自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 414話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 寝ているはずのラティルに会ったカルレインとザイシン

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414話 姿を消しているアニャドミスを、見つけた者がいました。

◇普通ではない◇

アニャドミスは、

本当にびっくりしました。

人目につかないように姿を消したのに

なぜ、自分を見ることができるのか

不思議に思いました。

 

アニャドミスは、

もしかして自分の勘違いなのか。

別の女性が

近くにいるのではないかと思い

周囲をキョロキョロ見回していると、

 

赤毛

キョロキョロしている

お前のことだ。

 

と声が聞こえて来ました。

アニャドミスは

声のする方を向きました。

大きな木の上に、

銀髪の男が座っていました。

男の視線は、

正確に彼女を捕えていました。

 

その男は、

ここは許可された数人以外、

女性は入れない。

こそこそ歩いているのを見ると

それを知りながら、

忍び込んできたようだ。

今すぐ出て行けと命令しました。


男は良い声をしていましたが、

不満に満ちた

つっけんどんな口調で

出て行けと言い続けると、

アニャドミスは次第に気分が悪くなり

眉をひそめました。

 

なぜ、自分に、

あんな態度を取るのかと思いましたが

前に攻撃が通じなかった

あの盾のような男のことが思い浮かび、

なかなか彼に近づくことが

できませんでした。

もしかして彼も

あの盾の男のような者なのか。

そう考えた途端、

その盾のような男本人が現れました

 

ここは、

普通のハーレムのはずなのに、

本当に面倒なことだらけだ。

カルレインがいたり、

1人はロードの力が通じず、

もう1人は姿を消しているのに

気付かれた。

ここは普通のハーレムのようではない。

一体どうしたのか。

500年の間に何が起こったのか。

 

アニャドミスは、

そんなことを考えながら

その場から逃れました。

 

◇一番ハンサムな側室◇

茂みの間に

身を屈めていた怪しい女性が

驚くほど早く消えると、

クラインは目を擦りました。

今、自分は何を見たのかと

呟いていると、

大神官が近づいて来て、

どうしたのかと尋ねました。

彼はここにいた女性を

見ていない様子でした。


クラインは女性がいた場所を

指差しながら

あの女を見ていないのかと

尋ねました。

ザイシンは、あそこに誰かいたのかと

尋ねました。

クラインは、

女が茂みに隠れていたせいで

見えなかったのだと思い、

あそこに、

髪が赤くて緑色の目の女がいた。

見た目は普通だったけれど

隠れていたようで、

周りをキョロキョロ見回していたと

答えました。

 

それを聞くや否や、

ザイシンは目を見開き、

もしかして、とても目立つ女では

なかったかと尋ねました。

 

クラインは目をパチパチさせて、

そうだったような気もすると

答えました。

考えてみると、

確かに外見は華やかでしたが、

その割には存在感が薄かったと

思いました。

 

続けてザイシンは、

筋肉量が少なかったのではないかと

尋ねました。

クラインは、

そんなことは分からないと答えました。

 

次にザイシンは

背の高さはこのくらいかと尋ねました。

クラインは、

しゃがんでいたから分からないと

答えました。

次にザイシンは、

髪の長さはこのくらいかと尋ねました。

クラインは「そうだ」と

面倒くさそうに返事をすると、

眉をひそめながら、ザイシンに

その女を知っているのかと尋ねました。

ザイシンは「はい!」と叫び、

自分もここで見たことがあると

答えました。

 

クラインは、

本宮で働いている人なのかと

尋ねました。

ザイシンは、違うと思うと答え、

その女性は、前に

自分の胸を触ろうとしたと言いました。

 

クラインは驚いて

自分の胸を手で隠し、

鼻息を荒くしながら、

あの女は本当に変態なのかと

叫びました。

 

そういえば、

あの女性が自分を見つめる視線が

とても貪欲だった。

あれは、自分の美しい外見を

見たせいに違いないと

クラインは考えました。

 

ザイシンも、さらに興奮し、

彼女が以前、カルレインを

引っ張って行こうとした話も

したくなりましたが、 

口をつぐみました。

カルレインは吸血鬼で、

まだ彼をどうするか決めていないので

むやみに話してはいけないと

考えたからでした。

 

