自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 417話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ クラインにしか見えないアニャドミス

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417話 ラティルは、自分の部屋にアニャドミスがいることに気がつきました。

◇どこにいるのか◇

ラティルは寝たふりを続けながら、

アニャドミスの声が

どこから聞こえてくるのか

神経を集中しました。

危ないと思ったら

先に攻撃するためでした。

最初、彼女は右にいました。

 

顔のせいで好きなの?

後ろ

 

違う。 顔のせいなら

ドミスの顔を諦めるはずがない。

 

それでは何なのか。

一体、この皇帝は何者で、

なぜ、カルレインは

この皇帝を好きだと言って、

あんな変なものも

ハーレムに集めているのか。

また右。

 

彼女は、ラティルの周りを

回り続けているようでした。

 

ラティルは一時でも

アニャドミスの気配を

逃さないように努めました。

しかし、彼女が考え事をしないと

足音だけでは

位置が分かりませんでした。

 

ラティルは、

彼女の気配に集中するために、

アニャドミスが考えていた

「変なもの」が何なのか

考える暇もありませんでした。

 

命を奪おうか?

 

ラティルは反応しないように

全身の力を抜きました。

 

これが何であれ、 

これの命を奪えば、カルレインが

自由になるんじゃないの?

 

自分がカルレインを

閉じ込めていると言うのかと

ラティルは心の中で

文句を言いましたが、

アニャドミスが

真剣に悩んでいるようなので

わざと「う~ん」と声を上げて

伸びをしました。

 

それから、

半分目を開けて立ち上がると、

喉が痛いので、

ベッドで寝なければならないと

呟きました。

 

どうしよう・・・

 

ラティルは、

アニャドミスの声が聞こえてきた方に

意識を集中したまま、

よろよろと

ベッドまでゆっくり歩きました。

ぼんやりとした表情をしていましたが

頭は素早く回転させていました。

 

本当に攻撃して来たらどうしよう?

今すぐ戦っても、

アニャドミスに勝つことはできない。

お守りは

ヒュアツィンテにあげて、

返してもらっていない。

後で、もう一つお守りを欲しいと

言わなければならないと考えた時に 

ラティルは、

ザイシンのことを思い浮かべました。

 

彼は以前、アニャドミスと会った時、

無事だったようだし、

彼がアニャドミスに敵わなくても

彼の存在や彼のお守りが

あるだけでもいいだろうと考えました。

 

ラティルは、

ベッドに横になろうとしていましたが

あくびをして、後ろを振り向きました。

すぐ近くから

 

びっくりした。

 

と言う声が聞こえて来ました。

ラティルは、

自分の方がもっと驚いたと思いました。

 

ラティルは、

ザイシンの所へ行かなくてはと

言おうとしましたが、

それはとても不自然だと思い

さりげなく扉を開けると

寝室の外へ出ました。

 

相変わらずアニャドミスが

付いて来るのが感じられました。

どこへ行くのかと尋ねる侍女に、

ラティルは風に当たりに行くと

答えると、先を進みました。

 

ここで押し倒したら

見つかるだろうか。

ここで、剣で刺したら、

目立つだろうか?

 

後ろから聞こえてくる

アニャドミスの

様々な不穏な考えを聞き流しながら、

ラティルは、

彼女が本当に攻撃した時に

反撃できるよう

準備をしながら歩いていました。

ところが、

ラティルに怒られたのが悲しくて

彼女を訪ねてきたクラインと

回廊で出くわしました。

◇また現れた変なもの◇

クラインは戸惑いながら

後ろにいるのは誰かと尋ねました。

ラティルはビクッとしましたが

知らんぷりをして後ろを振り向き、

誰もいないようだと言って

再びクラインを見ました。

しかし、クラインは

納得できないような顔で

ラティルの肩越しを眺め、

以前、話した派手な髪の変態が

また来た。

自分を睨んでいると言って

アニャドミスを指差しました。

 

アニャドミスは驚き、

前もそうだったけれど、

なぜ、あの人間は、

自分が見えるのかと

訝しみました。

 

ラティルは気が進みませんでしたが

後ろを振り返りました。

しかし、彼女は

アニャドミスが見えませんでした。

 

ラティルは訳もなく、

自分の背中を

あちこち見ているふりをして

どういうことなのか。

どこに人がいるのかと、

笑いながら話しかけました。

 

クラインは、

「こちらです」と答えながら

手を伸ばしました。

それに危機感を感じたのか、

アニャドミスは

 

とりあえず処理しよう。

 

と冷ややかに考えました。

 

アニャドミスが

クラインの命を狙っていると

察したラティルは、

急いでクラインの見ている方向へ

拳を振りかざそうとしました。

ところが、ラティルが拳を握る前に、

クラインが「え?」と言って

後ろに下がりました。

 

ラティルに

アニャドミスは見えないけれど

クラインの反応を見ると、

彼女がラティルの後ろから移動して

クラインに近づいているのは

明らかでした。

 

クラインを助けなければと

思ったラティルは、

その方向に向かって、

力いっぱい、足を蹴り上げました。

すると、足に何かが触れる感じがして、

 

クソッ!

