらいいのか、

迷っている状況なのかもしれません。

 

とうとう、カルレインに

アニャドミスの中身が

対抗者のアニャだと聞かされましたが

その後のアニャの心の動きが

どうなっていくのか気になります。

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