自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 460話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 圧倒的に性格が悪いギルゴール

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460話 アイニは、タリウムの宮殿内にいてはいけない人を見つけました。

◇アイニの混乱◇

侍女は、

いてはいけない人って誰なのかと

尋ねると、アイニは、

実は人間でもないと答えたので

侍女は「えっ?」と聞き返しました。

アイニは口を閉じ、目を細めて

開いた扉を見つめした。

 

自分の部屋へ入って来て、

盟約について話してくれて、

アナッチャとトゥーラに

拉致された時に

アナッチャを迎えに来た

吸血鬼の女性が、なぜここにいるのか。

ドミスがいるので、

ラトラシル皇帝が

ロードではないと思っていたけれど、

もしかして、仲間なのか。

でも、ギルゴールがここにいるし

もちろん、カルレインもいる。

しかし、あの女性とロードは

自分の命を奪おうとしたけれど

ラトラシルは自分を助けてくれた。

彼女がロードの仲間でなければ

一体、何なのか。

 

アイニの頭の中を

「でも・・」という言葉が

続けて通り過ぎましたが、

いくら考えても、

知る術がありませんでした。

 

アイニは、

ギルゴールを探さなければならないと

呟きました。

侍女たちは、アイニが

何を言っているのか、

さっぱり分かりませんでしたが、

散歩を続けようと言って、

歩いていくアイニを、

侍女たちは首を傾げながら

付いて行きました。 

◇アニャの混乱◇

アニャの頭の中は

カルレインに聞かされた衝撃的な話で

非常に混乱していました。

それを見たカルレインは、

大丈夫かと、アニャを心配しました。


口をポカンと開けて

虚ろな目をしていたアニャは

ようやく、

どうしてそう思うのかと尋ねました。

カルレインは、

色々な事情でと答えました。

 

アニャは、

その身体が本物のドミスの身体なら

魂も本物かもしれない。

魂も本物である可能性が

高いのではないかと反論しました。

 

カルレインは、

今世の騎士が主人を見つけた。

騎士は主人を、

間違って見つけたりしないと

言い返しました。

 

しかし、アニャは、

カルレインは間違えたと非難し、

今回は本当なのかと問い詰めました。

 

カルレインはため息をつくと、

そんなに深く考えないように、

500年間も失業していたのに、

まだ捜査官のつもりなのかと

皮肉を言いました、

 

しかし、アニャは、

カルレインは混乱していないのか。

カルレインの言うことが

100%正しいとしても、

こちらは魂がドミス、

あちらは身体がドミスなら、

2人ともドミスではないのかと

主張しました。

カルレインは、

自分は魂の方がドミスだと思うと

答えました。

 

しかし、アニャは

もしも、カルレインが王で

子供がいたとする。

その子供の魂は生まれ変わり、

子供の身体には

別の魂が入って来たとしたら、

カルレインは王位を

血の繋がった者に譲るのか、

それとも子供の転生に譲るのかと

尋ねました。

 

一瞬、カルレインは

何も答えられませんでした。

その姿を、

アニャはじっと見つめました。

 

カルレインは、しばらく考えて

首を横に振ると、

それとこれとは状況が違う。

そのような事例は血筋が重要だけれど

今、重要なのは魂だからと答えました。

 

アニャは、

そう思うのかと尋ねました。

依然として彼女は

納得できない表情でした。

 

それを見たカルレインは

にっこり笑い、

アニャの肩を軽く叩くと、

庭を見物させようと思ったけれど

休むように。

後で見物しようと言うと、

部屋を出て行きました。

扉が閉まると、アニャは

カーペットの上に座りこみました。

 

どうすれば、あんなにきっぱりと

考えられるのだろうか。

アニャは、窓越しに

皇帝がいると思われる

大きな本宮の建物を眺めました。

◇信じられない理由◇

ラティルも窓を開けて

客用宮殿の方を見ていました。

乳母は、その後ろで

ラティルの髪を梳かしていました。

 

