自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 385話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 絵に描いたように美しい側室

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385話 狐の仮面はアニャから、ドミスに会って欲しいと言われました。

◇どこへ行ったのか◇

狐の仮面は

当然付いて行くと、

少しの迷いもなく返事をしたので

アニャは安堵しました。

そして、狐の仮面が来れば

ドミスも落ち着くと言うと、

彼は、ドミスの状態が

かなり悪いのかと尋ねました。

アニャは、

少し敏感になった気がすると答え

500年も棺桶の中に入っていれば

それも仕方がないと言って

ため息をつきました。

 

狐の仮面は、

確かに500年間棺桶の中にいれば

誰だって性質が悪くなったり

意地悪になるだろうと言いました。

アニャは、

そこまでは言っていないと

狐の仮面を非難しました。

しかし、彼は知らないふりをして

どこへ行けばいいのかと尋ねました。

 

アニャは首を横に振ると

ある方向に進んでいきました。

狐の仮面は、

その後を追って移動すると、

しばらくして、 彼らは

高い山頂に位置する洞窟に

到着しました。

 

狐の仮面は、

こんな所にロードがいるのかと

尋ねました。

アニャは、地面に埋めるよりは

洞窟に置いておいた方が

守りやすいし、

洞窟は暗くて通路も狭いし、

音も響きやすいので、

多数の敵を相手にしやすいと

答えました。

 

狐の仮面はアニャの後を付いて行き

カルレインとギルゴールから聞いた

アニャドミスがどこにいるのか

探しました。

 

どのくらい歩いたのか、

天井に穴が開いていて

光が降り注ぐ部分が現れると

そこに棺が置かれていました。

 

狐の仮面は、

あの棺の中にロードがいたのかと

尋ねました。

アニャは、

「あの中にいた」と答えましたが

今はどこへ行ったのか、

周囲を見回しても

アニャドミスはいませんでした。

 

狐の仮面は、いつになったら

ロードの殻をかぶった

対抗者に会えるのだろうと

首を傾げました。

 

アニャは眉をひそめて

あちこち歩き回りましたが

アニャドミスはいませんでした。

 

アニャは、

ドミスはどこに行ったのか。

こんなことはなかったのに。

よく倒れるのに。

一人では、あまり出歩かないのにと

心配しました。

狐の仮面はアニャと一緒に

アニャドミスを探すことにしました。

◇絶対に自分のものにする◇

実はアニャドミスは

自分の棺に足を組んで

悠然と座っていました。

 

アニャドミスは、

あちこち歩き回りながら

人が入る場所を探している

アニャと狐の仮面を

交互に見ていました。

そして、自分の手を見下ろすと、

彼女の目にも

自分の手が見えませんでした。

 

本物のドミスは、

たまに変な芸をすると思っていたけれど

ロードの能力は、

あちこちを破壊するだけではなく

彼女が、このような変な能力を

隠していたとは知りませんでした。


アニャドミスは、

自分の手を何度か動かした後、

手を下ろすと、

狐の仮面をじっと見つめました。

 

本物のドミスだけを見つめていた

カルレインの心が、

500年後に変わることを

誰が想像していただろうか。

本当のドミス自身も

想像していなかっただろう。

 

それを知ったアニャドミスは

500年の間に、他の味方たちの心も

カルレインのように

変化したのかもしれないと

思うようになりました。

 

アニャは500年間、棺を守るために

ずっとそばにいたのだから、

心変りはしないだろう。

 

他の者たちは、

長い間、世の中を歩き回っていたので

他に良いものや好きなものを見つけたら

心が変わったかもしれない。

誰がロードの味方として残るか、

自分で確かめてみる必要がある。

あの皇后の息の根を止め、

対抗者の力と魂を取り戻し、

カルレインを連れ戻す。

 

彼が皇帝という女の側に

残りたがれば、

その皇帝の息の根も止める。

いや、あの女を吸血鬼にして

自分の下に置くのも面白そうだ。

カルレインはその姿を

目を見開いて見守るしかない。


アニャドミスの口角が

満足げに上がりました。

 

あの盟約のせいで、彼女は500年も

棺の中に閉じ込められていました。

全く目覚めずに眠っていれば

まだマシだったけれど、

時々、彼女は意識が戻っていました。

それなのに身体は動かず、

声も出ない状況。

真っ暗闇の中で何も分からず、

カルレインの名だけを

叫ばなければならなかった状況。

 

500年間そのような目に遭った彼女が

その苦しみを乗り越えてまで

得ようとしたのは、

カルレインでした。

彼女はどんな手を使ってでも、

彼を手に入れなければ

なりませんでした。

 

