自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 415話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 自然な感情に悩むザイシン

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415話 寝ているはずのラティルがサーナット卿と並んで歩いているのを見て、カルレインとザイシンは気分が悪くなりました。

◇アニャドミスへの懸念◇

1人用のソファーに座ったラティルは

長いソファーに並んで座っている

3人の男を横目で見ながら

お茶を飲みました。

カルレインの言葉に

何と答えるべきか迷って

不自然に反応してしまったせいか

気まずい雰囲気になっていました。

 

しかし、

サーナット卿の婚約式を見ようと

こっそり出かけて、

互いに好き合っていることを確認し

楽しく帰って来る途中だったと

言うことはできませんでした。

侍女も、寝ているはずの皇帝が

突然側室2人と、

早退した近衛騎士団長を連れて

帰ってきた状況が気になるのか

ティーポットとお菓子を置きながら

しきりに3人の男とラティルを

交互に見ました。

 

やがて侍女が

扉を閉めて出て行くと、ラティルは

何事もなかったかのように

にっこり笑いながら、

遅い時間に自分を訪ねて来た理由を

尋ねました。


カルレインは

サーナット卿とラティルを

交互に見つめていましたが、

ザイシンが彼を見ながら

首を横に振ると、

カルレインは目を伏せ、

度々、ハーレムに忍び込んでくる

赤毛の吸血鬼について、

つっけんどんに話しました。

ラティルはカルレインの表情を見て、

それがアニャドミスの話だと

気づきました。

 

ザイシンが、アニャドミスのことを

とても変態だと叫んだ時には

戸惑いましたが、

ギルゴールでさえ、

まともに戦ったら勝てないと言っていた

アニャドミスが

度々、ハーレムに忍び込んでいるなんて

深刻な問題でした。

いきなり気絶するせいで

大胆な行動はしないと思っていましたが

違いました。

 

また、ラティルは、ザイシンが、

最初はカルレインを狙い、

次は自分を狙った。

そしてクラインを狙うのを見ると、

とても好色なのは明らかだと

言うのを聞き、

カルレイン一筋だと思っていた

アニャドミスが

あちこちでラティルの側室に

接近していることにも当惑しました。

もしかして、

自分と好みが同じなのかと

考えましたが、

アニャドミスがザイシンを

狙っていると言った時、

カルレインが、

かすかに首を横に振るのを見たので

ザイシンの主張は、

少し大げさかもしれないと

思いました。

しかし、アニャドミスが

クラインを狙ったという話をした時は

カルレインも眉を顰めるだけで

首を傾げなかったので、

事実かもしれないと思いました。

 

ラティルは、

本当に困ったことだと呟きました。

 

防衛を強化しなければならないけれど

姿を消す能力を持つ

アニャドミスに対して、

人間の護衛を増やしても、

それほど役に立つとは思えないし、

吸血鬼や聖騎士を増やしても、

アニャドミスが姿を消していれば、

彼女を見つけられないと思いました。

 

そして、アニャドミスが

強くて怖いことは知っていたけれど

それでも遠い所にいると思っていた敵が

目の前の庭に出入りしていることを

知ったせいか、突然唇が乾き、

お腹が痛くなってきました。

 

今夜にでも、

アニャドミスが攻め込んでくる

可能性がある。

彼女が攻め込んできたら

誰も相手にすることはできない。

明日からアイニの訓練が始まり、

ラナムンも訓練を再開するけれど、

その2人が力を合わせたからといって

今すぐアニャドミスを

相手にすることはできない。

自分も覚醒していないので

先代ロードの身体に太刀打ちできないし

ギルゴールも同様だと

考えていると、お腹が痛くて

うめき声を上げました。

 

3人の男たちは、

ラティルを心配しました。

彼女は、大したことはないと言って

手を振りました。

 

これからどうしたらいいのか。

ザイシンがいなければ

カルレインとサーナット卿に

尋ねるところでしたが、

ザイシンは赤毛の女性が

ロードであることを

知りませんでした。

 

ザイシンは、

カルレインと一緒に来たので

彼に教えても構わないと思いましたが

カルレインがザイシンに

何をどこからどこまで

話したのか分からないので、

とりあえず、沈黙を守りました。

 

彼らが、ハーレムの治安や

警備水準について話すのを

片耳で聞きながら、

ラティルは

一人で戦々恐々としていましたが、

ふと、血人魚たちが、

洞窟で人々の侵入を防ぎながら

過ごしていたことを思い出しました。

しかもメラディムは

ギルゴールが仇だと言って

歯を食いしばりながらも、

かなり長く生きてきたようでした。

 

彼らは、ロードの側に付いたり

対抗者の側に付いたり

していたそうだけれど、

長い間、生きていたということは、

生き残る能力が

あるということではないかと

考えました。

ラティルは、メラディムに

相談してみることにしました。

◇自然な感情◇

帰り道、ザイシンは、

自分は、こういうことは

よく分からないけれど、

皇帝とサーナット卿が

少し親密になったように見えないかと

尋ねました。

カルレインは無愛想に

とても親密になったようだと

答えました。

 