彼女は、

もう少し優しく梳かして欲しいと

頼んでも、乳母は

髪の毛が絡まっていると言って

容赦しませんでした。

 

ラティルは

しかめっ面をしましたが、

イラついたりはしませんでした。

しばらく髪を

梳かし続けていた乳母は、

ラティルの横顔が

深刻であるのを確認すると、

気の毒に思い、

ここ数日間、彼女が

悩んでいるようだと指摘しました。

 

ラティルは、

乳母には、すぐ分かってしまうと

言うと、乳母は、小さい頃から、

自分がラティルを育てからだと

返事をしました。

 

乳母が櫛を下ろしている間、

ラティルは笑いながら

近くの椅子に座ると、

父親は、自分のことを

愛していただろうかと尋ねました。

 

乳母は、

もちろん愛していた。

子供の中で一番可愛がっていたと

答えました。

ラティルは、

確かに、すぐに後を追って

死のうとするくらいなので、

情がなかったわけではないだろうと

思いました。

 

乳母は、

急にそれが気になったのか。

ラティルは先帝に

会いたがっているようだと

指摘しました。

 

ラティルは、

自分は誰も裏切らない自信があると

言いました。

乳母は、

ラティルの義理の厚さは最高だと

褒めました。

しかし、ラティルは、

自分を裏切らない人を

見分ける自信はないと言いました。

乳母は目を見開いてラティルを見つめ

彼女の手を握ると、

自分がいるではないかと言いました。

 

乳母は、自分が育てたこの皇女様が

なぜ急に、

そのような考えをするようになったのか

分からないけれど、

彼女が意気消沈している姿を見ると

心配が押し寄せて来ました。

 

8人も側室がいるのに、

誰もラティルのこのような点を

気にしていないということに

腹が立ったりもしました。

デートをするためだけに

連れて来た側室なのではないか。

皇帝を、私的に世話するのも

側室の仕事だと腹を立てていると、

ラティルは、自分と乳母は

ずっとセットなので例外だと

言いました。

 

嬉しい言葉に乳母が笑い出すと、

ラティルは、

客用宮殿をぼんやりと眺めながら、

実は裏切らない人を2人知っている。

彼らは、500年間、

1人だけを見つめていたと話しました。

 

乳母は500年と聞き、

それは人なのかと尋ねました。

ラティルは、否定し、

乳母のお腹に頭をもたれて

目を閉じました。

 

ラティルの頭の中に、

500年間、棺桶のそばで

1人でドミスを守った

アニャのことが思い浮かびました。

彼女は、最初から最後まで

ずっとドミスのそばにいました。

カルレインは、友人たちと一緒に

ラティルを待っていましたが、

アニャは、誰にも会うことなく

孤立したまま友人を守りました。

 

もしかしたら、今回も

アニャは、そんな友達に

なってくれるだろうか。

彼女なら、

絶対に裏切らない人に

なってくれるだろうかと

微かな期待が湧いてきました。

 

ぎこちなく手を上げて

挨拶していた

アニャを思い浮かべると、

ラティルは思わず笑いました。

親しくなるためには、

そのぎこちなさから

取り除かなければならないと

思いました。

 

乳母は、

ラティルが1人で憂鬱になったり、

1人で笑っているのを見ると

とても怖いと打ち明けました。

 

ラティルは、

乳母は怖がりだと指摘すると、

彼女は、 吸血鬼だとかゾンビだとか

聞きたくもない。

皇宮が一番安全だ。

世の中が落ち着くまでは外に出ないと

息巻きました。


ラティルは、

妙な気分になり苦笑いしました。

実は、一度も自分を裏切ったことのない

乳母や侍従長に対して、

「自分を裏切らない人」と

考えられないのは、

彼らが、ラティルの秘密を

知らないからでした。

 