しかし、クラインは

どうして途中で話でやめるのかと

尋ねました。

ザイシンは、

もう少しクラインに近づくと、

彼女は、人間ではないようだ。

強い力を出すためには

筋肉が必要なのに、その女性は、

筋肉以上の力を出していたと

話しました。

 

クラインは、

握力が強いのではないかと

指摘しましたが、ザイシンは

握力が強くて出せる力ではないと

説明しました。

 

心配になったザイシンは

ポケットからお守りを取り出し、

別のポケットからは

糸を取り出すと、

あっという間に

お守りを縫い合わせて

ネックレスにしました。

そして、クラインの首にかけ、

念のため持ち歩いた方がいいと

助言しました。

 

クラインは、他に何枚か

持っていないかと尋ねました。

ザイシンは、一枚あれば

十分ではないかと答えると、

クラインは、

自分は側室たちの中で

一番ハンサムなので、

あの女がまた来たら

きっと一番最初に自分を狙う。

自分を見る視線が陰険だった。

だから、服の裏全面に

貼り付けておかないと

安心できないと答えました。

 

するとザイシンは、

不思議そうな目で

クラインを見つめました。

 

彼は、

言いたいことがたくさんあるのに

言ってもいいのか悩んでいるような

その目は何なのかと抗議しました。

 

ザイシンは、

自分の考えでは、

側室たちの中で、クラインは

一番ハンサムではないと

返事をしました。

 

クラインは眉をしかめ、

それが、そんなに真剣に

反論まですることなのかと

文句を言いました。

しかし、ザイシンは

時計を確認したので、クラインは、

彼が自分の言葉を無視したと

非難しましたが、

ザイシンは首を振り、

時計を確認したと言いました。

 

クラインは、

自分の顔の話をしていたのに、

なぜ、突然、時間を確認するのかと

抗議しました。

◇変態吸血鬼◇

ザイシンが時計を確認したのは、

一つ屋根の下で暮らしていても、

あまり遅い時間に

カルレインを訪問するのは

失礼だと思ったからでした。

しかしカルレインは

ザイシンが来るや否や、

冷たい目で彼を見つめました。

 

それなりに時間を考えて来たのに

嫌そうな様子をしているのは、

カルレインが吸血鬼であることを

自分が知っているせいかと

ザイシンは考えました。

 

ザイシンは、

前にカルレインを狙い、

自分にも危害を加えようとした

赤毛の変態吸血鬼と言いました。

 

ザイシンが誰の話をしているのか

気づいたカルレインは

ため息をつきました。

中身がどうであれ、外側は、

彼が愛したドミスの身体でした。

生涯愛した女性の身体は

彼にとって、とても大切で

指が触れるだけで眩暈がしたのに

あの運動オタクの大神官に

変態扱いされていると

癪に障りました。

 

カルレインは、

その赤毛がどうしたのかと尋ねると

ザイシンは、

またハーレムに現れたと答えると、

言葉が終わる前にカルレインは、

外へ飛び出そうとしたので、

ザイシンは急いで彼を捕まえ、

もう、行ってしまったと言いました。

カルレインは拳で壁を殴ると

一度で壁が少しへこんだので、

ザイシンは目を丸くしました。

 

カルレインは手を下ろして、

それを伝えに来たのかと

尋ねましたが、ふと彼は、

ザイシンは大神官なのに、

自分が吸血鬼だと知った後も、

このような話をしに来ることを

不思議に思いました。

 

ザイシンは首を振り、

今回、その女性は

クラインを狙ったようだと話すと

カルレインはとても驚き、

誰が誰を狙っているのかと

聞き返しました。

 

しかし、ザイシンは、

カルレインが吸血鬼であることを

皇帝は知っているのかと

話題を変えてしまいました。


カルレインは、アニャドミスが

クラインを狙ったという話を

もっと聞きたかったけれども、

ラティルの話が出てくると、

アニャドミスの話をもっとしろと

言うことができず、

拳を握りしめました。

そして、こめかみを押さえながら

悩んだ後、

最初は知らなかったけれど、

途中で知ったと答えました。

 