アニャドミスは、

それを邪魔するものは誰であっても

全て始末するつもりでした。

◇絵のような2人◇

秋祭りは3日間、

村や都市単位で行われ、

宮殿で舞踏会が開かれることはなく

宮殿内のすべての業務も

3日間停止されます。

今日は大臣たちも役人たちも出勤せず

秋祭りが終わった後に

休暇を取ることにして、

仕事をする下男や下女もいますが、

それでもこの時期になると

宮殿全体が閑散としていました。

 

ラティルも

いつものように早く起きる代わりに、

遅くまでベッドでゴロゴロしながら、

ゲスターとギルゴールは

元気にしているだろうかと

心配しました。


ギルゴールが、

どこにいるかも分からないアイニと

会うのは、簡単ではないと思う一方で

ゲスターは、いざとなったら、

狐の巣窟に逃げればいいので

大丈夫かもしれないと思いました。

 

しばらくして、

ラティルは起き上がりました。

彼女の父親は、

祭りの2日目に広場に出て

人々に会うこともあったけれど、

その日程は、わざと外しました。

まだ、ラティルは偽妊娠中なので、

国の事情が複雑な今、

姿を見せれば危険だと

大臣たちの猛反対を受けたからでした。


その代わり、初日に大神官が

広場で人々を祝福し、

祈ることにしました。

そして、ラティルは

この期間を利用して、対外的には

ゆっくりと休息を取ることにし、

実際は側室を連れて

遊びに行くことにしました。

 

全員で行くと

見つかる確率が高いので、

初日はラナムンとメラディム。

2日目はタッシールとカルレイン。

3日目はクラインとザイシンと

遊んであげる計画でした。

 

面倒を見なければならない人が

多いので、変なところで忙しくなる。

このまま、本当に

彼らと寝るようになれば・・・

と、ぼんやり考えていると

乳母が中へ入って来て、

綺麗に着飾った

ラナムンとメラディムが

応接室で、ずっと待っているので

早く起きるようにと催促しました。

そして、メラディムは

どれだけ緊張しているのか

同じ言葉を30回も繰り返していると

乳母が話すと、ラティルは

それは緊張しているからではなく

自分が話したことをすぐに忘れるので

そうしているのだと思いました。


忙しいギルゴールとゲスターを放って

祭りを楽しもうとするのは

申し訳ないと思いながらも、

他の側室たちを

ずっと放っておくわけには

いきませんでした。


ラティルは素早く顔を洗い

髪を整えると、乳母が選んだ、

普通の人々が祭りの日に着るような服に

着替えました。

 

乳母は、

ラティルの気替えを手伝いながら

彼女が幼い頃、馬車を引いていた馬が

気が狂ったように暴れて

ラティルの方に突進して来たが、

突然屋根からガーゴイルが落ちて来て

馬車の上に落ちた。

そのせいで馬車が壊れて

馬が先に進むことができず、

ラティルは大怪我をせずに

済んだことを話しました。

ラティルは、そんなことがあったのを

思い出すことができませんでした。

 

乳母は、幼い頃のことなので

覚えていなくて当然だ。

けれども、レアンは

覚えているのではないか。

とにかく、そのせいで、

数年間は祭りに行くことも

できなかったと説明しました。


ラティルは、こんなことでも

レアンは自分を疑ったのかと

考えていると、乳母は笑いながら、

先皇帝も、そのことで大変驚き、

何年も経っているのに、

その場にいた人たちに何度も

そのことについて尋ねたと

話しました。

ラティルは、

もっと詳しく話を聞こうとしましたが、

着替えが終わってしまいました。

乳母はニッコリ笑い、

ラティルはいつも似たような服ばかり

着ているので、たまには、

このようなスタイルもいいと

明るく叫びました。

しかし、乳母は

ラティルの浮かない表情を見て

どうしたのかと心配しました。

ラティルは、

メラディムとラナムンが

喧嘩しそうなのが心配だと言い繕って

部屋の外に出ました。

 

ラナムンとメラディムは

ラティルを見ると、

すぐに立ち上がりました、

冷たいイケメンのラナムンと

神秘的なイケメンのメラディムが

並んで立っている姿は

一枚の絵のようでした。

 

ラティルはウキウキしながら、

思わず心の中で

「皇帝万歳!」と何度も叫びました。

 

ラティルが、

しばらく、じっと立ったままなので

ラナムンは首を少し傾けると、

彼の柔らかい髪が揺れました。


ラティルは、

ラナムンは国の誇りだと褒めました。

それを聞いたメラディムは、

自分は何なのかと聞いて来たので、

ラティルは、

童話に出て来る人魚みたいだと

答えました。

彼は、それは褒め言葉ではなく

現実だと文句を言いました。

 

ラティルは、

妖精みたいだと言い直すと、

メラディムは、

勝手に自分の種族を変えるなと

文句を言いました。

 

ラティルは、メラディムに

何を望んでいるのかと尋ねると

彼は、自分にも、

ラナムンと同じことを言って欲しいと

頼みました。

 