乳母は、

そういえば、最近、皇宮でも

普通の屋根が崩れるという

変なことがあった。

そのクラインとかいう皇子は

大丈夫なのかと聞きました。

◇新年祭に呼びたい人◇

翌日の午前、

業務を終えたラティルは、

ハーレムへ行ってみました。

クラインが新しい部屋で

元気で過ごしているかどうか

気になったからでした。

新年祭の前に起こったことなので、

色々な荷物も

台無しになったようでした。

 

当時は、

ギルゴールの仕業であることだけを

気にしていたので、

きちんとクラインの面倒を

見ることができませんでしたが、

乳母が心配しているのを見て、

改めて、クラインのことが

気になりました。

 

彼は本当に手間がかかると

舌打ちをしながらも、ラティルは

少し気遣うだけで、

素直に喜ぶクラインを思い浮かべると

笑いが出ました。

一度でも、問題を起こさなければ

本当に良いのだけれど、

それは、クラインの

アイデンティティでもありました。

 

そうしているうちに、

ラティルは、自分を呼ぶ

百花の明るい声を聞いて

立ち止まりました。

彼は左側の遊歩道から

早足でラティルに近づいて来ました。

 

百花が、

とても嬉しそうに走って来たので

ラティルは

どうしたのかと尋ねました。

百花は、新年祭にもう1人、

来たいと言っている人がいると

答えました。

 

ラティルは、

それは誰なのか。

ただの聖騎士ではないようだと

尋ねると、百花は、

議長だと答えました。

ラティルは戸惑いながら、

「議長?」と聞き返すと

百花は、63の聖騎士団の代表だと

答えました。

 

ラティルは驚きました。

聖騎士団全体の議長は

大神官と同じくらい

表に出て来ない人物であり、

人生で会うことは

ほとんどありませんでした。

その議長が来るなんて、

聖騎士団長1人が来る時も怖かったのに

63の聖騎士団代表がここに来るなんて

ラティルは衝撃を受けました。

 

ラティルは、

とても嫌そうな顔をしないように

努力しながら、

なぜ、突然、議長が来るのかと

尋ねました。

 

百花は、

大したことではないと答えました。

ラティルは、

大したことでなければ、

来なければいいと言い返しましたが、

百花は、

議長がアイニ皇后に会いに

カリセンへ行き、そこで、彼女が

ここにいるという話を聞いて

こちらへ来ることになったと

説明しました。

 

アイニ本人は、

本当に何もしないで

じっとしているのに、

自分に害を及ぼすなんて

さすが対抗者だと、

ラティルは嘆きました。


百花は、

昨日、議長が到着したけれど、

もうすぐ新年祭という話を聞いて、

大神官に会うのも兼ねて

ぜひ、参加したいと話していると

言いました。

 

ラティルは、

僅かな期待を抱きながら、

議長は大神官とアイニ皇后に

会いに来るということなのかと

尋ねると、

百花は豪快に笑いながら手を振り、

当然一番会いたいのは、

うちの皇帝だろうと答えました。


ラティルは肩の力が抜けました。

しかし、ここで断るのは

本当におかしな話でした。

百花は、目をキラキラさせて

ラティルを見ました。

 

彼女は笑顔で、

議長が来たら自分も嬉しいと

渋々、返事をしました。

 

詳しい話は秘書とするよう

指示したラティルは、

ザイシンを訪ねました。

新年祭は明日なので、

議長に会う前に、ある程度、

準備する必要がありました。

 

大神官の正体は

秘密に包まれていましたが、

それでも百花は、

彼について知っていました。

それならば、議長も

ザイシンについて知っているだろうし

ザイシンも議長について

知っているはずだと思いました。

 

ところが、

ザイシンの部屋へ入って見ると、

メラディムも一緒にいました。

2人は向かい合って座り、

スポーツ雑誌の新刊を

一緒に見ていました。

 

ザイシンは、

メラディムが湖で

あれだけ身体を鍛えたのを見ると、

陸地で生活をしたら

どれだけすごくなるだろうかと

称賛していました。

ラティルは、

2人の仲が良さそうで良かったと

言いました。

 