ザイシンの穏やかな顔に、

自分は傷ついたという感情が

見え隠れしていたので、

カルレインは、

どうしたのかと尋ねました。

ザイシンは躊躇しながら、

このように考えては

いけないと思うけれど、

少し気分が悪いと答えて、

ため息をつきました。

 

カルレインは

ザイシンのそのような姿を見て、

慰めの言葉が浮かびましたが

言うべきがどうか判断がつかず、

しばらく黙っていました。

しかしザイシンが

どんどん落ち込んでいくので、

結局、カルレインは、

自分も気分が悪い。

でもこれは、

こんなことを考えてはいけないという

感情だとは思わないと話しました。


ザイシンは、

カルレインは吸血鬼だからと

言いかけましたが、彼は、

自分が吸血鬼だからではなく、

ザイシンが、

ひときわ否定的な感情を

遠ざけているのではないかと

指摘しました。

そして、それは自然な感情なので、

そんなにくよくよしてはいけないと

忠告しました。


ザイシンは目を丸くして

カルレインを見つめながら、

サーナット卿が皇帝と

2人で歩いて来る時に、

そっと笑うのを見た瞬間、

治療と称して10回ほど

背中を強く殴りたいと思ったけれど

これは自然な感情なのかと尋ねました。

カルレインは、

そうだと思うと答え、

本当に殴らなければと付け加えました。

 

カルレインは、

これくらい慰めれば

恩返しはできたと思い、

歩くスピードを速めました。

その後ろ姿を眺めていた

ザイシンは彼を追いかけ、

興奮しながら、

一緒に運動しようと誘いました。

 

カルレインは、

自分に親しいふりをするなと

言いましたが、ザイシンは

一緒に運動して親しくなろうと

提案しました。

しかしカルレインはザイシンに

くっつかないで欲しいと

抗議しましたが、ザイシンは

そうすれば親しくなれると

主張しました。

それでもカルレインは

親しくなる気はないと

言い張りました。

◇ラティルの実力◇

翌日から、

アイニはラナムンと共に

ギルゴールの訓練を受け始めました

 

アイニを対抗者2と呼び、

彼女は基礎体力もないと非難する

ギルゴール。

基本的な運動をしているので

基礎体力はあると言い返すアイニ。

自分は基本的な運動を

扱っていないというギルゴール。

対抗者2と呼ばれるのが嫌で

呼び方を変えて欲しいと頼むアイニ。

対抗者1と戦って勝ってきたら、

対抗者1の席をアイニに与えるという

ギルゴール。

 

最初から喧嘩腰だった雰囲気は

ギルゴールがアイニの実力を

試した後に、ため息をつくと

さらに悪化しました。

 

アイニは激怒しましたが、

ギルゴールは、これが基本だと言って

剣6本を持って、

華麗なジャグリングを見せると、

彼女は何も言えませんでした。

 

アイニは、それを習うのかと

尋ねると、ギルゴールは、

サーカスにでも

入ろうとしているのか。

これを学んで、

どのように戦うつもりなのかと

非難しました。

 

しかし、ギルゴールは、

アイニの実力は1から10までの中で

マイナス10だけれど、

自分はアイニと同じレベルの

対抗者もたくさん教えてきたと

慰めました。

 

アイニはギルゴールが

否定的な言葉を言わなかったことに

安心しましたが、

そのアイニを見て、ラナムンは

たった今、彼女は、

自分の実力がマイナス10だと

評価されたのは

聞こえなかったのかと

舌打ちしました。

 

アイニはギルゴールに

ラナムンの実力は1から10の中で

いくつかと尋ねました。

ギルゴールは2と答えたので

ラナムンも衝撃を受けていると、

アイニは、皇帝はいくつかと

尋ねました。

 

アイニ、ラナムン、

そして彼らの世話をするために

待機している人々は、

ギルゴールの口に注目しました。

彼の辛口の評価が

妻であり皇帝であるラティルには

甘くなるかどうか

気になったからでした。

ギルゴールは腕を組んで

真剣に悩んだ末に、

「100!」と答えました。

 

不公平な評価に、

アイニとラナムンの顔は

不満でいっぱいになりました。

しかし、ギルゴールは嬉しそうに笑って

木の後ろに隠れて、話を聞いていた

ラティルに投げキスをしました。

実は、ギルゴールが考える

ラティルの実力は3でした。 

◇ここよりは安全◇

皇后が離れに黒魔術師を匿った挙句

拉致されたことにも呆れたのに、

無事にタリウムで保護されたら

対抗者の訓練を受けているなんて。

拉致されているよりはましだったけれど

伝書鳩が届く度に、状況が

がらりと変わるので呆れました。

 