 

とアニャドミスの声が

少し横から聞こえたので、

まともに打撃を受けたのは

明らかでした。

 

ラティルは驚いた振りをしながら、

今、本当に拳が、

何かに触れた感じがしたと

クラインに叫びました。

 

ラティルが目の前で

赤毛の女を蹴飛ばすのを

生々しく見ていたクラインは

拳ではなく、

足で蹴ったと呟きました。

しかも、クラインは、

あの赤毛の女性が

自分を攻撃しようと

後ろから前に出て来たと

ラティルに教えていないのに、

赤毛の女性が、

いるかどうかも分からないラティルが

彼女を蹴って撃退したので、

呆然としました。

 

しかし、ラティルは、

そんなクラインを引っ張り、

今、何か変なものを蹴る感じがした。

本当におかしい。

幽霊かもしれないので、

大神官に何かいるか見てもらおうと

言って走り出しました。

 

クラインは依然として

状況を理解できませんでしたが、

ラティルに付いて

一緒に走りました。

 

ラティルは走りながら

赤毛の女性が付いて来ているかと

尋ねました。

クラインは、

ラティルが赤毛の女性を

見ることができなくても、

自分の言葉を信じてくれていることが

嬉しくなり、

すぐに後ろを振り向き、

付いて来ている。

怒った顔をしていると答えました。

ラティルは、心の中で

困ったと思いました。

 

そして、クラインの走る速度が

遅過ぎるので

彼を持ち上げて走ろうかと思った瞬間、

突然回廊の向こう側から

ザイシンが現れました。

ラティルは慌てて立ち止まったので、

前に倒れそうになりました。

クラインも同様に

倒れそうになるのを堪えました。

 

ザイシンは不審に思い、

ラティルとクラインを交互に見た後、

どうしたのかと尋ねました。

 

クラインは、

ザイシンが突然現れたことを

責めようとしましたが、

あの赤毛の女性が

まだ付いて来ているかと思い

ちらっと後ろを振り返りました。

意外にも、

恐ろしい顔で追いかけてきた

赤毛の女性も立ち止まり、

眉をひそめて

ザイシンを見つめていました。

しかし、ザイシンにもラティルにも

赤毛の女性は見えていませんでした。

 

クラインは、

あの女が見えないのかと尋ねると、

ザイシンは訝しみながら

あそこに何かいるのかと

聞き返しました。

それを聞いたラティルは、

アニャドミスが見えるのが

クラインだけだということに

気づきました。

 

一方、アニャドミスは

盾のような筋肉を持つ男が、

自分の行く先々に現れることに

歯ぎしりしました 。

そして、変なものを

ハーレムに集めている皇帝は

一体どんな人間なのかと思って

見に来たのに、

その変な人間たちに

会ってしまったので、

悪態をつきました。

 

自分の身体の状態が普通なら、

変な人間が何人いても

構わないけれど、

いつ気絶するか

分からない状況でした。

自分の力が通じない人間も

問題だけれど、

自分を見ることができる

あの銀髪の人間は特に危険だと

思いました。

 

アニャドミスは

彼らを睨みつけると

他の所に消えました。

 

ラティルは、

彼女の心の声が

聞こえないふりをして

代わりにザイシンだけを

見ていましたが、

クラインが「行ったようだ」と言うと

辛うじて肩から力が抜けました。

アニャドミスが

死に物狂いで襲った来たら

どうしようかと思いましたが、

彼女は気絶する弱点を

気にしているようでした。

 

廊下をじっと見つめていた

クラインは、

あの女は自分にだけ見えるのか。

まさか、自分に

取り憑いている幽霊なのかと

尋ねました。

 

ラティルは、

殴ることができたので

幽霊ではないと答えました。

クラインは一応納得しました。

 

ラティルは、

今度はザイシンを見ました。

彼は依然として戸惑っていましたが

異様なオーラを感じて

ここへ来たけれど、

女とは、どんな女なのかと

尋ねました。

 