ラティルは、

一緒に、雑誌を見ないかと言う

ザイシンの提案を断り、

2人の間に座ると、ザイシンに

聖騎士団の議長に会ったことあるかと

尋ねました。

ところが、ラティルは

ザイシンに質問したのに、

なぜか、メラディムが咳をしました。

なぜ、メラディムがと

不思議に思って見ると、

メラディムは胸を叩き、

なぜ、彼のことを聞くのかと

尋ねましたが、つい、

ロードと言いそうになったので

慌てて、

ローメインとごまかしました。

 

ザイシンは、

ラティルのニックネームなのかと

尋ねましたが、ラティルは否定し

メラディムに、

口を気をつけろという意味で

目を剥くと、

その議長という者が、

ザイシンとアイニ皇后に会うついでに

新年祭に来るらしいと説明し、

メラディムに、

議長について知っているかと

尋ねました。

メラディムは、

ミステリーな人だと答えました。

 

その言葉にラティルが驚くと、

メラディムは、

議長は年齢不詳だ。

幼い頃と今見た時と

外見が変わっていないと説明しました。

 

ラティルは、

それが本当なら、

どうして、そんな話が

出て来なかったのかと尋ねました。


メラディムは、

議長も顔を出すことが

ほとんどないので

少し、神秘的な領域にいたりすると

話しました。

 

ラティルは、

時間が経っても顔が変わらないのは

神秘的な領域ではなく

異種族の領域ではないかと

思っていると、メラディムは

議長はエルフではないかという

話があると言いました。

 

ラティルは、

それは本当なのか。

会ったことがあるのかと、

突拍子もないエルフの話題に

ラティルが目を輝かせると

メラディムは、

エルフと聞くと、

童話的な噂を思い浮かべるだろうし

何を期待しているのか分かるけれど、

そんな期待はしない方がいいと言って

舌打ちをしました。

 

ラティルは、その理由を尋ねると、

議長が何か一言言う度に

一発ずつ殴りたくなるからだと

答えました。

それを聞いていたザイシンも

ぎこちなく微笑むのを見て

ラティルは驚き、

どうしてなのかと尋ねました。

 

普段は、人をよく評価するザイシンが

メラディムの言葉を

否定しないのを見ると、

その議長という者を、

本当に宮殿に入れても大丈夫なのかと

心配になりました。

 

メラディムは、

今まで自分が見た人物の中で

最も性格の悪いのはギルゴールだと

言いました。

ラティルは、

その議長は2番目なのかと尋ねると、

メラディムは、

2番目もギルゴールだと答えました。

ラティルは、

それでは3番目なのかと尋ねると、

メラディムは

3番目もギルゴールだと答えたので

 

ラティルは、

エルフは何番目なのかと尋ねると、

メラディムは、

4番目だと答えました。


それならば、

ギルゴールが圧倒的に

性格が悪いということだと

ラティルは思いましたが

初めて百花に

議長の話を聞いた時とは、

少し違った意味で緊張しました。

自分の敵である人が

性格まで悪いなんて

大丈夫なのかと心配しました。

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騎士はロードを間違えないと

自信を持って言うカルレインへの

アニャの痛烈なパンチ(笑)

もし、カルレインが

初めてドミスに会った時に

彼女がロードだと気付いていれば

対抗者のアニャと

知り合うことはあっても、

行動を共にすることは

なかったでしょうから、

少なくとも、アニャドミスは

誕生していなかったと思います。

これは、ロードを間違えた

カルレインの責任だと思います。

 

とうとう議長が登場しました!

途中の話を飛ばして

後の話を読み始めた時に

すでに議長は登場していましたが

彼の正体が分からず、

モヤモヤしていました。

まさか、63ある聖騎士団の

代表だったとは!

 

この議長も

お話が進行していく上ので

キーパーソンなのでしょうけれど

彼は善人なのか悪人なのか。

ザイシンとメラディムが

眉を顰めるような人なので

善人ではなさそうです。

 

ところで、後の話では、

会長としていましたが

今後、議長とさせていただきます。

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