メラディムはタリウム人ではないので、

ラティルは変だと思いましたが、

メラディムは何が間違っているのか

全く分からない顔をしていました。


とにかくメラディムも

ラナムンほど美しかったので、

メラディムとラナムンは

同じように美しいと褒めましたが

残念ながら、2人共、

その言葉を快く思いませんでした。

 

しかし、ラティルは

さらに褒め言葉を口にするのも

面倒になったので、

笑いながら応接室の外へ歩いて行き、

ザイシンのスピーチを

聞かなければならないと言いました。

 

すると、メラディムは、絶対に話を

聞かなくてはならないのかと

尋ねました。

ラティルは、

聞きたくないのかと尋ねると、

メラディムは、

良い話なら聞くけれども、

筋肉が痛くならなければ良いと思うと

答えました。

 

ラティルは、

メラディムは、誓約式のことさえ

最後まで覚えていないのに、

彼にそんなことを言わせる

ザイシンがすごいのか、

そんなことを覚えている

メラディムがすごいのかと

考えながら、

自分たちが遊ぶために、

ザイシンにスピーチを

させることにしたので、

彼の話を聞かなければ、

寂しがると思うと返事をしました。

◇全くの馬鹿ではない◇

ラティルは一緒に行く人を

2人ずつ決めましたが、

だからといって、他の日に

側室たちが部屋の中に

閉じこもっていなければ

いけないわけではありませんでした。

 

タッシールはクラインに引きずられ、

半強制的に宮殿を出ると、

こんなことをしてもいいのかと

全く心配をしていない顔で尋ねました。


クラインは、

タッシールの後ろ髪を掴んだまま

荒々しく歩き、

目をギラギラさせながら、

自分たち以外の3人が出かけたら、

何をするか分かっていると言いました。

 

タッシールは、3人で出かけたのなら

大丈夫ではないかと言い返しましたが

クラインは、

タッシールも知っている通り

皇帝は好色なので

大丈夫ではないと反論しました。

 

タッシールは、

何を言えばいいか悩みましたが、

とりあえず、

陛下の居場所を知っているかと

尋ねました。

クラインは、

筋肉がスピーチをするので

広場にいるだろうと答えました。

 

タッシールは、

クラインは全くの馬鹿ではないと

思いました。

クラインは、自分が何か言う度に、

一言二言、口を出すタッシールを

睨みつけました。


人々が皆、

広場に向かいそうな気配を感じると、

クラインは、急いで

そちらへ向かいました。

そして、あのクソ鷲は

変態がどうのこうのと言いながら

皇帝をロードと呼んで走って来た。

注意して見る必要があると思いました。

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500年間、

棺の中に閉じ込められていたのは

対抗者のアニャだという

新しい事実が出て来たことで、

盟約に関する謎が、

またまた深まってしまいました。

 

対抗者のアニャは、

盟約のせいで500年間

棺の中に閉じ込められていたと

言っているので、

盟約は有効ということに

なるのではないかと思います。

 

本来、ドミスの魂が

ドミスの身体の中に

封じ込められるはずだったのに、

対抗者のアニャが

封じ込められたということは

2人の立場が

入れ替わってしまったのかも。

もし、そうであれば、

どうして、そんなことになったのか。

 

ドミスが自分の記憶を

対抗者のアニャに譲り渡すことで

ドミス自身の記憶が

まっさらの状態になれば、

ドミスとしての

記憶を持たないドミスの魂と

ドミスの記憶を持つ

対抗者のアニャの魂が存在する。

 

転生させないようにするには

元の身体の中に

その人の魂をとどめておく必要がある。

それには、何らかの力が

必要だと思いますが、

その力の働く方向が、

身体の持ち主の記憶を持つ魂だとしたら

ドミスの代わりに

対抗者のアニャの魂が

ドミスの身体の中に封じ込められるのも

ありなのかと思います。

 

対抗者のアニャの魂が引き裂かれたのは

ドミスの身体に

封じ込められたくなくて

対抗者のアニャが

強く抵抗したせいなのかも。

 

盟約は、ドミスの記憶を

対抗者のアニャに渡して

彼女が転生できないように

封じ込める代わりに

対抗者のアニャが

異種族も平和に暮らせる世界を

作ること。

けれども、彼女はそれを実現する前に

死んでしまった。

それでも、500年間は

怪物や黒魔術師が

表に出て来なかったので

一応平和な世界になっていた。

だから、辛うじて盟約は成立していた。

けれどもラティルが生まれたことで

再び、世界が乱れ始めたので

盟約が破れてしまって、

封印も解かれた・・・

 

と推測してみましたが、

正直、モヤモヤしたままで

すっきりしません。

改めて対抗者が3人いる理由を

考えだしたら、

訳が分からなくなりました・・・

 

それにしても対抗者のアニャの

カルレインへの執着が凄まじく、

500年の間に、

さらにそれが強まったことだけは

理解できます。

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