しかし、ロードと思われる者が

宮殿の中まで侵入して

アイニを投げ飛ばしたり、

黒魔術師が彼女を拉致する状況なので、

ヒュアツィンテは彼女に

戻って来いとは言えませんでした。

タリウムの宮殿には、

大神官、対抗者の師匠、

別の対抗者が2人いるので

ここよりは安全だと思いました。

 

ヒュアツィンテはラティルに

「分かりました」と返事を送った後、

アイニの侍女たちを呼び、

皇后は訓練のため、

当分タリウムに滞在するので

そこに行ける人は

皇后の荷物を持って行き、

行けない人は、

荷物だけでもまとめておけば、

違う人に運ばせると指示しました。

◇指輪選び◇

百花は、タッシールが送って来た、

犬と回答した30人の名簿を

確認した後、彼らを呼び、

続けてテストを受けさせましたが、

50枚はおろか5枚も正答できる人が

いなかったので、

ため息をつきました。 

 

アニャドミスが、

もう他の純粋な魂は見つからないと

大声で叫んだのも無理はない。

自分は、

単なる奇跡のような存在だったのかと

舌打ちしました。

 

一方、カルレインは、

百花が融通が利くかどうか調べろと

タッシールに指示したのに、

彼は別のことをしているので

舌打ちしました。

 

何をしているのかと咎めるカルレインに

なぜか、こんなことになったと

とぼけるタッシール。

 

カルレインはタッシールに

さらに小言を言おうとしましたが、

メラディムがやって来て、

タッシールと腕を組み、

カルレインが忙しくなければ、

タッシールを連れて行く。

誓約式の指輪を選ぶことにしたからと

言って、

カルレインの言葉を遮りました。

 

商人モードに突入したタッシールは

メラディムの腕を掴み、

カルレインには

後で話そうと言って、手を振り、

メラディムを

自分の部屋へ案内しました。

カルレインは、

遠ざかるタッシールを見て

呆れてポカンと口を開けました。

 

ハーレムのセキュリティについて

話し合うために、メラディムを

探し回っていたラティルは、

ショッピングモールと化した

タッシールの部屋で、

ソファーに座り、

肩と足のマッサージを受けながら

前に置かれた誓約式の指輪を

選んでいるメラディムを見て

口をポカンと開けました。

 

その隣ではヘイレンが

カクテルを片手に接客をしていて、

タッシールはメラディムに

あれこれ指差しながら

全部買えと囁いていました。

 

呆れたラティルが、

何をしているのかと尋ねるや否や、

メラディムは飛び上がり、

ラティルに近づくと、

両手を見せながら、

どれが似合うと思うかと尋ねました。

10本の指すべてに

指輪がはめられているのを見て

ラティルは当惑しながら、

全部きれいなので、

適当に選べと答えました。

ところが、メラディムは

それを聞くや否やショックを受け、

涙を浮かべながら

部屋を飛び出してしまいました。

 

ラティルは慌てて後を追いかけ

メラディムに追いつくと、

彼は何ともなかったような顔で振り向き

タッシールが誓約式の指輪を

見せてくれると言ったので

一緒に選ぼうと、

笑いながら嬉しそうに話しました。

 

メラディムと一緒に

再びタッシールの部屋へ行き、

同じ状況が繰り返されました。

いつの間にかタッシールは

商人モードから観戦モードに変わり

メラディムに出したカクテルを

自分が飲みながら

興味津々に見物していました。

 

ラティルは、

一体、自分は何をしているのかと

思いながらも、

全部似合っていると優しく言うと、

メラディムは、

全部よく似合うということは

適当に選べというのと同じだと怒り

彼は、また出て行ってしまいました。

ラティルは仕方なく

また追いかけました。

 

それから、また同じことが繰り返され

メラディムが10本の指を見せると

ラティルは緊張しました。

城のセキュリティについて

相談しに来たのに、

どうして、こんなことになったのか。

正解を当てるまで、

続けなければいけないのかと

ラティルは真剣に

メラディムの10本の指を見つめました。

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カルレインは

アニャドミスに

連れて行かれそうになった時に

ザイシンに助けてもらったので

その恩返しのつもりで、

彼に慰めの言葉を

言ったのでしょうけれど、

それが、ザイシンの

嫉妬心に苛まれた気持ちを

落ち着かせ、

カルレインが吸血鬼であることも

受け入れさせたので一挙両得でした。

 

カルレインは

ザイシンが大神官であることに

脅威を抱いていましたが、

大神官はロードと対抗者との戦いに

加わっていませんでしたし、

ザイシンが一緒に運動しようと

誘うくらいなので、

カルレインにとってザイシンは

今後、危険な存在には

ならないと思います。

 

こんな風に、側室たちは、

恋のライバルでありながらも

互いに相手の存在を

受け入れていくのかもしれません。

ただし、ゲスターを除いて。

 

商人モードのタッシールとヘイレンは

今まで

出てきたことがなかったと思うので、

新鮮に感じました。

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