クラインは、

自分にだけ見える

赤毛の女が皇帝を追いかけてきて、

自分を見て、

突然襲いかかって来たと答えました。

驚いたザイシンは、

本当なのかと尋ねました。

 

クラインは、

前に赤毛の女性の話をしたら

ザイシンも見た、

彼の胸を触ろうとした

言っていたのに、

なぜ、今度は見えなかったのかと

尋ねました。

 

ザイシンは、

あの女性が現れたのか。

前はよく見えた。

あの時、彼女が

壁に向かって手を伸ばしたら

壁が壊れた。

どうやらあらゆる変な能力を

持っている女性のようだと

答えました。

 

それを聞いたラティルは、

2人の間に割り込み、

その女性は、

そんなことができるのか。

ザイシンは、その女性が

人間ではないようだと

言っていたと指摘すると、

クラインは大きな声を出して

ため息をつきました。

 

ラティルは腕を組んで

回廊の手すりにもたれかかりました。

なぜかザイシンとクラインも

彼女の両側に

同じポーズで座ったので、

なぜ、真似をするのかと

聞こうとしましたが、止めました。

その代わりに、

アニャドミスが言ったことを

一つ一つ思い出しながら、

ザイシンに、

前にその女性に会った時、

具体的にどんなことがあったのかと

尋ねました。

 

彼は、

自分の胸を触ろうとしたし、

手も触れずに壁を突き破ったと

答えました。

そして、ザイシンは

クラインの顔色を窺うと、彼は

ラティルを見ながら

口の形だけでカルレインと

言ったので、ザイシンは、

その女性が、

カルレインも狙ったことを

話してくれました。

それは、一度聞いているので

ラティルは、

分かったと答えました。

 

ラティルが知りたかったのは

アニャドミスが彼のことを

「盾のような筋肉」と

思っていた点でした。

その上、アニャドミスは、

ザイシンに、自分の力が通じないとも

言っていたので

ザイシンは、ロードの力を

無力化できるのだろうかと考えました。

 

対抗者の力は

無力化できるかどうか分からないけれど

以前、ギルゴールかカルレインの

どちらかが、

ロードの力は絶対的な力だけれど、

対抗者の力は、

ロードを相手にする時に出てくる

相対的な力だと話していたので、

おそらく、ザイシンは

それを無力化できないと思いました。

 

そうなると、アニャドミスが

ザイシンを相手にするためには

対抗者の力だけで攻撃したり、

地形や武器などを

利用する必要があるのではないかと

考えました。

 

次にラティルは、クラインを見ました。

彼はラティルの背後で、

ザイシンと

手を取り合っているのを止めて

すっときれいな表情を浮かべました。

 

太陽の光を浴びて、

きらきら輝く湖のような目を見て、

ラティルは困惑しながら、

自分たちの問題児が

純粋な魂だなんて、

一体、その基準は何なのかと

考えました。

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ヒュアツィンテへの当てつけのために

カリセンから側室を送れと言ったら

やって来たのはクライン。

ザイシンは、自分の安全のために

側室になった。

タッシールもカルレインも

ゲスターも、ラティルは

顔で側室に選んだ。

 

カルレインは

ラティルがドミスの転生だと

知っていたので、側室に応募した。

ゲスターは、子供の頃から

ラティルのことが好きだったので

側室に応募した。

けれども、

彼女が2人を選ぶかどうかは

分からなかった。

 

ラナムンは、

ラティルを助けてくれた

アトラクシー公爵の息子なので

意図的に側室にしたけれど

実は対抗者だった。

タッシールは黒林の頭。

 

ギルゴールは、まだ曖昧だけれど

メラディムは、

ラティルの側に付くと決めて

ハーレムにやって来た。

 

今回、クラインが純粋な魂だと

判明したことで、

彼らは、偶然ではなく

必然的に

ラティルの側室になったと

ますます感じるようになりました。

作者様が、このお話のタイトルを

「ハーレムの男たち」にしたのは

ラティルと側室たちの

イチャイチャを書くのではなく

個性豊かな彼らと共にラティルが、

平和な世界を築くことを

描こうとしているのではないかと

思いました。

 

ラティルは

クラインが純粋な魂であることを

疑問視していますが、

彼が乱暴なのは、

感情に忠実に行動しているからなので

裏表がない彼は

純粋な魂と言えるのかもしれません。

一方、今の百花は

裏で色々と画策しているので

アニャドミスの指摘通り

500年経つうちに、

汚れてしまったのだと思います。

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