もしもザイシンが、

そのことでラティルのことを

少しでも悪く見るなら、

カルレインは、すぐにザイシンを

殴るつもりでしたが、

彼は急いでカルレインの腕を掴むと、

それでは皇帝の所へ行こう。

あの女が続けてハーレムに

潜んでいるのを見ると

彼女は、何か企んでいるようだ。

皇帝に知らせなければならないと

叫びました。

◇寝ていない◇

しかし、ラティルの部屋の前に行くと

皇帝は、ぐっすり寝たいので、

誰かが反逆を起こしたのではない限り

起こすなと言われていると言って、

侍女は絶対に

扉を開けようとしませんでした。

 

吸血鬼の侵入者の件は、

かなり急を要することでしたが、

そこまで言われて

ラティルを起こすのは気が引けたので

仕方なく2人は引き返しました。

 

明日の朝早く、話せばいいと

ザイシンが言うのを聞きながら、

カルレインは、

こうなることが分かっていたら

一人で訪ねてくれば良かったと

後悔しました。

行きも帰りもザイシンと

二人きりになるのは不愉快だったし

ラティルに

アニャドミスのことを話す時、

ザイシンがそばにいると

うまく話せなさそうだからでした。

 

けれども、

ラティルが状況を把握して

判断を下す時、

ザイシンが、その場にいたほうが

いいのかもしれない。

自分がそこに

言葉を合わせればいいだけだからと

考えていると、ザイシンが

「ん?」と目をこすりながら

立ち止まりました。

カルレインの顔色も、

ほぼ同時に変わりました。

 

ぐっすり眠っていたはずの皇帝が

向こうから元気に歩いて来て、

隣にいるサーナット卿と

とても仲良さそうに、

ひそひそ話していたからでした。

 

自分たちの話に忙しかったラティルは

もう少し歩いて来た後で、

ようやく二人に気が付きました。

彼らと目が合うと

状況を知らないラティルは

笑って手を振りました。

 

ザイシンは思わず一緒に

手を振りましたが、

不思議と気分があまり良くなくて、

一緒に笑うことはできませんでした。

その間、皇帝と並んで歩いていた

サーナット卿は、

ようやく後ろに一歩下がりましたが、

不機嫌そうにその様子を見ていた

ザイシンは、

サーナット卿の口角が

上がっていることに気づきました。

その笑顔を見た瞬間、不思議なことに

今まで聞こえなかった

虫の鳴く声が突然聞こえ始め、

美しかった夜の回廊は

妙に暗い雰囲気に

変わってしまいました。

 

しかし、ラティルは

平然と笑いながら2人に近づき、

ザイシンとカルレインは、

なぜ一緒に夜の散歩をしているのかと

軽い声で尋ねました。

 

その表情を見たザイシンは

ラティルが眠っていると聞いて

帰って来るところだったと

本当のことを言うべきか、

嘘をつくべきか迷いました。

嘘をつけば

心臓がドキドキするだろうし

本当のことを話せば、

恥ずかしがる理由はないのに、

恥ずかしくなりそうだと

考えていると、先にカルレインが

口を開きました。

 

ご主人様を訪ねたところ、

寝ていると言われて、

帰る途中だったけれど、

ご主人様は彼と一緒だったのですね。

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カルレインの言葉。

とても棘があると思います(^^;)

 

サーナット卿は

ラティルの騎士なので、

人前ではもちろん、

おそらく、2人だけの時も

騎士としての礼節をわきまえ

ラティルの後ろを

歩いていたのだと思います。

そして、ラティルが

他の側室たちと並んで歩く後ろ姿を

見つめながら、

辛い気持ちを抑えながら歩いていた。

けれども、ラティルと

互いに好き合っていると

分かったサーナット卿は

彼女と並んで歩くという

今までできなかったことを

やりたくなったのかもしれません。

ひょっとしたら、ラティルが

隣に来てと言ったのかも。

 

今までとは何かが違う2人を見て

カルレインとザイシンは、

2人の間に何かがあったと感じて

嫉妬したのだと思います。

夜の虫の鳴き声に例えられた

ザイシンのがっかり感が

良く伝わって来ました。

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